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Helck(アニメ)

【アニメHelck】第二十一話『フェーズ2』――四天王アズドラと魔剣と恐怖【ネタバレ感想】

Helck-アニメ・第21話ネタバレ感想 (画像引用:Helckアニメ公式サイトより)
銀づち

 前回は完全に女子会で息抜き回なお話でしたね。

 ただ今回はシリアスが入ってきますし、Helckにおいてとっても重要な単語が登場します。

 さらにアズドラ様の格好いい戦闘シーンもありますし、険しい顔も見れますよ! あと、ちゃんと今回はアン様も出ます……ちょろっとですが。

 笑顔のヘルクと、そんな彼を信じるアン様にぐっときつつ……今回の主役はアズドラ様たちの方です。人間たちが……本格的に攻め込んできます!

 アズドラ様たちはどうやって人間の攻撃を受け止めるのか! 人間たちはどんな策略を考えているのか!
 気になる第21話の感想! やっていきましょう!

 アズドラ様の格好いいシーンだって!? それはネタバレ見る前に自分の目で確認したい、と思われた方は↓コチラ↓からどうぞ!

DMM × DAZNホーダイ

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前回のあらすじ

 アスタの情報が鍵?

 トール城では翼の兵士たちがひっきりなしに襲いかかってきていたが、帝国の猛者たちが問題なく対処していた。
 しかし人間側の捕虜対策は万全で、中々生きたまま捕まえることは出来なかった。

 そんな中で、アズドラは人間王の討伐をヘルクとヴァミリオに託す作戦を計画していた。他のプランもあるが、ソレが一番成功率が高い、と。
 また、彼は妙な気配も感じていた。そもそも魔王ウルムは翼の兵士程度にやられるような存在ではない。人間側に厄介な存在がいる。

 一人、人間の城に潜入しているアスタは見つかりこそしていないものの、有益な情報の入手に困っていた。
 そんな中、偶然迷い込んだ先で幽閉されている少女、シャルアミと出会う。

 彼女の背中に翼は生えていない上に、性格にも変化は見えない。一体どういう状況なのか。

前話より

 シャルアミは一体どういう状況なの? 大丈夫なの?

今回のポイント

 新世界誕生!

  • 進む先は闇……いや違うと信じるヴァミリオ
  • 格好いい魔王来たー!
  • アズドラ様の過去が垣間見える

 初見さんにも伝わるミカロスの小物臭(笑)

進む先は闇……いや違うと信じるヴァミリオ

 アン様捜索隊でハルピィの先輩(負傷してしまい、ハルピィ一人になった)サンダバに、アン様はアズドラ様への言伝を頼みました。

 ヘルクから人間は蘇る、ということを聞いたから余計でしょう。
 まあアズドラ様たちの方は「蘇るたびに強くなる」ことまで知ってますが、アン様たちはさすがにそこまで知りません。それでも永遠に死ぬことがない敵なわけで、そのうち育ってくるのは誰の目にも明らかでしょうし。

サンダバとハルピィとのやり取り

 怪我をしているサンダバ(先輩)を心配するハルピィのやり取りは全カットでした。尺的に仕方ないですね。
 サンダバ結構好きなんですけど……ってか、声格好良かったです。

銀づち
銀づち

ちなみに第7巻のおまけ4コマでサンダバとヘルクの再会シーンが描かれてます。

ワン親方
ワン親方

おーい、サンダバ!
ヘルクと仲いいのは良いが、先にヴァミリオに気づけよ!

 サンダバの出番はそう多くはないんですが、とある場面でまた活躍します。

 ただ……残念ながらたぶんアニメ版ではそこまで行かないですね。2期があれば……。

 サンダバの4コマおまけがついているのは第7巻! ヘルクを通しての名シーン続出の回なので損はしない!おまけ関係なく超絶オススメ
※ただネタバレになるのでご注意!

多分アニメはこの7巻で終わるはず。

 怪我をしているサンダバ達ではヘルク達を連れて行くのは無理ですから、彼らには伝達を。何よりもアン様達が向かうのはアズドラ様達がいる場所ではなく人間の国で、奇襲作戦ですから、空飛んでいかないほうが目立たないでしょうね。

 そう、もうすぐ決戦です。

 アン様の脳裏に、魔女様からの忠告が思い浮かびます。

銀づち
銀づち

声やセリフはなく、ただ魔女様がヘルクについて警告したときの目元だけが不穏な感じで描写されてます。

ワン親方
ワン親方

進む先は闇、ヘルクが大いなる災を秘めているってやつだな。

 闇、の意味は過去編を見ていただいた今なら理解できますよね。
 仲間だった人間たちから目をそらして逃げても、仲間だった人間たちと戦う道を選んでも……ヘルクにとってどちらもつらい道。

 ヘルク自身、怒りを抑えられなくなる時があると。自分が何よりも危険な存在だと認識しています。

 考え込むアン様をピウイが呼び、ヘルクが笑顔で待っています。

 アン様はそんなヘルクを見て、「信じている」と心のなかで告げるのです。

ワン親方
ワン親方

最初は誰よりもヘルクを疑っていたアンが言うからこそ、響く言葉だな

南のエリアの魔王城を統べるは魔王シン――かっけぇ

 南にあるシン魔王城へ攻め入るゼルジオンたち。結界の一部を破壊し、突入しようとしますが、城から瞬時に放たれる矢。襲撃の情報が漏れていたのか、と疑う人間たちですがここの魔王城を統治するシンは常に警戒を怠っていないだけだ、と一蹴します。

銀づち
銀づち

シン魔王は、クールで格好いい!
アズドラ様たちのところの魔王たちと違い、魔王っぽい感じしますよね。

ワン親方
ワン親方

漫画だと「ああいうのが魔王だよな」みたいなことを人間たちも言ってるな。

銀づち
銀づち

今回は漫画ではセリフが多いので、時間の関係上かなり省略されてますからね。

 魔王も兵士も鍛えられた感じの雰囲気がビシビシ出ていて、強者感漂ってます。

 が、ゼルジオンはまだ余裕な顔。

 魔王シンはどんな計略があろうと関係ないと言いますが、そこへやってくる伝令。南から魔物が3万。北西から魔物が5万。

 続々と魔物が現れてくるのです。

 たしかに帝国の領土では魔物が出現しますが、ソレにしたって異常ですし、タイミングが良すぎる。
 シンはハッとします。まさか、と。

魔物の巣を作り出す秘術――そう言えば人間の国って……

 ゼルジオンが高笑いしながら言うのです。

ワン親方
ワン親方

は?
魔物の巣を作り出す秘術って……おいっ?

銀づち
銀づち

その秘術もですが、地味に注目して欲しいのはシンの人間「ごとき」という言葉。彼が人間をどう見ているかが分かりますよね。

 この発言から、シンが人間に好感情を抱いていないことが分かります。

帝国の民たちは人間をどう思っているのか?

 魔界へ飛ばされたヘルクへ気軽に手を差し伸べてくれたケンロスみたいなのが全員ではない、ということですね。当然なんですけども。

 今までも、ヒュラもヘルクを警戒していましたが……ただヒュラは幼少期を南エリアで過ごしており、東エリアの民であるケンロスとはまた違います。

 これはおそらくですが、東エリアを治めてるアズドラ様が人間に対して友好的なのが大きく影響しているのでしょう。

 アン様も最初は人間に対して愚かな種族だ、という感覚でいましたしね。

ワン親方
ワン親方

ほえ~。
ヘルクが帝国の東に飛ばされたのは幸運だったんだな。

銀づち
銀づち

他のエリアなら警戒され、捕縛……下手すると殺されていた可能性すらありますね。

 で、そう考えた時に……人間を愚かな種族と見ていたアン様が。勇者は警戒すべきでいざとなれば殺すと考えていたアン様の、「信じる」という言葉の重みが分かってきますねぇ。

逆に考えると、ヘルクはアン様の価値観を変えた人間、とも言えますね。

 そしてやはり気になるのは、魔物の巣を作り出す、というところ。

 人間たちがトール魔王城へと攻め込むきっかけとなったのは魔物の大量発生。その魔物の原因が魔王にある、としたところにあります。

 ヘルクとアリシアたちもいくつも魔物の巣を壊した、と言っていましたよね。そして魔物の巣を作って送り出していたのは帝国ではありません。

 と、ここでゼルジオンの回想が少し入ります。

銀づち
銀づち

大分省略されていたので、ちょっと補足しますね。

人間たち(未覚醒時)のトール城攻略作戦

 意気揚々と魔王討伐に出かけた人間軍ではありましたが、彼らは普通の人間。魔界の荒廃した大地から発せられる毒によって身動きが取れなくなっていました。

 普通に動けたのは、勇者として覚醒していたクレスと……ミカロス

ワン親方
ワン親方

ミカロス!
こいつ、やっぱりこの時すでに覚醒してやがったか。

 クレスは自分たちだけで行くから皆はここにいるように、と言って城へと向かってしまいました。

 ゼルジオンは情けなくて悔しくてなりません。自分はこんなものなのかと。

 ちなみに魔界の毒の中では、身体が重くなって意識が霞んだり、息苦しかったりするようです。

 覚醒していない者にとってはそれだけ苦しい環境。

 ここでだいぶ前の会話にはなりますが、ヴァミリオ様も以前言っているんですよね。
 帝都の存在に気づかれたかもしれないことより、荒廃した大地を進軍してきたことの方が問題だ、と。

銀づち
銀づち

普通の人間では進軍すら出来ないことを考えると、たしかに人間の脅威レベルが最初は格段に低かったのは納得ですね。

 そんな苦しい土地の中を、ゼルジオンは息も絶え絶えに進んでいきます。クレスの名を口にしながら、俺も、と。友人一人を戦わせまいとして。

ワン親方
ワン親方

ゼルジオン……嫌いになれないぜ。

 と、ミカロスの姿が見えました。クレスはいません。

 覚醒していない身でたいしたものです、などと言うミカロス。当然ながら覚醒のことも知っているし、自分は覚醒しているということなのでしょうね。

 クレスはすでに魔王と戦っている、というミカロスに加勢に行かなければとゼルジオンは言います。彼は生きて戻るつもりはなく、クレスの盾になる、と。

銀づち
銀づち

地味な改変として、漫画では「俺が盾になる」というのがアニメでは「私が」となっていましたね。

ワン親方
ワン親方

たしかに目上のミカロスに対してだったら私が正しいか。

 地味なところなんですが、そういうところにこだわっているのが良いなぁって思うんですよねぇ。

 それはそれとして、ゼルジオンの決意を聞いたミカロスですが、魔王トールは強いから準備がいる、と。なにか術を使います。

 禍々しいオーラが集まった先に現れたのは、おぞましい魔物たち。

 そこでゼルジオンは限界が来て気を失ってしまうのですが。

銀づち
銀づち

アニメではゼルジオンの心の中のセリフなどが省かれてるんですが、人間の国に魔物が現れていたのはあの人のせいか、と。

ワン親方
ワン親方

それを今となってはどうでもいいって言っちゃってるのか……本当に以前の民を、友を守ろうとしたゼルはいないんだな。

 魔王シン率いる帝国軍は多数の魔物相手にも善戦してまして、城内への潜入を許していない。

 とはいえほころびも出始めているのを見極めたゼルジオンたちがさらなる攻勢を仕掛けようとした時、背後から矢が降り注ぎます。

 ポンっと響く太鼓の音。あのなんともいえない仮面をつけ、和装を身にまとった青い髪の男性と帝国兵がズラリ。
 ロココもいますね……太鼓役として。

 援軍です。帝国側の。

 シンが人間たちに「貴様ら」といい、魔物もろとも始末する、と言ってますね。

ワン親方
ワン親方

うーむ、節々から人間に対する不信感が見えるな。

銀づち
銀づち

こういう言葉選びで見えてくるものがあって面白いですよね。

 勝ち誇るシンに対して、ゼルジオンは逆に笑います。コレを狙っていた、と。

 どうやらアズドラ様をこちらに引き寄せることこそ、彼らの目的だったようです。今頃トール城は……!

アズドラ不在のトール城、大ピンチ!?

 なんとトール城の方にはミカロスがいました

 次々と帝国民を倒していくミカロス。

銀づち
銀づち

そよ風拳の方がいますね。
この方、以前のシーンではあのワンコ魔族に出番盗られちゃった方です。

 漫画の方ではおまけとかに登場したりしてるんですけどね。

 と、うさぎの魔物レレプスもやられてしまいました。
 この時、漫画では「レッくん」と呼ばれていたりして、魔族たちの仲の良さが分かってほっこりするセリフがあったりしますが、アニメでは流石にカットでした。

ワン親方
ワン親方

今回結構尺が厳しそうだもんなぁ。

 この後ドルーシが出てくるのですが、漫画(初期版)ではドルーシは『俺』なのにアニメでは私でした。たしかにドルーシは私のイメージだったので……漫画の方が間違えたのかな?

 そして防御ボンバー、といいながら結界をミカロスにぶつけてます。漫画だとここ分かりにくいんで、アニメの方がここはわかりやすくてよかったですね。

 ですがドルーシもやられてしまい、モブキャラ二人がミカロスへ向かっていこうとしますが、エディルが邪魔をします。

 そのまま奥へ進んでいくミカロスの前に現れたのは、ヒュラ。

銀づち
銀づち

今回このヒュラの戦闘シーンは中々に良く動いていて良かったですね。

 ミカロスとヒュラが戦っている中、エディルは二人の魔族相手に優勢だったようです。

ワン親方
ワン親方

おおっ、これはまじでエディル強くなってるんだな。

銀づち
銀づち

最後にレベル測った時が36ですね(アニメ第12話)。
ちなみに大会時のケンロスのレベルは38です。

ワン親方
ワン親方

ケンロスは速度特化とはいえ、かなり近づいてるんだな。

 なので一般兵がやられても仕方ないレベルになってきているのかもしれませんね。

 ヒュラにはまだまだだが、とモブに言われてヒュラがここにいることを知るエディル。

 ここねぇ……尺の都合上仕方ないんでしょうが、省略されていて少々悲しかったのでご紹介。

アニメではカットされたエディルについての話

 ヒュラがここにいると聞いたエディルは、即座にヒュラの元へと向かって飛び去ります。

 置いていかれたモブたちがやれやれと肩をすくめるのです。ヒュラのことになるとすぐこれだ、と。

ワン親方
ワン親方

相当ほの字って、表現古いし、恋愛トークで盛り上がってる場合か!
戦え!

 そしてこの後、ヒュラの元へと向かうエディルの視点に漫画だと入りまして……今日こそ俺が、とかどこか嬉しそうにも見えるエディルの目が大きく見開かれ

 再生するはずの腕が再生していないヒュラの姿がそこにはありました。

 いえ、腕だけでは有りません。片目も見えなくなっているようですし、全体的にボロボロです。
 一見不死身に見えるヒュラですが、それは体内に蓄えられたエネルギーをもとに行われるもの。短時間に何度も傷を負えばエネルギーは尽き、回復できなくなる、と。

 ミカロスもそれは同じだそうですけれど、蓄えたエネルギーの総量が違う、と。やはりただの人間ではないですね、こやつ。

 ボロボロでもまだ戦えるというヒュラを見てミカロスはなにか策があるのかと言いつつ、もう少し本気を出してあげようと言います。

銀づち
銀づち

このときのニヤけづらはすごく原作に忠実でムカつく顔で良かったです。

ワン親方
ワン親方

お、おうっ?……それは、良かった、のか?

 そこへやってくるのがエディル! 二人の間に入り込み、ここは自分におまかせをと言う彼にミカロスはまあいいかと先へ進んでいくのでした。

 対峙するヒュラとエディルの背後で、ミカロスは結界石にたどり着きました。

ミカロスの真の目的は――帝国の民は反逆者?

 どうやらこの結界石を使ってゲートを作ろうとしているらしいですね。

 と、扉が勝手に閉じ、彼らの周囲を木の根が覆い、結界が張られます。連れていた翼の兵士二人は根に縛られて身動きが取れません。

 そして響く靴音と……アズドラ様の静かなお声

ワン親方
ワン親方

うおおおおっアズドラ!
ここにいたのかああああああ!

 ここの話は少し厄介で、6巻の最終話と7巻の一番最初の話が繋がっているんです。

 そして7巻の最初では前回の説明で繰り返しのやり取りが描かれています。アニメでは1話として合体させているため、上手に繋いだなぁと思いました。

銀づち
銀づち

アズドラ様がいるにも関わらずヒュラやドルーシたちが必死に戦ったのは、これが罠だと気づかせないためです。

ワン親方
ワン親方

あー、アズドラがいるからって気の抜けた戦い方したらバレるもんなぁ。

 当然、シン魔王城にいるのは偽物です。今までもでてきたことのあるとあるモブがその役目を負っています。誰なのかはぜひとも本編をご覧ください。
 あなたは必ず

ワン親方
ワン親方

それ、着脱式なのかよおおおおお!

 と、思うことでしょう。

 再びミカロスとアズドラ様の場面へ。
 空間移動術は帝国の技術を持ってしても身に余るような術。それだけでなく『新世界』の力を使える人間がいることに、アズドラ様は驚いていました。

ワン親方
ワン親方

新世界?

銀づち
銀づち

そう。その言葉こそ、このHelckの根幹にあるモノだったりします。

 そしてアズドラ様の口元のアップと、「魔王を殺したのはお前だな」の言い方! 言い方!
 叫んでいるわけでもないのに、怒っているのが伝わってくる声! 最高です。

 笑うミカロスのキモい声も最高です(褒め言葉)。

 クレスの性格を考えて、どう考えても魔王たちと戦って殺すようには思えませんでしたよね。そうなのです。クレスは魔王を殺したりなんてしていなかった

ワン親方
ワン親方

そういえば、ヘルクの過去で捉えられた魔族たちがあの勇者みたいな人間がいるんだな、とか言ってたな。

銀づち
銀づち

クレスはしっかりと魔王とも話し合ったんでしょうね……そのシーンも、見たかったですね(残念ながらない)

 ミカロスは笑います。魔王たちは最後まで和平を訴えていた、と。

 アズドラ様の顔アップ。いい作画! ただ個人的には漫画の方が好きかも。これは好みですね。

 気になった方はぜひ6巻の最後のページをご覧ください。超絶格好いいアズドラ様の「許さんぞ」のページがあります。……いや、でもアニメも格好いい! ぐっと拳握るところとか。ぜひ↓コチラ↓から見比べてみてください。

 木の根が蠢き、ミカロスをとらえます。移動術が封じられるミカロス。

銀づち
銀づち

私ね、この「余り離れるな」と言うシーンがすごく好きなんですが、声良かった。めっちゃ格好いい。

ワン親方
ワン親方

うおおおおっアズドラ! アズドラ!

 樹の槍が手の中でふわふわふわっと生み出されていくシーンはめちゃくちゃ凝ってて好きですわ。

 漫画との違いは、漫画の方は格好いいより「美しい」という感じが強いですかね。結構ね、Helckの戦闘シーンは優美さを感じるところが結構あるんですよ。
 この後のシーンもです。

 移動術でアズドラ様の背後をとるミカロス。両手に燃やした黒い炎のようなものをアズドラ様にぶつけます。
 これこそが『新世界の力』です。

 アズドラ様はコレを受け止めるんですが、漫画だと「フワッ」という擬音が描かれていて、マジでそんな感じで優美さと美しさを感じるんですよ。

 返すよ、と言って木の根でミカロスの動きを封じて新世界の力を投げるのはアニメの方が格好いいかな。

 というかやはり木の根の動きが良い。これはもう漫画には出せないうにょうにょ感。

ワン親方
ワン親方

うにょうにょ感……いや、まあたしかに動いてるが。

銀づち
銀づち

漫画の時は木の根よりアズドラ様に目が行きがちなんですが、アニメだと木の根がよく動いてくれるので樹を使った戦闘している感が強くでてるんですよねぇ。

 どっちにもいい所あるので、アニメ勢の方にはぜひとも漫画の方も見ていただきたいですね。第7巻です!※ただ7巻読むとネタバレになるので、ご注意!

その昔、帝国四天王とは人間にとって恐怖そのものだった

 さすがにダメージを受けたミカロスが、自分が死ねばまた蘇ると言いますが、それはないと言い切るアズドラ様。
 それができるならミカロスはもっとはやくに姿を見せていたでしょうし、罠と気づいた時点で自害すればデスルーラできるわけですしね。

銀づち
銀づち

これは王と契約しているのが強制覚醒者たちだけ、ということでしょう。彼らは王と契約しているので復活できる。

ワン親方
ワン親方

だから自然覚醒者のクレスやヘルクは無理、と。
ラファエドは?

銀づち
銀づち

ラファエドも強いはずなのに攻めてきていないということは、復活できないと思います。

 ミカロスを殺さずに閉じ込める、というアズドラ様。聞きたいことがある、というアズドラ様の影になった顔! いいですね。原作忠実な作画で格好いいし、ここもまた抑えれらた声な感じがすごくいい!

 そんなアズドラ様に「恐ろしい、あのときのままだ」と不意に笑うミカロス。いや違うと。こんなものではなかったと。

 今よりもはるか昔。今より人間が強くて、帝国と戦争を繰り返していた時代があったそうです。
 その時はなんと人間の国は10あり、数も多かったようですね。

「戦場の最前線に立つ、一人の少年。
 その手に魔剣を握りしめ…各国の勇者たちを悠々と斬り殺していくその姿は魔神の如く…。
 そう…こんなものではなかった…恐ろしかった…誰もが恐れ慄き、逃げ出した…。

 帝国四天王アズドラ。
 貴女は人間の恐怖そのものでした」

アニメHelck第21話(漫画第7巻)より

 昔は今ほど勇者が珍しいことではなく、かなり多くいたみたいですね。

 昔のアズドラ様が人間と戦っている回想シーン……最後の足元を映すところとか、原作のままなんですが、音や動きがついたことでより雰囲気が出ていてうおおってなりました。

 アズドラ様の警戒度が上がります。
 しかしミカロスに覚えがないのでしょう。それもそのはず。当時のミカロスは勇者でもなんでもない、最前線に送られる一般兵だったんです。
 アズドラ様への恐怖で身動きができず、ただただ生き残りたい一心で仲間の死体の中に同じように倒れ込み、死んだふりを続けた。

 彼の他にも生き残っている者たちはいたものの、魔界の毒に侵されて死んでいった。只ミカロスはその時に魔界の毒に耐性を得て、覚醒した。

ワン親方
ワン親方

お、覚醒者には特殊な能力が、と言ったな。ミカロスは不老長寿、か。

銀づち
銀づち

はい。
つまりラファエドも勇者とは別方向の自然覚醒者と見るべきでしょうね。

 ミカロスは不老長寿。その力によって生きながらえてきたし、いろんな術を獲得してきたというわけでしょう。

 話を聞いたアズドラ様はミカロスの動機を帝国への復讐かと思いましたが、ミカロスは違うと笑って否定します。

 新世界の生誕

 それこそがミカロスの目的だと。アズドラ様の様子が変わります。焦りが加わった声。そうとうやばいことのようです。

ワン親方
ワン親方

アズドラたちが反逆者? 世の理ってなんだってんだ!

 1500年かけて、ミカロスはいろんな術を覚えてきた、と。

 そして私が期待してきたシーンが来ました! 

 捕縛なんて甘かった。というアズドラ様。

銀づち
銀づち

アズドラ様とミカロスの横顔アップ! そうここ! ここが漫画でも超絶格好いいんですが、作画が良かった!

 原作とは若干順番変えてましたが、でも全然気にならないくらい自然と両者の顔がアップになってるし、ふたりとも格好いいし。やっぱり木の描写がすごくいいし。

 今ここで殺すというアズドラ様と無理だというミカロスの術がぶつかり合います。

 ここは若干残念だったかな。棒立ちな感じと、ミカロスの変態な感じの表情(褒め言葉)がなかった。

 漫画だとこの台詞のあとに顔のアップがあるんですけどね……顔のアップの順番はアニメの方が好きかもです。

 と、ここでEDです。

まとめ

 いやぁ、今回はひたすらにアズドラ様が格好いい話でしたね。そして色々とわかったこともありますのでまとめましょう。

  • 人間たちはアズドラをトール城から離れさせるため、シン魔王城を攻めた
  • 人間側には魔物の巣を作り出す秘術がある
  • アズドラは人間たちの策を読み、援軍に行ったと見せかけてトール城にいた
  • ミカロスは1500年以上前に不老長寿の能力を得た自然覚醒者
  • 昔のアズドラは剣を用いて多くの人間と戦ってきた(帝国と人間の国は戦争状態にあった)
  • ミカロスの目的は『新世界の生誕』で、アズドラたち帝国の民は反逆者?

 ヒュラの戦闘シーンと、アズドラ様が操る樹くんの活躍が光っていましたし、期待していたアズドラ様とミカロスの横顔アップは作画が良かったので原作勢としても割りと満足ですね。

ワン親方
ワン親方

とにかくアズドラが格好よかったな!

 ですね! ただ次回もアズドラ様の格好いいシーン来ると思うのでお楽しみに!

銀づち
銀づち

ではここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 ヒュラの戦闘、アズドラ様の格好いい姿を何回も拝みたい! という方はぜひ↓こちら↓からどうぞ!

DMM × DAZNホーダイ

 今回のシーン……格好良かったけど漫画の方も確認したい! という方は↓6~7巻↓をチェックです!

 7巻はまだアニメで来ていないシーンがあるので、ネタバレにご注意!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
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