【ハイキュー!!】第7話『VS ”大王様”』――烏野に戻ってくる守護神【アニメネタバレ感想】
いやぁ、前回は本当に見ているだけで「痛いっ心が痛い!」となる失敗を翔陽がしでかしてどうなることかと思いましたが、特大のしでかしをやったおかげで逆に緊張が取れて第2セットを取り返すことが出来ました。
ふぅ良かったぁ、なんて思っていましたが……まぁ、それだけで終わるわけはないですよね。最後にとある人物が相手チームにやってきて、というところで終わってました。
影山が何やら警戒していたようにも思えるその人物の正体とは? 試合の結果は?
さらにさらにぃっ! 烏野の弱点? を補うメンバーが『戻って』来る?
いろいろ気になるアニメ『ハイキュー!!』第7話のネタバレ感想、やっていきましょう!
前回のあらすじ
この失敗は、考えただけで怖い。
中々緊張が取れない翔陽。
影山の元チームメイト、金田一の言葉を曲解することによりミスをまったくしてはいけないとさらに緊張してしまった翔陽はミスを連発。しまいにはマッチポイントで影山の後頭部にサーブをぶつけるという大失態。
しかしそれにて思い切り怒られたものの、それでも選手交代させられることがなかったこと、田中からの励ましを受けて調子を取り戻し、第2セットを取り返す。
このままの調子で行けるかと思いきや、青葉城西に今までいなかった選手が一人増えていて……?
前話より
キタキタキター、彼が来た!
今回のポイント
ついに来ました、大王様。
- 青葉城西の正セッターは大王様?
- なんか、悔しい
- もう一人の天才
ついに来ました、守護神。
本気の青葉城西と少しの悔しさ
やってきた男子生徒はどうやら青葉城西の正セッターで主将。そして影山の中学時代の先輩であり、彼のサーブはこの男子生徒を見て学んだものらしいですね。
おいっ!
烏野には影山出せって言っておきながら、正セッターじゃなかったのかよ!
どうやら怪我をしていてその最終確認で離れていたみたいですねぇ。捻挫は怖い。
問題なかったみたいで、それは良かったですが……あと、コーチ? 監督? も常識人みたいで向こうに条件出しておいて云々、と怒っているのでどうやら条件出したのはこの生徒……及川っぽいですね。
女生徒にキャーキャー言われているので田中がすごい顔してます。
あの影山が素直にその技術を褒め、同時に性格が悪いとハッキリ告げました。月島よりも悪い、と。
で、王様の先輩だから「大王様か」と翔陽があだ名つけてます。そしてこちらを振り返った及川は、影山に向かって笑顔で手を振りながら「飛雄ちゃん」と呼ぶのでした。
とびお……ちゃん?
とにかく念入りにアップしてこい、と言われた及川。どうやら最終セットの途中からの参戦になりそうですね。
大王様の実力
及川ファンの女生徒たちは残念そうでもあり、しかしちゃんとアップしないと怪我してしまうからと思ったり……。
そんな女生徒たちの声援に田中のテンションは違う方向に上がってスパイクが決まっています。
そして及川のアップ中にどんどんと烏野が攻めていき、24点。あと1点で烏野が勝つ、というところで……及川のアップが終わります。ピンチですねー、などとお気楽そうな及川。そしてメンバーチェンジ。
審判が腕をぐるぐるっとしているのがメンバーチェンジを示していますね。
1年の国見(影山と同じチームだった)と交代になります。
あれ? セッターのやつは別だったよな?
及川は正セッターなんだろ?
烏野が24点で、青葉城西がサーブ権を先程取得したのでピンチサーバーとして出てくるみたいです。
らっきょ頭くんこと金田一が24点で調子づく烏野に点数決めたので、サーブ権は今青葉城西になってます。
昔はこのサーブ権を持っていないと点数が入らないというルールだったり、サーブが少しでもネットに触れたらアウトだったり、と点数決まりにくかったりしてたんですよねぇ(懐かしい)。
そんな筆者の懐かしい思い出はさておき、大王様こと及川はあの殺人サーブと称される影山のサーブのお手本となった人物。レシーブがあまりな烏野からすると天敵と言えます。
ハッ、そうか!
攻撃力が高くても攻撃まで繋がらなかったら、意味がないのか。
影山が翔陽にもっとレシーブをちゃんとしろと文句を言っていたのは、それがよく分かっているからですね。
なんといっても、レシーブが乱れれば乱れるだけセッターは走り回らないといけませんし、ちゃんとした体勢でトスが出来ないかもしれないですし、負担が大きいんですよねぇ。
しかしハイキューは、バレーボールを知らない人にも分かりやすいようにしっかりと解説も入るのが本当に良いですよね。若干説明口調になりがちですけど、昔のバレーボールしか知らない筆者でもよくわかります。
及川は「攻撃に繋がらないと意味がない」と言って月島を示したあと、ジャンプサーブを放ってきます。
このとき、すごく絵のタッチが変わり、サーブの迫力を表現していると思うのですが
個人的にこの表現は、ちょっと微妙でした。漫画のほうが迫力感じます。
珍しいな。そういうこというの。
まぁ、好みの問題ですしね。
とはいえ、触れないわけにも行かないくらいに目立つ描写変化ではあったので……。
強烈なサーブが月島に向かい、月島はレシーブしようとしますが受けきれず、勢いよくボールが飛んでいったのは2階の手すり。その場所付近にいた観客が慌てて逃げ、ベンチで見ていたメンバーは青ざめています。それだけ現場で見ていた人たちにとっては迫力があったのでしょうね。
いやわかります。強烈なサーブってマジで怖いので。
及川はアップをしながら試合を見ていて、月島と翔陽がレシーブ苦手なことに気づいてました。1年生かな、とも言ってます。
菅原が判断するには影山以上の威力のサーブで、それでいて宣言通り月島に、ということはコントロールもできている。凄まじいことです。
次のサーブも月島に向かい、弾いてしまいます。悔しそうに舌打ちする月島。
辛い場面ではあるんだが、普段見れない月島の熱いところがなんかいいな!
たしかに!
月島はクールそうでかなり負けず嫌いですよね……それでいて自己評価低いという、ちょっと面倒な性格してますが。
これで23-24。逆転される可能性が出てきました。
翔陽は月島のことが好きではありません。でも、今の月島ばかり狙われる状況にもやっとします。
俺を狙え大王様ー、などと手足をばたつかせて抗議してます。可愛い。
翔陽の脳裏によぎるのは田中の言葉。コートのこちら側はもれなく味方、というもの。今度は翔陽がそれを口にし、田中が「素晴らしい名言だ」と自画自賛し、聞かされた月島が嫌そうに顔をしかめる、という個性のオンパレード。
とはいえ、その言葉に主将である澤村が他のメンバーをコートの端によせ、自身の守備範囲を広くしてカバーしようという作戦に出ます
そっか。澤村はレシーブ上手なんだよな。
しかし及川のほうが上手。端にいる月島を正確に狙います。それでもコントロール重視な分、威力は若干弱め。あと、動ける範囲が狭い中で受けるわけですからまだ対処もしやすい。
ちなみにこの月島がサーブ受けるたびに山口が「ツッキー」と泣き叫んでいるのが面白いです。
ボールを上げることが出来た月島ですが、大きすぎて相手へチャンスボールとなってしまいます。金田一が上手く速攻で烏野のブロックを振り切った……かと思いきや、翔陽だけが反応していて、不完全な姿勢のブロックでしたが見事に手に当たり、今度は烏野のチャンスボールになります。
着地するやいなや走っていく翔陽。今度は自分が叩き落とすと、翔陽を追いかける金田一ですが、身長では金田一のほうが勝っていても素早さは翔陽のほうが上。
影山はセッターとして、よく理解していました。おそらく誰よりも理解していたでしょう。少しでも遅れたら、翔陽には追いつけないことを。追いつけるのが、ボールだけだということを。
翔陽が飛び、影山の手から離れたボールが彼の手に吸い付くようにそこへ向かい、目を開けたままの翔陽と身構えている及川の目が合います。
ここおっ!
このっ、翔陽の顔! いつもワンコなのに、格好いいのズルい!
ズルいってなんだ!?
及川の横を通り過ぎていくボールは、見事にコート内に刺さり、しばらくしんと静まり返ります。そして試合終了のホイッスル。
やるじゃん、という顔をしている及川。喜ぶ烏野の田中。
田中はこういうとき、素直に感情を表すのが良いなぁ。
ベンチでは顧問の武田が圧巻に囚われていて、菅原は納得します。武田は影山と翔陽のコンビネーションを初めてみたのです。菅原はまるで自分のことのように興奮して話しかけてます。
そして選手たちが武田のもとに集まります。試合後はこんな感じで指導者の周囲に集まってなにか言葉をもらうのが流れだったりします。
練習試合とか合宿だと、相手チームの指導者に言葉をもらうこともあったりしましたね、私の場合ですが。
バレーボールに関して素人な武田なりに感じたことを、中々ポエミーに語ってくれます。
ちなみにここ、漫画では澤村からの言葉(翔陽と影山)を武田が思い出しているシーンがあって、より分かりやすいかも? でも他の部分はまじで原作を丁寧に再現していて(背景とか)、
作品内で武田自身も言ってますが、中々ポエミーです(笑)。澤村たちは否定してましたけどね。でも、伝えたいことは何となく分かる。慣れてないながらもなにか必死に伝えようとしてくれている武田を笑う人はいません。
お前さんは笑っただろ。
私のは微笑ましいなぁという、意味ですよ。
突然なにか一言とか振られてテンパるとか、私もOBとして経験があるので(笑)。
セリフはほぼ変わらないのですがちょっと違って、だけど丁寧に原作を描いているのをより実感したい方は↓コチラ↓からどうぞ!
俺「たち」と彼は言う
試合は無事に烏野が勝ちました。
そのあと、場面は大きく変わり、影山が金田一に話しかけています。中学時代、もう(影山)についていけない、と言って影山に背を向けた一人が金田一です。
なるほど。限界だ、居ない方が良い、とまで指導者に言ってたのか。
そうしてその亀裂がハッキリとなったのが影山のトラウマになっている試合、ということですね。
影山と金田一、二人の脳裏によぎったのは、同じようなことでしょうね。
漫画よりもアニメのほうがセリフは少なめですが、とても自然な流れになっています。
何かを言いかけた影山ですが、金田一が「謝るな」と叫ぶように言いました。自分も「謝らない」「(影山は)ムカつく相手で倒したい相手だ」と。
最初は「謝るな」なんてどういうことかと思ったが……ふむふむ。
こういうライバル関係もいいな。
なんだか翔陽も思い出してしまいますね。
私は勝負ということが極端に苦手な人間なので、こうして切磋琢磨できる相手と正面から向き合える彼らが羨ましく思います。
個人的には「だから謝んな」とかで「おうっ」と首をすくめるように小さく返事している影山がなんか良い。漫画版でも同じように返事しているし、そんな大きな動きがあるわけではないんですが……不器用な感じのやり取りに、若さを感じます。
なんか普通だったらここで握手でもして仲直り、とかかもしれませんが……この二人はこういう関係でいいのでしょうね。
次は「俺達が勝つ」と強気に宣言する金田一。まっすぐに見返す影山。
ここ。しっかりと間を取って表現してくださっているのがとても素敵。
漫画だったら一瞬出すぎてしまうが、アニメならではの間だな。
いい雰囲気醸し出してるぜ。
そして口を開く影山ですが……なんとも言い難い鼻歌が聞こえてきました。翔陽が上機嫌にスキップしながら通りかかったのです。
もちろん翔陽も気づいてすぐに隠れますが、バレバレです。ちなみに漫画版だと気づかれてないとか思ってます。
影山は気を取り直して金田一に向き直り、真っ直ぐな目でこう言います。
「次戦うときも、勝つのは俺達だ」
去っていく影山、その場に立ち尽くしている金田一の背後で扉が開いてもう一人の一年、国見がやってきてボーッと立っている金田一に何を話していたのかと聞きます。
金田一は「俺達」と影山が言った、と告げます。中学時代の影山はいつも「俺が」「俺が」「俺が」と「まるで一人で戦っている」ようだったのに、とね。
少し顔を上げ、翔陽と何やら口喧嘩している影山の方を見ながら、金田一は「なんだか悔しい」とどこか寂しそうに言うのでした。
そうか……本当は、自分たちとちゃんと向き合ってほしかったんだなぁ。
それができていれば、大きくなにかが変わったでしょうね。
そんな金田一の背中を無言で叩く国見。いい関係です。
彼らは今後またでてくるので、出てきた時は素直に応援したくなりますね。
もう一人の天才――守護神
青葉城西に勝ったとはいえ、あの強烈なサーブを打ってくる及川が最初からいたらどうなったか分かりません。
武田は褒めてくれたが自分たちに足りないものを痛感していた澤村の言葉に、烏野を校門前で待っていた及川は「ちゃんと分かっているじゃないか」と頷きます。
及川は翔陽を褒めつつも、「次は最初から全力で」という言葉に気づきます。そう。相手は最初から全力ではなかったのだ、と。
攻撃がどれだけすごくても、レシーブが良くなければ意味がない、とね。強烈なサーブというのは、どんなチームにもそういう相手がいたりするものですし。
インハイの予選までそう時間はないようです。それまでにレシーブが上達するかと言うと、正直難しい。それでも生き残ってくれと及川は言います。
どうやら及川は影山のことが好きじゃないらしく、公式戦でセッターとして影山を叩き潰したいんだとか。
言いたいことだけ言って去っていった及川。影山が珍しくフォローしようとしてますが、澤村は自信あり気に笑い「そろそろ烏野の守護神が戻って来る」と言うのでした。
そして逆光で描かれる人物。何やら折れたモップ? を握っています。
烏野の課題――レシーブだけではない
アイキャッチに青葉城西のメンバーが入ってるのが良い。今後は他の学校もでてくるのかな?
とか思っていたら、後半編は青葉城西のその後から。副キャプテンでエースの岩泉が影山について及川に「すごくなってたな」と言って及川も認めます。トス回しに関しては影山は天才で、自分は凡才だと思っているようでした。
へぇ、意外だな。あれだけ自信あり気だったのに。
実力があるからこそ、天才と呼ばれるほどの才能がある影山が気に入らないのでしょうね。
その後は二人のじゃれ合いがあるんですが、漫画にはない他キャラも微妙に出てきて……こういう男子高校生っぽい雰囲気がうまく描かれているのもハイキュー!!の魅力ですね。
まぁ、私は男子高校生を経験してはいないので想像の範囲内ですが。
場面は烏野へ。専用の体育館に戻ってきた面々。送迎してくれた武田にお礼を言っている澤村。……いや、ほんとこういう送迎までしないといけないって考えたらまじで部活の顧問とかしんどいよ。
澤村はそして少し不安点を吐露します。
今はなんとか翔陽と影山のコンビがうまく効いて点数が決まってましたが、相手だって馬鹿ではありません。対策されるでしょうし、なによりもレシーブ問題もあります。
他にも色々と問題が出てくる中、自分に的確な指揮がとれるかが心配だ、と。
主将として選手として監督としてって、負担がでかすぎますからねぇ。
ちゃんと武田のせいじゃないってすぐに気づいて謝るところ、やっぱり澤村大人だなぁ。
武田のせいではなく、むしろ素人ながらしっかりとサポートしていてありがたいくらいですよね……ただ、技術的な指導ができないのは事実。
練習メニューとか試合メンバーとか考えるのとかもけっこう大変ですからね。
が、それに関しては武田にも考えがあるようで不敵に笑っています。もうすでに誰かに頼み込んでいるようです。
そして用具室では、山口が折れたモップを手にしていました。中々危ないですね。しかしこのモップ、守護神がいる、という話が出た時にその人物が握っていたものと同じに見えます。
菅原も折れたモップを捨てなくていいって言ってるから、なんかあるんだなぁ。
澤村も、不思議そうな山口とどこか悲しげな菅原の姿を無言で見てますね。
そんな「なになに? なんか不穏」という雰囲気などないかのように、いつものように坂ノ下商店を訪れているらしい田中、翔陽、影山。肉まんを買おうとしますが、先にサッカー部が買っていってしまったらしく、もうないと店員の兄ちゃんに言われます。
あれ?
そういえば武田の話の時にちらっと出てきた店の名前って……。
お腹が減ったという彼らに「ちゃんとしたもの食べないと筋肉つかないぞ」というまともなアドバイスをしながらジャンプを読む兄ちゃん。文句を言ってくる翔陽たちに、なんだかんだと軽食を渡してくれるので優しい人みたいですね。
と、店に電話がかかってきて「またあんたか」と言う兄ちゃん……お?
話の流れからしてもうお分かりかもですが、あえてこれ以上は言わないでおきます。
烏野の名監督
帰り道、田中が及川に嫉妬しつつもそのサーブの褒めていました。さすが影山の先輩だと言いながら、ふと影山はなぜ烏野に来たのか、という話になりました。
たしかに。
影山クラスなら推薦とかきそうだしな。
県内一の白鳥沢という学校を受けたそうなんですが、落ちたそうです。そこから推薦が来なかったから一般試験でいこうとしたそうですけど、結構頭の良いところなんだとか。試験が意味不明だったと言ってます。
影山、頭はいいんですがその使い道はバレーボールに絞っていて、学業の方はあんまりみたいです。
計算とかも早いから勉強に力入れたら成績も上がりそうだが……それに時間費やすならバレーボールの時間にするわなぁ、影山なら。
それでも他に道はあったでしょうに烏野に来た理由は、引退した烏養監督が戻ってくると聞いたからだそうです。
無名な烏野を全国区に引き上げた名将と呼ばれている人で、翔陽の憧れている小さな巨人の時の監督みたいですね。
2~3年生は去年少しだけ指導を受けたそうなんですけど、かなりのスパルタなんだとか。菅原がちょっと青ざめてます。
なのに羨ましそうな顔をする翔陽と影山。さすがバレーボール馬鹿(褒め言葉)たち。
本格的な復帰の予定だったそうですが、倒れてしまったそうで……復帰の予定も今のところないんだとか。結構年齢もいっているそうですしね。
翔陽に田中がデビュー戦について褒め、感想を求めます。翔陽はスパイクを決めた時の感触を思い出し、静かに拳を握るのですが……その後に田中と影山から1セット目のボロボロなところも指摘され、天国から地獄です。菅原がやめてやってくれという感じで二人を止めようとしているのがせめてもの救い。
あの1セット目は……何度見ても、私も辛い。
共感性羞恥心、とかもあるし、
そういうのが強い人にとってはあの試合は結構きついかもなぁ
澤村がそれらを認め、「今日の勝利もギリギリだった」「自分たちには足りてないものが多い」と言い、また翔陽が「いっぱい練習します」などとテンション爆上げでいうわけですが。
もちろん個人のレベルアップも大切ですが、根本的にメンバーが足りていない、という話なのです。
守備の要のリベロに、一人でも3枚ブロックと戦えるエース。
田中じゃねぇの?
すごそうに見えますが、そんな田中が認める実力者が実はいたり……
おおっそいつは楽しみだな!
が、その前にリベロですね!
守護神が戻ってくる……つまりリベロが戻ってくる。
今の烏野は特別強くもないものの、特別弱くもなく、優秀な人材もちゃんといるんです。それらがうまく機能してなかったみたいですが。
ここらへんが難しいところです。チームメンバーの個人個人がすごくても、結局連携撮れているチームのほうが強い、というのがバレーボールだと良くあります。
けどこうして強力な新戦力も入ってきたので、全国も遠い夢じゃないと語る三年生たち。
が、ここで素朴な疑問を影山が口にします。なぜ守護神と呼ばれるほどの人が今まで部活にいなかったのか、とね。
説明してくれる田中の背後で菅原と澤村が目線をそらしているのにご注目!
なんと守護神、一週間の自宅謹慎と1ヶ月の部活禁止をくらっていたんだとか。
不良? 怖いやつなのか?
そういうのではなく、熱すぎるだけでいいヤツ、と田中が言います。田中が熱い、というのだからどんだけ、と思ってしまいますね。
そして「烏野で唯一天才というやつだった」という話になります。今は影山が加わったので唯一ではない、とね。
どんな人なのかと、翔陽は思いを馳せます。
翌日、サーブ練習をしている影山。と、そんな影山のサーブを取ろうとして特大ホームラン決める翔陽。
もう一本サーブを打った影山。置いてあるペットボトルに当てようとしていて、当たりそうだったのですがそこに割り込む影。翔陽とは違うその人物は、とても静かに影山のサーブをレシーブして、ボールは柔らかい軌道でセッターの位置にしっかりと上がっていました。
セッターへのレシーブは勢いが良すぎるのもそうですが、高すぎてもいけません。程よく弧を描いたそれは完璧なレシーブと言えます。
驚く影山と翔陽。しかしそのレシーブをした人物は、どうも翔陽以上に身長が低そう?
きたぁっ、守護神!
今日も四文字熟語Tシャツが決まってるぅ!
なんか思っていたより本当に小柄だな……セリフもなかったが……どんなやつか楽しみだぜ。
まとめ
及川という影山の師匠ともいえる人物が出てきたものの、いろいろな事情で最後だけ。ピンチサーバーとしての登場であったため、辛くも勝利した烏野。しかしインハイ予選は迫っていて、すぐにレシーブは上達しません。
ですがどうやら烏野にも守護神と呼ばれるような天才リベロがいるようで、もうすぐ戻って来る、と。
烏野のチームにもなにか問題があったのか、若干不穏な気配がありつつも、武田顧問が指揮者として誰かを説得中とのことで……。
そして最後に、ちらっと守護神が出てきたところで……今回は終わりでした。
また何かいろいろと動き出しそうでワクワクするな!
この守護神がまたいいキャラなのでお楽しみに!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
武田先生のイケボで語られるポエミーが聞きたくなったならば↓コチラ↓からどうぞ!