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少女漫画

【転生悪女の黒歴史】死亡フラグ69――彼は常に冷静で、理性を失うことがないと書いた……はずだった。【ネタバレ感想】

転生悪女の黒歴史~死亡フラグ69~(画像引用:14巻表紙)
銀づち

 ついにソルがイアナと合流! しかしながらソルを巻き込みたくないイアナ。どこまで事情を話して良いのか迷いますし、ソルもどうイアナと距離を縮めたら良いのか迷走中……読者としては迷走中も楽しいっ美味しい上に、まさかのオーグニースも参戦? な様子にフルコース提供されてるような前回。

 今回はこの怪しい施設が何であるのかを探り、施設の持ち主とあの術者の正体が判明するものの……その正体は……!

 ヒントは……オレ!

 ということで今日も元気よく、転生悪女の黒歴史、最新話(24/08/23時点)の感想をやっていきましょう!

 そして今回ソルがやたらとこじらせてるんですが、そんなソルのこじらせが見たくなったならば↓コチラ↓からどうぞ!

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前回のあらすじ

 すれ違いうまし。

 ただ真実を知りたいと望むソルだが、その真意はイアナには伝わらない。

 そのまま行動を元にすることになった3人だが、出入り口は塞がれ、そして正気を失った人々に襲われることとなった。
 脱出するため、大量の御霊結晶が置かれた場所を調べようとするものの、襲われてなかなか調べられない。

 そんな中、イアナは御霊結晶が「助けて」と言っているのを聞き、助けたいと思った。

 自分を犠牲にしてイアナとソルを逃がそうとしたオーグニースの手から銃を奪ったイアナは結晶達を打ち抜き、正気を失った人々をもとに戻した。

 辛いなら自分が代わりにやる、と宣言したイアナの後ろ姿にオーグニースは見とれるのだった。

前話より

  ハーレム要員が増えた?

今回のポイント

 ソル……お前、ちと落ち着いて?

  • マグノリア家は、イアナにとって『家』なのか
  • 氷の執事が進化した?
  • どちらが悪なのか

 こじらせすぎるとこうなります。

語るようで語らぬ執事

 前回からの続き、ということで施設を調べ……る前に、結晶にされていたけど元に戻った人たちの怪我を手当してます。日食のことがあったため、ソルが救急セットを持っていたんだとか。

ワン親方
ワン親方

でも気になること言ってるな。御霊結晶から戻れたのは幸い、って。

銀づち
銀づち

御霊結晶自体があまり一般的な言葉ではなさそうですが、知っているソルたちも戻し方を知らなかった、ということになりますね。

 というより、今のところ「戻せないのが普通」という印象を受けました。

 オーグニースが「なぜイアナ(悪女)が躊躇なく銃を撃てたのか気になる」という感じのこと言ってましたしね。

 そんなオーグニースの言葉にソルは何やら思案してます。

 イアナは二人の様子には気づいていないようで、満足そうにけが人たちの手当をしてます。しかしソルが「無理はしないように」と彼女を止めます。何のことかわからないイアナですが、ソルはイアナの首の後ろを示します。どうやら小さな怪我をしているようです。

 大げさだというイアナにソルは詰め寄るものの、イアナは「自分はマグノリアの人間じゃない」と言います。ソルはそんなイアナの手がかさついていることにも気づきます。そりゃ、貴族のお嬢様と違ってそんな世話なんてされてませんしねぇ。

 それでもなんとか「安全に」と口にするソルにイアナが怒りました。

ワン親方
ワン親方

そりゃなぁ。……イアナにとって、マグノリア家は決して安全じゃなかったもんな。

銀づち
銀づち

普通はありえないですけどね。父親もコノハも気づかなかったの? 何も言わなかったの?

 とにかく、ソルとは距離を置くのがベストと考えるイアナでしたが、ソルは簡単に諦めません。薬を塗ろうとします。

銀づち
銀づち

一見普通のやり取りに見えるのですが……ここ、ちょっとソルの様子がおかしいです。

ワン親方
ワン親方

イアナはいつもどおりのギャグ顔になってるが、ソルの目から光が消えてるのが怖いんだが。

 そしてそんなソルを止めさせたのはオーグニースで、とっっっっっても気になる発言をします。

その傷にこの薬はいらない

 とっととしまえ!!

『転生悪女の黒歴史』死亡フラグ69より

 軽傷だから気にするな、でも良かったはずですのにわざわざ「その傷」と「この薬」です。しかも思い切り薬をはたき落とすという動作つき

ワン親方
ワン親方

え? 嘘だろ、ソル。お前さん、まさか!

傷と薬

 睨むオーグニースと、感情の読めない目をしているソル。本来なら、イアナを守るために怒るのがソルで、ソルが利用されたりしてるのではとイアナに対して怒るのがオーグニースなはず。

 なんだか奇妙なことになってきましたね。

 イアナが落ちた薬を拾いますが、オーグニースは「そんな薬拾うな」と彼女をしかります。――そんな薬、ね。

 過去、暗殺者としてソルは中々、人を殺せずにいました。そんなソルに呆れながら、彼も守るためにオーグニースが渡したのが……ナイフに塗って使うタイプの……睡眠薬。数日間眠りにつくほど強力なものらしいその薬を、ソルはイアナに使おうとしたわけです。

 オーグニースはイアナにごまかしつつ、また別のけが人の手当をしながら、ソルは何を考えているのかと思います。イアナを大切にしたいはずなのに、こんなところで眠らせてどうする、と。

ワン親方
ワン親方

うあぁ、病んでるっぽいことしてんなぁ。

銀づち
銀づち

こじらせまくるとこうなるのかも?

 一方イアナも、先ほど拾った薬のことを考えていました。なにか書いた覚えがある、と。

 とはいえいつも通り、中々思い出せません。

 思い出す前に、オーグニースが突然イアナの傷に布を押し付けてきます。特性の万能薬だそうです。一応消毒はしておけ、と言いながら自分もしてます。

 とまぁ、そんなこんなである程度落ち着いたところで話を聞いていきます。

施設の持ち主は

 彼らはとある貴族の私兵なんだとか。かくりよの里でイアナたちが捕まえたあの貴族たちの、であり、ソルたちの教会を襲った貴族たちでもあります。

 主がかくりよの里で行方不明と聞いてローズ王国を旅たったはずの彼らは、なんと約1年前から記憶がないというのです。その1年前というのが、イアナたちが里にいた頃と一致します。

 イアナは警察に彼らを引き渡したそうですが。

 私兵たちは旅立ったところまでしか記憶がありません。

 この施設の正確な位置はイアナには分かりません。転移させられてきたからです。しかし、コノハの近くにいるはずのソルがいるということはアルビドゥス付近なことは間違いない。

銀づち
銀づち

しかしほんと、このアルビドゥスが言いにくいし書きにくいです。けど、だからこそ若い頃のいたりでつけた名前っぽい。

ワン親方
ワン親方

詳しい地理はよくわからねーが、かくりよの里からここは遠すぎるらしい。

 意識を失った人たちをこの人数運ぶのはそれだけでかなりの手間です。しかし彼らはかくりよの里の奥へ行って意識を失って、今実際にここにいます。

 というか、体は生きているので死なせないように水や食べ物、衣服の管理などもはた面倒そうですね。意識がない人間ならなおさら。特に衣服など、1年もそのままならすぐにボロボロのどろっどろになりますし、から他の清潔さも保たないと病気になるし……。

 せっせと皆をお風呂に入れて服を洗い、時には繕ってあげている姿想像するとちょっとシュール(笑)。
※まぁ、絶対ないですけど。

 イアナは考えます。ソルが入ってきた入口が塞がれていたということは、施設の主に監視されている可能性が高い……今もなお。

 イアナは早く外に出て、シュヴァルツ・レ・シュヴァリエの宗主、ウーニウェルスム(炎みたいなやつ)から褒美として情報を得たい

 ちんたらしてるわけにはいかないのです。

 なので悪女の顔を使い、施設の主に向かって大声を出します。お粗末な施設だと。

銀づち
銀づち

この表情とキャラの使い分けが相変わらず良き。

 支援してあげようかなどとんでもないことを言い出す彼女に私兵たちは「とんでもないことを」とざわつきますが、イアナの「合わせて欲しい」というアイコンタクトを受けたオーグニースのおかげもあり、その声は施設主に届いたようです。

ワン親方
ワン親方

しっかし、長い間そばにいたはずのソルより、オーグニースの方がイアナのこと理解してるってのは、皮肉だな。

 そしてさらなる地下への階段が開かれます。

YESはNO

 階段を降りていくのは自分とオーグニースで、ソルには残るようにいうイアナ。ソルはマグノリアの執事で、イアナと絡んでいるのがバレるのは立場的にマズイ。

 嫌だと最初に言っていたソルもイアナの言葉に「はい」と頷き、イアナは理解してくれてよかったと安堵したのですが……手をぎゅっと握られます。そして一言。

「嫌です」

(さっきの「はい」は何だったの…?)

『転生悪女の黒歴史』死亡フラグ69より

 目をやや細めた状態でキッパリというソルにイアナは少し苛立ちつつも、やけくそ気味に「じゃあそのままこい」みたいなことを言って、手を繋いだまま階段を降りていきます。

 恐縮ですとしれっとついていくソルですが、その横顔はどこか冴えず……オーグニースはそんなソルを無言で観察してました。

ワン親方
ワン親方

おうおうっ、ソルが本格的に様子変だな。

銀づち
銀づち

今回はソルの心理描写もなくて、何を考えているのか分かりませんね。

 少なくとも、敵意があって眠り薬をではない……とは信じたい。

開かれた先で待っていたのは……

 巨大な牢屋と、そこに入れられた巨大な獣。魔物かと思うイアナですが、オーグニースが言うには獣だそうです。自然にはならないから、何らかの実験の産物だろう、と。

ワン親方
ワン親方

んん?巨大な生物?
なんか以前もそんなの出てきたような?

銀づち
銀づち

リリー王国付近で、巨大なきのこを見ましたね。

 いろいろとイアナの中で結びついてきます。

 あのキノコ、ただのギャグだと流してましたが自然なものでないとすれば一体誰が実験したのでしょう?――場所はリリーの森。そこで出会ったのは?

 そして回想のコマで変態仮面状態のイアナに「教皇から書状が」と告げて日食の危機を伝えていたのはメガネと白衣が特徴の彼でした。

ワン親方
ワン親方

あれ?
教皇の手紙って、一研究員が読めるものか?

 振り返ったイアナの視線の先にいたのは、オロチでした。それもメガネをつけていない、心機一転してイメチェンしたオロチの状態で、なんとも悪そうな笑みを浮かべてます。

 ちなみに妄想イアナの「アレ」な絵ではなくしっかりと描かれた変身オロチは……予想していたよりも厨二病でした(笑)。

銀づち
銀づち

ああ、やっぱりそうでしたか。
術者が「俺」と言っていたのでそうかなぁとは思ったんですけど。

 ちなみに犯人はオロチでは、という予測は死亡フラグ66で立てていましたので、確認したくなった方はそちらも合わせてご覧ください>>【転生悪女の黒歴史】死亡フラグ66――俺はお前より……その言葉が心に響く【ネタバレ感想】

 黒歴史上はこうなっていないといけない姿ですが、イアナをののしる姿に、なんとも言えない気持ちになりますね。

 イアナと出会う前からこの姿になっていたと考えると……一番最初に出会ったときにイアナへの偏見がなかったというのも嘘な可能性が高いので。

ワン親方
ワン親方

今も「やっと気づいたかよ。クソ悪女」って、鋭い目で見てやがる。

銀づち
銀づち

ですが、そうなるといろいろと辻褄は合うんですよね。

  • ヤトリがイアナのそばに危険な傀儡術の使い手がいることを知らせようとした
    ※つまり、ヤトリが知っている人物
  • 術者はウィカノを操って日食の日にちを2日後だと伝えていた……つまりコノハの状況を知っている

 身内に裏切り者がいるのはほぼほぼ分かっていましたからねぇ。オロチの立場なら納得です。

 そもそも本来の黒歴史でイメチェンしたからといってただの研究員が危険な聖女の旅に同行できるのかと言うと、何かしらの戦闘力がある方が納得できますし、見た目は完全にやんちゃな男の子(シーフっぽい)ですが術者だと考えると……ありえますね。

 まぁこの傀儡術はどう考えても倫理的にアウトなので、本来の黒歴史だと違ったかもですが。

 兵士たちを傀儡にしたのも、シャノウを御霊結晶にしたのもオロチ。日食に乗じてイアナを消すつもりだった、という発言からして本当にイアナのこと嫌ってそうですけど、出会う前から嫌っていたというのはどういうことでしょうね?――弟くん関係ない?

ワン親方
ワン親方

なんかすごい悪意は感じるよな……出会う前は関係ないはずなんだが。

銀づち
銀づち

しかし「警察のシャノウの体は使えた」とか言う発言からして、本性がろくでもない。

 ちなみにオーグニースとイアナが外で出会った時に銃で撃たれたのを覚えてますでしょうか。その銃弾はローズ王国の魔法銃で、どうもそれもオロチみたいです。
 オーグニースへの警告、と言ってます。

 オロチは教皇と繋がってそうですし、オーグニースは教皇から依頼を受けてイアナを監視してましたし、そこらへんでしょうかね。

ワン親方
ワン親方

つーかこの施設も、教皇の支援受けてるのか?

銀づち
銀づち

その可能性が高いですねぇ。一個人でこの規模で研究するのは無理でしょう。

こじれにこじれてこじれまくった結果?

 と、周囲に煙が立ち込めます。

 上の階の兵士たちに行っていたのは『感染』実験。

 感染した人が他の人を傷つけると、そこから感染が広がるという……ゾンビチックなもの。

 この煙はそれを促進するもので、イアナたちにも傷ができているはずと言うオロチ。支援してくれるなら実験台になれ、と。

ワン親方
ワン親方

お前のほうがよっぽど悪男だぜ!

銀づち
銀づち

ちなみにここで一瞬コノハのシーンになります。どうやら外ではソルは行方不明となってるみたいですね。

 しかし煙がモクモクする中、無事なイアナとオーグニース。なぜ無事なのかと考えると、万能薬でしっかりと消毒したからです。

 だとするとソルも無事だろうと二人は思いました。なにせ、イアナはソルのことを常に冷静で、理性を失うことがないキャラとして描いたからです。

 ですがそんなソルがイアナに襲いかかりました

 オーグニースがかばってくれましたが、どうやら……次回はソルとの対決になりそうです。

銀づち
銀づち

んー、これでしっかりと戦ってソルと和解できたらいいんですけけどね。

ワン親方
ワン親方

んー、そんなにうまく行くかねぇ?

 早くイアナが幸せになっているところが見たい……シャノウ、カムバック! 式場の準備はするから、結婚してくれ。

まとめ

 ということで、最初から最後まで『ソルが変』なお話でした。

ワン親方
ワン親方

まとめ短っ!
と思うが、正直一番印象に残ってるのはそれだよなぁ。

銀づち
銀づち

オロチに関しては、思っていた以上にゲスかったなぁという感じですね。

 もう少しは正義っぽい側面出してくるかと思いましたが、今のところ良いところが見た目しかない。……いや、個人的にはメガネなくなったのでマイナスかなぁ。メガネ大事。

 次回ではソルの心理描写が少しは描かれるのでしょうか。それと、オロチがなぜこうまでしてイアナを忌み嫌うのか。

ワン親方
ワン親方

教皇がイアナを忌み嫌ってるのも謎なんだよな。
イザークのことがない時からだし。

銀づち
銀づち

初対面の時からイアナを見る目がやばかったですし、オーグニースへの依頼もそうですし、オロチとの関係も……。

 教皇がやばい人間過ぎてなんとも……んー、まだまだわからないことだらけですね。

深まる謎
  • 教皇がイアナを執拗に狙う理由
  • ソルは何を考えているのか
  • オロチは何をきっかけに変貌したのか
  • オーグニースはなぜ教皇の元につきながら、教皇を疑っているのか
  • コノハ二重人格疑惑

 不穏な影をシャノウが追い払ってくれたのがもう懐かしい。マジでシャノウ戻ってきてほしいです。そして改めて告白して結婚して欲しい。今のところ一番イアナが幸せに笑ってそうな未来が見えるので!

 ということで今回はここまで。

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 オロチの変身した姿が思っていた以上に厨二病感満載であったのを、その目で確かめたくなった方はぜひ↓コチラ↓から!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。 【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
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