【アニメ-MASHLE-】第4話『マッシュ・バーンデッドと強めの魔法使い』――器用に生きようとしている不器用な彼【ネタバレ感想】

前回は、いじめっ子のお話でしたね。
友達を傷つける相手は許さない。それで退学になろうとそれは大きな問題ではない……いや、よく考えるとすごく問題かもしれないとちょびっと後悔するマッシュでしたが、校長のお陰でなんとかなりましたし、真の友人が出来た感じですね。

フィンは気弱だけど良いやつだったなぁ……マッシュはいい友達を持ったもんだ。
良い子ですが、割と地味かもしれませんけどね。今後もツッコミ役として頑張ってほしいなとは思っております。私は好きですよ、フィン君。
そして無事に仲直りー、のあとで出てきたやたらと竹について叫ぶ暑苦しい先輩。どうやらホウキで空を飛びながら行うスポーツの選手らしいんですが、マッシュに話しかけてきて……?
なぜか競技に出ることになったマッシュ。でもマッシュは魔法が使えない=ホウキで空を飛べない……どうする!?
前回の話忘れちゃったー、という方はぜひとも↓コチラ↓で見て「フィン君」ファンになってください!

前回のあらすじ
フィンくんは隠れイケメン。
魔法が使えない状態でなんとか魔法学校で頑張ろうとしているマッシュ。
そんなマッシュに声をかけてきたのはロイド・キャベル。魔法局の高官を父に持つ彼はその権力を使って学内で好き放題していた。
マッシュに教頭への推薦を持ちかけ、代わりにパシリのようにマッシュをこき使うロイド。その裏ではフィンを脅し、マッシュの教科書をぼろぼろにさせていた。
しかしフィンは自分のことをいいやつだと、友達だと言ってくれるマッシュに申し訳なくなり、ロイドに反抗。逆らったことでロイドから暴行を受けるが、そこにやってきたマッシュがロイドと教頭を倒してしまう。
魔法局では問題となったものの、校長のおかげで無事におわり、マッシュはかけがえのない友人を手に入れた。
ホッとしたのもつかの間、やたらと暑苦しい先輩トム・ノエルズに誘われ、ほぼ強制的にホウキを使った競技に参加することになるのだった。
前話より
マッシュは空を飛べない。
今回のポイント
魔法が使えないので当然空は飛べない……飛べない……はず?
- バンブー!
- イケメン登場! マッシュのライバルか!?
イケメンは〇ス◯◯。
竹になれ! でも、竹も空は飛べない!――どうするマッシュ!
何故か急に声をかけてきた先輩でドゥエロという競技の選手でもあるトム・ノエルズからの誘いで、マッシュは競技に参加することになった。

この先輩、会話通じねぇよな!

マッシュですら、自分より会話が通じない人だ、と思ってしまったくらいですからね!
ユニフォームを着させられているマッシュですが、当然魔法が使えないのでホウキにまたがろうと飛べるわけもなく、地面から競技を見上げています。
しかし本当に、マッシュルのアニメは質がいいです。試合の様子や観客たちの描写、背景なども含めた全体の雰囲気がとてもいい。
この競技の動き見るだけでだいたいルールが伝わってきます。まあ、ルールは単純ではあるんですが。
そして空を飛んでいる選手たちを見上げて、空を飛べないマッシュは「帰りたい」と呟くのでした。

そしてナレーションで「そうしな」なんて良い声で言われるので、私も帰ることにします!

帰るなよ!
っていうか、どこに!?
そしてOPへ。
こんな風にノリの良いアニメ『マッシュル』が見たくなったなら↓コチラ↓がオススメです

今のマッシュに足りないもの……それは、バンブー!
アニメ版では観客席にいるレモンちゃんとフィン君も映してくれてて神! 二人は飛ばないマッシュを心配そうに見つめています。

でもフィン君、きみはたしかマッシュがホウキの授業でおかしな飛び乗り方してるの見てるよね?

常識人と見せかけて……フィンも結構……?

まあ、魔法が使えることが当たり前の世界で、魔法学校にいるわけですから無意識に飛べる、と思いこんでしまうのかもですね。
観客からやる気ないなら帰れという罵声を浴びて帰りたがっているマッシュのもとに、トム先輩がやってきます。そして彼はこう叫びます。
「人生という名の人生をきらめいてときめいてんのかぁっ!!」
熱い。本当に無駄に熱いキャラですね。
その後も、まるで魔法のように不思議な会話をするトム。別の漫画ですが存在しない記憶から「一番になる」とマッシュがトムと誓ったことになっていたり、最終的には竹を見習えと「バンブー」「バンブー」と叫んでました。

本当になん何だこいつ!?
マッシュじゃねえけど、薬でもやってるのかと心配になるぜ
ちなみにルール説明がありますが、漫画ではゴールすると10点ですがアニメでは1点となってます。

飛べない竹はただのタケノコ……は名言なんですかね?
あのマッシュがツッコミ役に回るほどのボケボケを発動してくるトム。さすが先輩です。

いやっ! 先輩関係ねー!
と、ボケボケなトムですが、競技に対しては本当に紳士に向き合っているようで、すべてを賭けている、と。だから世界新を出したというマッシュに声をかけたと。
そのまま競技に戻るトムですが、そんな彼にわざと体当りしてくる相手チーム。上がる悲鳴(なんかトムモテるみたいで……ここでの黄色い悲鳴はアニメオリジナルですがとても自然な入り方で好き)。

めちゃくちゃ説明口調だけどな。年間MVPとか。
説明はとても大事ですからね。
ぶつかった選手は「わざとじゃない」と謝罪しますが、心がこもってないとあからさまに分かる感じですね。
そしてトムは骨にまでくる大怪我を負ったらしく、動けません。相手にスポーツマンシップを問いますが、勝てば良いという返事が来ます。
点差は開いてきて、トムたちのチームが負けそうです。
マッシュが箒を手に取ります。その手には血管が浮かんでいて……しゃがみこんで飛び上がったマッシュは、なんと! そのまま一定の位置をキープして浮いてます。
めちゃくちゃ足をバタバタさせながら!

しかしマッシュルのアニメは、体つきの描き方が丁寧で、飛び上がる時の踏み込みとかマッシュの筋肉の付き方とかめちゃくちゃ好み。
フォームとか動きとかも素晴らしくて、正直マッシュの体つきに惚れる。
これが……バンブーになったマッシュの実力
マッシュは味方からパスをしてもらい、ボールを手にします。ですがその位置はゴールから遠い。
相手が黙ってみているわけもなく、ボールを奪いにきますがマッシュは関係なくその場から思い切りなげてゴール!
フォームが相変わらず格好いい! マッシュー! 最高!

たしかに格好いいが、1点入れただけじゃあ……って、あれ?
ボールが曲がって……?
戻ってきましたね、ボール。
どうやら指でものすごい回転をさせて戻ってきているようです。そこからマッシュの猛攻です。ひたすらにボールを投げまくって……多くの観客が唖然とし、レモンちゃんだけが目をハートにさせる中、点数はどんどんと加算されていき、999対60とかいう訳のわからない点数に。

アニメの方では1ゴール1点にしたことで、よりマッシュの異常さが際立つようになってるんですよねぇ。

1ゴール10点よりたしかにさらにすごいが……いやっ、どっちでもやっぱりおかしい!
あのスポーツマンシップのない選手も、トムも「なにこれ」と唖然としてますし、観客も恐怖すら感じていますが、点数は紛れもなく本物であり、観客たちはマッシュに暴言はいたことを謝って歓声を上げるのでした。
マッシュのチームは過去最高得点をあげて銀のコインを1枚ゲットするのでした。
バンブー!
謎のイケメン……の顔には痣が2本?
マッシュの活躍が載った新聞を読んでいる少年が一人。

格好いいですが、夜暗い中で読むと目が悪くなっちゃうよ?

そこ突っ込んでやるなよ!
まだこいつら若いんだし、そういう年頃なんだよ。
あと、魔法が使えるから読めるとかもあるかもですね。
漫画だと背景はかなり明るそうだったんですが時間の描写は特になく、アニメだと完全に夜中。部屋ではなく廊下で新聞を読んでいる感じになっています。
たしかに……親方の言う通りな年頃なんでしょうね。
マッシュのことを編入試験の時に見たそうで、他人のために自分を危険にさらす行動に対して苛立っているようです。

「次はこいつだ」って絶対何かしかけてくるやつじゃねえか!
マッシュが危ない! んでしょうか?
マッシュの新たな日常は騒がしく楽し……くはない
翌日、教室にて。マッシュはトムとレモンに囲まれていました。
トムは競技の練習へ誘いに来たようで、今日も元気よく「バンブー!」「バンブー」叫んでます。

まあ、レモンは勉強を、だからおかしくはないが……たしかに量が多いな。

レモンちゃんほんとかわいい。
作者の方曰く、編集さんに言われて言われて言われて作ったキャラらしいんですが、編集さんに感謝。
助けてほしいとマッシュはフィンに目を向けますが、フィンは寝たフリをします。……いや、これは彼には手強いから仕方ないですね。
そんなマッシュに声をかけてきたのが、先程ちゅうに……あ、いや。新聞を読んでいたイケメン君。名を、ランス=クラウンと言います。
トム先輩が2本線であることに驚き、2本線が特別であることを示唆。レモンちゃんがランスがイケメンであることと編入試験トップの成績であったことを心のなかで説明してくれます。

マッシュにはこういう説明ができないので、助かりますね?
楽しそうだなと声をかけられたマッシュは、困っていたので素直に「楽しくない」と返事をします。ランスはならば「楽しいことをしよう」と提案してくるので、マッシュは「かくれんぼ」かなと思いますが、残念ながら違うみたいです。
ランスが持っていたビンの蓋をきゅぽんとあけると、フィン、レモン、トムがビンの中に吸い込まれてしまいました。
レモンちゃんが、男二人と密室なんてコンプラ案件だ、と叫んでいました。意外と余裕ありますね。そんなところも好き。
そのままランスはフクロウ小屋の裏の森を指定して去っていきました。
こういう時、主人公が取る行動としては変わり種だと無視をするというのがありますが

まあ、マッシュだし……行くわな。

そうですね。マッシュですからね。行きますね。
そして始まるコインを賭けた決闘
ちなみに今回、このランスとの話は単行本の1巻と2巻をまたいでおりますが、アニメでは4話にまとまっています。
そのため、漫画とアニメでは説明の順番が違ったりしますが……まあ大きく話の展開が変わることはないのでご安心(?)ください。

しかしホント、マッシュって表情も代わりにくいし声の濃淡も基本ないんですが……。

「何をするのか」とランスに問いかけるマッシュの声はこころなしか硬い感じするよなぁ。

わずかな差なんですけど、声優さんすげぇってなりますね。
で、何をするかなんですが賭けだそうです。銀のコインを賭けて。ランスは2枚持っています。
中々1年生で持っている人がいないにも関わらず、ランスは2枚も。
と、なんとあのトム先輩がまさかの説明役になってくれまして、痣の2本線のことについても教えてくれます。どうやらこの痣は多ければ多いほど魔力量が多い、ということになるそうです。
そして、ナレーションが改めて痣について語ってくれます。1線魔道士、というのが一般的な魔道士ですね。今まで出てきた人たちはみんな1本でしたね。
稀に複数のあざを持つものがいて、ランスはそこに該当するわけです。10万人に一人らしいですよ。

すげーっ! ってなるけど、終盤になるとそれが当たり前になってくるんだよなぁ。

シッ!
そこには触れてはいけません!
とにかく、お互いに銀のコインを賭けて勝負する、と。
負けは戦闘不能かギブアップだそうです。一応、学校で決められているルールなんだとか。
実はこのコインは成績だけでなく、こうして生徒同士の勝負によっての奪い合いも認められていたり……結構治安ががが、という案件です。現代日本だったら確実に暴行事件となってしまいますが、ファンタジーだからね!
そしてマッシュとしては、友達と……友達といれていいのかよく分からない人たちが囚えられているので、勝負を受けるしかありません。ランスは今までのマッシュの行動から、こうすれば勝負を受けるだろうと計算してきたようですね。
さすが知的クールキャラ。
どちらも声を荒げたりしないので、ここにトム先輩がいて騒いでくれるのは逆にありがたいのかもしれません。
ランスは自分が負けるわけはないと言います。編入試験の時、自分の目的より他人を優先するような甘い人間に自分が負けるわけはない、と。
瓶の中の3人も騒いでいます。ランスの雰囲気が強そうだから、と。
でも、マッシュがそんなことでビビるわけはありません。
ランスがその前にやりやすくしよう、と魔法を使い、周囲の木々が押しつぶされます。
差し込まれるおまけ――マッシュを心配する保護者達
コミックでは巻末に入るおまけが、アニメではここに挟まれます。
編入試験の時にマッシュの様子を見守っていたおじいちゃんたち(レグロとブラッド)は近くの森の中で焚き火を囲んで座っていました。
マッシュはちゃんとできているかとため息を付くレグロじいちゃんに、魔法警察のブラッドは「心配だ」と呟きます。

こいつ、マッシュを脅す……いわゆる敵なはずなんだが感情移入してないか?
レグロも驚いてブラッドを見ますが、ブラッドは「自分の利益のためだ」と言います。そうなんだろうかと疑うレグロでしたが……近くの崖が爆発して二人して「なんじゃこりゃ」と叫ぶのでした。

漫画のほうだと全くあの騒動には関わることなく、ただただマッシュを心配しているブラッドと、感情移入してないかと疑うレグロというコメディで終わってます。
なんだかブラッドが可愛く見えてくるので、アニメを見終わったあとは是非コミックの方もご覧くださいませ!
ブラッドとレグロじいちゃんの可愛いおまけが見たくなったら↓コチラ↓から!巻末です。
這いつくばるのが好きなのは、どっち?
木が大ダメージをうけて、周囲には円状の戦いやすいスペースができました。

バトル漫画では、よく木が犠牲になっちゃうんですよね……でも君たちのお陰ですごさが伝わるから……いつも、ありがとう!

なんの感謝!?
が、マッシュには特に感動はありません。編入試験のときだってパフォーマンスに対して冷静でしたからね。殴りかかるマッシュに対し、ランスは冷静に杖を振りかざして魔法を唱えます。
と、マッシュが地面に叩きつけられました。

呪文から察せられてはいたが、重力魔法か……重力の魔法って結構強く描かれること多いよなぁ。
何よりすごく格好いいですよねぇ、重力。
ランスはやたらとマッシュに怒ってますね。大した目的もないのに銀のコインをもってるなんて、と。自分と同じ次元にたつ存在はいらない、と。
這いつくばっていろとマッシュを蔑むランス。クールで淡々とした声だったのが、熱がこもり始めていて。ランスの内側が見えてくる気がしていいですねぇ!
当然その間もマッシュには重力がかかり続けていて……この重力がかかっている、という表現がすごく好きです。びびびっななってるこれね。重力魔法はこれだから格好いいんだよ。

でも序盤から重力魔法でてくるのは珍しいかもですね。

個人的なイメージだと物語の中盤以降に出てくる感じはするな。
※個人の感想です。
すごい重力の中、それでも諦めずに動くマッシュ。ただ、それでも立ち上がることはさすがにできないみたいです。でも、立たなくても良いそうです。左腕を地面の中に埋めるマッシュ。
何をするのかと思いきや、何かを引き抜きました! これは……木の根っこ?
なんと、木の根っこを引き抜いて地面を割ったみたいです。驚くランス。そりゃそうです。普通の人間には魔法無しでそんなのするの無理ですね。
重力魔法が解け、立ち上がるマッシュに対して驚きで飛び退り、しゃがみ込むランスを見下ろしたマッシュが「君も這いつくばるの好きなのか」と皮肉を言うのでした。

台詞回しが良いねぇ!

マッシュって勉強は苦手でも、こういうカンとかセリフがいいよな。
勝負はここから!
正面から突っ込んでくるマッシュに、ランスはまた魔法を放ちます。重力がマッシュにかかりますが、そんな中でマッシュは一歩前に踏み出して耐え、右の拳を振りかぶります。
ランスはなんとかそれを避けますが、先程より早くなっているマッシュにまた驚きます。そしてマッシュはそれで終わりではなく、腰を捻って左の拳も突きつけました。と、ランスが身につけていたペンダント? いえ、ロケットの鎖がキレたらしく、マッシュの眼の前に落ちました。
なんだ、と思ったマッシュがそれを拾って中を見ました。そこに映っていたのは、幼い女の子。
マッシュが固まります。あまり動揺を表に出さないマッシュが「ロロロ」とひどく慌てた口調で「ロリコンだ」と冷や汗のようなものを流します。警察を呼ばないと、と慌てるマッシュに「違う」と静かに。しかし若干怒りがコメられているような声のランス。
「俺はロリコンじゃない。……シスコンだ」

自分で宣言するのかよ!

ものすごく自覚済みのシスコン、というのも珍しい気がしますね。
否定するキャラ多い気がする。
マッシュはクールな感じのままのランスに「そんな感じでシスコンなんだ」という疑問を抱くものの、返せと言われたので素直にロケットを返します。受け取ったランスは懐にロケットをしまいつつ、マッシュに問いかけます。
この世で最も尊いものはなにか、と。
マッシュは真面目に答えていきます。シュークリーム。人の命。愛。自由。シュークリーム。

シュークリームは真面目なのか?
いや……マッシュからすると真面目か。

BGMとかもしんみりな感じになっている中でのシュークリームはシュールですが、マッシュルはこういうアニメです。
今までずっと冷静だったラウンスが「違う違う」と熱くなります。即答できて当然だろう、と。あまりにも自然で当然の答えだと。
そう……この世で最も尊いもの。それは彼の妹だ、と。
ここのランス君、ちょっとホラー味がある。
成績優秀でクールなランス君ですが、この子もマッシュとは違う方向にヤバいキャラですね。今後も出てくるのだろうなというのがわかります。
と、ランスは自分の妹の尊さを理解しないマッシュをバカにします。いえ、世の中はそんなバカばっかりだ、とも言います。
そして少し場所を移動し、崖際へ。手には3人が入ったビン。ビンを崖から落とすと言います。さらに重力魔法をかける、と。マッシュが助けに入ったところを攻撃する、と。
妹のためならばどこまでも非道になれるんだ、悪いなと語るランスの目は言葉とは裏腹にどこか悲しそうでした。
ランスの戦う理由――尊き妹
回想シーンになります。
妹ちゃんの声めちゃくちゃ可愛いw
そして昔のランスは、いじめっ子からいじめられていた子を助けたりしていたようです。そのせいで怪我も絶えなかったようですが、妹ちゃんはそんな不器用で優しい兄のことが好きだと笑うのでした。
だというのに、そんな妹ちゃん――アンナに不幸が襲いかかります。
顔のあざが消え、魔力を失うという難病です。

魔法が絶対のこの国で、魔力を失うってそれは……。

マッシュは生まれた時からですが、後天的に失うこともあるようですね。
保って5年。魔力を失えば国に引き渡すしかなく、そうすればアンナは――。
落ち込むランスでしたが、両親は「仕方ない」と言い「どうして自分たちからこんな子が生まれるのか」などと言ってきます。アンナのことを純粋に心配している言葉が出てこないのです。
ランスはそんな理不尽なことがあってたまるかと思います。だってアンナは何も悪いことなどしていないのです。親に反発し、妹を救うため……こんな仕組みを作った魔法局を変えてみるのだと誓うのでした。

マッシュとは立ち場が逆だが、向かう先は一緒か。

とはいえ、互いの事情を知りませんからねぇ……知ったとしても、ランスが「じゃあお前を応援する」とはなりそうにはないですね。

俺が自分の手で妹を救うんだ、とかになりそうだな、たしかに。
そしてランスはビンから手を離し、魔法で加速するのでした。
と、振り返ったランスの視線の先では、服を脱いで準備をするマッシュがいました。BGMがまたいい仕事してる!
このマッシュが何かやってくれる時に流れるBGM超好き。この「どぅんどぅっどどっどどどー」っての。
クラウチングスタートの体勢をとるマッシュ。ハムストリングス魔法、なんて呟きます。そんな魔法はないんですけどね。当然ランスも聞いたことないわけです。
マッシュの手のひら、足に力が入って血管が浮き上がります。こーれー! これ! マッシュルのアニメのオススメはこの筋肉に力入るこのシーン! いや最高! 好き!
そして顔を上げたマッシュ。
「負ける選択肢も、助けられない選択肢も……僕にはない」

きゃー!マッシュ、格好いい!

さっすが主人公!しびれるぜ!
爆発するようなスタートダッシュを切るマッシュ。あまりのことに動けないランスの横を駆け抜けるマッシュ。崖を振り返ってその姿を探そうとするランスでしたが、彼の背後でマッシュが瓶を手に戻ってきました。
信じられないことにその一瞬でビンを手に入れて戻ってきたようです。ランスは信じられないと思いますが、身体能力を強化する魔法なんだろうかと考えます。
と、マッシュがこの勝負をやめようと言い出しました。ランスが悪いやつじゃないとなんとなく察したらしいです。

って、ビン空だったのかよ!
そして一瞬でランスに近寄ったマッシュは彼の懐内にあった3人が閉じ込められたビンを取り戻すのでした。
でもランスはまだ納得できません。このまま続ければマッシュは銀のコインが2枚も手に入るかもしれないのに、と。どう考えてもそれをもらってから3人を取り戻したほうがマッシュにとって得です。
マッシュはしばらく考えてから、「なんでも合理的に考えられるほど器用ではない」と自分のことをそう言うのでした。
器用ではない……不器用な自身の好きだと言ってくれた妹のことがランスの頭に浮かびます。
しらけたからたしかに止めにしようとうなづくランスでしたが、自分から仕掛けた賭けだからと銀のコインを一枚くれました。
コインを受け取ったマッシュは、思うのです。もし、ちゃんとやりあってたらどうなっていたんだろうか、と。
そんなマッシュに泣きながらすがりつくフィン。信じていたと熱い先輩。黄色い声を上げるレモン。
と、ナレーションがマッシュの心境を語ってくれるんですが、地味にこれアニメオリジナルで笑っちゃいました。
騒がしい面々に囲まれたマッシュは「学校に戻ってからビンを開ければよかった」と思っていたのでした。
まとめ
キャラが増えましたが、なんといってもマッシュのライバルポジになりそうなイケメンが出てきたのが大きい話ですね!

これまたキャラが濃いけどな。
ただのイケメンって下手すると存在感薄くなるが。

ランスに関しては影が薄くなることはなさそうですね!
そしてあらためてフィン君がすっげぇ普通で安心できるなと思いました。これからもフィンくんにはこのままでいて欲しいです。
なんであんな目に会ったのにレモンちゃんもトムも怖がってないのか。怖がっているフィンが一番マトモ。
あとレグロじいちゃんとブラッドも良いキャラ……出番は減るでしょうが、好きですよ。
そして次回のタイトルがまた面白い【第5話 マッシュ・バーンデッドとモテない同級生】!
モテない……親近感が湧きますね!

ということでここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
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