【ハイキュー!!】第19話『指揮者』――強いと思った。でも勝った。明日もそうだ。【ネタバレ感想】

まだまだ立ちはだかる高い壁。それは最強の囮を使っても、簡単に崩せない……いや、驚きが減って慣れてきたため、むしろ烏野がどんどんと追い詰められていくような緊迫感。
そんな中でも誰の目にも諦めの目はなく……特にロックオンされたエース東峰は諦めることなく……後ろで守ってくれる仲間たちの想いを背負って、最後は伊達工の壁に正面からぶち当たり、見事に壁を撃ち抜くのでした。
……けれども、負けた伊達工にもまたドラマが有って……うおおおっという心の動きが。主人公たち勝ったぁ! いえぇーい! という気持ちと、伊達工の皆負けちゃったぁ、という苦しさが同時に押し寄せてくる感じです。
スポーツ系はこういうのがあるんですよねぇ……でも、この苦しさが、良い!
↓で、今回は…青葉城西の試合を見に行き、気合を入れるところからバッチバチの試合開始まで。今回も見逃せない対決が待ってますよ!↓
↓原作漫画もアニメとまた違う魅力があるので合わせてどうぞ!↓
前回のあらすじ
鉄壁をぶち抜け!
無事に第1セットを取った烏野。
しかしセット終盤には伊達工のブロックが翔陽に追いつくようになっていた。
少しでも翔陽になれさせないため、ローテーションを回して第2セットを開始する烏野。その分、他へ負担が来るものの、ヤッてみせると東峰は言った。
第二セット目は翔陽の囮に伊達工が慣れてきたこともあり、烏野にとって苦しい試合展開となるが、なんとかリードを取っていく。
囮が使えない中でも東峰はエースとして果敢に壁にぶつかっていくが、捕まってしまう。しかしその心は以前と違って折れず、何度も向かっていき、食らいついていく。
そしてついに先にマッチポイントにたどり着くが、ここで翔陽が後衛に下がってしまった。しかし翔陽は「旭さんがいるから大丈夫」とエースを信頼していた。
崩れたレシーブ。ブロックに跳ね返されるボール。
しかしそれを繋いでくれた西谷。そしてそのボールを自分にあげてくれる二人のセッターの想いを乗せたトス。
東峰は3枚ブロックに怯むことなく撃ち抜いて、最後の1点をもぎ取るのだった。
前話より
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今回のポイント
信じてるよ。
- 完全体な青葉城西
- やる気MAX烏
- 次もやりますので
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ヤる気十分
場面は大王様のサーブから。
何本もサービスエースを取っていく大王……こと及川。試合を見ている翔陽はまたかとビビってます。
繋心は威力もコントロールも凄いと良い、翔陽はサーブさえなんとかなればと言いますが、以前した練習試合の時には及川はセッターとしては出てきてません。セッターとしての及川は未知数。

個人的に、及川がサーブを打つ時の応援団の「ぅおーー、オ!」みたいな掛け声がリアルで好きです。まじでこんな掛け声します。
で、今回のタイトルの指揮者というのはここで繋心がいうセッターを例えた言葉ですね。

オーケストラの指揮者みたい、か。なるほど。だから前回の青葉城西とはまるで違う感じってことか。
スムーズな連携にみんな息を呑みます。繋心は練習試合を知りませんが、及川がチーム全体を把握していてそれぞれの力を100%出し切ってるのだろうと言いました。
繋心はまだ若い指導者ですが、でもやっぱり見る目はありますよね。
その強さに黙り込んで真剣に眺めている烏野……かと思いきや、翔陽と西谷は元気いっぱい早く試合したいとうずうずしてます。繋心が思わず頼もしいなぁって言ってしまいます。
ただ、あまりにも騒ぐのでテレビの人たちに「小学生?静かにね」なんて言われてしまいましたが。

小学生にしては大きい体だと思いますが……まあ、そういう問題じゃないですね。言動が小学生っぽいっていう。
そして終わる試合。影山は及川をじっと見つめていました。
帰りのバスの中。ぐったりし、みんな寝ています。全力で二試合挑んだわけですし、疲れますよね。ベンチの子たちだって精一杯応援したでしょうし。

ストレート勝ちなだけましかもだが……どんどん相手が強くなる中、大変だなぁ
やるか(ミーティングを)
学校に帰って解散! ではなく、ミーティングです。眠そうにしつつも返事をする部員たち……に他の先生が声をかけてくれました。なんでも、烏野バレー部がテレビに出てたとか。話を聞いて元気になる数名。
どうやら大会に中継が入っているようで、今は他の試合会場について流れています。王者白鳥沢! ものすごく圧勝で勝ってます。25-10/25-6とかありえないくらいの差ですね。相手が可哀想過ぎる。

多分途中で心折れちゃったんじゃないでしょうか……。

当人たちのセリフは一切ないが、王者って感じの貫禄あるなぁ。

実はこの負けた方の扇南高校にもドラマがあったり……お楽しみに!
ちなみに漫画だと白鳥沢の前に和久南の話も出ます。繋心が四強にあげてたところです。本当にちらっとだけですが、興味がでた方は↓漫画↓をご確認ください。
圧倒的強さに言葉を失っていると、烏野たちのAブロックの会場が移り、テンション上がる翔陽・田中・西谷。
Aブロックで注目されるのはやはり青葉城西であり、主将でセッターの及川。アナウンサーが及川を紹介していくのに、嫉妬マックスな三人。しかしそんな青葉城西と明日戦うのは『古豪、烏野高校』と言われた瞬間に輝く三馬鹿……ほんと、かわいいな君たち。

でも古豪ってテレビでも言われるってことは、やっぱり烏野の名前自体は県内でそこそこ名が知れてるんだな。
まぁ夢のないこと言うと、ニュースとして盛り上がるために調べたり、自分たちでそれっぽく二つ名つけるとかあるでしょうけどね。

本当に夢がない!
ついに烏野が映るかと思いきや、及川のインタビュー画面になります。キレる三人。
いえ、爽やかな顔で挑発されてチーム全体がどよ~んとします。そのまま天気の話へとテレビは移り、烏野は名前だけで映像は出ませんでした。
教えてくれた先生が、冒頭には試合シーンが出てたんだよ、とフォローしてくれます。
澤村は「ありがとうございました」と礼儀正しくお礼を言います。しかしどこかその声からは迫力があり……やるか、の声の時にはメンバーたちの顔も映るんですが「こわっ」てなります。
その雰囲気に先生は驚いて「何を!?」とか言っちゃうんですが、武田が「ミーティングです」とフォローしました。

まぁ、この雰囲気で「やるか」とか言われたら怖い。

オレっち的には澤村が一番こえー!
あなたは誰が一番怖いですか?(何の話だ)
お披露目一発目の効果は薄れる
ミーティングでは繋心が変人速攻が伊達工にあんなにも有効だったのはお披露目一発目だったからだと言います。ですがもうバレてしまいましたし、そもそも青葉城西は知ってますからね。
それでも烏野の攻撃力が高いのは事実。
繋心は一番嫌な展開を話します。及川のサーブにレシーブを崩されて流れを持っていかれること。レシーブがどうしても弱い烏野にとっては一番ありえることです。
そこで繋心は1年である翔陽と月島をサーブレシーブから外すフォーメーションをとることにしました。……二人ちょっと悲しそうですが、まだレシーブ力が追いついてないので仕方ないですね。

個人的には「青葉城西を強いと思っただろ」のあとに続く慰めというか、フォローの言葉が好きです。
繋心がどんな言葉で彼らのフォローをして士気を高めたのか。気になった方はぜひ↓本編↓へ!
で、フォーメーションの確認に入ります。さらにはOBチームの森という男性が繋心にCDを渡します。……時代を感じますが、青葉城西の試合の映像ですね。
見ただけでどうにかなるわけではなくとも、何かヒントが得られるかもですしね。
そして解散しますが……及川にひときわ思い入れのある影山はいつも以上に険しい顔です。
澤村たち三年はその気配を察知しますが、翔陽が影山に臆することなく声をかけに行きます。

翔陽って影山のことを怖がったり怖がらなかったりだよな。けど……なんか良い間柄な気はするぜ。

アニメ版のちび翔陽が可愛いので、翔陽ファンはぜひとも堪能していただきたい。
及川を倒すということは影山にとって特別なこと。緊張するのも仕方ありませんが、翔陽のおかげで元気出たみたいですね!
で、このあと……三年組の神妙な顔での会話と、そんな三年生と全国に行くのだと気合を入れる田中たちというのが漫画だと入りますが、アニメではなかったですね。
また別で入るかもですが、二年生たち(ベンチ組も)の結束を感じさせて好きなので、ぜひともご確認を!
場面は変わり青葉城西の部室にて。岩ちゃんこと岩泉と及川が二人だけになります。岩泉は及川が烏野の試合を観ようとしていることに気づき、注意します。
すると及川はふざけたことを言うので岩泉の怒りを買い……まぁ、いつもの二人のやり取りですね。
夜。タバコを吸いながら試合のビデオを見る繋心。何か気づいたような素振りがありますが……?

それよりもタバコ吸いすぎ! と、繋心の体が心配になるおばちゃん。
寝転びながらバレーボールを触る影山……複雑な顔してます。
そしてそして、普段のふざけた顔ではなくて真剣にビデオを見る及川……。

及川ってこういう顔もできるんだな。怖いぐらいの目つきだぜ。まばたきもしてないし。

オバチャン的にはこういう真面目な方が好きですが、及川の魅力はこのギャップかな?
VS青葉城西開始
試合の前のアップや応援たちの様子が描かれます。青葉城西に関して言うと及川がいるので黄色い声援が……。
おばちゃんてきには岩ちゃん応援したい。

烏野もOB二人が応援に来てくれてるな!
烏野のみんなも、相手の応援の声をかき消すくらい気合入ってます。

で、ここでちょっと山口の話。弟子、なんて言われてますが、サーブうまくなったのか、とね

そうだった!山口はフローターサーブ練習してるんだっけか……って1週間かぁ。じゃあ厳しそうだな。
私も現役の時はフローターでしたが、小学生の頃でジャンプはしてませんでしたしねぇ。ジャンプでのフローターはきついと思います。
コート練習中の青葉城西のやり取りは省略しますね。気になった方は本編か原作漫画でご確認ください。
次もやるから
ここで中学時代の影山のシーンが流れるんですが、アニメオリジナル? 漫画の方にはなかったですね。及川がベストセッター取ったシーン、漫画でもどこかで見た気はするんですが。

影山からすると憧れの選手との戦い、か。

試合前のシーンで一番といえば、やはり及川がチームメイトにかける「信じてるよ」という言葉ですよね。
軽い調子がなく……かといってすごく重たい声でもないんですが……空気が引き締まる瞬間……ん~いい。及川がキャプテンという意味がよく分かるシーンです。
しかし青葉城西は選手がたくさんいるにもかかわらず、1年生が二人入ってます。影山の元チームメイトですね。昔の影山には引き出せなかった実力がしっかりとあるんでしょうね。
最初の青葉城西の攻撃。誰が来るかと思いきや、いきなり及川のツーアタック! 挑発的! いいねぇ。
次もヤルよ、なんて言ってくる及川にムカ~っとする4人。ですが個人的には後ろで仏のような顔してる澤村が一番怖いです。

でも考えすぎてしまう二人に声かけて冷静さを戻そうとしているのは、さすがキャプテンだな!

どちらのキャプテンも違う頼もしさがありますね。
澤村がどっしりと構えてみんなを後ろから見守っている感じ。及川は先頭に立って引っ張っていく感じでしょうか。
続いてスパイクモーションからのトス、という素晴らしい流れで向こうのスパイクがキレイに決まります。セッターにブロックが飛んじゃったのでフリーで打てましたね。
見事に及川につられてしまった田中と翔陽は悔しがりますが、また澤村がフォローしてくれます。及川が凄いのは最初から分かっていたことだからと。
ですがたしかに烏野も、以前戦った時からメンバーも増えて攻撃手段も増えてます。正式メンバーでの戦いを知らないのは相手もそう。
一体誰が打ってくるかと見守っていると……?

うわ! 影山のやつ……ツーでやり返しやがったぞ!

漫画でのやり返しも好きでしたが、周囲から音が消えてボールがコートに落ちる音が響く演出のアニメの方がここは好きかもです。
↓スローモーションになるのもいいです!影山の神がゆっくりと揺れていく感じ……く~~↓
そして影山も同じセリフを及川に言い返し、及川は普段の軽薄な顔を引っ込めて「クソガキ」と言うのですが、声の感じも違うくて……好き。
やっぱり私は軽薄な及川は苦手で、この真剣な顔とか厳しい顔の及川がたまらん。

まぁおばちゃんからすると、クソガキと言い合うほどの年齢差はないでしょう、とか思っちゃいますがそこはナイショで。

いや言ってる!?言ってるから!?
他におすすめポイントがあるとしたら、月島が負けず嫌いに呆れる横で菅原が「もっとやれー」と爽やかな顔で言ってるところでしょうか。なにげに菅原も及川にムカついてたのかな?
まとめ
ということで、いよいよ正式な青葉城西と正式な烏野の初試合が始まりました。
及川スゲー! からの影山スゲー! で、クソガキで終わるという。

前日の試合後の余韻もいいですし、次の試合へ向けての話もいいですよねぇ。

……「やるか(ミーティングを)」はちょっと怖かったけどな。
そこも踏まえて御愛嬌。
今回は幕間で、本格的な戦いは次回からなのでワクワクしますね。やっぱり試合は楽しい!

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
↓及川! 及川! 岩(かあ)ちゃん! 及川! 及川! からのクソガキーが見たくなった方は↓
漫画でもたっぷりとじっくりゆっくり見たくなった方は↓コチラ↓から!
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