【SAKAMOTO DAYS】第3話『シュガーパークへようこそ!』――見えないけれど、よく見える【アニメ-ネタバレ感想】

前回は坂本の奥さんである葵が、坂本が暗殺者であることを知っていて、そのうえでもう人殺しをしないと約束させたことが判明しました。殺してきた分、人助けをする。
そんな約束を交わした坂本の眼の前に現れたのが少糖。マフィアの娘で、金庫の鍵を巡って両親を殺されてしまい、本人も狙われている少女を助けることになりました。
双子の暗殺者をあっさりと撃退し、行き場のない少糖をも従業員となったわけですが……しかし坂本に対してなんと、暗殺者が送られてくることに?
なんだか不穏だなぁと思っていましたから、今回はその不穏な空気が実際に迫ってきます。坂本たちは家族を暗殺者から守れるのか。
それも人殺しをせぬままに……!
今回は坂本の凄さもそうですが、シンの凄さも分かるお話なので気になった方は先に↓本編↓へどうぞ!
↓もっと先の話も見たくなった方は原作も↓
前回のあらすじ
雪でよかったー。
坂本家には家訓がある。
その一つが人を殺したら離婚というもので……そのため、前回も致命傷を避けていた坂本。
しかし坂本とシンが買い出しに出て中華街に立ち寄った時、陸少糖が男たちに追われているところに遭遇。成り行きで彼女を助けることになる。
少糖を襲撃に来ていたのは弾商会。少糖が持つ金庫の鍵を目当てに彼女の両親をも市に追いやった弾はソンヒとバチョウという双子の暗殺者を送り込む。
少糖の事情を聞いていたところを襲撃されるが、この時、坂本が妻との約束をした出来事――人を殺す代わりにたくさんの人を助けるを思い出し、少糖が殺されないように立ちはだかる。
圧倒的な力で双子をねじ伏せた坂本たちだったが……暗殺者の掟をやぶった彼には懸賞金がかけられるのだった。
前話より
↓アニメ・エンタメを心置きなく楽しみたい方は↓
今回のポイント
上司もすごいけど、部下も中々ぶっ飛んでた。
- なんかキャラ濃そうな暗殺者来た
- 雑魚っぽいのも来た
- 洗剤は冷蔵に入れてはいけません
思う存分に原作漫画を読みたい方は↓コチラ↓もオススメです!

賞金首になった坂本
ある日の坂本商店。2時間遅れでやってくる少糖。結構不真面目っぽいですね。

考えたらマフィアのボスの娘だし、日本人じゃないんだもんな。これくらいがリアルかもな。

仕事の仕方もめちゃくちゃで……正直同僚ならば最悪ですね。シンがすごく苛立つのも分かります。
冷蔵に洗剤をいれるって……商品が駄目になる問題あるので適当すぎる少糖に個人的にちょっとイラッとしてしまいました。適当に詰めすぎて商品傷んでますし。
シンに感情移入しすぎてしまいました。
シンが「アルバイトとかしたことないだろ」と聞きますが、たしかにマフィアのお嬢さんですからねぇ。マフィアっぽいことはしたことあるそうですが……シンが少糖を首にしましょうと坂本に言います。
まぁ……普通のお店ならアウトすぎる店員です。
なんですが、それに対しての坂本が明らかにおかしいです。すごく饒舌に話してシンをなだめ、少糖にも遅刻したことを謝りなさいと促します。

に、偽物だぁ!
前回、坂本が意外と喋ることは分かったものの、それでもかなり寡黙な方でした。それにここまで柔らかい口調でもありません。
視聴者からすると絶対に偽物だと分かるんですけれど、素直な二人は坂本の調子がおかしいのかと思ってしまいます。

見た目は瓜二つですし、本物同様、心の声も殆ど聞こえないようです。
中の人が好きな人からすると嬉しいかもしれませんね。すごく喋ってくれるので。
ですが2話だけで坂本がどういう人かなんとなく察してきていると、気持ち悪いので……どれだけ気持ち悪いのかを知りたくなった方は↓本編↓で!
なんて言い合っていると、店の外から坂本がやってきます。坂本が二人……こっちが本物っぽいですね。

つまり。なにげに店長が2時間以上の遅刻……?

そうかもしれねーが、今問題なのはそこじゃねぇ!
ここであの格好いいOPきます。このOPマジで好きでして、見返すときもついつい見入ってしまいます。時間短縮のためにも飛ばしたほうが良いんですけどね。
やってきた本物と思われる坂本は無言のまま定位置に座り、新聞を読み始めます。……考えてみると、新聞自体もあまりみなくなりましたが、古びた感じの店の外観にはとても似合ってますね。
新聞を読む本物に偽物が「びっくりした」と言いながら刃物を突きつけ、本物はペン立てからカッターナイフを取り出して首に突きつけました。そして偽物の手にはいつの間にかピストルが。
本物と思われる坂本はすぐにナイフを外しながら「久しぶりだな、南雲」と声をかけました。知り合いのようです。
南雲と呼ばれた偽物は瞬時に姿を変えました。普通のイケメン男子って感じです。特殊なマスクを外すとかそういう描写もなく、姿が変わってます。

聞き覚えのある声だなぁと思ったら……鬼滅とかマッシュルでも出てきた花江さんですね、この声……特徴ありますねぇ。
そして南雲はあんなにも簡単に騙されたシンたちを見て笑います。そりゃ笑えますよ。南雲も見た目だけはそっくりでしたが中身は合わせる気がなさそうだったのに。

以前からの知り合いっぽいから、坂本のこと知ってそうなのに、フレンドリーに話しかけてたもんな。
南雲は自己紹介しますが、向かいのスーパーの店員、とか思いっきり嘘吐きます。向かいにスーパーはありません。18歳ともいいますが……。
坂本が「昔の同期で殺し屋。27歳」と言いました。全然嘘です。
シンと少糖に怒られて殴られ、たんこぶ作ってますが……なんともおかしな人物が来ましたね。坂本を殺しにきたのかと思いましたが、本気には思えませんし。
懸賞金10億の男
南雲は笑顔で「懸賞金10億が坂本にかけられた」と言いました。
今までの嘘だらけの発言内容からして信じられない気がしますが……残念ながらこれだけは本当なんですよね。
疑うシンたちに本当だ、と「殺し屋連盟で決まった」と話す南雲の声は先程までのちゃらけた感じとは明らかに違います。声の使い分けさすが。
ここの声の違いはぜひとも↓本編↓で味わって欲しいところです。気になった方はぜひ!
と、ここでピザの宅配が。しかし帽子を被った配達員の顔が見えません。

絶対暗殺者だこいつー!
懸賞サイトに載るのは明日だそうですが、耳の早い殺し屋の間では伝説の殺し屋である坂本が復活したと噂になっているようです。
と、ここでシンがピザの宅配員の心を読みます。
椅子に縛り付けていた南雲を人質に取るピザ男。ですが坂本と少糖はピザを食べてました。……毒入りとかではないんですね。
怒るピザ男ですが、坂本はまったく意に介さず食べていて……そしていつの間にか縄を問いた南雲が男を絞め落としてました。淡々とした表情のまま「本当だったでしょ」と言ってきます。
そのまま殺そうとする南雲を坂本が止めます。南雲は坂本が不殺を通していることを知っているようで「殺さずに乗り切るの?」と聞きます。

明るい声とそうじゃない時の緩急がやばい。
そんなんで大丈夫なのか、と彼は今回警告に来たようです。とはいえ南雲たちの組織は対殺し屋専門でこの件にはかかわらないそうですが……昔、坂本と組んだこともあるとか気になることも言ってますね。
今更自分が死んで誰が得をするのかと南雲に聞く坂本。答える南雲はクールです。最初の印象とはまた違う雰囲気。
さらには引退したのに目立ち過ぎだと言ってきます。弾商会を潰したのはやりすぎだったと。

弾ってのは前回のあの男だな。
少糖があんなやつらが攻めてくるのかというと、南雲は「あんな雑魚はこない」と言ってますのであの双子はやはり小物だったみたいですね。
ピザ野郎を抱えて去っていく南雲。あの男に関しては坂本とはいえ簡単に行きそうにないですね……幸い、完全に敵というわけではなさそうではありますが……敵になった場合。坂本には「殺せない」というハンデがあるので不利です。
シンが追いかけても姿が見えなくなっていた南雲をよそに、坂本はピザの箱を見ます。そしてそのピザの箱から坂本達を見ていたものたちが……。
アピールしすぎはNG
坂本の強さを理解していないのか。こんなデブに10億か、と呟いている殺し屋の一人がいます。清掃員の格好してますが、こういうセリフを言うやつはいの一番に倒される運命。
そんな清掃員に「その格好時代遅れじゃ」と声をかけるのはこれまた派手な髪型と服装の男。清掃員に怒られたので「余計なアピールでした」と謝罪してます。

この男はこれからなにかにつくにつれて「アピールアピール」言ってきます。
男たちに対して「坂本を舐めるな」と言ったのが奥に座る男。ボス的な存在でしょうか。常に坂本の裏をかくんだと言ってきます。

坂本が「元ORDER」?
なんのことだ?

都市伝説と言ってますね……組織の名前でしょうか?
引退して5年たつのだから問題ないでしょうと言う「どんでん会」だそうですが、坂本からの警告がされます。彼はカメラに気づいていたのです。
そして銃がカメラに撃たれて――。
それはそれとして家族サービス
シンと坂本が話し合っています。これからもあのピザ屋みたいなのが襲ってくるのだろうか、と。
坂本はカメラには気づいていましたが、詳しい正体まではわかりません。なのでむやみに出歩かないのが良い。

この会話は坂本の口ひげが動いていないので心のなかでの会話……つまりはたから見たらシンだけ喋ってる寂しい光景に……。
なんて話しているところに葵と娘の花がやってきます。楽しみだねーなんて言ってるんですが……坂本が冷や汗を流します。どうやら忘れていたみたいですが、テーマパークに遊びに行く予定があったんだとか。

ああ、それがタイトルの「シュガーーパーク」か。
テーマパークについてどんよりしている坂本たち。メガネが割れます。

坂本のメガネはいつだって自分の意志で割れていますね……彼のメガネを割る人物がいつか現れるのか。楽しみです。

どこを楽しみにしてんだ!
休日のパパも強い
しかし娘の花ちゃんの喜びようはすごいですし、家族だけで来たいでしょうにシンや少糖もきて大勢で遊びに来るなんて久しぶりと喜んでいるのを見ると、この笑顔を曇らせないって思っちゃいますね。
そして意外と乗り物に弱い坂本と少糖。ほか3人は思い切り楽しんでます。
楽しそうな妻と娘を見て嬉しいものの『懸賞金かけられたよ』と言われたことを思い出して気分が沈む坂本とシン。
シンは改めて少糖に言います。二人の任務は護衛で坂本家に休日を楽しんでもらうというもの。
シンの心を読む能力ですが、条件が整えば半径30メートルの心は読めるそうです。ですが集中しないとだめらしく、常にわかるわけでもないみたいですね。

これはよかったです。常に聞こえたらしんどいでしょうし。

少糖が「なんでそんな能力」って言いかけたが、「持っているのか」って聞こうとしたのか? たしかに知りたいが。

残念ながらシンが敵に気づいたので話が途切れちゃいましたね。
近づいてきていたのはあの清掃員。坂本にいち早く知らせ……坂本はノールックで一撃で仕留めました(とはいえ致命傷は避けたんだとか)。

いや死んでないのか? これで? 思い切り刺さってるが。
ちなみにこの時、花や葵の視線を少糖がほかへと誘導し、シンが倒れた清掃員をかごに入れて連れ去ってます。
あらためて店長すごいなぁと話した二人と倒れた殺し屋を確認したのが、あの「アピール」男です。
アピール男は坂本が本当に伝説の殺し屋なのかと疑っているんですが、シンのことに関しては厄介だなと思います。心が読めるからでしょう。
ですが、何もアピールしなきゃ良い、と決めて歩き出します。……それがなかなか難しいものですが。
アピールしないアピール男
また乗り物に乗る坂本一家。太っているせいでバーが苦しい坂本。
シンと少糖は一番うしろに乗ります。護衛のため。
少糖がアピール男があきらかにカタギじゃない見た目だと言います。シンは変なこと考えているやつはいないと言いますが……。

そっこうでシンの弱点がわかったな。心が読める分、その能力に頼っている。

坂本はあえて思考を読ませてシンを殺すというツッコミをしてきますが、あの南雲という男の心もシンは中々読めなかったみたいですし。
と、背後から聞こえた少糖たちの「怪しい」発言にアピール男は気づかれたか? と考えてしまいます。そしてシンが気づき、バーをはずそうとします。
シンが坂本に伝えます。そして撃たれる弾丸……ですが、振り向いた坂本のメガネがそれを弾きます。――防弾メガネだそうですが……そもそも衝撃で吹っ飛びそうですし、普段パリンパリン割れているのに? とか思ったりもしますが、なんかすごそうです。
そしてここからはシンの格好いい所。中でバーを破壊して飛び降り、乗り物が一回転するのもうまくつかって男の上に降り立ち、男ごと落ちていきます。

個人的にこの飛び降りていくシンがめちゃくちゃ格好いいので↓おすすめです。
男と対峙するシン。相変わらす男の思考は読めません。そんな男の投げた短剣が足を小さく傷つけます。傷自体は深くなさそうですが、毒だったようでシンは視界が閉ざされてしまいます。
アピール男が坂本を「死ぬことを恐れている負け犬の目をしている」と評します。人間は生にしがみつけば弱くなる、という彼にシンは反論。
坂本が死を恐れるのは当然だ。家族を守り続ける超難関ミッションの最中なんだからと。
心の声の使い方

行けるのか、シン? 心の声が聞こえないだけでなくて目も見えないのに?

坂本がすごすぎて目立ちませんが、シンも身体能力だけでいうならかなりのものですよね。
なんとか飛びかかって距離を詰めたシンですが……それでも何も見えず、感覚だけで戦うには向こうもプロですからね。
と、周囲の観客たちの声を読み取り、何かを思いつきます。聞こえたのはワクワクしている花の声で、坂本の声。
そしてシンは男を引き連れてシュガーのショー会場に落ちます。そんでもってシュガーちゃんのキグルミを着て男を悪役に見立てて戦うのです。

ここならよく見えるって……目が治ったわけでもなさそうだが。
どういうことか分からぬままに戦闘に入りますが、シンの動きは先程までとは格段に違いよくなっていました。むしろ男の攻撃を予測までしてきます。
ここの戦いもまた格好いいですねぇ。
本気の殴り合いに迫力を感じて「すごいね」なんて言いながら坂本を振り返る葵ですが、坂本がとても真剣な顔でショーを見ているので娘の花と二人はそんな坂本に「大人げない」と楽しそうに笑ってます。
坂本はというと、心の中で敵の動きを指示していました。

なるほど!これだけ離れていても、人が大勢いても……シンなら誰にもバレずに指示を出せるのか。

戦っている途中。ヒーロー? がカーテンの向こうから覗いているのがなんか面白いです。
アピール男は理由がわかりません。こんなに早く解毒できるはずがなく、どうして突然動きが良くなったのか。理由がわかりませんが、そのとき男のナイフがきぐるみを切り裂きシンの顔が少し見えますが目を閉じています。
そしてトドメ。観客たちもショーを盛り上げる進行役のスタッフも以上に気づくことなく倒すのでした。
葵や花も大喜びで、坂本が『ナイス』とぐっと親指を立てるのに対してシンは『お安い御用です』と返しました。
シン……普通にすごく良い子なんですが、こんな子がなんで殺し屋なんかしてたんでしょうか。エスパーというのも何か理由が……?

うまく言ったのは良いが……気になることも増えたなぁ。
まとめ
というところで今回は終わっていました。
結果として分かったのはシンのエスパーにも明確な弱点があること。心が読めない場合もあるし、集中力や特定の条件が必要なこと。そしてやっぱりエスパーというのは普通ではないこと。

誰もが今まで普通に受け入れていたのでそういう世界観かと思ったんですが、少糖の反応見る限りそうでもなさそうなんですよね。

なんかあるのかもなぁ。
その謎も判明していくと良いですねぇ。
ちなみに次回もまだこのテーマパークでの話が続くみたいですよ! あのアピール男の出番もあります。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
シンの格好いい戦闘シーンが直接見たくなった方は↓本編↓をどうぞ!
↓そんな格好いい戦闘が待っている原作はコチラ↓
↓漫画・アニメを思う存分に楽しみたいならば!↓
チケパラへ