【アニメ-MASHLE-】第13話『マッシュ・バーンデッドと神覚者たち』――誰と一緒に過ごすかは自分で決める【ネタバレ感想】
前回はまさかの……シュークリームを刺すための頭の飾りが存在するという事実が発覚しましたが、同時にマッシュが魔法を使えないことも他の生徒たちにバレてしまいました。
バレたのがレモンちゃんたちだけならばよかったのですが、人形化から戻っていた生徒が意識を取り戻していたようで、その話を聞いてしまったのです。
困った自体になったのですが、当人のマッシュは「来てしまいましたな、この時が」などと動揺しているのか諦めているのかわからない他人事みたいな態度。
神覚者となれた状態ならばともかく、そうではない今、バレたら即退学で幽閉されてしまう……のですが、一体どうなるのか?
そしてシュークリーム刺し男君ことセル・ウォーの再登場はいつになるのか!
そんな気になる【アニメ-MASHLE-】の第13の感想、元気よくやっていきましょう!
そのあだ名は止めてやってくれよお!
今回のお話では……イケメンと美女がたくさん出てきますし華麗なバルーンアート(?)が見れますので、先に見たい方は↓コチラ↓からどうぞ!
前回のあらすじ
シュークリームは刺さるもの。
アベルを無事に倒し、レモンや他の生徒たちも人形化から戻って喜ぶマッシュ達。
祝勝会をと思っていたマッシュだったが、現れた金髪の男がアベルを殺そうとしていてそれどころではなくなった。
アベルをかばい、大怪我を追うアビス。彼を治療させるために男と戦うことになるマッシュですがさすがに二人をかばいながらでは厳しく、男に近づけない。
そんな中アベルが立ち上がり、マッシュと協力して男に一撃を喰らわせる。
その後、男が取り出した道具によりマッシュには魔力がないことが判明し、男は何かに気づいて撤退。
アビスは無事であったものの、マッシュが魔法を使えないことがバレたのだった。
前話より
ついに来ちゃいましたなぁ、この時が(ふぁーん)。
今回のポイント
今更ながら神覚者ってなに?
- 祝勝会はツッコミ(フィン君)の活躍の場
- 神覚者=なんかすごそう
- 摩擦で火を起こせるのは常識
- さくらんぼの茎、口の中で結べますか?
残念ながら今回トゲの出番はない。
祝勝会はツッコミのお味
神覚者。
何度も出てくるその単語の説明が改めて入ります。
この世界……魔法界を統制しているんだよな。
魔法に関する決め事にはほとんど関わっているそうなんですが、同時に国を守る武力でもあるんだとか。
レインがイノセント・ゼロと戦っていたのはその一貫、ということですね。
魔法使いには戦闘が得意な魔法使いと、それ以外の魔法使いがいるそうですが……となってくると、戦闘が苦手な魔法使いは神覚者になれない、というちょっと不公平性があるものの、戦闘の矢面に立たされない、というのをメリットとも考えられるのでいいんでしょう。
ともかく、これがこの世界の常識ということです。
ここは神覚者たちがまだ登場していないというのもあり、影で表現されていますが……気になる人いましたでしょうか。女性ももちろんいるみたいですけど。
どんな人達がいるのかなぁというところで最後にはレインが映って、OPです。世界で流行ったあのダンスの!
改めて聞いてみても、なんか盛り上がるいい曲だなぁ。
なんか耳に残りますよねぇ。
そんなノリッノリなOPが終わると、ワイワイとしているマッシュたちを背景にナレーションが今までの流れを簡潔に伝えてくれます。
- アベル(レアン寮のトップ)に勝った
- レアンのコインが全部アドラのものになった
- マッシュが神覚者に近づいた
- けど、他の生徒にも魔法が使えないことがバレた
マッシュとフィン君が学校の廊下を歩いています。今までもいろんなことが起きてきた廊下……今回も何かを感じますね。
教科書を抱え「なんとかなりましたな」と口にしているマッシュに、フィン君は呆れた顔しています。
人形にされていた生徒が「見ていたぞ。魔法が使えないんだな」と大声で叫んでいたあの後、フィン君、レモンちゃんとドットで「つかえーる」と何度も連呼して勢いで乗り切っただけみたいです。
まぁでも……今までもマッシュのことは勢いだった気がするぜ。
そんなことは……ありますね!
フィン君が「大事になる前になんとかしないと」と言いかけた時、二人に声をかけてくる人物がいました。
中々立派なリーゼントの持ち主で、マッシュに「魔法が使えないって本当か」とニヤついた顔で聞いてきました。噂が学校で広まっているらしく(もうダメそう)と泣きそうになるフィン君。
一方のマッシュは「つ、つつつつつつつ使えますよ」的な反応をするのかと思いきや「魔法ツカエマス」とガタガタしながらも繰り返しました。
どうやらフィン君たちが練習させたようですね。
最初に魔法使えないってバレたとき「魔法、でででですけど」みたいに振るえてたもんなぁ。
今もあからさまに様子はおかしいですが、それよりはマシ……マシ、と言って良いんでしょうか。
というか、練習させないと言えなかった、というところがマッシュらしい。
しかしながらそんなことで下がってくれる相手ではないようで「ウソを付くなよ」と追求してきます。
相変わらず「あばあば」言っているマッシュを、フィン君が引っ張ってその場を離れようとするものの、今度はフィン君に矛先が向きます。魔法が使えない者をかばうのも罪です。学生とは言え、退学させられる可能性も高い。
指摘されたフィン君は動きを止めます。彼も分かっているでしょう。そしてこの世界においては、それが当たり前なんです。それが当たり前として教えられ、常識になっています。フィンくんにもその常識は根付いているはずなんです。
が、フィン君は「うるさい」と言いました。
「僕が誰と一緒にいようが君には関係ないだろ!」
うおおおっ言うじゃねえか! フィン!
最高です、フィン君!
頑張って言い切った感じがあって、可愛い!
と、振り返ったフィンの目の前でリーゼント君が床に沈みます。またボロボロになる廊下の床……以前もマッシュに掘られたり、ドットに爆破されたりしてましたが……魔法学校の校舎というのはなかなかつらい立場ですね。頑張れ廊下。
なんで廊下を応援してんだよ!
リーゼント君が沈み込んだのはフィン君の魔法、では当然なく、ランスの魔法でした。
めっちゃ奮い立ったのになぁと思うフィン君のシーンが、漫画っぽいセリフ枠付きで描かれてるんですが、ここは実際の漫画の方だとベタ背景に文字が書かれてるだけなのを、ちゃんと心情のセリフ枠をつくってアニメなのに文字も書いているのが、個人的には好きですこの表現。
というかこのアニメの、アニメだけど漫画っぽさを出してくる表現がすごく好きです。
だけどそれでいて、ちゃんとアニメならではの描写もあるしな……さっきのフィンの振り返るところもちゃんと尺使って自然にしてたし。
この、同じセリフ、同じシーンでありながらもどこか違って、それでいてやっぱり同じだと思わせてくれる違いを知りたくなった方は、↓漫画↓の方もぜひ! 第5巻の39話です!
ちなみに登場したランスに対しては、漫画のほうだとシスターコンプレックスと書いてランス君と読む、みたいな表現だったのですがアニメだとフィン君は普通に「ランス君」と呼んで、マッシュが「シスターコンプレックス」が呼びます。
ここもまたテキストが表示されてるんですが、とてもきらびやかな装飾されてるのが笑えます。そのテキストそんなに強調する必要があるのかというと……ない! ないけど、きらっきらしてます。
どんなテキスト表示になっているのか。漫画派でアニメ見ていない方はぜひ↓本編↓を御覧ください。
立ち上がってランスくんに怒るリーゼント君ですが、髪型がリーゼントと呼べなくなっています。天に向かってそびえ立っています。これは……彼のことを何とお呼びすれば良いのか! 非常に悩ましい問題です。どうすればいいのでしょうか。
知るか!
適当に呼べ。
どうやら元リーゼント君がランスの気に触ったらしいです。
いきり立つ元リーゼント君は、地味に漫画版より少しセリフ増えてます。漫画だと「てめぇ」だけなんですが「気に触っただと」と説明もちょっと加わってます。良かったね。出番は大事らしいから。
そんな彼の顔につばが飛びます。見ると、レモンちゃんと……車椅子に乗った誰か。包帯がぐるぐる巻きで顔すらわかりませんが、髪の色からしてドットでしょう。
レモンちゃんが泣きながら説明してくれるところに寄ると、想像以上の大怪我だったそうで……車椅子とは言え起き上がっていいの? というほどの怪我みたいです。それであの後あれだけ動いていたの? ドットもなにげにヤバいですね。
ちなみにドットくんなの? 的なことをフィン君が言うんですが、この声の表現が抜群です。漫画だと!?の連打で表されていた疑問形を見事に声で表現されています。
漫画を読んでいたときは、「ドッ」で声が途切れていたのかなぁとか想像してましたが、アニメを見た後で漫画を読むとその声が再現されます。お見事。
後なにげに、ドットの左足だけ無傷なのもちゃんとそのままだな……こまけぇ。
女の子と書いておなごと読む……意外と彼はむっつり?
放課後、祝勝会。
シュークリームはもちろんのこと、さまざまな豪華な料理がテーブルの上に広げられてます。
うおおっ美味そうだなぁ!
でもこの山積みになったシュークリーム……どうやって積み上げてるんでしょう? シュークリームって柔らかいのに。
筆者がそんなところに注目しているさなか、マッシュがコインももらえたからあとは神覚者にしてもらうだけだなと言います。ドットが何か言ってますが、何言ってるかはわかりません。
エプロン姿のランスとレモンちゃんのカット。この二人の二人だけのカットが珍しいですが、どうやら料理を用意したのは二人みたいですね。
めちゃくちゃ問題抱えているのに「とりあえず置いておこう」的な周囲にフィンくんだけが違和感覚えてます。
もしかしたらドットもそのこと言ってるのかもしれないが、何言っているかガチで分からねーからな。
そしてどうやら祝勝会に呼ばれたのは彼らだけではなく、昨日まで激戦をしていたレアンのアベルとアビスです。SEとゴゴゴという文字の色と揺れがなんとも言えない重たい空気を感じさせますね。
なんでいんの!?
レアンに勝ったっていう祝いの席に、負けたほう呼ぶか、普通?
まぁそこはマッシュですし? アビスとはシュークリーム食べる約束してましたし、アビス呼ぶならアベルも呼ぶでしょうしね。
ここからは怒涛のフィン君大活躍の回となります。めちゃくちゃツッコミいれてくれます。助かります。
パーティに呼ばれたということでトランプを持ってきたアビス。意外とノリが良い。
けどアベルに勝ったらアビスに殺されるそうなので気を付けて。
パーティ楽しむ気があるのかないのかどっちだよ!
そんな怖いことを言って凄むアビスを和ませるようにレモンちゃんが近づいてお茶を入れようとします。途端にアビスの様子がおかしくなります。まるで携帯のバイブのように震える姿は、魔法が使えないことを否定しようとしたマッシュのようです。
アベルが説明してくれるところによると、アビスは女の子のことをおなごと呼ぶくらいに異性に免疫がないそうです。イケメンですが、その目のせいで怖がられて近寄られることもなかったでしょうし、仕方ない……、あ、吐血した。
なにげにじょしではなく、おんなのこ、と呼んでいるアベルが可愛いと思いました。
そして身動きが取れないドットと、そんな彼の目の前にある料理を食べるラブ……いつからいたのか。忍者のような女の子です。やるな。
で、レモンちゃんはマッシュに手ずから食べさせようとします。これだけだと漫画にもあるシーンですが……ここ、なにげにアニメオリジナルで、レモンちゃんのスプーンから落ちたシュークリームをマッシュが呼吸で吸い寄せて食べてました。
シュークリームを、息を吸い込んで……もう、わけがわからねぇ。
まぁマッシュは以前、アベルに絡まれてコイン奪われそうになった時も肺活量でコインを引き寄せてましたからね。今更です。
その後、ずっと無言だったランスにフィン君が話しかけてずっといなかったがどうしていたのかと聞いてます。ここは漫画だとマッシュが聞いているので若干違いますが、内容は同じですね。
死刑囚に絡まれていたそうです。途中で引き上げていったそうですけど。
死刑囚がいたとか怖いと思ったフィン君ですが、別の場所ではアベルとアビスが二人だけでダウトしてました。
二人だけでダウトってもうバレバレだろ!
もうしっちゃかめっちゃかの祝勝会を、改めて見渡したフィン君は「カオスすぎる」と思うのでした。
漫画よりもフィン君の出番と台詞が増えていて、私はそういうの良いと思う!
本当はただ、優しい世界を作りたかっただけ
パーティも一段落したのか。マッシュとアビスが二人で話しています。
アビスが招待してくれたお礼に、と忠告します。イノセント・ゼロに目をつけられたと。
魔法界一の犯罪組織、と重々しい雰囲気の中。後ろでぶっ倒れているドットよ。
ドットがこの場面にいたかなぁと漫画見に行ったら……いましたわ。本当に床につっぷしてますわ。
第5巻の85ページ(web版なので紙だとすこう違うかも)?の1コマめによく見たらドットが倒れていますので、気になった方はご確認を! 何があったんでしょう。
イノセント・ゼロはこの学校で魔力の高い人間を探していたそうで、それを手伝う代わりにアベルは力を手に入れたそうです。あの3本線。あれはどうやら人工的に手に入れたもののようで、本当の三本線はもっとすごいんだとか。
ちなみにその本人は、寮の部屋にボードゲームを取りに戻ってました。本当に意外とパーティ楽しもうとしてますね! そしてなぜかフィン君がお供になってます。
アビスがマッシュと話したそうだから席外した、という見方もできるがこの漫画世界だとガチでボードゲームしたかったと言われても納得できるぜ。
ここ、実は後々の出来事のための補完的な意味合いっぽいんですよねぇ。
フィン君は敵寮であり、先輩につきあわされていてちょっと涙目ですが、出番増えてるので私としてはオッケーです。フィン君は癒やし。
話はイノセント・ゼロとマッシュに戻ります。セル・ウォーの反応をアビスも大怪我しながらも聞いていたようで、マッシュがあの組織と関わりがあるから気をつけたほうが良い、とね。
そんな真剣な話の背後で上機嫌なレモンちゃんが描かれて(鼻歌歌ってるしあのシュークリームの人形出るし可愛い)、ちらっと画面に入り込むドットもいて、楽しい。
そしていつのまにか、大量にあったシュークリームがなくなってる!
アビスは自分たちは処罰を受けるだろう、と言いました。学校内とても無秩序に見えましたが、やはりそこらへんはあるらしいですね。
まぁ、校長もレインもいなかった、というのがあるかもですねぇ。
その事自体は当然だと受け入れているアビス。周りが見えていなかったと。それに本当はアベルも、自身の母親のような優しい人が笑って暮らせる世界を作りたかっただけ。
振り返ってみると、アベルは結局弱者を憎んだりはしてませんでしたからね。
ただその弱者が母を殺したため、悪=弱者ということで排除したら良い世界になるのではと……極端な話ですが、子供の頃に体験したのが母親の殺害なら、仕方ない面もあるかなぁって……幸い、取り返しにつかないほどの被害ではないですしね。
一時の魔力が奪われるだけで。
でもかなり怖い悪夢見た感じですし、それがトラウマになってる子がいるかもと考えたら、まぁ簡単に許して良いことでもないですけど。
アビスはアベルの気持ちをわかっていたが、止められなかったんだな。
止めるには代替案も必要ですし、そもそも反対すれば……捨てられるかもしれないと、そんな恐怖がアビスにはあるでしょうしね。
アビスは笑ってマッシュになら平和なそんな世界が作れるかもと、応援していると言ってくれるのでした。
いい話なのにちょいちょい映りこむドットが邪魔クセェ!
そして部屋の外では、あの元リーゼント君がリーゼント君に戻ってコソコソしてました。魔法が使えないという証拠を見つけると意気込んで部屋を覗き込みますが、そこにはレアンのトップ2であるアビスがマッシュと談笑している姿がありました。
どういうことかと疑問に思っていたら、そこへボードゲームを取りに戻っていた、意外とパーティにノリノリっぽいアビスがリーゼント君に「この部屋に何のようだ」と聞きます。
単純に疑問で聞いただけかもしれませんが、迫力が凄まじい彼に、リーゼント君は完全にビビるのでした。
漫画だとなんでアベルが部屋の外から戻ってきたのか分からなかったので、ボードゲームは地味に補完されてました。
こまけぇ!
そんなアニメスタッフのこだわりが好き。
外でリーゼント君の悲鳴が響く中、部屋ではレモンちゃんが「二人で何の話ですか」とアビスに近寄ってますが、この顔があざと可愛い。好きです。
あばば、あふん、とバイブレーションモードに入るアビスでしたが、そんな時レモンちゃんとマッシュがなにかに気づいて窓を見ます。するとそこから飛び込んできたのはフクロウ? とにかくなんか丸っこくて可愛い鳥です。手紙持ってますね。
それはいいんですが、窓ガラス割れたんですが弁償……。
手紙を覗き込む三人。なにやら大変なことが書かれていたらしく、マッシュは「ひぇ」と声を出し、レモンちゃんは青ざめてます。
ちなみにちゃんとアビスはレモンちゃんとの間にマッシュを置いています。距離が近くても間に誰かが入っていたら大丈夫らしいです。
このアビスの恋愛模様とかも非常に気になるんですが、そんな話ないですかね? ないですかー。
ちなみにこの手紙のシーンは漫画だと順番があとになるんですけれど、それは話数切り替えのためで一つにまとめるためにはコチラのほうが分かりやすい順番になってますね。
神覚者とさくらんぼの茎
翌日、魔法局にマッシュはいました――魔法不全隠匿による緊急尋問のために。
ヨダレ垂らして呆然としているマッシュ。
魔法が使えないことを隠すのは、本当にかなり罪が重いみたいですね。
裁判長的な? おじさん(魔法局の副局長。ブレス・ミニスター)がマッシュに「この世界は誰が作ったか」「そう神だ」と言います。
美しい世界……で、自然の景色が描かれるんですが、これがガチでキレイなので必見。
見ている作品が変わったか、というくらいになんか違う雰囲気だな。特に水の表現がえげつねぇ気がする。
そして魔法は人にだけ与えられた奇跡だ、とね。
調和の取れた美しい世界を乱すのが魔法の使えないもの、か。
それはたしかに美しい世界ですが、じゃあなぜ神は魔法が使えないものも生み出したのか、という疑問も出てきますけどね。
マッシュはバグだから早めに取り除かなくてはいけないというブレスに、不完全な世界もいい、と返すマッシュ。
そんなマッシュに話しかけてきたのは、金髪の男。彼は神覚者のライオ・グランツ。なぜか近くにワインを持っている従者を従えている彼……とにかく声がいい。
ライオはこの魔法界にの常識にとらわれない思想の持ち主らしく、マッシュを褒めてくれます。頭ごなしにマッシュの存在を否定しないようです。
キザな感じですが、とても冷静で、ある意味とても冷たい思考の持ち主のようで……。
自分たちはルールの中で生きていて、ルールとは多数派の意見だと。一人ひとりの意見を尊重していたら、話はいつになってもまとまりませんからね。
だからマッシュが自分の意見を通したいならば多数派になればいい、と。
この後に続けられるライオの言葉が、たしかになぁと、個人的にすごく刺さりました。
「ちなみに、意見の中身の正当性はさほど重要ではない。
誰が言うのかが大切なのだ」
そんなことはないって否定したいが現実としては……こうだよな。
結局のところ、多数が正義になってしまいますからねぇ。だからこそ集団心理的なものが働いたりして人間は暴走しがちなんですよね。
そして「さほど」と言っているのも絶妙。正当性も完全には無視できない、というのを理解している。頭いいですね。
ライオはマッシュの前にロウソクを起きます。触れずにロウソクに日を灯せと言って。
魔法がすべてのこの世界において、魔法が使えないことを肯定させようとするならば、魔法以上の軌跡を起こさないといけない。
これもまた深い。
マッシュはスッと杖を取り出します。以前、皆で買い物に行った時に購入した杖。それを床にこすりつけて……見事に火をつけるのでした。
つけるのでした、じゃねぇ!
床は石だぞ!
いやでもマッシュですし。
それは……そうだな(すん)。
魔法界の常識をぶっとばすというマッシュに、ライオは「ナイスガイだ」と褒めるのでした。
バルーンアートと神覚者達
と、ここでOP前に影だけで登場していた神覚者たちが登場します。どうやらマッシュの処遇についてウォールバーグ校長に集められたみたいですね。
ライオに認められたし解散で、と思ったマッシュでしたがそんな彼の足に砂が巻き付きました。だけでなく砂の塊がマッシュを襲うものの、拳で吹き飛ばしたマッシュ。
バラバラっぽそうな神覚者たちのご入場です!
ライオの時も思ったが、神覚者たちの名前表示かっけぇな!
今までも初登場時には名前表示ありましたが、一線を画す、という感じでいいですよね! 私も好きです。
神覚者は特殊な杖を任されるのですが、その杖の名前とともに顔のアップとSE,本人の名前が出ていいですねぇ。
神覚者たちの先頭にいた砂使いのメガネの男が「特例を認めるのは言語道断」と言ってマッシュは「死をもって償うべき」と言い切りました。
どうやらそこまで重い罪のようですね。隔離されるだけかと思ってましたが。
しかしそんな時、不気味な声が響きます。見れば副局長のおじさんがおかしな動きをしています。
どうやらあやつられているようで、目がぎょろぎょろして気持ち悪いです。
操っているのはイノセント・ゼロで、マッシュは自分たちのものだから勝手に殺すなと言ってきます。
本気を示すために寄生魔法虫をおじさんに植え付けた、とのことで首の後ろには紫色のなんか気持ち悪いのがくっついてます。
- 人間の魔力を吸い、人間を触媒としてう化する
- 特定危険魔法生物
- 宿主から離そうとした相手にも反応し、次の宿主とする
- 強い魔力の持ち主にとっては天敵で一瞬でう化してしまう
というのを、ナレーションと魔法局局員のカイセ・ツッコミー君が教えてくれました。
誰だコイツ!
ライオがこれは魔法局への宣戦布告だなと言って、自分がその寄生虫を剥がそうとしますが……マッシュが剥がしてしまいます。寄生虫はマッシュの口の中へ……苦しむマッシュ。
ツッコミー君、さっきの解説聞いてなかったんですか、と地味にメタ発言してます。もちろん、漫画でこんな台詞はありません。
マッシュが苦しむ中、とても丁寧に解説してくれるツッコミー君。すごいですね。絶対今回限りのキャラなのに、名前がちゃんとついているしなんかすごい印象深い。
絶対にあのリーゼントくんより印象に残る。
そしてぺっと吐き出された寄生虫は……バルーンアートの犬みたいになってました。
アニメではここでようやくカイセ・ツッコミー君の名前が表示されます。アニメ派の皆さんもご安心ください。
何の安心っ!?
その後も全部解説してくれます。どうやらマッシュ、口の中でさくらんぼの茎みたいに寄生虫をベロで結んだそうです。……どう考えても口の中に収まるサイズじゃなかったですし、ベロ云々という問題ではないんですが。
まぁ、マッシュだからな。
マッシュですからね。
寄生虫から開放されたおじさんは気絶してしまったようでマッシュが椅子に座らせてますが、これも地味にアニメオリジナルです。紳士的、と褒めてくれたツッコミー君ですが、その後でマッシュが手を合わせているのに対してもきちんとツッコミ。律儀な子です。きっと普段からツッコミしまくって鍛えてるんでしょうね。
これで万事解決かと思いきや、あの眼鏡の砂男が「何も解決していない」と言いました。ライオはマッシュを気に入って味方になってくれたっぽいですが、クールそうなこの男の説得は難しそうですねぇ。
規則に則って死刑だから連行する、というオーター・マドルに、マッシュは「行かない」と言って足を床に埋めました。
砂使いはオーター・マドルか……マドル? なんか聞き覚えが……
ランスが戦ったレアンのドロ使いがマドルの家名持ちです。ワース・マドル……血縁者でしょうね。
兄貴とかだったら、そいつが神覚者なわけだから余計に劣等感生まれそうだな……。
オーターがマッシュに砂で襲いかかりますが、それを止めるライオ。自分の意見も聞けと言うライオに、必要ないと冷たいオーター。規則は規則だと。
一応、オーターがこんなにも規則規則という理由もあるのですが……明らかになるのはもっと後ですね。アニメでそこまでいくのかどうか……。
二人が言い争っていると、どこからか剣が飛んできます。黄金の剣には見覚えがありますね。
そこへやってきたのはウォールバーグとレインでした。
まとめ
今回は次への助走、というところでしょうか。大きななにかが動き出す予兆があるお話でしたね。
そして出てくる美男美女……知の杖の美女と砂のオーターが割と好みです。
お前さん荒々しいの好きじゃなかったか?ちょっとうるさい不死の杖のやつとかじゃないんだな。
いやぁ、彼もいいんですけどねぇ……荒々しいキャラならもっと馬鹿っぽいのが好きです。そしてもうちょっとワイルドがいい。
ですが見た目だけならやはりランスが一番好きです。見た目だけなら……見た目だけならっ!
なので今のところ、すべてを総合してマッシュが一番です。
という好みの話はともかく、本格的にイノセントゼロとの戦いが始まりそう? ですし、そもそもマッシュの立場がどうなるのか。まだ学校に通い続けられるのか。通えるとしたらどういう理由でなのか。
気になるところでまた次回!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
これから神覚者とも関わりそうだし、楽しみだな。
じゃあ、まったなー!
ついに大勢出てきた神覚者達! いろんなタイプが居るのであなたの好みの人もいるかも? それを確認したくなった方はぜひ↓コチラ↓からどうぞ!
アニメと漫画、ほぼ展開やセリフは同じにしても、微妙なオリジナル要素も入れてくれるスタッフのこだわりを感じたい方は↓漫画↓もどうぞ!