【アニメHelck】第三話『未知の敵』――決勝戦開始!【ネタバレ感想】
前回はヴァミリオ様とヘルクが握手をしたところで終わりましたが、今回はついに『翼の兵士』と戦います。
たった300人程度で魔王城を落としたという翼の軍団。今は100人程度とはいえ、未知数。
城を取り戻すべくウルム城へ向かうのは魔王決定戦に出場して勝ち残った上位4名と運営としてついていく四天王ヴァミリオ様の、計5人。
普通に考えたら5人で城を奪還とかありえねーけどなぁ。
そうですね。特に今回の敵は未知数ということも含めると……どんなイレギュラーが起きるかも分かりません。
特にヘルク。今のところいつも優しそうに笑っている好青年ですが、笑っているからこそ真意が読みにくいところもあります。
今回はヴァミリオ様がツッコミをしつつも、しっかりと強いということ、あと可愛いということを改めて教えてくれる回となっております。
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前回のあらすじ
レース対決超面白い。ヴァミリオ様のツッコミが炸裂。
魔王を決める次なる競技はレース。乗馬戦。
馬が勝敗を左右するこの競技でホンはヘルクに体に見合わない小さな馬(犬?)を用意した。
最初こそ、うまくいくかと思われたが……ヘルクが一緒に走りながらあっという間に先頭集団に迫っていく。
ヴァミリオ達は橋の爆破をして妨害するも、ヘルクは難なく突破。
トップのケンロス・ヒュラを抜かしていく。ケンロスも負けられないと馬を降りて走るが僅差でヘルクが1位でゴールした。
悔しがるヴァミリオの元にウルム城の情報が届く。
翼の兵士は現在100人ほどでリーダー格らしい存在がいる。
今すぐに討伐に向かいたいものの、ヘルクも放置できない。
ヴァミリオが悩んでいると、意識不明だったというアズドラ(大会の全責任者で青の四天王)が提案をする。
決勝戦の内容を『ウルム城の奪還』にしてはどうか、と。
翼の兵士の迅速な討伐とヘルクが本当に自分たちと一緒に戦ってくれるのかを見極めることができる。
そして不測の事態から選手たちを守るため、ヴァミリオも決勝戦のたびに同行することとなり、変装してヘルクたちの前に姿を表した。
事情を知らないヘルクは笑顔でそんなヴァミリオ(偽名アン)に握手を求め、ヴァミリオは渋々その手を握るのだった。
前話より
アズドラ様の吐血シーンが思っていたより、吐血してた(笑)。
今回のポイント
原作と見比べれば見比べるほど、原作の再現率が半端ないです。
- 魔物を生み出す大地の毒――人間界にはない
- 新世界生物――ヘルクも知っている?
- 翼の兵士の強さは?――ヒュラがピンチ?
今回はコメディ要素は少なめです。ただまぁ、ケンロス君いるだけで雰囲気は緩みますが(笑)
魔物を生み出す大地の毒――人間界にはない
人間界に侵入しているイスタの双子の姉、アスタ視点から。
青い空と草原が広がる中で、心地よさそうに呼吸しているアスタ。人間の国のこのような奥地にまで来るのは初めてだそうです。
帝国の荒廃した大地との差を痛感していました。
彼女がこの世界にある大地の毒について説明をしてくれます。
帝国国内にあふれる見えない毒。長時間外にいると死んでしまうため、要所要所の拠点には毒を防ぐ結界が張られている。
でも人間界にそんなもの(結界)は必要ない。
人間たちは何の努力もせずに心地よい空気を吸えるこのような環境を手にしている。
そういえば、第一話でこの荒廃した大地を進軍して城を攻め落としたことをヴァミリオは危惧してたっけ。
進軍できただけでも凄いことだったんだな。
アスタの次の目的地は王都。敵の本拠地です。
多少無理してでもとか帝国のためにがんばる、とか張り切っているアスタは非常に可愛いですが、ビンビンにフラグ立っているのが心配ですね。
魔物と結界と炎
場面は代わり、ヴァミリオ様……アン様たちご一行は、虫のような魔物と戦っていました。
まあ、ヒュラが、ですが。
ここでも大地の毒の話ししているな。
大地の毒から発生した魔物らしいですね。ヘルクが神妙そうに「大地の毒」と口に出しています。
休憩ポイントまでまだ距離があるにも関わらず、魔物が多数やってきます。ヒュラは剣を使って切り倒していますが、さすがにキリがありません。
と、そこでドルーシ。大きな体の魔族が自分に任せろと言いだします。
アン様としても、ドルーシの実力は見れていないのでこの機会に見せてもらおうと静観していると、ドルーシは懐からチョコを取り出して食べました。
だから何っ?
第二種特殊能力を使おうとしているんですよ。
アニメではすでにアスタとイスタの特殊能力の説明時に案内がありましたが、漫画だとここで第二種特殊能力のことが説明入ります。
ちなみにアニメでは省かれていますが、条件なく発動できる能力は第一種特殊能力と呼ばれます。アン様の炎などが例ですね。
ドルーシは『豆を食べることで超強力な結界を張ることが出来る』んだそうで。
へえ、豆……ん?
さっき食べたのチョコだけどよ、カカオってことでイケルのか?
イケナイようです。甘党だからチョコと豆間違えたんだとか。どうやらドルーシもケンロス枠らしいですね。
豆を食べて低い声を出し、魔力を高めていくドルーシ。増えていく魔物。ですが中々時間がかかっています。
アン様がどれくらいかかるんだと、聞いて「30分」という答えが返ってきます。
30分もかかってたら、魔物に食われてしまうだろうが!
アン様、渾身の「ばかぁあああ」とともに、炎が炸裂して魔物を一掃していました。さすがです。
休憩ポイントにて
このあともうしばらく歩いていき、屋敷のような立派な建物へとたどり着きます。
小さいエリアですが、大地の毒を防ぐ結界が張られているようです。
ヘルクが人間で帝国のことを知らないため、彼に説明するという形で世界観を読者や視聴者に教えているのは上手いですよね。
建物内に入り、座り込む面々の中、疲れた様子を見せないのはヘルク。
アン様はヘルクがどうやって会場まで来られたのかと不思議に思っていたそうですが、底抜けの体力か。毒の耐性が高いのかはわからないものの、これだけの道中で疲れ一つ見せない姿に納得です。
互いに思い思いに体を休めている中、ケンロスがヒュラに疑問をぶつけます。ヒュラがアン様に気を使っている様子なのが気になっていたようです。お選んさんなのか、と。
へえ、ヒュラはアンの正体が四天王ヴァミリオって気づいたのか
これには理由があるのですが……アニメで描写されるのかまだ不明なので言うのは止めておきますね。
漫画ではおまけで描かれていたのですが。
そんな二人の会話を聞いたアン様。四天王じゃないぞ、言うんじゃないぞ、普通にしろと告げます。ヘルクに警戒されてしまってはいけませんからね。
ケンロスが素直に「違うってよ」なんて言っているのは彼らしいですねー。
休憩ポイントでの夕食は、疲れ知らずのヘルクが準備してくれました(喜んでください、筋肉ヘルクの裸エプロンですよ!)。なんとも美味しそうですねー。グラタン? 形的にラザニアでしょうか?
このアニメは料理アニメなのかと言いたくなるくらい、食べ物の描写にこだわりを感じますね。まあ実際、ヘルクが料理得意というのは強調されているので分からなくもないですが。
アン様はヘルクが作った料理を前に悩みます。なにせ敵だと思っている相手が作っている料理です。
インスタントがあるのに余計なことをと思います。
ケンロスが「美味い」って言ってるけど、まじで美味そうだぜ!
俺っちもヘルクの料理たべてー!
いや本当に美味しそうですよねぇ。
あのパフェもそうですが……また後々料理は出てくると思いますので、視聴する時間間違えないようにお気をつけて。
フォークで料理をつついたアン様は(しかもなぜナスをいれた)とオカンムリ。どうやらナスがお嫌いの様子。
隣で料理を食べていたヒュラはそんなアン様の様子に「ヘルクの料理を警戒している」と判断。
これは完全に尺の都合だと思いますが、漫画では
(リングの効果は私達だけ有効……毒が盛られていたらと考えると食べる気にはならないわよね)
なんて深読みしていましたね。
深緑の指輪の効果で傷つけることができない、というのは毒も無効ということらしいです……なんとも強力すぎる術ですね。アズドラ様すげぇ。
最も、ヴァミリオ様が一番悩んでいたのは「ナスが苦手」だからなんですが(笑)。
このヒュラの真面目な考察は、周囲とずれることが多くて面白いです。
アン様はヘルクに警戒していると思わせないために頑張ってナスを口に入れます……美味しかったらしいです。
やったね、アン様! 苦手克服です!
いややったねって……まあ、良いことかも知れないが、呑気だなぁ。
一方その頃、アズドラ様はやっぱり吐血していた
アズドラ様とホンはボードゲームをしていました。
いや本当に呑気だなぁ!
イスタの心配そうな顔を見習えよ!
イスタは常識枠ですからね……苦労人です。
アズドラ様はボードゲーム弱いらしく、ホンに負けっぱなしのようです。この二人のやり取りだけで面白いのは声優さんの演技がすごいからかな。
ホンの声に石田さんは豪華すぎやしないかと思いましたが、今となってはしっくり来てます(笑)
と、ロココが選手たちの様子を伝えてくれます。
アン様たちは2つ目の休憩ポイントを出発したものの、当初予定していたルートが嵐で進行できなかったため、地下道を通るらしいです。
この地下道が大地の毒が濃くて魔物の発生が多く、何度殲滅してもきりがないため泣く泣く放棄したという経緯がある場所らしいですね。
でもアズドラ様は「ヴァミリオちゃんがいるから大丈夫」と言っているので、四天王クラスにとってはなんてことない場所なのでしょう。
しかしアズドラは「不安がらせてどうする」とホンを怒ったり、ほんとヴァミリオとは違うタイプだが、いい上司だなぁ。
イスタはヴァミリオ様を思って今からでも軍を出すべきではと言うものの、ヴァミリオ様の能力的にもヘタに援軍を送ったほうが足手まといになりかねません。
範囲攻撃ですからね。
それに翼の軍団が大会会場に奇襲をかけてこないともかぎりません。戦力を分散させるわけにもいかないのです。
地味におすすめしたいのが、このアズドラ様のイスタへの説明の仕方です。
頭ごなしに否定せず「気持ちはわかる」とした上で冷静に説明している所……格好いいですね……包帯だらけで吐血してますけど。
大丈夫だよとイスタを励ますアズドラ様ですが、実は本人もかなり心配していました。
新世界生物――ヘルクも知っている?
アズドラ様たちが心配しているアン様たちですが、やはり魔物と戦っていました。かなり数が多いらしく、アン様は遮る魔物以外は相手にするなと声をかけています。
いや、ケンロスとヘルク「はーい」じゃねえよ!
遠足じゃねーんだから!
相変わらず緊張感ないですねぇ。
魔物の種類に驚くヘルクに、ケンロスが魔物の説明をしていきます。植物系、獣系、爬虫類系、とにかく面倒くさいのだと。
説明していくうちに魔物をトレインしてました……MMOだと迷惑行為にとらえられかねませんね。
アン様がツッコミ入れてました。
ドルーシが「仕方ない結界を」とか言い出しますが、これも30分かかりますのでアン様がツッコミを入れ、ヒュラもなにか言いたげにアン様に声をかけますがヴァミリオ様と呼びかけて止め、アン様と呼びかけて止め、と悩んでました。普通に接しろと言われたからですね。
もう好きに呼べ、とアン様に言われてヒュラが指さした先には今までの魔物とは一線を画す存在がいました。アン様が顔を険しくさせます。
体に不思議な模様がついた気味の悪い生き物です。
漫画ではさらっとした説明なんですが、アニメだとしっかりしたナレーションによる説明が入ります。
「新世界生物。
毒の濃い場所に稀に現れる普通の魔物とは似て非なる存在である。
人であろうが魔物であろうが無差別に襲いかかり、戦闘を経て、より凶暴に成長する」
基本選手たちに戦わせていたアン様が「自分が始末する」と声をかけるくらいに厄介な存在のようです。
ヘルクの腰に刺さった剣
選手たちを下がらせようとしたアン様の横をヘルクが歩いていき、魔物へと向かっていきます。
新世界生物を他の場所でも見たことがあるようです。ヘルクが珍しいシリアスな表情と声を出していました。
一人で戦うのか、と驚く中、ドルーシがヘルクの腰にささった剣を示します。素手でもあれほどに強いヘルクが武器を持てばどうなることか。
と注目する中、ヘルクは……蹴りで倒してしまいました。
ただ、ドルーシの声は聞こえていたのか、最後はちゃんと剣を抜いてポーズ決めてます。さすがヘルク。強いですね。
さすがですねじゃねえよ!
剣を抜くタイミング変だし、剣が短ぇよ!
と、一見ギャグパートに見えますが、この短い剣のことも記憶にとどめておくと後でわかった時に「ハッ」てしますよ。
新世界生物は魔界限定?
アン様は驚きつつ、ヘルクによって倒された新世界生物を念のために燃やします。
そしてヘルクが新世界生物を知っていることに驚いています。アン様の口ぶりだと、新世界生物が人間界に現れるはずがないみたいです。
毒の進行は自分たちが抑えてる?
大地の毒って抑えられるものなのか……。
まだ分かりませんね。とにかくアン様たちにとって異常事態が起きていることは確かなようです。
翼の兵士の強さは?――ヒュラがピンチ?
ウルム城にようやく着きました。
私は地味に隠し通路に案内してくれるモブが好きだったりします。しかもなんかいい声ですし(笑)
隠し通路の呪文が「ゴメンクダサーイ」ってなんだよそれ!
ちなみにこういったモブキャラ……実はまた後々にも登場してくるので、好きなモブいたら覚えておくと良いですよ~。
と、ここで改めてヴァミリオ様が決勝のルールを説明しています。
敵のリーダーを倒したものが勝者で、次の魔王となる、と。
真面目なヒュラはやる気なさそうなケンロスやドルーシを見て呆れますが、イヤ内心はどうかわからないと気合を入れ直します。
まあ、内心もやる気ないのがこの二人なんですけどね。まだドルーシはウルムの仇をうちたいと思っているからマシですが、ケンロスはヘルクが魔王になったら良いなとかホンキで思っているようです。
ケンロスは良いやつなんだろうが、ほんと気が抜けるよなぁ。
アズドラ様はヘルクを信用している……だが
アン様が出発前のことを思い出します。ヘルクに大会のことを教えたのはアズドラ様らしいです。
ああ、どこで人間のヘルクが大会について知ったのかと思ったら、そういうことか。
アズドラ様はトール城の近くで発見されたようですし、腐っても四天王。普通の相手にやられるわけもない。ヘルクにやられたのでしょう。
ところがどっこい、自分の仕掛けた罠に引っかかったそうです!
凡ミスです。
何やってんだぁ!
床は崩れるわ、魔物の群れに襲われるわ、砂嵐が発生するわで気づいたらベッドの上だったとか。
よく生きてましたね。
不死身の称号を名乗っても良いのではないでしょうか。
「でもあの時、ヘルクが少しでも本気を出して戦っていたら僕は間違いなく死んでいただろうね」
ヘルクは本気を出さなかった。魔族は敵だと刷り込まれていたにも関わらず本気を出さず、アズドラ様と話をしたのでしょうね。
そういう経緯もあってアズドラ様はヘルクを信用しているようでした。
たしかに、とヴァミリオ様も思うところはあります。道中ともにして怪しいところはなく、今まで彼女が見てきた人間たちとどこか違う。
でも、アンにはヘルクが自分自身を『偽って』いるように見える、のか。
ヘルクの本心がまだ見えないので、厄介ですねぇ。
いよいよ翼の兵士との戦い
隠し通路を抜けた先はあのリーダー格が居座っている場所。
ケンロスは相変わらず呑気で大きな声を出し、ドルーシも壁から頭が覗いているのに隠すことなく堂々と敵の様子を観察。
もちろん、アン様がツッコミをいれていました。
案の定、敵に気づかれて戦闘開始になります。
敵へと向かっていくヒュラ、ケンロス、ドルーシ……そしてヘルク。
ヘルクは……戦うのか?
さあ、どうでしょうねぇ。
ここはヘルクの表情がまったく映っていません。どんな顔をしていたのでしょう。
敏捷性の高いケンロスは翼の兵士の攻撃を簡単に避けています……が、武器がないから倒せない。
いやほんとお前、何しに来たんだよ!
ドルーシは戦闘レベル45あるだけあって、普通に戦っているようです。
そしてヒュラは一直線にリーダーへと向かっていき――敵のリーダーによって、腕を切り落とされるのでした。
ヒュ、ヒュラーーーーー!
倒れるヒュラ。そんな彼女を振り返る敵のリーダーの目が、妖しく光って……。
今回はここまでですね。
おおおおい!
気になるぜぇ、ヒュラはどうなったんだあああ!
まとめ
今回は世界の説明の部分がありましたね。
- 人間界は緑が溢れ、大地の毒がない
- 帝国の民たちが大地の毒を抑えている
- 大地の毒からは魔物が発生し、稀に新世界生物という他とは一線を画す存在が生まれる
- ヘルクは腰に剣(短い)を差している
- ケンロスはいつでもケンロス
大地の毒、か。
これが重要な鍵を握ってそうだな。
あと新世界生物……これも重要ですね。
謎なワードがたくさん出てきて、新規の方は混乱しているかも知れませんね。
考察がはかどり始める頃合いでしょうか。
そんなシリアスな雰囲気を出しつつも、いつも通り緊張感のないケンロスやドルーシ、吐血しているアズドラ様にはなんだか安心感を覚えてしまいます。
そうだな……って、いやいや!
吐血に関しては安心感覚えちゃ駄目だろ!
あはははは!
あははははっ?
では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
うぅ、気になるが。
次回までまったなー!
あちこちに伏線が散らばっていて考察がはかどる面白い物語、ヘルクを知りたいなら↓DMM TV↓がおすすめです!他にもたくさんのアニメが見放題!