【死に戻り令嬢のルチェッタ】第8話――まさか、ルチェッタに男の影!?【ネタバレ感想】
前回はカナリー家がカイルの商会に勝負を挑んできたものの、それをルチェッタの未来知識で乗り切ることができました。
エリーナ・カナリーは非常に悔しがって、ルチェッタを見つめました。それはてっきり、カイルという平民を社交界へ引き入れる原因がルチェッタだったから、と思っていたら……?
エリーナはルチェッタを慕っていた、って言い出したんだよなぁ
さてさて、これはどういうことなんでしょう! まさかのカイルのライバルがここで登場?
物語が大きく動く『死に戻り令嬢のルチェッタ』第8話、やっていきましょう!
大きく動く? ちょっ、どういうこと! そんな言い方されたら気になるじゃん! 先に読みたい! という方はこちらからどうぞ!
前回のあらすじ
仕事中のカイル『は』格好いい。
平民出だからか、カイルが気に食わずに勝負を仕掛けてきたエリーナ・カナリー。
紅茶は貴族が好む嗜好品ですが、質も悪い上に勝負の話が出回っては売れません。
カイルは顧客を平民へと切り替えて打開しようとしますが、紅茶に馴染みない平民に売るのも大変です。しかも3週間。
ですがルチェッタが未来の知識を思い出し、それで平民にも飲みやすい形(ティーバッグ)を提案。
見事に平民の間で紅茶が浸透し、茶葉が売れていきました。
勝負に負けたエリーナは悔しさに身を震わせながら、叫ぶのです。
「自分のほうがルチェッタを慕っているのに」と。
前話より
ルチェッタは天然ヒトたらし?
今回のポイント
中々濃いキャラ来た。
- ルチェッタの人たらし
- カイルが男を見せる!?
- ルチェッタに男の影!
カイルよ、気を抜いちゃいかんべよ。
ルチェッタの人たらし――どこかで聞いたエピソード
エリーナは田舎から出てきたばかりで、そしてカナリー家は商売がうまくいっている。貴族が商売なんて、という価値観が貴族の中にあるので、エリーナも中々馴染むのが大変で……なんとか居場所を作ろうとしているものの、正直たかられているのは彼女も理解していました。
でも、彼女にとっては他にどうしようもなくて。
そんな中で、ルチェッタが毅然とした態度で言ってくれるわけです。
「貴女達、自分の身を着飾る前に心を磨き直した方がよろしいのではなくて?」
まったく本人は覚えていなかったらしいのですが、誰かに媚びることなく気高い姿に一目惚れ(?)したようです。
あー、たしかにそれは格好いいなぁ。
やっぱり誰かに嫌われるとか一人でいるっていうのはつらいしな
しかしこういうのに似たエピソードはどこかで聞いたことありますよね?
そう! カイルとよく似たエピソードです。
カイルは自分と似たような経緯でルチェッタに惚れたエリーナを見て、ルチェッタに「自分以外の人を誑かして」などと言っています。
エリーナの方はとても勢いよく語り続けていて、そんな憧れの存在が突然婚約してしかもその相手が「爵位目当てのクズ」と知ってショックを受け、第1話でカイルがルチェッタをかばっている姿を見て、「自分と同じルチェッタ・ガチ勢」と気づいたようです。
ここ、エリーナとカイルの同類がわちゃわちゃしていて楽しいので、ぜひとも本誌でご確認を!
あははっ、めちゃくちゃワーワーしてるなぁ。
しかもカイル、照れ隠しで「爵位目当ての婚約だ」とまた言って、ルチェッタから冷たい目を向けられていました。お決まりの流れですね。
カイルが男を見せる!?――男を見る?
カイルはエリーナに落とし前をつけさせるのですが、土下座をさせた上で、賠償の話をします。
エリーナはどれだけふっかけられるのかと怯えますが『カナリー商会のウィズレー商会との優先取引』を、と言います。その利益を埋め合わせにする、と。
ルチェッタももっとあくどいことを請求するかと思っていたので、意外そうにカイルを見直す。
おっ、株あげたじゃねえか!
ですね。
そしてルチェッタにどうするかと確認しています。もともとはルチェッタへの感情が暴走した結果の騒動でしたからね。
ルチェッタも夜会のやり口は好きではないと言ったものの、あのたかって来た貴族とはお陰で縁が切れた、と聞いて「ならよかったわね」と久しぶりのツンを発揮していました。
これがまた可愛らしく、エリーナは素直に「好き」と発言して抱きついていました。
どうやら今後、ルチェッタの同性の友達のような関係になりそうですね。
事態が落ち着いて、ルチェッタはカイルの意外な側面について考えていました。彼女の中でカイルはあくどいことをたくさんしている、というイメージがあったのです。
ですがカイルを知れば知るほど、そういうこととは無縁に思えます。
ここで違和感。
一周目の時にはカイルについてあくどい噂が飛び交い、ルチェッタが死んだ原因にしてもカイルの商売の逆恨みです
たしかに、今まで見聞きしたカイルの性格からしてそこまであくどいことしそうにないが……もちろん、恨みを抱いているやつがいないとはいわないけどよ。
一周目の最後……何かからくりがありそうですね。
ルチェッタに男の影!――正真正銘のライバル登場!?
そしてカイル。仕事場の椅子に腰掛け、大分ルチェッタと打ち解けたのでは、とそわそわしながら机の引き出しに触れます。
そこには……買ったはいいものの、絶対に受け取ってくれないだろうと渡せていない婚約指輪が入っていました。
なるほど。そろそろ渡せるんじゃないかと思ったのか。
ロイ君に指摘されて動揺し、義務だとか否定するカイルですが「素直にならないと別の男にさらわれるぞ」と言われて、焦ります。
別にルチェッタの浮気を疑ったとかではないものの、その言葉に背中を押されてカイルは指輪を渡しに彼女の屋敷へ向かいます。
義務だ、なんて言いつつも喜んでくれたらなぁなんて思いつつ。
が、開かれたドアの向こうではルチェッタが笑顔で見知らぬ若い男性に抱きついていたのでした!
えっ、ええええええ!?
直前のロイの言葉もあり、カイルは慌ててルチェッタにかけより、一方的に怒るわけですが……この男性、ルチェッタの従兄弟であり、彼女の事を本当の妹のように大切に思っている人でした。
コンラッドという彼からすると、カイルという男は「そんな大切な妹ではなく爵位が欲しかった」というプロポーズは最悪で、先程の初対面の時に至っては「尻軽女」などと言ってしまっていたので、もう最悪です。
ああ、ようするに小姑か。
従兄弟だと少し安心していたカイルですが、これはまずいと思ったところで、ルチェッタに迫る人影。
会いたかった、と彼女に抱きついた男性――フェリークというらしいのですが、彼は一体……?
というところで今回は終わりでした!
こいつも親戚……という感じではなさそうだよな。
正真正銘のライバルか!
やはりライバルは必須ですよね~。
てっきりエリーナがライバルになるのかと思ってましたが(笑)、ちゃんと別にいたようです。
まとめ
カイルに勝負をふっかけてきたエリーナはルチェッタのファンだった。彼女を守るためにカイルとの婚約を破棄させようとしていたのでした。
ですがなんとか和解することができ、ホット一息……なはずが、ルチェッタの周囲にイケメン従兄弟や謎のイケメンが現れて……?
定番のライバル登場が来ましたよ! フェリークとは一体どんな人物なのか。コンラッドは本当にただの従兄弟なのか。
うぅ、気になるぜぇ。
でも……カイルがまた何かやらかしそうな雰囲気プンプンしてるのが不安だぜぇ
うーん、カイルに対するある意味の信頼感……絶対にやらかすでしょうねぇ。
それも含めて次回が楽しみですね!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
格好いいカイルからの、安定のツンデレカイルの姿が見れる第8話はこちらから!