※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

不徳のギルド

【不徳のギルド】第81話『死神』――だった、と過去形にしてしまったのは、彼自身【ネタバレ感想】

不徳のギルド81話のネタバレ感想(参照:不徳のギルド13巻表紙より)
銀づち

 前回は……トリュウの格好いい戦闘シーンとサンのエロ、トキシッコの殺人教唆と要素が盛り沢山でしたね。

 やはり珍しいサンの照れ顔が見れたのがとても個人的に満足です。

ワン親方
ワン親方

トキシッコのやつには触れてやるなよ!

 不徳のギルドのエロ部分はまだまだ少なめですが、ホアンカの良いアングルとか、そもそも開始のチカエルの日記とか、サンのバックポーズとか、ちょこちょこはさまれてて……それでいてちゃんとエロの場面に出会うのが我らが主人公のキクルであったり、トリュウによる格好いい戦闘シーンもあったり、トキシッコのいつもの流れがあったりで、この漫画らしいなぁという感じでした!

 今回どうなるのかと言うと、来たぜ我らがキッくん……というのと……最後にやつが出てきてやっぱりお前も関係あるんだなという感じでした。

 早速言ってみましょうか!

 ワクワクするけど、悲しくもなってしまうツチガミ編を振り返りたくなった方は↓こちら↓からどうぞ!

前の感想>>第80話
次の感想>>第82話
感想一覧>>まとめ

スポンサーリンク

前回のあらすじ

 我らが主人公はさすがだった。

 トリュウたちがツチガミと対峙し、スキルを駆使してなんとか時間を稼ぐ。

 そんな中、捕まっていたホアンカは開放され、次にどう動くべきかを考え、捕まったガードを助けに行くことにした。

 サンはマナを吸われ続けており、さすがにもう強気でいられなくなっていたところへ駆けつけるキクル。そしてそこに合流するホアンカ。
 全員が情報を交換しあい、サンはツチガミの神性を削ぐためにまた別れ、ホアンカにはハナバタたちのフォローに向かってもらうことになった。

 助けが来ないひたむきとトキシッコ。ホライゴンとは話し合いで済むかと思いきや、トキシッコの説得が失敗して逆に殺る気になり、なんとか止めようとするものの万策尽き、捕まる覚悟をするトキシッコだった。

前話より

 トキシッコは殺人教唆。

今回のポイント

 ハナバタふぁんは早く単行本を待ち望むはず。

  • 日記の成長と中身……ェ
  • 事件の真相を各々が知っていく
  • トリュウも格好いいと思う戦い方
  • ツチガミ……いや、ハデスマンとの全面対決
  • お前、ここで来るのか……。

 最後の一コマでやつが全部持っていった。

ハナバタの格好は……寝間着?

 チカエルの日記ですが、内容の前にまず字体が変わっています。今まではまだ習いたてみたいな字でしたが、今回は……とても大人っぽい字になってます。それだけ頑張って練習したんでしょうね。

ワン親方
ワン親方

内容は……フォーネとハデスマンの結婚、か……フォーネェ。

 それが悲しいというのと、チカエルも恋に憧れてる感じがありまして……フラグかな? とか思ったり。

銀づち
銀づち

今は悲しい結末に向かっている気がしててあれなんですが、チカエルがセイテンとかと恋愛してほのぼのしてくれたらなぁと、そこで現実逃避できますね!

ワン親方
ワン親方

いや、逃避すんな!

ハナバタのビキニアーマーは寝巻きだった……?

 キムジナーは戦いにくそうにしていました。というのも、ハナバタの戦闘能力が純粋に高いからですね。

ワン親方
ワン親方

よく考えてみれば呪名持ちでもないんだよな。
キクルみたいな、素の身体鍛えて強くなった系だもんな。

銀づち
銀づち

ガードになる前から強かった、的な話をハナバタ初登場の時にトキシッコが言ってましたね。

 トキシッコの初クエストから帰って来たところでハナバタが来るんですが……忘れてしまった方は↓第1巻↓をチェックです!

 そもそもみんなガードになる前から特訓しているみたいですしね。ひたむきだって師匠がいるらしいですしね……あれでも。

 スキルも使わずにこの剛腕、と驚いています。そして服装でジョブが分かるはずなのに寝間着のせいでどのジョブかわからない。リスキーだけど良い手だ、とか深読みします。実際に口にしますが、ハナバタは「私のは戦闘服だ」と若干恥ずかしそうに言います。

 そしてコインとノマたちは着替える時間がなかっただけと答えるので、なんなんだこいつラ、とキムジナーは思います。

ワン親方
ワン親方

キムジナーは何も間違ってないぜ。正しい。

 ちなみにスキルを使ったのでハナバタだけは戦士とは分かってるんですけどね。

 その間に、とハナバタがスキルを使っていきます。ハナバタは修行の時、もう十分な火力があるのであとは当てるための工夫が必要だと。相手の足場を崩せという助言から、そんなスキルを使用します。

銀づち
銀づち

今まではコメディタッチで一撃で仕留めているイメージですが、強敵相手にはやはり攻撃を当てる工夫が必要、ということですね。

ワン親方
ワン親方

ノマやコインと組んだらそこらへんの問題は解けそうではあるが、ハナバタ単体でも出来たほうがいいわな

 地面が割れて、キムジナーが苦しそうな顔をします。魔物側の感情が豊かなのもいいですね。

 とっさに蔓を伸ばしてハナバタの身体を拘束するものの、今までのパワーを見るにそれではムリだとキムジナーも分かっていました。しかし……この蔓はマナで出来たものでした。

 ハナバタは物理は強いですが、そう! 魔力耐性が以上に低いです。

 誰もがなぜ、となりますがノマがあの植物がマナで構成されてると気づき、なんとか助けようと魔法を放ちますが、キムジナーに防がれます。キムジナーはノマが黒魔道士か赤魔道士かと読みをつけつつ、ハナバタの魔力耐性が低いことを察して、あの繭の中にハナバタを閉じ込めます。

 そして……皆様お待ちかね、ノリが登場します! ハナバタのノリは久しぶりじゃないですかね。

 こうして触れておけばハナバタは動けませんし、同時にマナの供給も出来ます。助けないとと動き出すノマでしたが、コインはナイフを落としていたのでした。

オックリたちが見つける真相

 事件の真相を知りたいとキクルたちとは別行動中のオックリ、ミシェリー、プンプクたち。

 フォーネのカチューシャ(思い入れのあるもの)で本人を呼び出せないかと思っていたみたいですが、無理でした。
 他にも思い出の場所などへ行けば呼び出せるかもしれないものの、亡くなってから10日も経っていると難しいかもしれない、と。

 ……他に何かないかと周囲を見渡してカメラを発見しました。それと警察手帳もですね。

 3人はそれらから真相がわかるかもしれない、と確認しようとしていました。

銀づち
銀づち

確認しようとする、で終わってたんですがこれが謎なんですよね。

ワン親方
ワン親方

謎って何がだ?

銀づち
銀づち

戦いに向かったキクルたちも真相は知ったわけです。なのにわざわざオックリたちも真相を知った、という描写がなぜ必要なのか。

ワン親方
ワン親方

ハッ!たしかに……ということは、なにか関係してくるのか。

 オックリは自分の今の実力をしっかり把握していますし、キクルたちのもとへ向かうことはないでしょう。ということは、真相を自分たちだけの胸に収めるということはしないのではないかと。

 ただ、誰に伝えるのかが重要で、下手な人たちに伝えればオックリたちが襲われる可能性もあります。オックリは若いガードたちと接触して苛立つ、ということがありました。セイテン(魔物)に対する差別ですね。

 ここらへんが今回の物語の終息(収束)に関わってくるのではないかと。

 あくまでも私個人の予測ですが……このままおっクリたちが何も関わらずに終わったら何でわざわざ別れた上に真相を知った(だろう)という描写をしたのかが謎になりますからね。

 楽しみですね!

ツチガミ・キラーになりえるか!?

 トリュウとヒュダイたちはまだ粘っていました。しかし若干呼吸は乱れていますし、細かい傷が見えます。

 そして土属性のツチガミに対して洞窟で戦闘とかばかみたいだと言ってます。

ワン親方
ワン親方

向こうが有利すぎるよな……それでも戦えているあたりがすごいわけだが。

 ツチガミはツチガミで考えていました。

 ヒュダイが言っていた「後々まで力を温存」という言葉ですね。そこから「何か事を起こす」と感じたのです。

 洞窟に入ってきたのは8人。キムジナーのところに3人で、眼の前に2名、ホライゴンのところに2名。もう一人は泣いている少女の術師。

ワン親方
ワン親方

8人……? って、あ、そうか!

銀づち
銀づち

マナがないので、キっくんの気配を感じることが出来ないんですね。

 ちなみにモグラは嗅覚もあまり優れているとは言えないそうです。

 とにかく、少女は無害そうだと途中の道を塞がずにいたものの、調べてみるとすごい速度でやってくる。不思議に思ってそちらを振り向こうとしたツチガミに、トリュウもキクルが来たことが分かったのでしょう。大きな声を出して自分に意識を向かせるように、攻撃を仕掛けます。

 ツチガミはすぐトリュウの足元に穴を開けて彼を飲み込もうとしますが、トリュウはスキル(戦技)を使って脱します。

 高く飛び上がったトリュウに完全に意識が向くツチガミですが、自分の存在を認識できていないと踏んだキクルが背後に肉薄していました。

 両者が同時にツチガミを襲います!

ワン親方
ワン親方

おおっ決まったか!?
ああ、いや。でもツチガミに死んでほしくもないんだが。

 しかしながら、二人の刃はツチガミの体を通しません。なんと、神性を帯びない攻撃を無効化するそうです。

銀づち
銀づち

なにそれチートすぎる!

 と、思いきやキクルがすぐさま膝をついているツチガミのアタマを後ろから蹴り、ツチガミは自分の膝に頭をぶつけて怪我を負います。神性を帯びているツチガミの身体であれば傷を負う、というわけです。

ワン親方
ワン親方

ひゃぇ、それをすぐに思いついて実行とか、さすがキクルだぜ!

 とはいえ、ツチガミ自身が述べている通り、気の遠くなる戦い方ですよね。

 トリュウはそんなキクルの戦い方を格好いいと、そんな戦い方したいと言います。が、まあ彼には良い意味で無理でしょうし、する必要はないでしょうね。彼には別の強みがありますし。

彼は立派なツチガミ……だっ『た』

 ツチガミはキクルたちに問いかけます。町内会の面々は善人だったとかそんなこともなく、やむを得ない事情があったわけでも、誤解だったわけでもありません。

 今もなお、誰がクズ中のクズかを決めようと争っている、と。

 そんな彼らのために命をかける必要はあるのか、という問いかけにキクルは言います。

 今回40歳以上の中には関係のない観光客もいたし、当時は住んでいなかった人もいたでしょう。
 ツチガミは立派な土地神で、被害者だった。

「でも昨晩。あの瞬間…
 ツチガミ様。
 あなたは加害者にもなってしまった」

『不徳のギルド』第81話より

 これを告げる時のキクルの表情がね……なんとか悲しそうなんですよ。眉が下がっていて、どうしようもないという葛藤が見える。けどきっと、これを声に表すとハッキリ告げてるんでしょうねぇ。

 要救助者の人格は関係ないんですよね。人危害を加えた「魔物」を狩るためにここにいる、と。

銀づち
銀づち

現代でもそうですよね。
どんな人格であろうと裁判をするのと同じです。

ワン親方
ワン親方

この世界の考え方も、そうなんだよな。

 それが正しいのか、正しくないのか。今それを語るべきではないと思うので言いませんが、少なくともキクルの思うガードとはそういうものなわけです。

 しかしここでキーになるのは「魔物」というところですよね。ツチガミを「人」として裁判にかけられるならばワンチャン……ないのかなぁ?

銀づち
銀づち

あと気になるのは、ここのコマでトリュウの表情が見えないんですよね。

ワン親方
ワン親方

ホントだな……トリュウの過去に何かあったのか?

銀づち
銀づち

ショウキがそもそも謎ですからね……トチガミでガードって……そこら辺が関係しているかもです。

 ツチガミは自分に立ちはだかる部外者は誰も彼もが魅力的で困ると告げます。

 そして彼は親しいものには「ハデスマン」と名乗っていると告げ、自分を止めてみせろとキクルたちに告げるのでした。

 で、今回の話は終わりかと思いきや……?

お前は……どっちなんだ!?

 と、洞窟の別の場所です。

 キムジナーでもホライゴンでもない、子どもの魔物たち? が会話しています。が、なんだか様子が変ですね。

ワン親方
ワン親方

道案内されてる方の喋り方が流暢っぽいな?

 しかも向かう先がハデスたちのところで……よくよく見ると足跡が……?

 魔物には魔物の仲間にしか見えませんでしたが、その正体は……ワンダ。キクルたちと同じくエースですね。

 カボクの人々を守ると言ってますが、彼はツチガミの過去に出てきたあの老人とよく似た顔立ちをしています。そして他のガードたちと違い、フォーネの殺害に加わっているかはまだ分かりません。

ワン親方
ワン親方

しかし、幻術って……ツチガミに一番効かない気がするんだが、どうなんだ?

銀づち
銀づち

それも気になりますが、彼のいう「カボクの人々」には誰までが含まれるのかが気になっています

 マスラオウの件で、ハナバタは彼を「人」と思いました。そしてセイテンは「人」として新しい生活を始めています。

 で、あるならば……ツチガミを「人」とするならば「カボクの人々」の中に入るのでは? と。

 分かりませんけどね。分かりませんが……ただただ、死に別れるしかなかったマスラオウとは違う結末が来ることを願います。

まとめ

 ということでした!

 キクルたちがトリュウたちと合流して、ツチガミ戦はますます盛り上がりそう! しかしキムジナーのところはどうなるのか……ホアンカがいつ来るのか。とはいえホアンカも新人ですし、どこまで戦えるのか。

 外で真相を探っているオックリたちは、事実を知ってどう動くのか。

 ワンダの狙いは……?

 まだまだあちこちで物語が進行していて、まとまってきた、という感じではないですね。

 ツチガミも神性を帯びていないと攻撃が通らないということですが、今、裏ではサンが神性をそごうとしているはずで……そしてひたむきたちも……うーん、まだまだ目が離せません!

 気になる間は、最新刊を読みながらわくわくと待つことにしましょう!

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 ツチガミ編最新刊(24/04/25時点)は、正義感に溢れた新人警察官ホアンカちゃんが目印のコチラです!

 長くなってきたツチガミ編を振り返りたくなった方は↓こちら↓からどうぞ!

前の感想>>第80話
次の感想>>第82話
感想一覧>>まとめ

ABOUT ME
銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
記事URLをコピーしました