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アニメ

【ハイキュー!!】第2話『烏野高校排球部』――爆発的な進化の起爆剤!?【アニメネタバレ感想】

アニメ『ハイキュー!!』第2話ネタバレ感想(画像参照:アニメ『ハイキュー!!』公式サイトより)
銀づち

 日向翔陽が経験した辛い敗北。けどそこをのりこえて、苦い敗北を喫した相手に対して次は絶対に負けないと心に決めた翔陽でしたが……?

 今回は高校生になった翔陽のお話です。念願の烏野高校に入学できた翔陽の前に立ちふさがったのはライバルと決めた相手。見間違いかと思っても、どう考えてもやはり『コート上の王様』影山飛雄。

 なぜだと思っていたら……まさかの……二人揃って入部お断り!?

 すごく気合い入れて入部届けだして思い切り急いで体育館に向かったのに、練習ができないってどういうことっ?

 そんな急展開な第2話をネタバレ前に見たくなったならば↓こちら↓からどうぞ!
 カツラが……飛びます!←重要ではない

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前回のあらすじ

 コート上の王様との出会い。

 日向翔陽は小学生の時に、全国バレーボール大会の様子をテレビで見た。その中で活躍する一人の選手、小さな巨人と呼ばれた姿にあこがれを抱き、中学では男子バレーボール部に所属するが、部員は自分のみ。
 そんな中でも諦めずにあがいた結果、中学3年にして初めての大会に出場した翔陽だったが、初戦の相手は優勝候補の学校。
 最後まで諦めない翔陽は自慢のジャンプ力で1点決めるが結果は惨敗。

 相手校のセッター、コート上の王様と呼ばれる影山に「もう二度とお前には負けない」と宣言する。

 憧れの小さな巨人の学校である烏野に無事入学した翔陽は、一目散に体育館に向かった。しかしそこにいたのは……ライバル宣言した影山だった。

前話より

 予想よりも早すぎる再会。

今回のポイント

 犬猿の仲とはこのこと?

  • 因縁の再会――瓜二つの空似……ではない!?
  • 憧れの高校のバレーボール部の部員たち
  • 高校バレー生活の始まり……かと思いきやまさかの入部拒否?

 これからのバレー部生活、どうなる?

因縁の再会――瓜二つの空似……ではない!?

 影山を見て、いやもしかしたら他人の空似かと一瞬思う翔陽でしたが、どう考えても同一人物です。

 影山もまた翔陽のことを覚えていたようです。が、当然ながら自己紹介したわけでもないので名前は覚えられてません。
 ずば抜けた身体能力があるにも関わらず、能力を活かせていない、ということに苛立つ影山。

 翔陽のことを認めているところがあるのにもかかわらず、その部分に関しては口に出さず「下手くそなやつ」ということだけ口にする影山。んー、人とのコミュニケーションが下手くそですね。

 ショックを受ける翔陽ですが、すぐに言い返します。次は負けないと決めていたのになぜここにいるんだ、と。強豪に行ったのではないのか、と。

 しかし県内一の強豪に、影山は……落ちたらしいです。

ワン親方
ワン親方

……え?

銀づち
銀づち

後々に判明しますが、その学校はかなり偏差値が高いみたいです

ワン親方
ワン親方

っていうか、推薦とかは?コート上の王様なのに?

 どうだったのでしょうねぇ。翔陽も「落ちた?」と首を傾げて、王様という呼び名を口にしますが、影山がその呼び方を止めろと怒ります。格好いい呼び名だと思うのですが、彼にとってはあまり良いものではないようです。

 何があったのでしょうね?

烏野高校排球部

 二人が話していると、誰かが来る気配がします。会話を聞く限り、バレーボール部員っぽいですね。

銀づち
銀づち

この声は……翔陽と影山が試合した時に見に来ていた烏野の子たちのものっぽいですね。

ワン親方
ワン親方

一人は他二人に敬語使ってるっぽいから、3年二人と2年一人ってかんじか?

 影山が「うっす」と挨拶している横で、翔陽は影山と先輩たちに挨拶してないのを見るに、考えてみると翔陽って中学生の時に直属の先輩がいなかったんですよねぇ。だから挨拶とか慣れてないのでしょう。

 細かい描写ですね。

銀づち
銀づち

漫画のほうではどういう描写だったかと思いましたが、こちらでも挨拶はしてませんね。

ワン親方
ワン親方

けどアニメだと二人並んでるから、よりその違いが分かりやすくて良いな。

銀づち
銀づち

ですね。
漫画の方ではこのシーンで二人は並んだ姿が描かれていないので。

 細かいですが、こういうところはアニメならではの描写だと思うので好きです。

 坊主頭の子が怖そうな顔しているのは漫画と同じでしたが、その後の流れは若干異なりますね。ここらへんは実際に言葉として音に出るアニメと漫画の違いでしょう。アニメの方が長いセリフや会話シーンは間延びしやすいので短くしてより自然につなげています。

 前のめりになってきた坊主頭の子を真ん中の男の子がそのジャージを掴んで後ろに引っ張ってるんですが、この時に坊主頭の子がまさしく借りてきた猫のように大人しくなるのが面白い。この表情が地味に可愛らしいのでぜひ! これはアニメオリジナルですね。

 影山に意識が集中しているので、翔陽はちょろちょろと動いて彼らの背後に回ります。そしてそこに『烏野高校排球部』と書かれているのを確認します。

銀づち
銀づち

ちょろちょろ動く翔陽可愛い。

 影山に話しかけていく男子部員達。身長的には影山のほうが大きいみたいですね。けど、がっしり具合はやはり先輩、という感じです。見比べると影山のほうが細い感じがあります。

 そして改めて翔陽は憧れの『烏野』に来たんだ、とワクワクした顔になって「ちわっす」と声をかけるものの、「180cm」と答える影山のほうがやはり目立っていて気づかれません。

 この「ちわっす」「ちわ」とひょこひょこしている翔陽がかわ……(以下略。

 と、ここでさらに大きな声を出したことでようやく翔陽へと注目が集まります。

 一番最初に翔陽のことを思い出してくれたのは坊主頭の子でした。部員届らしきものを見て驚くのは、真ん中の男子生徒。部長(主将)っぽいですね。

 2人共烏野か、と言う先輩たちに戸惑う翔陽。それもそうでしょう。知り合いでもないですし、影山と違ってバレー選手として有名でもないですからね。

 そこで3人は中学のあの試合を見ていた、と二人に説明します。ボロ負けだった翔陽のことを決して馬鹿にせず、「凄いガッツだった」とか「バネがすごかった」と褒めてくれます。

ワン親方
ワン親方

とはいっても、身長はあまり伸びなかったなと言われるけどな。

銀づち
銀づち

スポーツは体格ではない、と言いたいですがやはり体格は重要になってしまいますからねぇ。

 翔陽は自分は「とべる。エースになる」と言い切ります。入って速攻でここまで言い切るのはすごいですね。さすが翔陽、という感じです。
 しかしそんな翔陽に噛みつくのが……影山です。

 エースなんていうからには上手くなってるんだろうな、と。

銀づち
銀づち

たしかにエースなんて、スパイクだけしていればいいわけではありませんからねぇ。

ワン親方
ワン親方

スパイク打つためにはレシーブが出来ないとだもんなぁ。

銀づち
銀づち

とはいえ「また3年間無駄にする」みたいな言い方はよくないと思うんですけどね……。

 当然怒る翔陽。たしなめる主将らしき生徒の声を無視して、翔陽も言い返します。たしかに一生懸命やった結果がボロ負けでしたが、それでも手伝ってくれた友達や入ってくれた1年生部員のことまで馬鹿にされるのは許せなかったのでしょう。
 仲間たちのことを思い出して、「3年間全部が無駄みたいに言うな」と反論します。

 本当に良い子。

 にらみ合う二人の背後で、主将らしき……いやもうハッキリ言いますが彼が主将です。その主将が「もう敵同士じゃないんだ」と二人をなだめようとしてます。

 最初は笑顔な主将ですが、翔陽たちが彼の言葉を無視(聞こえてない)して言い争いを続行しているとその顔が歪み、隣りにいる坊主の子が怒ります。坊主の子は2年生で先輩を尊敬しているので余計でしょうね。

 そこへやってくるのは教頭先生。騒がしいな、という声とともに「喧嘩じゃないのか?」と聞いてくる教頭先生に主将は「まさか」と否定します。健全に部活をしたいのに先生に睨まれたくないですからね。何かと問題行動にしたがる先生らしいので余計に。

 2年の子が「大人しくしておくように」と二人に声をかけますが、二人はもう自分たちの世界で周りが全く見えてないし聞こえてません。

 影山のサーブを全部レシーブする、という翔陽。色んな人たちと練習してきたから去年までとは違う、と言います。

銀づち
銀づち

が、残念ながら男子とはあまりプレイしてきてないようです……男バレと女バレでは、残念ながらかなり雰囲気違うのでこの時点でちょいと雲行きが怪しい

ワン親方
ワン親方

そんな違うものなのか?

銀づち
銀づち

やはり体格や筋肉量の違いでしょう。響く音からして違いますよ。男バレは本当に迫力がある。

飛ぶカツラと入部拒否

 去年と違う、という翔陽に対して影山も「俺も違う」と笑って言います。これ、多分影山が初めて見せた笑顔なのではないでしょうか。良い笑顔してます。

 が、そんな二人をなんとかなだめようとする主将。笑顔がひきつってます。

 そして影山はジャンプサーブを放ちます。去年は普通のサーブでしたからね。

銀づち
銀づち

で、ここの打つ瞬間の画風が「がらり」と変わるのですが……とても迫力ある絵面になってます。

 線が太くなり、筆っぽい質感で描かれています。他の絵柄とはかなり雰囲気違うので、人によっては賛否あるかもですが、個人的には好きですよ。

 このサーブ、後々殺人サーブと呼ばれますが本当に怖いレベルだと思いますね。私が現役でやってたときでも、絶対正面に入りたくない(笑)。

 バレーボールはまだボールの中では柔らかい方とは言え、痛いですし、男子の本気が顔面にあたったらまじで危ない。
 翔陽も思わず避けてしまいます。しかし影山に「それのどこが違うんだ」と言われて「もう一本」と立ち上がります。

 主将が止めろと言うものの二人が今更止まるはずもなく(というか聞こえていない)、主将の話を聞かない1年生達に教頭が「主将の話を聞かないのは問題だ」と嫌味っぽく言います。

ワン親方
ワン親方

嫌な予感がするぜ。

 もう一本放たれるサーブ。その位置は翔陽が構えていた場所から離れていましたが、翔陽は持ち前の反射神経で移動し、正面で捉えます……しかしレシーブの腕が伴わず、そのボールはあろうことか教頭の顔面へ。

 スローモーションになって「あふん」と言っている教頭。そして飛んでいくカツラ……が、見事に主将の頭に乗ります。

 思わず笑ってしまう坊主頭(田中)。初めてヅラだと気づく影山、に気づくの遅い、入学式でみんな気づいてると言う翔陽。
 そして白目になった教頭に呼ばれる主将(澤村)。

 幸い、お咎めなし。謝罪もいらないようですが「何も見なかったことにしろ」とのことです。

 ここで主将の顔の下半分が下からのアングルでアップになり、「だが」と口を開きますが影山と翔陽がまた喧嘩を始めます。

ワン親方
ワン親方

「なぁ」という澤村の声がなんか怖い気がするぜ……?

銀づち
銀づち

気の所為ではないでしょうね。
翔陽や影山の後ろで澤村のことを知っている二人がびびってますので。

 と、ここで主将が烏野について話し始めます。かつては強豪だったものの、今では中堅クラス。特別弱くないが特別強くもない。飛べないカラスと他校から言われているようです。
 でも主将である澤村は本気で全国の舞台に立つことを考えていて、影山に本気が疑われた時には、凄みを見せます。

 そのためにはチーム一丸になる必要があり、当然ながら教頭に目をつけられたくもありません。

 キュッキュッという体育館をバッシュで走るおなじみの音とともに澤村がゆっくりと二人に向かって歩み寄りますが、表情は映らず……ただ田中(坊主頭)ともう一人の生徒がビビっている様子からしてかなり澤村は怒っているようです。

 友達になれではなくてチームメイトの自覚を持て、と凄む澤村。どんなに優秀だろうと、どんなにヤル気があろうと、仲間割れした上に教頭に目をつけられかねないようなチームに迷惑をかける部員はいらない、と。入部届をそれぞれの頭に貼り付けるようにして、体育館の外に出します。

 翔陽と影山は一瞬何か分からずにきょとんとしていて、この表情がとても可愛いんですが、次に「はぁっ」となります。まぁ当然ですね。

チームメイトの自覚とは?

 慌てる翔陽。当然です。彼は特に烏野に憧れてましたしね。そもそもちゃんと男子バレー部として練習するということ自体が彼にとって楽しみでしたしね。

 チームメイトの自覚とはなんだ、と影山に聞きますが影山もわかりません。

 必死に練習させてくださいと頼みますが閉められてしまった体育館の扉は開きません。

 3年の一人が澤村(大地と呼んでます)に貴重な部員だぞ、と声をかけます。澤村も分かっていますが、外では激しい音がします。

 影山が謝っている後ろでコケている翔陽。影山は翔陽と仲良くしますと言ってますが、少しだけ開いたドアの向こうから澤村の怖めで見つめられ本音を聞かれた影山は言葉に詰まったうえで、素直に口に出してしまいます。

 こいつ(翔陽)と仲良くするくらいなら自分で全部する。

 澤村は素直な影山に「そういうの良いよ」と笑いますが、バレーボールは同じ人が連続で触ってはいけません。どう頑張っても一人ではどうしようもないスポーツなんですよね。

 ガシャンと閉じられる扉。翔陽も思わず「お前馬鹿なのか」と影山に言ってしまいます。

ワン親方
ワン親方

入れてもらいたいなら、嘘でも仲良くできるというべきではあったな。

銀づち
銀づち

澤村の迫力もありますが、影山の根っこは素直なんでしょうね。

 体育館の中では他の部員たちもやってきて練習をしています。それを窓から羨ましそうに見る翔陽。

 影山は「自分は戦力になるから入れてもらう理由になる」と堂々と言います。入れてもらうために2対2の勝負を挑んで勝ったらいれてもらう、と。一緒に戦えばチームメイトっぽく見えるだろう、と。
 先輩相手に? と驚く翔陽に対しても自分がいれば負けない、と自信満々です。

 足を引っ張らない努力しろ、などという言い方されて素直に頷けませんが、かといってこのままでいるわけにもいきません。

練習できる場所も仲間もいなかった中学時代。

 公式試合に出れたのは影山と戦ったあの大会のみ。それまではチームとして成り立つ人数が集まらなかったから。

 当然一人の部活(正式には部活ですらない)では体育館も使えないし、伝使えたとしてもろくな練習はできません。
 廊下でもやってた、という言葉に影山は「廊下?」と内心ハテナになるわけです。彼の学校は強豪でしたのでイメージつかないんでしょうね。

 そんな翔陽にとって大きな体育館のコートに立った瞬間の感動が、ひとしおだったわけです。

 ずっとそこにいたかった、という翔陽に対して影山は「コートにいられるのは強いやつだけだ」と自分の敗北を思い出します。影山の学校も、結局は負けて全国にはいけませんでしたからね。

 だからバレーボール出来るなら、嫌なことも我慢する、という翔陽に影山も噛みつきます……が、そんな二人に声をかけてくる女の子が。

 メガネを掛けた美人です。

銀づち
銀づち

ちなみに漫画だとこの女生徒のシーンはないですね。

 この人の出番は漫画だともっとあとですし、特別な描写での初登場ではなかったですね。けど、アニメの話の構成上入れた感じでしょうか。

 田中が声かけてますが美女は無視。けど、田中はガン無視も興奮するらしい。そして翔陽は美人にパンクしてました。

再びカラスが飛ぶために

 部活の練習が終了し、田中は「勝負に勝てたら」とか言ってくるのではと予想してます。

ワン親方
ワン親方

お、おう。まさしくそのとおりだぜ。

 そして翔陽たちは大声を出して「勝負」を申し込みました。予想通りで笑う田中は、二人のことを嫌いじゃない、と言いました。もう一人の三年は翔陽たちが「せーの」と言っていたのを指摘します。あからさまに頑張ってなんとかチームっぽくしようとしている感じです。

 澤村は、しかし表情を動かさずに「負けたらどうするのか」と問いかけます。どんなペナルティでも受ける、という影山に澤村はちょうどいい、と提案してきます。

 翔陽達以外にも新入部員がいるそうで、それも二人。なのでそこに先輩たちから一人加えた3対3で試合をしよう、と。
 それは新入生が入ったときにいつも行っているデモンストレーションみたいですね。

 翔陽たちのチームには田中が入るみたいです。最初は嫌がってましたが、澤村に上手いこと言われてその気になってました。調子いいキャラです。

 で、負けたときですが……澤村たち3年生がいる間は影山にセッターはさせない、というものでした。

ワン親方
ワン親方

ん?
それだけ、か?

銀づち
銀づち

そう部外者だと思ってしまうかも知れませんが、セッターというポジションにこだわりがある影山からするとたまったものではありません。

 セッターは攻撃の要。ですが影山は個人プレーが目立ち、それではチームが勝てない、と。
 入部を認めないわけではない。影山は「自分はセッターだ」と返しますが、澤村の態度は変わらず「勝てば良い」と言います。――自分一人の力で勝てると思ったから来たんだろ、と。

 可哀想に。翔陽はまた無視ですが、実際影山はそう思ってそうですね。

 しかし澤村の様子は普段とも違うようで、体育館内では「何か特別な理由でもあるのか」と澤村に問うています。

 一方、外では影山が荒れていました。当然でしょう。どんなペナルティも受けるとは言ったものの、まさかこんな内容とは思わなかったでしょうからね。

 翔陽は気楽なものです。部活には入れますからね。影山に「お前なら他のポジでもレギュラーになれる」「セッターよりスパイカーの方が格好いい」と言います。

 影山が翔陽の胸ぐらをつかみます。そしてセッターについて熱く語ります。チームの司令塔であり、試合で一番ボールにふれるポジション。そしてスパイクだってセッターがいないと撃てません。

ワン親方
ワン親方

翔陽じゃねえけど、でも難しそうな割には地味だなとは思っちまうなぁ。

銀づち
銀づち

翔陽はほぼバレー初心者なだけにセッターの重要性わかってませんねぇ。
そして上手なセッターはマジで格好いいですから。

 影山が翔陽の身体から手を話し、生の試合を見たことあるかと聞きます。首を振る翔陽。

 テレビではわかりにくいセッターの凄さを語ります。エンド側……つまりネットを立てにしたテレビ画面ではなく、選手たちの目線。ネットを正面にした状態からだとセッターの早いトスがよく分かる、と。

 コートの端から端へ飛ぶボール。そんなところにボールが行って誰が打てるのかと思ってもそこにはちゃんとスパイカーがいて撃つのだと。凄く輝いた顔で言います。

 激しく動きながら熱く語るこのモーションはアニメならではで、影山がどれだけセッターが好きかがわかりやすいですね。

 翔陽が「小さな巨人」の姿に見とれたように、影山にとってはそのセッターの姿が輝いて見えた、ということです。

銀づち
銀づち

ここで地味に好きなのは、「スパイカーも格好いい」と影山はスパイカーをけなすことなく、セッターの格好良さを語ってるところ。

ワン親方
ワン親方

難しい、けど格好いいのがセッター、か……オレっちはバレーに詳しくないが、なんとなく分かる気がするぜ。
やりがいありそうだ。

銀づち
銀づち

決して自分自身が直接点数をいれるわけではないものの、相手のブロックを欺いてスパイカーに撃たせて点を取る。決まったら気持ちいいでしょうねぇ。

 だというのに、なぜか澤村に「セッターはさせない」と言われて動揺してしまったわけです。

 けど翔陽が「勝てば良い」というので「そうだ」と思い直す影山。幸いなことに2年の先輩が入ってくれるわけですからね。そしてリベロではないならば、当然基本的にスパイクも打てますし、レシーブもある程度は出来るはず(少なくとも翔陽以上は)。

 勝負は土曜日で今日は月曜日(アニメ版では曜日でてないと思いますが、漫画で確認しました)。
 それまでに翔陽のレシーブをなんとか及第点に持っていくと話す影山ですが、練習するにもコートは使えません。

 そんな中、体育館から声が聞こえます。田中がわざとらしく「明日の朝練も7時からですよね」と聞いています。つまりその前ならばコートで練習できます。

 二人は朝5時から練習することに決めたようで、帰宅するため歩き始めます。遅刻するなよと互いに言い合い……歩いていたはずが何故かいつの間にか走っていて、互いに負けず嫌いすぎますね。

 次の日の早朝。
 さすがに体育館はしまっていましたが、眠そうにしながらやってきてくれた田中が鍵を持っていました。どうやら昨日、鍵番を申し出てくれたみたいです。

 そして体育館を開けた田中は、昨日、澤村が話したことを思い出します。いつもより澤村が厳しい(特に影山に対して)という件です。

 澤村は影山は実力があるにも関わらず成績を残せなかった。あの個人技では中学の二の舞いで、チームの足を引っ張りかねないと。けど高校が中学と違うのは、影山が求める素早い動きが出来るスパイカーとして適任の翔陽がいるという点です。

 技術は拙くとも、ずば抜けた反射神経とバネを持っている翔陽と技術力がずば抜けている影山。そんな二人の才能が合わさったら凄いことになる、と澤村は思ったわけです。

ワン親方
ワン親方

なるほどな。才能を見出したからこその厳しさ、か。

 それを聞いていた田中は笑いながら後ろの二人を振り返りますが、後ろではどちらが先に体育館を踏むかを競い合っていて……コンビネーション以前の問題だと田中は呆れました。

 そんな澤村たちの想いを知るヨシがない翔陽は、体育館を見上げ、ここに小さな巨人がいたのかと感動しながら、頑張るぞと気合を入れるのでした。

まとめ

 今回は前回の引きに比べたら最後はまさしく「俺達の旅はこれからだ」的な感じではあるものの、影山がどういう人物なのかが分かってくる回でしたね。

ワン親方
ワン親方

凄腕のセッターというだけでない部分だな。セッターへの誇りも感じられたぜ。

銀づち
銀づち

あと、コミュ力はあまり高くないけど、素直というのもわかりましたねぇ。

 喧嘩ばかりではあるものの、たしかに互いの能力を考えると合わさった時の爆発力はすごそうです。……すごそうですが、現在のところそのビジョンはまだ見えませんね。

ワン親方
ワン親方

んー、互いをライバルと思っての切磋琢磨はいいんだがなぁ。

 この二人の関係がどうなっていくのか。本当にコンビネーションを使えるようになるのか。試合はどうなるか……これからが楽しみですね!

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 セッターについて楽しそうに熱く語る影山の愛らしい姿が見たくなったならば「ハイキュー!!」の↓第2話↓をご覧ください!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
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