【アニメHelck】第四話『衝撃』――翼の兵士の勝敗が発覚!【ネタバレ感想】
前回は世界観の説明――特に『大地の毒』について丁寧に描かれていた印象でしたね。大地の毒から生まれる魔物たち。その中でもひときわ凶暴で危険な『異世界生物』。
一体これらが世界にどう影響していて、今後の物語と絡んでくるのか……考察したくなる要素が満載です。
そんな中でも緊張感のないケンロスとドルーシに程よく気を抜きつつ、いよいよ決勝戦だと思っていたら……まさかのヒュラが――!
真面目な美人さんがここで失われてしまうのか!? どうなるか気になる第4話、さっそくやっていきましょう!
いやとにかくヒュラがどうなったのか知りたい、という方はDMM TVがおすすめ、ヘルクを始めとしていろんなアニメ見放題。それとDMMならコミックの取り扱いもあるので原作も読めますよ!
前回のあらすじ
シリアスなのかコメディなのかが、ケンロスのおかげでやっぱり分からない。
人間たちの動向を調べているアスタは、人間界の毒のない空気を吸って人間を少し羨ましく思っていた。
勇者と共に旅立ったヴァミリオのため、帝国の平和のために、アスタは王都へと向かった。
ウルム城へと向かっているヴァミリオ一行。
ドルーシが第二種特殊能力の話や、道中の魔物に対処しながら、結界の張られた休憩ポイントを利用しつつ、一行は順調に進んでいく。
※毒の中を進むのはかなり体力を削られるはずだが、ヘルクは耐性が高いのか体力が凄いのか、疲れた様子はない。
地下道にて、他の魔物とは一線を画す『新世界生物』が現れるもヘルクが一撃で倒してしまう。どうやらヘルクは新世界生物を見たことがあるらしい。
しかし大地の毒は帝国の民たちが抑えており、人間界に普通はあらわれないはずだった。
謎が深まりヴァミリオか混乱する中、旅は順調で一行は城へ続く隠れ道を通り、無事に城へとたどり着く。
ヘルクにおかしな点はないが、ヴァミリオはヘルクがどこか自分を偽っている気がしてならなかった。
翼の兵士のリーダーを倒したものが次の魔王となる。
ヒュラが勇者ヘルクに勝つために、とリーダーのもとへと一直線に向かうが……リーダーにその腕を切り落とされてしまうのだった!
前話より
ヒュラー!!!
今回のポイント
翼の兵士たちの正体が判明!
- ヘルク、翼の兵士リーダーと会話する――昔の仲間? 覚醒?
- ヒュラが、超絶格好いいし超絶美人
- ゔぁ、ヴァミリオ様あああっ――覚悟と人形
- 漫画についていたおまけのお話――ヴァミリオ様の髪
まさかのおまけつき! アニメ制作陣、ヘルクを大切に扱ってくれていて神! 大好き!
ヘルク、翼の兵士リーダーと会話する――昔の仲間? 覚醒?
倒れるヒュラ。ケンロスがそんなヒュラを叱咤激励するように声をかけ、心配しています。
緊張感ないやつだけど、仲間思いの良いやつではあるんだよな。
ですね!
そのあと兵士に攻撃されてもあっさり避けているところに能力の高さが見えますが、翼の兵士に乗って「落ちる~」って慌てている姿はやはりケンロスでしたが。
ドルーシも戦いながらヒュラの様子をうかがいます。
自分の防御力はすごいからお前たちの攻撃なんか屁でもねーぜ、的なことを言いますがヒラリと攻撃を避けているのはいつ見ても笑います。
ただ、戦闘レベル45あるだけあって、結構強いです。
こういう時に運営のアン様が動くだろうと、ドルーシはちらとそちらを振り返りますが、アン様は微動だにしません。
ここで、大人しかったヘルクが動き出し、そのリーダーに話しかけました。
「待て、エディル」
「やはり、気づいていましたか」
「あ? 知り合い?」←ケンロス
「何年もお前の剣技を見てきたんだ。一目でわかるさ」
なんと! 翼の兵士のリーダーはヘルクの知り合いでした。しかも何年も一緒にいた仲間……『一目でわかるさ』のところの声がなんとも優しいんですよねぇ。是非とも聞いていただきたい。
今までの「お見事!」「ハハハハハ」という印象の強いヘルクとはまた違う声でした。
エディルがヘルクにとって大切な仲間だった、というのが伝わってくる声だなぁ。
個人的に気になったのは、この時のヘルクの横顔。今まで目に光(ハイライト)がなかったヘルクの目に光が入ってます。
嘘偽りなく、大切な存在だから、なんでしょうか。
そのあとも会話は続くのですがこの時もハイライトが残っていて、偶然ということはおそらくないと思うんですよね。ヘルクの表情も穏やかで……ここが戦場とは思えないほど、優しい「声」でした。
仮面を外したエディル。これがまたイケメンなんですよねぇ。声も格好よくてイメージぴったり。
アニメ勢の感想もちらっと見たらエディルを推しにしたいといっている声があって「わかるなぁ」と思いました。
それはそうと、『自我』の話ししてるな。自我があるかないかが、リーダーと他の違いなのか?
覚醒率が高いかどうか、も話していますね。
そして覚醒率が低いと苦しむそうです。かなりの苦しみらしく、見ているだけでつらくなるほどだとか。
覚醒とは何なのでしょうね?
人間全員が覚醒!? 覚醒とは◯◯になることだって?
とりあえずこの覚醒、とやらをすると強くなれるし、強さの上限が上がる感覚もするんだとか。
会話している間に、たくさんの翼の兵士が集まってきます。確か報告があった時には108人ほどいたそうなので、すくなくとも100人はいるんでしょう。
アン様はほとんどの人間が覚醒したならかなりの兵力だと判断しながらも、襲いかかってきた兵士をあっさりと燃やしてしまいます。
人間というのは相当に弱いらしく、強くなったとは言っても今までの人間と比べて、であって大した問題ではないそうです。
覚醒した大勢の人間より一人の勇者、つまりヘルクの方が驚異ってヘルクどれだけ強いんだよ。
それだけ勇者という存在は特別なのでしょうね。
このままヘルクが戦ってくれるなら何も問題はない……と思っていたアン様ですが、次のエディルの言葉に驚愕します。
「だって俺たちはあなたと同じく――勇者として覚醒したのだから」
人間全員がなんとなんと、勇者になったそうです!
これがどれだけ異常なのか、説明が入ります。漫画版ではとくに説明なかったですが、たしかに異常性の説明はあったほうが良いですよね。
以前の勇者が255年前で、ヘルクとクレス、二人が同時に存在するだけで異常……なのに人間全員が勇者って、おいおい。
ものすごい異常事態、ですね。アン様も驚いてますし、そもそも勇者がこんなに弱いはずはないのです。
が、そこで関わってくるのが覚醒率、です。
勇者への覚醒率が低いのでまだ弱いんですね。
これがどんどんと高まってヘルク並みになったなら、帝国に抗う戦力は有りません。
そんなことが自然に発生するわけもなく、何かしらの方法を見つけたということでしょう。
エディルはその戦力を持ってして帝国を攻め滅ぼすと公言しますが、背後から翼を切り落とされてしまいます。
立っているのは、腕を切り落とされて倒れていたはずのヒュラです!
※ちなみに兵士に囲まれて「へるぷ~」と涙目になっているケンロスはちょっと可愛かったです。
ヒュラが、超絶格好いいし超絶美人
落とされたはずの腕で剣を握っているヒュラ。身につけていたはずの手袋は右手(切られた方)にはありません。
ヒュラはアハルド族。アハルド族は再生能力が極めて高く、腕くらいはすぐに再生するらしいです。
あー、それで漫画版では『不死身のヒュラ※』なのか……って、腕くらいって、多少の怪我じゃねえよ!
※第二話『運営スタッフのアン』――青のアズドラ初登……退場?の運営スタッフのアン参照。戦闘レベルやケンロス・ドルーシの分も記載。
なぜ自分たちを悪者にしているのか、と苛立たしげなヒュラ。たしかになぜか人間たちは魔族が『悪』だと思いこんで攻めてきています。そもそも魔族という言い方も人間側が勝手に呼んでいるだけですからね。正確に言うなら帝国の民、です。
ここでのポイントは「腕くらい再生する」と言っているヒュラの表情が、色気たっぷりでめちゃくちゃ格好いいことです!
ちゃきっと剣構えてる感じもいいな! かっけぇ!
まあ、その後のケンロスとドルーシのやりとりはやはり力が抜けるんですけどね。
アン様が再生能力について説明してくれている間も、背後で「だよね」とかなんか言い合ってます。
私は正確に何と言っているか完全に聞き取れなかったので、聞き取れた方はぜひ教えてください(笑)。
ヒュラはアン様がヘルクの動向を探っていることに気づき、わざと腕を切らせて油断させたのです。そして頭ではなく翼を落としたのも情報を吐き出させるためでしょう。
強いだけでなく頭も良いし、美人で最高ですね。あと、大会では料理も作っていて上位の成績おさめているはずなので、意外と家庭的。完璧。
冷静なヒュラですが、しかし「化け物」という言葉にはオカンムリ。もう片方の翼も切ってしまいます。
どうやら、勇者に覚醒したとはいえ、覚醒したばかりはまだまだ弱いみたいですね。
だから魔王になったら人間を滅ぼそう、と言うヒュラ。姐さん、と呼びたくなる格好良さです。
唇のドアップシーンが来るんですが、色気のあるお姉さんに弱い方は呼吸を整えてからご視聴ください!
何の注意!?
ゔぁ、ヴァミリオ様あああっ――覚悟と人形
アン様は、ヒュラの言葉にたしかにと納得し、自身の周囲に炎を生み出していきます。
俺っち、この炎の表現が好きだぜ! なんか綺麗だし、かっけー!
くるくる回るアン様も可愛くて、そして格好良くもあるおすすめなシーンです。
格好いいし、あと地味に気になるセリフを口にされていたりします。
「これまで何度も帝国を裏切ってきた人間たちだ。和平もありえないだろう。
もはや最悪の結末を回避する道は一つ……人間を滅ぼす!」
召喚術とやらで集まってきた翼の兵士を次々と倒していくアン様。人間を滅ぼす宣言をするここの作画は気合入っている感じがして、格好いい!
何度も帝国を裏切ってきた、とあります。
具体的に何があったかは分かりませんが、アン様が人間を忌み嫌い、ヘルクをすぐに信用できない理由はここにあるようですね。
そもそも人間の国と帝国に今まで関わりがあったのか……それが明かされるのかは今後にご期待ください。
漫画との違いは、人間の『国』を滅ぼす、というセリフとの差ですね。
国なのか人間そのものなのか……これは結構大きな違いです。
ですが人間全員が勇者となってアン様たちの国を脅かすのならば、国ではなく人間全員を滅ぼすという方が正しい判断な気がします。
そしてこの『人間を滅ぼす』という言葉は、ぜひともしっかりと覚えておいてください。
あっという間に減っていく翼の兵士たち。
それを呑気に眺めて「応援するか」と言い出すケンロスとドルーシ。アン様が翼の兵士を倒しながらツッコミいれてます。
ほんとこいつら、緊張感ねーなぁ。
それにたいして愕然とした様子で空を見るエディル。そりゃそうでしょう。今までより強くなったし、数が集まれば倒せると豪語していたのにたった一人にどんどんと仲間が倒されていくのですから……しかも本気ではなさそうな様子で。
ヒュラがそこにハッたりと重ねて精神的に追い込んでいきます。
「化け物」と呼ばれたことにちょっぴり傷ついている様子なのは乙女らしくて可愛いですねぇ。
命乞いをしないエディルを見つめるヘルク……彼の目からは再び光が消えていました。やはり、ハイライトをいれていたあの演出はわざとだったんでしょうね。
翼の兵士は殺してはダメ?
エディルにとどめを刺そうとしたヒュラの攻撃を受け止めたのはヘルク。場に緊張感が広がります。
えっ?
つまりヘルクは、敵?
アン様は険しい顔になりますが、ヘルクは「翼の兵士は殺してはダメ」と言います。エディルがヘルクの言葉に驚いていましたので、殺すことになにかあるのでしょうね。
何かを言いかけたエディルでしたが、新手の翼の兵士によって殺されてしまいます。
完全に事切れる前に「道」の話をするエディル。ヘルクがなにかに気づいてアン様たちに「ここから離れる」ように言います。
が、城の床が崩れて全員が落ちていくのでした。
落ちていく先に光り輝く石と……『ゲート』
ここ、落ちていく描写がけっこう凝ってて好きです。アン様が体勢を立て直す炎の使い方とかもカッコいい。
ここでワンポイーント!
ちらっと映る人形にご注目。この姿、ヘルクが大会でほった彫刻と瓜二つ! さらにこのあとこの人形が……。
全員無事に着地しているところから、やはり実力者揃いなのが伺えます。
人間たちは城の結界石をエネルギーに使い、瞬間移動術を発動させようとしていたようです。
相当高等な術らしく、帝国では昔失敗して術法が禁じられたほどだとか。
道ってこのことか。
成功していたらゲートの先には人間の国が待っていたでしょうが、術は失敗したらしく、ゲートは暴走してどこに飛ばされるか分かりませんし、周囲のものを吸い込み始めていました。
アン様達はおろか城ごと吸い込もうとしている勢いです。
ヒュラのお尻が見れる貴重なシーンです! 必見!
何をおすすめしてるんだよ、何を!
んなことよりピンチじゃねえか!どうすんだよ!
ですがここで、ドルーシの結界が発動します。とっても穏やかな顔をしているドルーシと「おだまりなさい」が最高です。
とはいえ、ゲートはかなり厄介で、ドルーシの結界すら吸収しようとしているようです。長くはもちません。
アン様が結界の外に出てもっと近くから術を使い、ゲートのエネルギー源である結界石を破壊することでゲートを閉じようとします。
危険ですがそうするしか方法がありません。
ここでヘルクがいれば助けてくれるのに、と未だに純粋にヘルクを信じているケンロスは本当に良いやつです。
ゲートに力を吸われつつも、石にヒビを入れるアン様。あともう一撃……というところで何かが飛んできてアン様に命中。アン様、一瞬意識を失ってゲートに吸い込まれいきます。
何が飛んで……って、これさっき意味深に映されてた人形じゃねえかぁああ!
伏線回収って、そんな伏線いらねぇよ!
この時、アン様凄い声出しているので、ぜひ聞いてもらいたい。
人間ってこんな声出せるんだと思いました。
背後で行われる「ヴァミリオ様助けなきゃ」「バカ、お前も吸い込まれる」というやりとりもなかなかいい。
と、ここでヘルクがやってきます。アン様へと向かって走るヘルク。
意識を取り戻すアン様、なんとか結界石を破壊しますが、ゲートはすぐには閉じずそのまま吸い込まれていきます。
そんなアン様へと手を差し伸べるヘルク。――敵ではないのでしょうか?
ヘルクぅううう!
って、あれ? ヘルク、ほっぺた怪我してるな?
そこに気づくとはお目が高い!
到着が遅れたことと言い、何かあったんでしょうね……。
ヘルクの手を掴むアン様ですが……共に吸い込まれていきます。
何も考えてなかっただろう!? というツッコミが炸裂しつつ、二人はゲートに吸い込まれていくのでした。
ドルーシもちょうど限界が来て……彼が「ぜえぜえ」言う中(ヘッドホンで聞くとちゃんとぜえぜえ言ってます)、ヒュラもケンロスも呆然とゲートがあった場所を見つめていました。
目の前に広がるのは――海!?
アン様が目を覚ますと、まったく見知らぬ光景が広がっていました。
ここのね、海の描写……いまだに忘れられません。
当時、裏サンデーで連載されていた時……漫画は基本白黒でした。
ですが見開きで突然鮮やかなブルーが広がったんです!
ぶわっと鳥肌が立ちましたね。
アン様の姿や木々がまるで影絵のように黒く塗られ、その先に広がる青い海……。
当時連載で見ていた方たちは全員があの見開きに感動した、鳥肌立った、という感想残してましたねぇ。いやぁ、あれは良かった。
アニメの方の海の描写ももちろん動きもあって美しいのですが、このシーンに関しては漫画の方が個人的にはお勧めです。
思い出補正も大分かかってますので異論は認めます。
マンガワンの公式アプリにて読まれるか、新装版の電子書籍ならカラーで見れます(紙版は私持っていないのでわかりません、すみません)
ここはどこだ? というところで今回は終わりです。
漫画についていたおまけのお話――ヴァミリオ様の髪
と、思いきやついていたおまけに原作ファンは大歓喜!
ED終わったと思ったら、なんだこれ?
コミック1巻の巻末にあるおまけ漫画ですね。まさかアニメで入れてくれるとは……他のおまけ漫画にも期待できますね。
ヴァミリオ様が髪を切って、アン様になるわけですが、これはその髪を切るということを巡ってのアズドラ様とのやりとりです。
完全にコメディとなっておりまして……詳細はここで語るのは止めておきます。
気になる方は是非アニメ本編、もしくは漫画をお読みください。
アズドラ役の松岡さんの演技がすごいです。
まとめ
きたきたきたー! というのが今回のお話ですね。
- 翼の兵士のリーダーとヘルクは仲間だった
- 翼の兵士は勇者に覚醒した人間たち(覚醒率が低いのでまだ弱い)
- リーダー・エディルをかばうヘルクだが、翼の兵士は殺してはダメらしい?
- エディルが翼の兵士に殺される
- 翼の兵士たちは瞬間移動術でゲートを作っていたが、失敗して暴走
- ヴァミリオの活躍でゲートは閉じるも、彼女と彼女を助けに行ったヘルクが吸い込まれた
- 吸い込まれた先に広がるのは海で、ヴァミリオのまったく知らない土地だった
- アズドラは包帯だらけだけど今日も元気です
新たな事実が発覚し、これから対策しなければと言うところで主人公たちがどこか遠くへ飛ばされてしまう。
これからどうなっていくのか。
今回は見どころが多いなぁ。
エディル格好いいとか、ヒュラ姐さんとか、ヒュラ姐さんのお尻とかね。
尻はどうでもいいだろ!
一部の人にとっては大切だと思いますが……。
まあ私としてはおまけ漫画にもスポットを当ててくださることがわかっただけでもめちゃくちゃ嬉しかったです。いやほんと、アニメスタッフはヘルクという作品愛してくださってるなぁ。
ということでここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
飛ばされた先に待つのはなんだろうな。
じゃあ、次回までまったなー!
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