【アニメ】不徳のギルド第1話『ひたむきに頑張ります!/少女の知らない世界』【ネタバレ感想】
ふとっくー!
という挨拶でおなじみ(?)の漫画、不徳のギルドがアニメ化していた、というのはご存知でしょうか。
え、おい……あれがアニメ化って……このご時世、大丈夫なのか?
私も話を聞いた時は心配になりましたが、無事放映していたので大丈夫なんでしょう。
※一応不徳なバージョンとそうじゃないバージョンの2種類があるみたいです(笑)。当記事では不徳な方について書いていきます!
絵柄は最新の不徳のギルドに近く、ぷにっとしてロリっとした愛らしいデザインになっています。が、可愛らしいからこそ彼女たちが『あんな目』に会うのかなと思うと、よりどうなんだろうかと思ってもしまいます。
OPの時点で結構アレでしたしね。
さて、そんな色んな意味で心配になるアニメ、不徳のギルド第一話の感想をやっていきましょう! 漫画で言うところの1話と2話分です!
ちょっと待った! 別に深い意味はないんだがちょっと一人で先に確かめてくるよ……その、ほら。大丈夫かなと心配だからさ! と思った方は↓コチラ↓からしっぽりどうぞ!
ざっくり内容
こういう感じのお話です、が伝わる第一話。
メブキの街ギルドのガードをし、優秀な成績からエースになっている狩人キクル。
彼はふと思ってしまった。――自分の青春は、ガードという魔物討伐に全てを費やす人生で良いのか、と。
そこでガードを辞めて大学へ入学し、青春を味わいたいと思った彼だったがギルドからすると彼に抜けられると困る。
キクルは自分が抜けるために新人たち(なぜか女子ばかり)を鍛えようとするのだが、この新人たちが曲者で……そしてなぜか毎回エロい展開になる。
程よいエロとボケとツッコミが冴え渡る話。
今回のポイント
キっくんのクールな声。
- 青春ってなんだ?
- 味方が一番の敵
- ひたむき・the・ムービー
18歳より下の良い子は見てはダメ。
ひたむきに頑張ります!
始まってすぐ、きょろきょろしている少女が映っているんですが、これは漫画にはない描写ですね。この少女こそが、エロイン……もとい、ヒロインの一人です。
漫画だとここの描写は主人公である青年の独り言から始まりますので、ちょっと雰囲気が異なりますね。
可愛らしいリスが掃除をしている建物の中では、一組の男女が話し合いをしていました。
やたらと胸が大きい美人な彼女の名前はエノメ、ギルド職員です。狐のような形をした肩当てをしている青年はキクル・マダン。彼はギルドに所属しているガードです。そんな二人が話し合っています。
どうやらキクルが仕事を辞めたい、と言い始めたようです。突然の話のようで、相談に乗る、とエノメは言います。
しかし声の雰囲気が……合ってる! 特にエノメさん。こういう落ち着きはあるけども若い感じ。そしてどこか天然っぽさも含めているのが最高です。
お前さん、あんまり巨乳キャラ好きじゃなかったよな?
エノメさんは別腹です!
そ、そうか……。
キクルがスッと取り出して見せてきたのは、年賀状。旧友が結婚したそうです。おめでたいですね。エノメもおめでたい、と喜ぶものの「それが原因?」と首を傾げます。
キクルはまだ20歳。結婚など先の話だと思っていたそうですが、ふと気づいたそうで……天井を見上げるキクルに合わせてエノメも見上げるんですが……ここ! ここに注目、いや。注耳していただきたい!
エノメの「ん?」という声がめちゃくちゃ可愛い!
何回聞き返しても可愛い! 口が動いてないので、台本にもとからあったのかアドリブ家はわからないですが、とにかくかわいい! 何回も聞いて欲しい! 11歳の子供持ちとは思えない!
分かったから落ち着け!
なんだよ、注耳って!
失礼しました。
何の話でしたっけ……ああ、そうそう。キクルが何に気づいたかと言うと、交際すらしたことがない、ということでした。
彼はガードとして魔物を倒せるように幼少期から過酷な訓練を積んできました。ガードは18歳からしかなれないので18歳まで訓練。そして18歳から今までは魔物を仕留める実践の日々。およそ華やかさに欠けていて、「青春? ナニソレオイシイノ」状態だったわけですね。
だというのに、大学で狩人サークルに入ったものたちは日夜異性をハントしている、という時に出てくる画像は……漫画の方がアレかもしれません。いや、色がついているという点ではアニメのほうがエロくも見えるんですが、漫画の方はエロさ以外にもいろいろとコンプラ引っ掛かりそうですしね。
がくっと項垂れてやる気なさそうなキクルに対して、エノメは勤続年だから今やめると退職金も出ない、となんとか説得しようとしています。
ですが、働き詰めで使う暇もなかったため、同期よりはお金持っているためお金には困ってないんですよね。感じ悪そうなキクルの笑顔がなかなか良かったです。
と、ここで新人の話になります。可愛い女の子だよ、と。
今の流れでその会話の流れはおかしくないかもだが、そこだけ切り取るとキャバの客引きみたいだな。
建物の外で掃除しているリスたちの前に現れるの、冒頭できょろきょろしていたあの女の子。リスたちに挨拶してます。
なんていうか、すごくむっちりしています。
ここもアニメ特有なんですが、リスの子たち可愛いので個人的にはポイント高いです。
ちなみにこの時の原作の絵は今よりももっとシュッとしているため、アニメから原作にはいると最初は驚かれるかもしれませんね。ただ、最新話などはアニメ絵に近くなっているのでそのうち、と思ってください。
武道家ヒタム・キャン
元気な挨拶とともにやってきたのは獣人の武道家、ヒタム・キャン。通称ひたむき、です。物語の中でもひたむきと呼ばれているので、この記事でも以下ひたむきと呼ばせていただきますね。
元気いっぱい、というのがすぐに伝わる動作と満面の笑みに声。性格は良い子そうですね。
エノメがそうだと提案します。ひたむきは今日が初陣なんだとか。だから一緒に行ってみてはどうだろう、と。
キクルはソロで動くタイプだったのか、その提案に少し戸惑った様子ですがエノメが言うならばと頷きます。ひたむきは純粋に嬉しそうで「ひたむきにがんばります」と気合を入れています。
この漫画の特徴として、時折ドット絵で状況が語られることがあるんですが、アニメでもその描写がちゃんと引き継がれていて良かったです。
某RPGが頭に浮かんじまうが、まあギリセーフ、か?
なかまになった、ひたむきをじっと見つめているキクルを、エノメは微笑ましそうに見ています。好みのタイプだったのかな、などと思っていたら聞くるがぼそりとこう言います。
「彼女の能力次第では、安心して後を任せられる」
「キクル君!?」
そういう意味かよ!
さて、ひたむきの実力はいかに?
キクルは1話目にして引退することができるんでしょうか?
というか、引退したらどういう物語になるんでしょ? 学園モノに変更ですかね?
メブキの森――新米武道家の実力やいかに?
ということで二人して森の中へ。何やら厳重なゲートがあって、そこを通っていますね。誰でも森に入れるというわけではなさそうです。
ひたむきが「キクルさんは」と話しかけますが呼び捨てでいいとキクルは言います。長いと戦闘中に邪魔だから、と。
こういうところ、結構リアルに描写するよな、この漫画。
実際、キクルさんと呼びかけるよりキクルと呼んだほうが良い気がしますね。
そういう緊急事態に遭遇したこと無いのでわかりませんが。
しかしひたむきは根がまじめなんでしょうね。呼び捨ては出来ない、と少し考えたあとで「キッ君」と呼びかけます。キクルは初めて呼ばれたようで動きを一瞬止めますが、ヤメロとは言いませんでした。
ひたむきはエノメからキクルは魔物退治のベテランだ、と聞いていたようです。キクルは「まだ勤続2年目の新米だ」とそれに対して返しています。
対してひたむきは高卒、つまり18歳です。正直もっと幼く見えますが、花の10代。こんな血なまぐさい仕事で虚しくないか、と問いかけるキクル。しかしその問いはすべて自分に跳ね返ってきます。
その花の10代を討伐に捧げてきたから今から青春を取り戻したいから仕事を辞めると言ってたのが冒頭だもんな。
吐血までして自分が投げたブーメランをしっかりと受け止めるキクル。そんなキクルに対して、この仕事は誰かの役に立つものでキクルは誰かの役に立ってきたし、自分もそんな仕事につけるのが誇らしい、と心から思ってそうなひたむき――眩しいです。
キクルがとても眩しそうに目を細めていますが、私も目を細めてしまいます。直視できないくらいにひたむきが眩しいです。
キッ君の声優さんの声が枯れ枯れなの最高でした(笑)
索敵能力に長けたひたむき……索敵能力には長けている
と、耳をぴくぴくと動かし、鼻をくんくんとさせたひたむきがズバッと指を突きつけます。キクルはやや不思議そうな顔をしていましたが、実際にその指の方角には魔物がいました。スライムが2匹です。
アニメのキャラたちは輪郭がかなりハッキリと描かれてますねぇ。
いや、そんなことより敵と遭遇した時の描写とか音楽とか、完全に某RPGの
それ以上はいけません。
かなり離れていたのに、と驚くキクル。獣人の索敵能力というやつだろうかと、息を殺したままフードを被りますが……隣りにいたはずのひたむきがいつの間にかイません。
どこにいるのかというと、スライムたちの目の前でお辞儀してました。武道とは礼に始まり礼に終わる、などと浸っている彼女に「何してる」「前見ろ」とキクルの渾身のツッコミが入ります。
そして、ひたむきの顔面にスライムが飛びかかりました。尻餅をつくひたむき。ひっついたスライムを剥がそうと拳を叩き込みますが、相手はスライム。拳が弾かれてしまいます。
と、ひたむきがのろのろしている間にスライムが彼女の服の間……というか。谷の間と言われる部分に入り込み、BGMがムーディなものに変わり、もう一体のスライムはひたむきの足の間にある大切な部分に吸い付きます。
その後……もぞもぞぬらぬらと動くスライムと、ひたむきの口から上がる悲鳴。
いや、悲鳴というかこれって……。
まあどんな声なのかは、ぜひとも実際に聞いてみてくださいね(笑)。
ちなみにさすがに最後? はアニメーションではなく、静止画になってまして、体はハッキリと映ってませんでしたね。そして背景に流れるスライムの鳴き声? がまたのんきで場にそぐわないのが、ちょっとエチィ雰囲気を和らげてくれています。
キクルは、目の前で起きている事態が信じられずにいました。なにせスライムはこの世界において雑魚中の雑魚。
びくりびくりと震えているひたむきは、もう自分でスライムを剥がすことは出来なさそうですね。
キクルは助けてやりたいものの、すくなくとも肌に触れることになるので訴えたりしないだろうか、と頬を染めて顔をそらしながら確認します。冷静そうに見えて、照れてはいるようです。
ひたむきはそんなこと考えもしなかったし、自分などが言っても誰も信じない、と言いますが彼女のポテンシャルでそんなこと言われたら大抵の人は信じてしまうでしょうね。
そしてスライムを取っていくんですが……ちゃんと顔をそらしながらであるのが紳士です。しかし魔物討伐には慣れていてもこういうことには慣れていないキクルの混乱っぷりが(笑)。
ぜひとも詳しくはアニメ本編をご覧ください。漫画よりもより慣れてない感がすごく出ています。
まあ、キクルが触っているのはスライムだったわけだが。
初体験すぎて、区別すらつかないの可愛いですね。
囮としてはある意味最適?
救助。
スライムは打撃が通りにくいものの、核があってそれは脆いそうです。貫通力のある攻撃で仕留めるといいんだとか。
短剣で核を貫いているキクルは、ひたむきの武器は? と聞きます。ひたむきは武道家は体そのものが武器だから、体一つですべてを守ると笑顔で答えるものの、己の身も守れていません。
うなだれるひたむきでしたが、魔物の気配を感じてまた指を指します。索敵だけは本当に優秀です。
とても慎重にその方角へと向かうキクルの姿に、ひたむきは「多くの魔物を狩ってきたのに慎重なんだ」と若干不思議そう。ですがそれは逆で、「慎重だからこそ多くの魔物を狩れてきた」わけです。
キクルは罠を張り、死角から攻撃をし、と。万全に万全を気して討伐を行ってきました。
先程のようなスライム2匹程度ならともかく、大型の魔物に対して正面からは危険すぎる。ひたむきに今の戦い方は見直せ、とアドバイスをするキクルですが「不意打ちなんて卑怯なこと出来ない」という悪意のないひたむきの言葉に精神的ダメージを負わされるのでした。
遭遇したのはトドクマ。手足にはしましま模様っぽいものがあるものの、間違いなくクマであり、大物ですね。
今度は飛び出していかないひたむき。先手は自分がとるから仕留めそこねた時の陽動を、とお願いするキクルに、元気よく返事をするひたむき。声が大きいです。
案の定、クマに気づかれてしまいます。ソレに対しても「うわぁぁ」と叫ぶひたむき。もはや味方が一番の敵。
しかし自分のせいだとは認識しているし人は良いひたむきは、自分が囮になるからキクルに逃げろと向かっていきます。自分の身につけた空手は負けない、と言った数秒後にあっさり負けます。
まあ、クマだしな。
普通に考えて真っ向から戦って人間が勝てる相手ではねーわな。
なんの根拠があって突っ込んだのかというツッコミに対して、なんとか役に立たなければと思ったら体が勝手に動いていた、と。本当は怖かったのに。
- 状況に応じた戦術↔素手一辺倒
- 不意打ち上等↔正々堂々
- 論理的↔直情的
見事なまでに真逆ですね。
ある意味相性はいい、のか?
ここまで違いすぎると、一緒に戦うのは不安すぎますけどね。
そしてそのままトドクマに抱きしめられるように体を締め上げられる……のかと思いきや、顔を舐められています。
というか顔のアップで見えなくなってますが、漫画では揉まれたり、擦られたりしてます。さすがにアニメでは出来なかったんでしょうねぇ。
アニメの方でも魔物を発情させるフェロモン云々という台詞はあるので、見えないだけでそういう感じだったんでしょうが。
つまり!
見えない部分は……想像で好きにできるということです。
まあ、それが囮となってキクルの弓矢による一撃でトドクマを倒せたわけなので、想像するには時間的には短すぎたかもしれません。残念。
ま、まあ銀づちのことは置いといて、キクルお疲れ様。
絶対に一人のほうが楽だっただろうな。
引き止め要員としてのエノメの判断は間違いではなかった?
町に戻ったキクルとひたむきを笑顔で迎えるエノメ。初陣でスライム2匹とトドクマ1頭はすごい、と褒めてくれます。
が、当然ながらひたむきは喜べるわけもなく、項垂れていてエノメは何があったんだと思います。
キクルとしてはもう頭の中ではキャンパスライフに思いを寄せていたわけですが、ちゃんとした後任を育てないと町が崩壊しかねないと思いました。
ちなみにひたむきの師匠は彼女のことを「よくも悪くも純粋」と言っていたそうで、苦労したのはキクルだけではないようです。
もうちょいと普通な武道家もいるってことだな。
エノメがまだ新人だし長い目で見てあげてとフォローしてくれますが、だからといって……ねえ?
魔物討伐ってことは、当然命に関わるしなぁ。
と、悪い空気を吹き飛ばすべく、エノメが話題を変えます。なんと、また可愛い女の子が入ったらしいです。
完全に客引きっぽい。
というか、キクルのこと誤解しまくってるな。
節操なく出会いを求めているやつ、みたいな扱いに反論するキクルでしたがその新人の女の子はその場にいたらしく、「メイデナです」という自己紹介が気まずい。
銀髪の女の子は白魔術師で、幼く見えるひたむきよりもさらに幼く見えます。メイデナ・アンジェ、というらしいです。たしかに可愛いですね。ロリッとしてて。
なんとも言えない空気に、キクルもお手上げです。
新人なのでひたむきと一緒に面倒を見て欲しい、とエノメに頼まれます。キクルはこの町のギルドのエース。討伐数1位です。頼りになるのです。
キクルは「また俺?」と思いつつも、考えます。退職するには優秀な新人を育てるのが一番か、と。
白魔術師であるメイデナは敬虔なフェルザスク教徒らしく、出会い目的であるような好色な人とは仕事をしたくない、と言います。体を隠しながら、ね。
ちなみにこのなんともエロいメイデナの服は制服で、女性たちからは不評だそうです。
なんていうか、スカート短くて、太ももかなり露出してるもんな。
胸元は隠されてますし、前後には長い布? が垂れていますがだからこそエロいといいますか……だからこそ仕草に気をつけろ的な? 言い訳をもとにこれになっているようです。何事も方便ですね。グッジョブ。
キクルは誤解を解こうとして、メイデナのことを「幼すぎて何も感じない」などと言って、逆に不評を買っていました。
うん。本当に女の子との接し方から覚えたほうが良いかもしれない。
少女の知らない世界
学生にとっての大きなイベントの一つ、文化祭。恋人、もしくはそれに近い間柄の人たちが出し物を堪能する中、キクルはどうしていたかというと……?
1日中警備、か。お疲れ様だぜ。
教師からは警備費が浮く、と頼りにされていたようです。
それは頼りにされていたとは言わねーよ!?
キクルも当時から大人に上手いこと利用されていた、と振り返って思っているようです。
ただ、まだ彼は若いですからね。新人を育成して来年度の入試に合わせれば、と独り言のようにエノメの前でつぶやきます。手練を呼んでくれれば育成の手間も省ける、と。
そこへやってくるのが、件の新人たちです。
ぱっと見は両手に花で華やかなんですけども、キクルの守備範囲からは外れているらしく「子供」と言いかけて彼は言い直します。つい昨日、子供と言って機嫌を損ねましたからね。
魅力的、という言い方をすると「へんたい」というシンプルな一言が返ってきます。相容れない、と思うキクル。なんとも雰囲気が悪く、心配するエノメにひたむきが私が二人を仲良くさせてみせると気合を入れるのでした。
まあ、気をいを入れるひたむきを見てキクルの胸の中に沸き起こるのは「不安」というこれまたシンプルな二文字ですけどね。
ガードとは
と、ギルドを出ていく3人組。それを笑顔で見送ったエノメの元に、エノメと雰囲気がよく似た女の子が駆け寄ってきます。
あれ?
こんなシーン漫画にあったか?
アニメオリジナルですね。
キクルと知り合いなような女の子は、キクルがいないことに残念がりながら「行ってきます」とエノメに声をかけてでかけていきました。見た目の年齢からして、学校へ向かうのでしょうね。
女の子の名前はエシュネ。
アニメでどこまで語られるのか分かりませんので、詳細を語るのは止めておきますね。
漫画では第6話で出てきますね。1巻での登場なので、気になった方は漫画の方も手に取られてみてください。アニメでは放映できない部分もばっちり!
そして場面は再びキクルたちへ。
ここでようやく魔物討伐をするキクルたちの業務内容についての説明になります。
キクルの狩人やひたむきの武道家、戦士や魔術師などの戦闘職は一括りにガードと呼ばれており、魔物から町や市民を守ることが仕事です。
巡回警備や指定された魔物を狩る、要人や輸送の護衛なんかも仕事として行うようです。
ファンタジー物でよくある冒険者や傭兵が行いそうな仕事ってことだな。
想像通りの光景……?
新人が二人もいるということで危険を避けるため、キクルはひたむきにスライムの匂いが分かるかを聞きます。ひたむきはもちろんっと勢いよく頷いた後、「あんなひどいことをされたんですから」と涙目になります。忘れたくても忘れられるわけがない。
謝るキクルとひたむきのやりとりに不安になるのは今回が初めてのメイデナ。何が起きたのか、と慌てますが誤解です。
「概ね想像通りのことは起きてるが誤解」か。
間違ってはいないな。
嘘はついてませんね。
説得力が皆無、というメイデナの叫びを聞きつつも、スライムと遭遇します。
ひたむきの雪辱戦に彼女がまた大声を上げそうになったのを、キクルが指で制し、小声になったひたむきに対してグッと親指を立てます。
親指グっはアニメならではの描写という感じがして、細かいところですが個人的には好きです。
漫画より、やり取りの意味が分かりやすいよな。
声のボリュームに関しては漫画では表現しにくいですからね。
キクルたちが待機している場所から回り込んでスライムの元に向かうひたむき。メイデナはキクルと一緒に待機です。
メイデナとしてはスライム一匹に慎重になりすぎではと思うわけですし、キクルもスライムは雑魚だと思ってはいます。思ってはいますが……。
二人の目の前で、スライムに対して挨拶をし、挨拶の最中に飛び掛かられて接戦を繰り広げるひたむきの姿がありました。メイデナが「なんで挨拶してるの」と疑問に思っています。
良かったね、キクル。同じことを思ってくれる人がいたよ。
正直接戦どころか負けそうなのでメイデナが助けに行かないと、と言いますがキクルはまだ出ません。後衛はそう簡単に前に出るべきではなく、前衛が持ち直せるか見極めなくてはいけません。あと、今回は自分の平常心を鍛える目的もあるようです。
ひたむきはなんとかスライムを剥がすことが出来、そのあとの攻撃を数回避けています。身体能力はやはり高そうですし、ちゃんと戦術とか組めるようになったら戦えそうなんですけどね。
漫画ではひたむきの身のこなしは映っていないので、アニメで軽やかな動き見せてくれたの、嬉しいです。
昨日、キクルは思わぬ味方の行動に苦しめられ、平常心を乱されてしまったため、今日はそうならないようにということのようです。
味方が一番の敵だったもんな。
敵のほうがまだ思い通りに動く、というキクルにメイデナはなんとも言えない表情。キクルへの当たり方はキツくはあるものの、常識は持ってそうですね。
せっかくの先制の機会を挨拶で逃したひたむきに対しても、怒らずに平常心だ、というキクル。
ひたむきは昨日言われた通り、貫通力のある攻撃で仕留めようと突きでスライムのとどめを刺そうとします。が、ぴょんっと避けられた上に岩に思い切り自分の指を突き立てて……変な方向に曲がっています。
アニメだとなお痛そうです。
目を背けたくなるようなどんくささに対し、キクルは自分の腕をつねることでなんとか平常心を保とうとしますが、メイデナはそんな彼に「すでに目を背けていないか」とつぶやきます。
一方のひたむきはあまりの痛さに泣き叫び、その声によってやってきたもう一体のスライムによって腕ごと岩にしばりつけられ、動けなくなってました。
大声のせいだとは昨日のことがあって気付けるひたむきですが「一生の不覚」と大声で叫びながら言うのに、さすがのメイデナも「直す気あるのか」とやや強めの口調でツッコミ。
メイデナの隣では拳を自らの膝に当てて、呻くように平常心を保とうとしているキクル。
いやっ、もう平常心保ててないだろ。
もうただの単語になってる、とメイデナも言ってますね。
そして動きが取れなくなって無防備なひたむきのおしりに向かって最初の一体が飛びついて……。
ぬめぬめと動いているみたいですね。
はわわわっとなっているメイデナがめちゃくちゃ可愛い。
漫画だと「じゅる」とか「じゅぷ」とか、「服の中に入って」とか……まあ、あれなので……さらにエロい展開を望んでいる方はぜひ漫画の方もご覧ください。
ということで、メイデナの想像していた悪いことが起きてしまい、こうなったらひたむきの自力での討伐は無理なので助けに行くキクル。
「待って、こんな想像してない!
この数十秒間私の知らない世界だったよ」
スライムの核を的確に破壊するキクル。おしりの方についていたスライムを退治してそれを外すキクルの動きにひたむきが敏感に反応して、キクルが顔を赤らめ、メイデナが「ヘンタイ」と冷たくあしらいます。
そしてひたむきの怪我を見て、白魔術で傷を直してしまいました。キクルが感心します。彼の仕事柄、他の白魔術師と組むこともあるわけですが、メイデナほど回復の早い魔術師はいなかったそうです。
メイデナが自慢そうに胸を張ります。
何でも彼女、歴代でもトップクラスの天才と言われているそうです。優秀な白魔術師の加入に、キクルは内心で「引退できるのも結構早いかも」と思ったりします。
喜ぶひたむきですが、白魔術にはお金がかかるらしいです。
まあ、こんな便利な術唱えられまくったら、製薬会社とか医療関係はやってられないわな。
とはいえ、クエスト中は1割負担だそうです。
特にメイデナの術に関して言うと、高級な回復役に相当するんだとか。良かったね、ひたむき。保険が効いて。
とはいえ、白魔術師には戦闘能力がないので、ちゃんと守ってもらわないといけません。ひたむきにプレッシャーをかけるメイデナ。先程の惨状を見たらひたむきよりキクルに頼るべきだと思うんですが、まだキクルに対しては嫌悪感の方がまさるらしいです。男嫌いなのかな?
少し気を抜いてしまっていた3人でしたが、キクルとひたむきが接近してくる存在に気づきます。またスライム……にしてはやたらと巨大です。
デカイム。巨体なため、弱点である核への攻撃が届きにくい。
有言実行
ここはひたむきの出番! と構えるひたむきにキクルは内心で激しくツッコミを入れています。
アニメでの勢いある心の声が最高です。
格好いいBGMとともに構えを取り、初めて武道家の武技を発動させるひたむき。その名もカウンター。
そんな強そうな技あるなら、なんで昨日使わなかった。
まあそこはひたむきですからね。……あまり追求せずにいてあげましょうよ、親方、キッくん。
とはいえカウンターには欠点が一つ有り、それは反応できる範囲がすごく狭いこと。付け加えて構えを解くことが出来ないので敵に無視されると何も出来ない、ということです。
弱点結局二つじゃねえか!
と、親方がツッコミいれている間にも、デカイムが構えるひたむきを無視して背後でヘタレこんでいたメイデナの足を掴み自らの方に引き寄せます。
フラグ回収OK!
高々と釣り上げられたメイデナ。キクルが矢を放って、デカイムの腕のようになった部分を撃ってメイデナを開放。落下する彼女が地面に叩きつけられる前に駆けつけて抱きとめます。怪我は特に無いようで、デカイムもキクルの反撃に驚いて逃げていきました。
キクルはそもそもソロで討伐してきたので、部隊の指揮は素人です。そこに機能しない前衛と、意地を張る白魔術師とくれば、彼にはお手上げです。
デカイムは追わず、町に戻ることにしました。
三人を出迎えたエノメは、今日はスライム2匹だけということに首を傾げます。あまり魔物に遭遇しなかったのか、と。新人二人がいたので無理はしなかった、という言い訳を口にするキクルと、涙を流して謝るひたむき。エノメからしたら本当に「何があったの」状態ですね。
メイデナがキクルの服の袖を引き、先程は助けてくれてありがとう、と感謝を述べて初めて彼の名前を呼びました。ある程度心を開いたようです。
が、ひたむきには警戒していて……そりゃそうですよね。そのピンチを招いたのはひたむきですから。有言実行ね、と苦笑しているエノメの言葉通りです。
有限……そういや、クエスト前に二人を仲良くさせる、とか言ってたか。
クエスト中に色々ありすぎて忘れちゃいますよね。
と、ここで驚きの事実が発覚します。メイデナ、幼く見えても大学生だと思っていましたが高校1年生。15歳だそうです。
ガード職につけるのは18歳からなのですが特例なんだとか。
キクルの脳裏にひたむきのあられもない姿が思い浮かびます。アレを15歳が。ついこの間まで中学生だった子が見たわけです。エノメに「今後、18歳以下は加入禁止で」とお願いします。
「ひたむき・THE・ムービーは情操教育には悪いかと」
「クエストで何が起きてるの!?」
「俺の口からはとても言えません」
ああ、うん。キクルに同意するぜ。
あれは情操教育には悪い。
漫画では「ひたむき・THE・ムービー」のパッケージ案も載ってますよ!
まとめ
と、言う感じで……書き始めたらかなりボリュームあってびっくりしましたが、漫画の2話分と考えたら当然かも知れませんね。
30分とは思えないくらいに濃厚な感じだもんな。
今回はヒロインたちの紹介な側面が大きく、物語はそう大きく動いてませんが、今後も個性豊かなヒロインたちが登場するので「今回の二人はあまり好みに刺さらなかった」という方もぜひ続きも見ていただきたいですね。
では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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