【不徳のギルド】第80話『ムリゲーⅡ』――彼に全てを押し付けたくはない【ネタバレ感想】
最近、主人公が交代しかかっているのではなかろうか、という疑惑が出かかっている不徳のギルドですが、今回もまたトリュウが格好いい!
けれど、キッくんもやっぱり主人公! ちゃんとかすかなエロも見逃さない! さすが主人公やで!
あちこちでいろんな事が起きていて、それぞれの場面は少なめですけれども、久しぶりにちょいエロが入りますし、シッコが活躍します(?)。
トキシッコファンの方は、彼女らしい活躍に拍手喝采。囚人服シッコが見れるのではという期待を抱いておられるのではないかと思います。
そんな「誰が主人公だかわからなくなってきた」不徳のギルド、第80話、今日も元気よくやっていきましょう!
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前回のあらすじ
ホライゴンが可愛い。戦いたくなーい。
ツチガミは思い出していた。まだ自分がカボクに受け入れられていた頃。愛しい子と交わしたやり取りを。
キクルたちは正面から戦っても土地神には勝てないため、神性をそごうと3手に分かれることにした。しかしそこを気配を消したキムジナーによって予定していたのとは違う役割分担となってしまった。
さらにはホライゴンも参戦! ……でも、誠実なひたむきなら大丈夫?
ツチガミとの戦いに前向きなトリューとやや消極的なヒュダイが、ツチガミと対面するが勝負の行方は!?
前話より
トリューが格好いい。
今回のポイント
日記がエロ……。
- 日記のシーン再現求ム
- 意外と考えているエース
- ホアンカのアングル
- やはり女性のエロに遭遇するのはこのお方
- トキシッコ、人生のピンチ
トキシッコとホライゴンは有る意味で相性が最高。
チカエルの日記からのギャップ
チカエルは結構おっぱい大きいなとは思っていたのですが、その話が今回の日記内容です。中々にエロいものを下着代わりにしているそう。
フォーネはムネがあまり大きくないため、うらやましがって揉んでくるので止めてほしいという女性同士のイチャイチャが書かれてるんですが……。
と、エロコメっぽい話ではあるものの、女性家族が他にいないチカエルにとって、フォーネは教えてくれる良き姉だったんだろうなぁ、と思うとしみじみします。
あー、他はたしかに男っぽいというか……そもそも人に近くないからな。
中々微笑ましい感じの姉妹に見えたのではなと思うと、なんともさみしく感じます。
そこからの竜技
声が漏れちゃう。この日記はいつもと違うから誰にも見られないようにしないと、というところからの前回の続きです。
トリュウに向かって飛んでくるおかわりの土槍。それをスキルを使ってすべて叩き落とします。これがまた格好いいんですが、さっきまでの日記との温度感がやばいです。
この、戦闘時の男性の体勢が迫力あって格好いいんですよねぇ、この漫画は! まあ、男性というのは今まではキクルくらいでしたが、そこにトリュウも増えてきてますますバトルが格好良くなりそうで楽しみです。
トリュウは相棒にショウキという土地神をつれているせいか、格上との戦いに慣れているようでツチガミ相手でも怯みません。ツチガミが感心してますが、ヒュダイの方はそうではありません。
目をつけられたぞ、とトリュウに言われてスキルを使うヒュダイ。呪名のおかげで筋繊維が多いとかで、筋肉で攻撃を防いでました。
鎧を身に着けているのは、マナの温存のためなんでしょうね。
トリュウとしては、油断しているうちに細かい魔法を撃たせてマナを消費させようと考えてたそうで,ヒュダイは(意外と考えていた)と心のなかで失礼なことを思うのでした。
ホアンカの罪悪感
さて、むっちり保安官のホアンカはどうなったかというと、ホライゴンのちっちゃい感じの魔物たちが服を運んできてくれたので、ちゃんと服を着てました。期待していた方、残念!
どこを赤字強調してるんだよ!
しかしこのチビホライゴンがめちゃくちゃ可愛いんですよね。マスコットになれる!
ホアンカは考えます。捕まっている先輩は逆に安全です。カボクの人たちを助けなくてはと思うものの、自分ひとりでは逆に危ない……と考えている時のアングルがこれは中々……。
どういうアングルかはぜひ見ていただきたいところです。
小さいホライゴンに捕まっているガードのところへと連れて行って欲しいと頼んでみますが、断られてしまいます。なので1匹捕まえて連れて行くようにと軽く脅すことにしたホアンカですが、他のちびホライゴンが逃げてしまった上に捕まえたホライゴンが泣いて怖がっているので罪悪感を覚えるのでした。
いや、まじでこのチビホライゴンが可愛い。
主人公はやっぱり主人公だった
メイデナを背負ったキクルが洞窟内を走っていきます。いくつも分かれ道があるのに、迷うこと無く進んでいきます。メイデナはそれが不思議で問いかけますが、キクルの耳には女性の苦しそうな声が聞こえているから間違いなくそちらにいる、というわけです。
なるほどな……いやまて。苦しむ声って……その先にいるのは
声が近づいてきて、キクルが警戒する中……彼が目にしたのは……そう! 我らが姉さん! サン姉さんがいました! 当然、裸です。
しかしあのサンもさすがにもう強がっていられないほどに弱っていたらしく、誰でも助けて欲しいとか心で思っていたところでした。
とはいえその誰にでも、はたぶんキクル以外だったんじゃないかと思うがな。
よりにもよってと思うサンですが、土下座して謝るキクルに「子供じゃないから気にしない」と言ってますが、二人に見られない角度で赤面しているのがなんとも可愛らしい。
ホッとしているキクルと「騒ぐのは子供」と凹むメイデナとの比較がこれまた良いので、ぜひ本誌を見てほしいですね。
そしてサンとしてはセイテンの無事が気になるのですが、セイテンの位置は誰も理解してません。サンは焦りますが、ショウキが無事だと言っていたことを聞いて少し落ち着きます。
サンは基本冷静ですが、ハナバタとかセイテンに関しては心を乱したりしますよね。
と、そこへホアンカが駆け寄ってきて、素肌に男性物の服を着ているサンを見て彼女が捕まっていた人だと判断します。サンはサンで囚われていたのがホアンカだと気づきます。
3者それぞれ知っていることが違うために、情報を交換し合いました。
そしてキクルたちはフォーネの死が事故ではないことを知ります。メイデナはショックを受けているようです。
それでもホアンカは生きて自供してもらわないといけないから、町内会の人たちを助けないといけないと言います。
これ、被害者からしたらどちらとも言えるよな。
反省して欲しいという気持ちもありますが、かといって反省したところで大切な人は戻ってこない。なのに、犯人たちは生き続けるわけです。
苦しいよなぁ。ツチガミの味方はしたいが、ツチガミたちの襲撃で亡くなった方もいるし、その人たちの家族からしたらツチガミは……。
そういう考え方なのか。キクルはツチガミを討伐しないと、と言います。そのためには神性を削ぐ必要があります。弱体化のために、ツチガミを神性化している魔物を退治しないといけません。
しかし、ここにはホアンカを案内してくれたチビホライゴンもいます。彼(女?)は自分も殺されるのかと怯えます。ホアンカやメイデナはそんなのは可哀想だとキクルに言い募ります。
が、安心しろとキクルは言います。サンがいるから、と。
なのにメイデナはおののきます。サンなら汚れ仕事も良いのか、と。サンにも血は通ってる、と素で言うメイデナにサンのお仕置きが後々待っているようでした。
サンはキクルの意味がわかったらしく、自分がそれをすると言ってます。
魔物を操ることで神性を削ぐ、ということでしょうか?
どうやって解決するのか、ちょっとワクワクだな!
回復役のメイデナを早くツチガミと戦っているトリュウたちの元へと連れて行かないといけません。あと、ホアンカはハナバタたちのもとに向かうようです。
つまりホアンカはキムジナーと再び会うわけですが……どんな再会になるのか楽しみですね!
ホライゴンとひたむき……よりもトキシッコの方が相性◎?
ひたむきが良い子すぎてほだされかかったホライゴンでしたが、我に返ってひたむきたちを通すわけには行かない、と言います。
トキシッコとしてはこのまま上手くいくのではと思っていましたがやはり無理なようですね。しょうがないからと戦おうとしますが、ひたむきがトキシッコを止めます。ホライゴンは戦いを望んでいるわけではなさそうだ、と。
そんなひたむきを見ていてホライゴンは思うわけです。なんであんな老人たちをかばうのか、と。フォーネはガードに殺されてそれを指示したのはあの老人たちだ、と。
ひたむきは悲しそうだなぁ。
とことん良い子ですからねぇ……ガードには向いてませんが。
トキシッコは冷静で、だからこそ罪を明らかにしないとだろと言います。このままではツチガミに殺された被害者になってしまうぞ、と。ホライゴンはそれを聞いて「そんな」と思うわけです。
ここからトキシッコのターンです。
皆に真実を知ってほしいだろとか、ハデスマンを悪いやつにしたくないだろとか、でホライゴンを説得していきます。もう一度考えてみろと。
ちょっと変わってますが良い子ですからね、ホライゴンは。
トキシッコに言われてホライゴンは考えます。
思い出すのは、フォーネから文字を教わったこと。お茶を入れてフォーネが喜んでくれたこと。……プロポーズじみたことをして、ハデスマンが……な、ことなどが彼の頭に浮かびます。
最後のシーンはあれだな。いつかの日記に載ってたやつだな。
ギャグシーンですが、そのうちの一人がこの世にいない事を考えると……悲しいですね。
最後に思い出すのは、亡くなったフォーネの姿で――ホライゴンは決めます。ハデスマンにこれ以上誰かを傷つけてほしくないと。ハデスマンが他のみんなから悪く言われるのも嫌だと。
だからっ
「あの老人どもは…おれ様の手で殺ぉぉぉぉぉす!!!
えええええっ、そっち!?
ひたむきもそうですが、より強い衝撃を受けたのはトキシッコでした。
なぜならホライゴンは「背中を押してくれてありがとう」とトキシッコに感謝しています。シッコには背中を押したつもりなんてありません。立役者にされてはかないません。
しかしホライゴンはスッキリした顔をしていました。今までハデスマンに任せっきりにしていたのが悔しかったからです。そして捕まったところで老人たちが死刑になることはなく、ひたむきたちもいい奴だけどそれだけフォーネは大切なんだと言うわけです。
ひたむきたちのことも考えてくれているあたりが、やっぱり良い子ですね。
トキシッコとしては殺人教唆なんてたまったものじゃない。知らない老人たちのために頑張る気はあまりなかった彼女ですが、杖を手にホライゴンをなんとかしようと立ち上がります。
とはいえノーコンなのは変わっていませんので、土魔法でドームを作ってそこに閉じ込め、炎魔法でとどめを刺そうと考えます。もちろん、ホライゴンを殺したくもないので手加減はするつもりで。
と、土魔法を使ったらホライゴンはそれを避けてしまいました。詠唱より早く動く……ヨケグモと同じです。
どうやらホライゴンは相手の思考が読めるらしいですね。
トキシッコと一番相性が悪いやつじゃねえか!
殺人の背中を押してしまうことといい、有る意味で一番相性がいいのかも?
終わった、とトキシッコは思います。イズモのところで修行したときも、この策戦思いついたからもういいやとこのコンボしか練習してませんでした。
殺人教唆は何年かなと、諦めるトキシッコでした。
まとめ
と、いうことでちょっとエッチな日記からのシリアス展開……さらにサンのあられな姿をバッチリと見つける我らが主人公、でした!
今回は戦闘といえる戦闘シーンはトリュウたちのところだけでしたが、後々の伏線にもなっていそうで……ちょっと覚えていたいお話ですね。
ハナバタのところにホアンカが向かい、サンは別行動。ひたむきたちのところには増援がなく、ホライゴンはどう考えても強敵。
ツチガミが一番の強敵ではあっても、キクルが向かうことによる安心感がありますし、ハナバタたちにしても強さだけで言うと結構安定している3人組ではありますからね。そこにホアンカも向かえば、なんとかなりそうですが……。
ホライゴンはきっくんにとっても予想外になりそうで……あと、セイテンたちの様子も気になるところ。
気になることが多すぎるツチガミ編、まだまだ続きますね! 楽しみだけど、早く解決を見たいのもあるし……うぅっ!
では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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