【転生悪女の黒歴史】死亡フラグ46―ソル、1輪のバラに誰を想う?【ネタバレ感想】
はいっ! やってきました、LaLa11月号の発売! 待ってました。
今回のフラグ46は、なんといってもソルですね。情報収集で町を歩いていた彼はとある花屋でバラを購入するんですが……ここでね。
とーーーっても良い表情をします。
ソルファン歓喜の切なくも「わあああっ」と叫びたくなる彼の表情が見れるのはコチラ!
ガンガンにネタバレがございますので、ご注意ください。
前回のあらすじ
もう守られる訳にはいかないとヤトリから剣を学び始めたイアナ。 試験に、獲物を狩ってこいとヤトリに言われたイアナは、獲物ではなくメガネイケメンを拾った。 そのイケメンは黒歴史でコノハに重要な武器を渡す人物だった。
しかし魔物の影響でキオクを失っていたイケメンに、イアナは彼に武器を作らせるために自分は占い師だと名乗り、彼の行動を誘導しようとするが、巨大なきのこの魔物に襲われる。
イアナのピンチをヤトリが助けてくれるのだった(結局獲物ゼロ)。
前話より
サブキャラである忍びとの話が面白かったです。
今回のポイント
印象に残ったのはこちら!
- 表紙のヤトリとイアナ(+オロチ)の雰囲気が微笑ましい
- ヤトリとギノフォードの対立
- ソルとイアナのすれ違い
コノハとギノフォードを背に1人佇むヤトリを励ましてあげたい。
表紙はラブラブ(?)デートのイアナとヤトリ+おまけのオロチ
どこかの酒場に寄ったのでしょうか。目をきらめかせてメニューを覗き込むイアナに、余裕の表情のヤトリ。そして地味に背後に溶け込んでいるオロチ(メガネ)もワンポイント。
たしかイアナの中の人って、いい大人なんじゃなかったか?
そうなんですけどね。こういう子供っぽい表情を見せてくれるのがイアナの魅力です。
今回の章はヤトリ推しなんですかね? ヤトリ好きにはたまらない回が続いています。
まあこの国で彼とはお別れ予定ですが、フラグ46でも彼の存在感バリバリです!
今回は場面展開多いから、3人のキャラ視点で物語を追いかけていくぜ!
ヤトリ視点――オロチとギノフォード
1人検問に引っかかったイアナを置いて、ヤトリはオロチを研究所へと連れていきます。オロチはイアナのことを心配しますが、ヤトリが「(オロチが)優先すべきことは彼女のことじゃないだろう」とピシャリと言い放ちます。
前回、ヤトリが嫉妬したような描写がありましたが、まだそれが後引いている感じですね。
ですがたしかにオロチが優先すべきことは研究員として研究所に戻り、記憶を取り戻して研究を完成させることです。
それにしても冷たい対応な気はしますが、それはイアナとオロチの雰囲気がなにやらいい感じだったからでしょうかね。そう思うとニヤニヤです。
たどり着いたリリー王国の研究所では、すでにコノハたちが到着していました。
うおおおんっ、イアナのもくろみ失敗か?
先回りして武器を作らせる、というのは失敗しましたがオロチはすでに武器を作成しています。まだ完成してはいないみたいですが……なので、問題ないと言えば問題ないですよ。
問題なのはイアナの目的ではなく、イアナがコノハたちに見つからないかどうか、でしょうか。
ヤトリの目の前に立つのは険しい顔をしたギノフォード。優しい彼には珍しく、暗い目をしているように見えました。
ギノフォードは「大悪女を見つけたら報告しろ。俺が処遇を決める」と言います。ヤトリは無言になり、いつかの景色――イアナと和やかに過ごしているギノフォードのことを思い出し、なんとも言えない顔で呟くのです。
「君が僕を愛しているなら、教えてあげたんだけどな――」
彼の背後では愛する人が、自分以外の愛する人を大切にしているというこの一枚……最近はイアナと仲が良かったので忘れていましたが、思い出すとつらいですね。
ヤトリィ……。
そして結局、イアナのことは何も告げないヤトリなのでした。
オロチ視点――聖女と脅しと占い師
一方のオロチですが、コノハと対面し、記憶を取り戻します。自分が誰であるのか。そしてなぜ、こんなにも武器制作にのめり込んでいるのか。
それは――脅されていたからです。
脅されって、イアナはしてないぞ?
はい。もちろんイアナではありません。
シュヴァルツ・レ・シュヴァリエです。更に正確に言うとこの作品もう一人のメガネキャラ、ミカ。もといウェントスです。
ウェントスによって、同僚たちの命を盾に脅され、オロチは武器を作ることに注力していたのです。
脅しに屈したようでいい気分ではなかったオロチでしたが、占い師(イアナ)も聖女であるコノハに武器を渡す運命を見ていたのなら素直に武器を完成させよう、と思えるのでした。
そのため、取ってきた素材を組み込み完成した武器の場所へとコノハを案内し、武器へと手をかざすように告げます。
あとは使用者を認識させるだけである、と。
イアナ視点――ソルと聖女の武器
一方のイアナは、忍びの手引でゴミ捨て場に到着してました。
ゴミ捨て場かよ! なんでそんなとこにっ?
王立研究所への地図も適当ですし、主とはいえなかなか厳しい忍びたちです。ほんといいキャラしてる。
とはいえ、親切にしてもらっても「私悪女なのに」と疑ってしまう。そんな自分が面倒だと思いながら、イアナは王立研究所へと急ごうとします。
が、そんなイアナの耳に聞き慣れた声が聞こえるのです。主従の誓いを行った従者、ソルの声が。
おおっ、こっちはソルと出会うのか!
1輪のバラに口づけるソル
どうやらソルは情報を集めるために町を歩いていたようです。そこで花屋さんから花を買っていたようですが、恋人へのプレゼントかとからかわれます。
慌てて否定しているソルですが、リリー王国では1本のバラには「愛する人」という花言葉があると聞いたその後で、そっとバラに口づけるのです。
ここの絵柄がまたいいんですよ! 背景はシンプルなんですが、その分ソルの麗しさが際立っています。
うおおおおおっ、さっすがイケメン!
絵になってやがる!
いやほんとにね。
花言葉を聞いてバラに口づけって……誰を思ってそうしたの? と問い詰めたいところです。
やめてやれよ!
ソルとイアナのすれ違い
ソルを見かけたイアナは戦慄します。出会ってはいけないのでなおさらですね。自分を殺せとは言ったものの、今は目的があるので死ぬわけには行きません。離れようとするものの、気配に鋭く耳の良いソルはこの足音、歩幅はイアナではないか、と彼女を追いかけてきます。
さすが暗殺者。
どうにかしてソルの意識をそらさないと、と思うイアナですがそんな時にひったくりが発生。ソルがそちらに向かったのでそのすきに逃げようとします。
が、ひったくりはグループだったようでソルを襲おうとするひったくりの仲間を見て、イアナは思わず飛び出してしまいます。剣を持ってひったくりたちを倒していました。
おお!
剣の修業成果が少しは出てるんだな。
旅の期間はそう長くなさそうですが、きちんとした訓練を受けていない一般人よりは強くなったのかもしれませんね。
一応布をかぶってはいましたのでソルに顔は見られていませんが、イアナではないかと疑われます。
ソルは追いかけようとしましたがひったくりがいるためそれもできず「勘違いか?」とせつなそうに呟くのです。
その表情が……なんともまぁ、切なげなので……ぜひとも本誌で見ていただきたいです。ソル好き必見です。
すぐにこのソルを見たい方はコチラから!
最後に、
今回の話の最後はコノハが武器に手をかざして、その武器――ロッドが光り輝き空を切り裂くシーンで終わっていました。
が、このシーンが美しい場面なのか不穏なのかが分かりにくく、次回でどうなっているのかがとても気になります。
えっ?
どういうことだってばよ?
ロッドから放たれた光。それを見上げたイアナの表情がなんとも……言い難い。眼帯のせいで余計に表情が読みにくい。
読んでいただければ意味がわかるかと思います。深読みかもしれませんが。
まとめ
今回は色んな場所でいろんなことが起きていましたね。
- ギノフォードとヤトリの友情に危機?
- オロチは無事に記憶を取り戻す
- ソル、見せ場を作る
- イアナ、剣の修業成果は上々か
- 完成した武器に問題有り?
しかし今回は本当にコマ切れって感じだな
そうですね、あちこちシーンが入れ替わるので短く感じました。
登場キャラクターが多く、いろんなキャラクターたちの物語を少しずつ追いかけていく感じでした。
これらの物語がつながった時、世界はどうなっていくのかが気になりますね。
個人的な今回の見所はヤトリとギノフォードのやり取り。それとソルの切ない表情、でしょうか。
俺っちはイアナがとっさに飛び出たシーンが好きだぜ!
かっこいいイアナの背中は良かったですねー。もっと戦っている彼女も見てみたいものです。今後見れるのでしょうか。
ということで、今回はここまで。お読みいただきありがとうございました!
みんなはどのシーンが気になったか?
じゃあ、まったなー!
ヒーローを守り背中で語る系可愛格好いいヒロインが見れるのは10巻!