【アニメHelck】第二話『運営スタッフのアン』――青のアズドラ初登……退場?【ネタバレ感想】
第一話は、魔王を決める大会にまさかの勇者が参戦!? なんとか負けさせようと四苦八苦して、それでも勝ち残る勇者ヘルクにヴァミリオがひたすら苛立つ、というコメディ調が目立つお話でしたね。
ただ、そんなコメディとは裏腹に、人間の町にはだれもいなかったり、もう一つのウルム魔王城が翼の生えた白い兵士に攻め落とされる、などシリアスな場面も。
優しそうに見えるヘルクが、人間の国では弟殺しの大罪人として賞金首になっている、というのもなんか違和感があるな。
今のところヘルクは笑っていることが多く、そんな罪を犯すような人物には見えませんよね。
兄と弟。二人の勇者が同時に存在するという異常事態の中で、勇者同士が殺し合う?
一体全体、何が起きているのか。そしてヴァミリオ様の妨害は成功するのか!?(笑)
気になる第二話、詳しく見ていきましょう!
勇者が参戦する魔王決定戦の続きが気になりすぎるから、とりあえず先に一度映像としてみていきたい! という方は↓DMM TV↓へ! 無料期間もあるのでおすすめです。
前回のあらすじ
ヴァミリオ様の「ばかぁあああ」が炸裂!
人間の勇者によって魔王が倒された。
人間の町が歓喜に包まれた日から3か月後、魔界では魔王決定戦が行われていた。
代理として大会責任者となったヴァミリオは、大会に人間の勇者ヘルクが参加していることに驚き、彼の目的を探りながらなんとか負けさせようと副責任者のホンとともに画策するが、戦い以外にも器用なヘルクは優秀な成績を収め続けていた。
一方で人間たちの様子を探るべくヴァミリオの配下であるアスタが人間の町を訪れていたが、人間の姿がどこにもない。家々は崩れておらず、食べ物や水も新鮮なものがあることから少し前までいた形跡だけはある。
探ろうにも人がいないため難儀していたが、ヘルクには多額の賞金がかけられていることを知る。
罪状は弟殺し。
その弟は、魔王を倒したもう一人の勇者。
しかしヘルクは、弟の写真を大切そうに眺めていた。
勇者が二人同時に現れたことに驚くヴァミリオたちの元に、ウルム魔王城が落ちたという報せが届く。
今までの人間兵を遥かに凌ぐ強さを誇る、翼の生えた白い兵士。人間に有翼人はいないはすだが……彼らの正体は?
前話より
謎が広がる。
今回のポイント
原作の4~6話。
- アニメではなかった帝国階級ざっくり説明
- ヘルクのむちゃくちゃぶりがわかるレース対決
- 初登場、青の四天王アズドラ
- ヘルクと握手するヴァミリオ様
ギャグっぽい中に含まれる伏線。
アニメではなかった帝国階級ざっくり説明
アニメでは説明がありませんし、原作でも本編で説明はなく、扉絵にざっくりとした図が載っているだけです。なのでアニメ本編でも出てこないんじゃないかと思うので、載せておきますね。
正直、本編でもあまり関係ないなぁというところではありますしね。
- 皇帝
- 帝国守護王
- 帝国四天王
- 十五魔王
- 将軍
- その他
ほえっ?
四天王の上にもいるのか!
ですね。
しかしヘルク本編で守護王は出てきません。原作読んだ私にも謎な存在なので、アニメでも出てこないでしょうねぇ。
しかしこう見ると、四天王はやはり偉い人って感じですね。
ヘルクのむちゃくちゃぶりがわかるレース対決
人間の様子がおかしい今、ヴァミリオ様としてはさっさとヘルクを追い出して人間の問題に集中したいところです。
次の競技はレース。ホンは中々自信があるようです。
レースだったら、馬に仕込むことはできそうだよな。
あまり力のない馬を割り当てれば、いくらヘルクでも難しいだろ。
正しくその通りで、ホンが用意した馬(?)これまたすごいんですよ。
それがなんと……ヘルクより小さい犬(?)でした。オロロンと鳴きます。
ちっちゃすぎる! ってか、馬?
まあ他の選手が載っているのも、私達が思い浮かべる馬とは別物ですからね。
ちなみに今回のレースに関してはずっとレースの映像が続き、セリフの省略はあるもののほぼ原作そのままです。
馬があからさますぎて民が黙っていないのではと思われましたが、ヘルクが大きい男だからだ、みたいに呑気な受け止め方してました。愛すべき帝国民たちです。
しかしヘルクは窮屈そうにまたがりながらも笑顔です。自信があるんでしょうか?
しかしこの犬? 馬?
あの小さな体でヘルクを乗せてるってなにげにすごくないか?
たしかになにげに凄い子なんですが、スタートの合図に驚いてしまって、他の選手がスタート切る中で、泣いてしまって動けなくなります。
レースの結末は!?
ヴァミリオ様が高笑いしますが、ヘルクに慌てた様子はありません。地面に降りて馬をなだめています。
まだ勝つ気があるのかと訝しがるヴァミリオ様たちでしたが、さすがにもう無理だろうと先頭集団を見に行くため移動します。
ヘルクは馬をなだめ、励ましていました。すごくやる気になる馬。可愛い。
他の選手達が巨大で凶悪な障害物に苦しめられている描写がありますが、トップを行くケンロスとかヒュラはあっさりと攻略していました。これがレベルの差でしょうか。
ケンロスとヒュラは共に好成績で勝ち残っていて、特にヒュラは戦闘レベルもトップレベル。
ホンが「この二人のどちらかになるのでは」などと前ふりしてくれてますね。
案の定、ヘルクが追い上げてきたって実況のロココが言って……って、おいおい!
足ついて一緒に走ってるじゃねーか!
でも一応またがっているのでセーフです。
いやいや、駄目だろ!
これは失格だろ。レース対決だぞ、これ!
ですが落馬してもオーケーなルールなので、というホン。こういうところは神経質なホンが好きです。
ご安心ください。他の選手を苦しめた障害物がありますから!
破壊したああああ!
作るの大変なんだぞ、というツッコミを入れるヴァミリオ様は、作った人のことを思ってくれている優しい人です。
その後、吊り橋に注目してヘルクが渡っている最中に爆破させる、油を足を滑らせるために周囲にまけ、と指示を出しました。
ホンからの指示を受けたスタッフが爆薬やら油をもってせっせと準備していきます。明らかなモブ顔なんですが、なんだか愛らしいです。
しかも、爆薬仕掛けてから油をまけばいいものの、先に油をまいてしまったがために、スタッフたちが油に足を取られてスッテンコロリン。爆薬が飛んで、まだヘルクが来ていないのに橋を爆破してしまいます。
ヘルクが渡っている間に爆破しなければ……、と懸念していたヴァミリオ様の想像通り、ヘルクが「飛んで」渡ってしまいました。
はっ?
飛ぶって……! 犬? 馬を抱えたまま走り出した!
せめてまたがってほしいですが……この抱えられている馬が可愛いのでオッケーです。
可愛さは関係ねーだろ!
でもまじで可愛いので、ぶらぶら揺らされている馬にご注目。
このシーンは漫画では軽く流されてましたが、アニメだとまじで馬が可愛いです。馬がいい表情しているのでぜひ見ていただきたい!
そのままヒュラ、ケンロスに追いついて……いや、追い越してしまいます。そんなヘルクを見て、ケンロスも馬を飛び降ります。彼は足の速さだけでは負けたくないそうで、ヘルク以上の速さで駆け出していきます。
どんどんと距離を詰めるケンロス。逃げるヘルク(&馬)……一位は誰だ!?
馬が笑顔でゴールテープを切ります。
ヘルクが1位です!
わかってたけど、やっぱりヘルクかぁ
しかしこのレース対決で改めてヘルクの身体能力の高さがよくわかりましたね。
そして笑顔の馬がめちゃくちゃ可愛いですし、ゴールした後も抱えられたままの馬が可愛いです。まじで馬が可愛い回でした。
ちなみにこの馬、覚えておくと後々「ぬふふ」っとなるのでご注目!
初登場、青の四天王アズドラ
くそぉっと悔しがるヴァミリオ様ですが、イスタが報告にやってきたため平静さを取り戻します。
ウルム城に出していた偵察部隊からの報告だそうです。
この「くそぉ」の声がめちゃくちゃ迫力あってすごいので、注目していただきたい。
私はこの声めちゃくちゃ好きです。めっちゃ怒ってる(笑)。
いや他に注目ポイントあるだろ!
- 城に人間の姿はない
- 翼の兵士は103人
- リーダー格らしい存在がいる
城を落とした時は300人はいたそうです。亡くなった魔王ウルムが頑張って戦ってくれたのでしょうね。
とはいえ、そんな少数で城を落としたわけですから、油断はできない。
人間に有翼人はいないとはいえ、やってきた方角は人間の国。そして間違いないのは帝国の敵ということ。
さらにはヘルクの問題もあるのでどうしようかとヴァミリオ様が悩んでいると、とある一人の人物がやってきます。
元々ヴァミリオ様が代わりに大会の責任者になることになった原因、意識不明の状態だったというアズドラです。
良い提案があるよ、という彼を振り返ったヴァミリオ様の視界の先に映ったのは……包帯だらけでふらふらの青髪の男性でした。
そして吐血しました。
寝てろよーーーー!
ちなみにアズドラ様は戦闘レベル73です。
ヴァミリオ様は78なので、単純にレベルだけ見るとヴァミリオ様が上になりますね。
ただ、条件が揃えば四天王最強、とも言える存在らしいのですが……改めて見ても凄い登場の仕方ですね~。
声優さんの吐血演技に拍手です!
アズドラの提案――決勝戦はウルム城の奪還!
吐血しながらも、アズドラはヴァミリオ様に言います。決勝戦をウルム城奪還にしよう、と。
これは翼の兵士を討伐してウルム城を奪還すること。それとヘルクが自分たちの仲間になる気が本当にあるのかを見極めること。
人間が悪くて人間滅ぼそうとか口では言ってても本心はどうかわからないからな。
まあこの翼の兵士が人間と関わりあるのかもわからないのですが、口だけではないのが少しでも伝わりますよね
それにレベル99の勇者と戦うのは非常にリスクを伴います。戦いを避けられるならば避けたほうが良いのです。
それでも悩むヴァミリオ様。ヘルクが敵だった場合、選手たちが非常に危険にさらされてしまうからです。
が、アズドラもその対策はバッチリ考えていたようで、深緑の指輪というアイテムを作っていました。これをつけた選手たちは互いに傷つけられない状態になります。これでヘルク対策はバッチリです。
ヘルクと握手するヴァミリオ様
とはいえ、翼の兵士が未知の敵なため、不測の事態も考えられます。
対応できる優れた人物が同行すべき……ということでヴァミリオ様がついていくことになりました。
ヴァミリオ様とイスタとの会話シーンがアニメでは省かれています。
主を心配するイスタと問題ないというヴァミリオ様。ヴァミリオ様はむしろアズドラを心配してやってくれ、と。
深緑の契約書、深緑の指輪。
これらの術はすごい効果を持っていますが、もちろん代償もあります。この能力が発動している間、アズドラの戦闘力は一般兵レベルまで落ちるそうです。
さらに昔から無茶するところがあるらしいので傷が癒えるまで見張っていてやってほしい、とイスタに言っている……その背後で、流血しながら部下と飲みに行こうとしているアズドラが通りかかります。
寝てないと駄目だろうと怒るヴァミリオ様の姿を見て、イスタはしっかり見張ろうと思うのでした。
イスタの生真面目で心配性な性格が見れるので、イスタ好きの方はぜひこちらから漫画版もお読みください。
ということで決勝に残った4人が深緑の指輪をつけ、ロココが決勝戦の内容を説明していきます。
ほとんどが動じない中、ケンロスだけが渋い顔。彼はあまり戦いは得意ではないようです。
運営スタッフのアン
ヴァミリオ様は、髪を切り、運営のアンとしてみんなに紹介されます。
ここでドルーシという大きな体の魔族が増えています。
ドルーシの出番はいきなりヴァミリオ様の紹介シーンからにアニメではなっていますが、漫画ではもう少し前から登場しています(ほんの少しですが)。
彼も決勝に残った実力者なだけあって、戦闘レベルは45。『鉄壁のドルーシ』という二つ名を持っています。
ちなみにあらためてここでまとめておきますがヒュラは戦闘レベル50で『不死身のヒュラ』。ケンロスの戦闘レベルは38で『神速のケンロス』、です。
あとですね。実はヴァミリオ様がみんなの前に出ていく際、顔を隠すためのマスクが用意されていたのですが、それを拒否するというやりとりがあります。
そしてこのマスクが……実は後々出てくる小ネタに繋がってくるので、気になった方はぜひ漫画版をお読みください。
堂々と挨拶するヴァミリオ様。演技レベルは驚異の2。
うわぁ、全然演技しないんだな。
まあ、ヴァミリオ様の姿知っている人ほとんどいないらしいですし、彼女は素直なので演技は苦手なんでしょう。
ヒュラがどこかで見た気が、と首を傾げます。
ヘルクが料理の時の審査員だねと言いますが、ヒュラはその時から別で見覚えが有りました。
どこでヒュラがヴァミリオ様を見たのか……アニメでやってくれるのか分かりませんので今は言わずにおきます。
で、この後が最重要です!
ヘルクがヴァミリオ……アンに握手求めてるな
このシーンです! ここ! 覚えておいてくださいね!
ヴァミリオ様がしかめっ面をしながら、ヘルクと握手するシーン。
ここは絶対に覚えておいて欲しい場面ですので、皆様心に焼き付けておいてください!
今回はここまでです!
まとめ
今回の見せ場はなんといってもレース対決! ヘルクの超人っぷりがわかりますし、ヴァミリオ様のヘルクへの理解度が凄いのもわかります(笑)。
個人的なおすすめはヘルクの馬が可愛いところです。漫画では省かれている馬の魅力がしっかり描かれているのでぜひ!
そして初登場、青の四天王アズドラ。吐血しながらのという、中々にインパクトのある登場しましたが、有能な人物です。
格好いいところと吐血の声との切り替えが凄まじいと思ったので、ぜひ本編見てその演技に笑って欲しいです。
なんといっても、ついにヴァミリオ様とヘルクが対面しました!
ヴァミリオは人間嫌いだからなぁ。
ヘルクと仲良く……なれるのか?
さあ、どうなるのでしょうか?
これからの展開に期待、ですね!
楽しみな第三話、交互期待ください!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
めちゃくちゃ面白くて笑えるレース対決、アズドラの吐血、ヴァミリオ様とヘルクの握手シーンなど必見場面が多い第2話。今すぐ見たい方は↓DMM TV↓がおすすめ!