【死に戻り令嬢のルチェッタ】第17話――あなたと一緒なら、どこでも楽しい【ネタバレ感想】
前回はルチェッタとカイルのデート。
だったのですが、ルチェッタはあくまでも占い師として。そしてカイルはルチェッタ=占い師であることを知っているものの知っていないふりでデートに誘う、というややこしい状況なせいで、カイルの思惑である占い師状態の時に好感度を稼ぐ作戦が、ルチェッタから見ると婚約者がいるにも関わらず他の女性に手を出している浮気者に見えて、すれ違いが半端ない。
すれ違いコントが頭に浮かんでしまうほどのすれ違い。
でもなんだかんだといちゃつきながらデートしていたら、不慮の事故でずぶ濡れになったルチェッタのヴェールをとってしまうできごとが発生し、このままでは互いに隠したいことがバレてしまうっ、どうするー?
今回は……とても……ルチェッタがポンコツかわいい話でした。
……あれ、いつものことかもしれない。
ですがいろいろとお着替えもあっていろんなルチェッタが楽しめるので、皆さんの好きなルチェッタ投票ができそうですね。
個人的には一番最初の委員長っぽい格好が好きです。
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前回のあらすじ
ルチェッタは結構ポンコツ。
カイルが指輪をそっともとに戻したことで見つかったと喜ぶルチェッタは、元気よく占いをしていた。
そんな中、やってきたカイルは占い師側で交流をつもうと彼女に花束を贈り、女性の意見が知りたいからとデートに誘う。
しかしながらルチェッタは自分の正体がバレているとは知らないため、カイルの態度の変化やデートへの誘いは「浮気ではないか」と思い、その調査のためにデートを了承した。
デート中もずっとすれ違う二人。
途中、ルチェッタが用意したお弁当で少しいい雰囲気にはなったものの、ルチェッタが馬車のせいで水たまりの水をかぶってしまう。
近くの服屋がそんな彼女の服を脱がして着替えさせてくれるが、正体がバレるわけには行かなくて……?
前話より
すれ違いがすれ違いを呼ぶ。
今回のポイント
着せ替えっこ。
- もう結婚しちまえよ!
天啓(ポンコツ)可愛い。
そう。すべてはワインのせい
馬車のせいで服が汚れ、それを見た服屋が強引に店に連れ込んでヴェールを剥いで服を着せ替えてしまいました。ただそのせいでルチェッタは占い師としてバレルわけにはいかず、カイルとしては正体を知っているが知っていることがバレるわけにもいかず。
どうやって切り抜けるのかと思いきや、なんと古典的な……メガネを掛けるという方法を取るルチェッタ。丸メガネ+おさげが可愛い。
しかしこの服屋の女の人はなんなんでしょ……おせっかいにしてもちょっとな……という感じがします。
なんか策略なのかとも思ったが、違うみたいだしな。
個人的にはそこが引っ掛かりはしましたが……まぁ、たぶん深い意味はないと思います。そういう作品ではなさそうですし。
しかしさすがにこれではごまかせないだろう、と互いに思っているがゆえに、「これでごまかせるなんてカイルはちょっと頭悪い?」「これでごまかせると思ってるなんてルチェッタって頭悪い?」と互いに心配し合っているのも、THEすれ違いで面白い。
店の人はメガネが不満そうですが、可愛いじゃないかと、私は満足です。
ただ、度数があっていないメガネを掛けると体調にも影響しますし、余計に目が悪くなったりするので現実ではやっちゃダメですよ~
そんなのやるやついねーだろ?
あと、度数が強いとレンズが大きなメガネにしてしまうと目が小さく見えてしまうので、メガネでも気軽におしゃれを楽しみたいなら目は大事にしましょう!
レンズも分厚くなって重たい上に見た目上不格好です。構造としてどうしようもないので、視力が悪くならないように気をつけるのが一番。
とまぁ、メガネ談義はさておき、その眼鏡を活かす衣装を紹介する方に切り替えたようです、ルチェッタがいろいろとお着替えします。フリフリの衣装もいいですが、個人的にはいちばん最初のが良いですかねぇ。基本はやはり上品な感じがルチェッタには似合いそうです。
メイドの格好などもありました。皆さんの好みのルチェッタはどれですか?
カイルは全部に大興奮してるな。
一生懸命褒めてますね。……逆に浮気疑惑が上がってますが。
そりゃあルチェッタの姿の時にこんな褒め言葉かけたことねえからな……自業自得ではある。
他の服も着せようとしますが、逆ギレしたルチェッタによってカイルもまた服を着替えることに。
貴族風の服で、カイルは自分に似合うことはないと思っているみたいですが、なかなかいいですよ!
ルチェッタも「王子様みたい」と内心盛り上がっています。そしてスカーフの結び方がいまいちだ、とルチェッタが結び直してくれます。当然二人の距離は近くなり――。
照れる二人。店員が「あなたたちには惚れ薬は不要ね」と言います。
惚れ薬?
という触れ込みのワインだそうです。巷で噂だそうですが……怪しすぎる。
カイルはむしろそんなものがあるなら欲しがり、ルチェッタは今まさに浮気されていると思う、という……んー、平常運転。
店を出る二人。結局最初の服にしたようですが、カイルは全部買い取りたかったと思ってます。
メガネのせいで見えにくいルチェッタの手を引き、誘導するカイル。そのカイルは楽しそうで……ルチェッタは占い師のことが好きになってしまったのか、と悩んでしまうのでした。
そういうところも含めて君が可愛い
カイルと占い師の知り合いのおじさんと出会います。ルチェッタは男同士の会話なら赤裸々なことを話すのでは、と理由をつけてその場を離れて会話をこっそりと聞きます。
おじさんは最初浮気しているのかと思ったそうですが、占い師だと知ると何だー、と納得するものの、実際に貴族相手よりも占い師の方がお似合いだと言いました。カイルとしては占い師=ルチェッタなので嬉しいですが、ルチェッタはやはり貴族としての自分ではカイルとは不釣り合いなのかと凹みます。
噂でルチェッタが冷たいやつだってのが広まってるんだな。
愛想振りまいているわけではないですしねぇ。
しかしカイルは「馬鹿言うな」と一蹴。ゴシップでも読んだかと言いました。どうやら図星のようです。この世界はわりと文明発達してそうですし、印刷技術もあるんでしょうね。
が、大切なのはこの後! カイルがぼそっと呟くんですよ。
「…それに
それも含めて可愛いんだ
ルチェッタは」
なんでそれを本人に言ってやれないんだよ!
ほんとですね……まぁ、本人聞いてますが。
しかしルチェッタは混乱します。浮気を疑っているので当然ですね。なぜだとルチェッタが思っていると、とある店の呼びかけが。服屋のお姉さんが言っていた惚れ薬という触れ込みのワインのようです。
で、そのワインのロゴ。それは占いのお礼だと言ってもらったワインとそっくりで……そしてそのワインはカイルが飲んでました。
ルチェッタに衝撃が走ります。数々のカイルのおかしな言動はそのワインのせいなんだ、と思ったようです。素直だなぁ、おい。
詐欺師に騙されそうだが、さすがお嬢様という感じもするぜ。
ちなみにルチェッタにお礼を言いに来た男性のワインはまた別で、ロゴがにているだけ……しかも媚薬効果もほとんどないんだとか。
ワインについての説明が背後でされているんですけど、衝撃を受けたルチェッタの耳には聞こえてません。
素直にカイルに「疑ってすみません」と謝るルチェッタ。一応、婚約者からの浮気の疑いが密かに晴れたのですが、その事を知らないカイルからすると訳が判りませんね。
ルチェッタはまだ惚れ薬の効果が続いているのかもしれないと、確認を込めて好きな人は誰かを聞きます。
あー……カイルからしたら地獄な質問だな。
なにせ当人目の前にいますしね。
照れながらもなんとか「ルチェッタ」と言うことができたカイル。お前は偉いよ、頑張った。
それでルチェッタは薬の効果が切れている、と判断します。どこからが薬の効果だったかはわからないが、浮気ではなかったのだと嬉しそう。
いや、そもそも浮気ではないんだが。
そして自分の今日の行動が馬鹿みたいだったとルチェッタは反省します。から回っていたなと。でも、今日一日楽しかったとルチェッタは思い、次はどこに行きたいかと聞いてくるカイルに言うのです。
「多分女の子は
好きな人とならどこでも楽しいから」
うおおおおっ素直になったーーー。
カイル! 気づけ! 気づけよおおおおっ!
そこで気づける男だったら、こんなにこじれてないんだよなぁ。
それは……そう!
そしてそんな二人の姿を影から見ている一人の男。これまたイケメン! カイルが婚約者以外の女性といた事を記事にしようとしているようですが……。
ごめん、カイル!
私は君よりこの彼のほうが見た目は好みだ!
浮気者はここにいた!
まとめ
ということで、カイルは知らないところで湧き上がっていた浮気疑惑を知らない間に解消できたわけですが……しかしながら事情を知らない人からすればやはり浮気しているように見える状況。
それをイケメン記者に目撃されてしまいました。
一番の浮気者は銀づちだったぜ。
いやでも仲間はまだわかりませんよ。
性格的にはカイルは可愛くて好きです。
恋のライバル的な存在は、一応でてきましたがそんなに強力な相手という家事ではなかったので、今度こそ強敵として出てきて欲しいところ……じゃないとこの二人はすれ違いばかりで進まない。
記者なのでいろいろと情報も握ってそうですし、あの死の真相にも迫れるかもですね。
そういえば……ルチェッタが婚約破棄したい原因ってそれだもんなぁ。
カイルは真っ当な商売してそうですからねぇ……彼を殺そうとするのは一体誰なのか。気になるところです。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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