【推したいしております】第4話――悔しいと叫ぶその姿が、とても眩しい【ネタバレ感想】
前回……前々回くらいから太陽くんが理子ちゃんに対して何やら思っていたらしく、第3話は太陽くん視点がメインでしたが、今回はやはり交代して理子ちゃんメインの視点になりますが……なんと今回は、太陽くんが理子ちゃんを家に連れ込み(意味深)ます。
いや、普通に家に招待した、でいいだろ!
そして前回の最後に出てきた謎? の女性の正体も明らかになりますし、今回も今回も太陽くんが、太陽くんがああああああ!
さてさて、初めてのおうちデートがどうなったのか。ネタバレ前に確認したい方は↓コチラ↓からどうぞ! 太陽くんが格好いいし、理子ちゃんも可愛いです。
前回のあらすじ
夏の定番、お祭りデート。
家族たちを騙すためのデートの一環としてお祭りデートをすることになった二人。
女性恐怖症の太陽だが、理子に対してだけは恐怖とは別のものを感じていた。
互いの護衛が離れたところから見ているのもあり、恋人らしい姿を見せつけるチャンスだと意気込む二人だったが、なかなかうまく行かず……さらには理子の草履の鼻緒が切れてしまう。
理子には笑っていてほしいと思う太陽が自作のハンカチで修理するものの、余計に理子が落ち込んでしまった。太陽の『好き』を自分のミスで汚してしまったと。
自身の好きを尊重してくれるそんな理子の姿に太陽は「理子さんとなら、恋人のふりができる」と言うのだった。
前話より
太陽くーん!
今回のポイント
そこで怒れる理子ちゃんが素敵。
- のんびりおうちデート……のはずが、そこに立ちふさがる……。
- 「たいよう」がまぶしくてめがい「たいよう」
- 理子、怒り心頭
そんな顔できるのかよ、太陽くん! 最高か!
リアルデートの回数ってどのくらいが適切なの?
知りません。
お、おう。
それはともかく、家で殿と交流を深めていた(画面タップするデート中の)理子ちゃんの元に太陽くんから連絡が来ました。家に来ないか、ということだそうです。
今はまだ夏休み中みたいですね。夏休み中の偽装デートならこの前のお祭りでしたから十分と考えていた理子ちゃんと太陽くんでしたが、太陽くんの家族が「デートが少ないのではないか」と少し疑っているみたいです。
理子ちゃんはリアルのデートはそんなにたくさんするものなのか、と驚きます。なにせ推しの殿との夏イベントはわずか4タップで終わってしまうそうです……それは、悲しい。
ソシャゲでももうちょいとイベントあると思うんですが、どんなゲームなのかマジで気になる……。
しかしデートをしなかったのは、理子ちゃんとしてもあのあとなんとなく気まずかった、というのがあるようです。理子ちゃんもなんだかんだと、自分の好きを認めてくれる相手がいなかったわけですし、太陽くんは特別だというのは間違いないのでしょうね。
デートから時間も立っているし、太陽くんの家族もいるようだから大丈夫かと了承した理子ちゃんは、太陽くんの家に遊びに行くことになりました。
どっきどきのおうち(屋敷)デート?
意外なことに、太陽くんのご自宅は和風建築でした。なんとなく、勝手なイメージで太陽くんのほうが西洋風のお家で、理子ちゃんが和風の家かと思ってましたが、理子ちゃんの家の方が今風の高級マンションでした。
ちなみに以前、海外のマンションと日本人のマンションという言葉は結構大きく違うとか聞いたことがありますが、本当なんですかね?
マンションだと一軒家のプールがあるような建物を指すとかなんとか。
へえ……って、今その話がなんの関係あるんだよ。
思い出しただけです。
それはさておき、立派な和風建築のご自宅にやってきた理子ちゃん。私たち庶民ならば驚きますが、彼女もお嬢様なので堂々としてます。お互い驚くところもないという点からしても、価値観が一致しやすくてお似合いの二人ですね。
お土産を渡し、奥へと案内される理子ちゃん。今日は洋装ですが、こっちも可愛い。
太陽くんの両親はまだ仕事中だそうで、しばらく待つことになるとのこと。急なことだったので作戦をどうしようかと考え始めた理子ちゃんに、太陽くんが声をかけます。
夏祭りの時、ちゃんと理子ちゃんの恋人になれていたか、と。
ここ!太陽くんの方から理子ちゃんに近づいてるんですよ!女性恐怖症の太陽くんが、ですよ!
理子ちゃんが答える前に、太陽くんを呼ぶ女性……前回の最後に出てきた女性ですね。やはり、太陽くんの姉だったみたいです。
しかししちみ先生はキャラクターのかき分けがお上手ですねぇ。ちゃんと太陽くんと雰囲気がにている(髪色だけでない)けれど、年齢が太陽くん達よりは上と分かる顔立ち。
この微妙な年齢のかき分けって難しいと思うんですよねぇ。
太陽くんの姉、ということで礼儀正しい挨拶をする理子ちゃん。太陽くんのトラウマの原因と聞いていたのでもっと上から目線で来るのかと思いましたが、意外と気さくな感じです。
裏の顔があるのか?
どんな顔なのかどきどきしますね!
そっちのドキドキかよ!
お姉さんとお茶をすることになりますが、さっそく太陽くんの様子がおかしいですね。
目がいタイヨウ
最初は特に問題なく、和やかに会話していたのですがお姉さんが笑顔のままいうわけです。弟が相手で不憫だな、と。
……?
どういうことだ?
女の子趣味? を持っていることだ、と言い始めてます。しかもその手には太陽くんが作った可愛い人形が。部屋に勝手に入って持ってきたらしいです。
正直家族といえど、勝手に人のものを持っいくのはどうかと思いますが、さらにそれを彼女の前でけなすなんて。
理子ちゃんは彼女が言っていることを理解できません。こんなことしている弟(太陽くん)はおかしいから母親と姉である自分が注意しているし、本人も自覚はあるといいながら侮辱してます。
姉として心配といいながら「こんなもの」と太陽の「好き」を否定しました。
ぽいっと捨てられた人形に理子ちゃんの我慢の限界が来そうだった時、太陽くんが理子ちゃんの手を握りました。理子ちゃんが呆然とした状態で見た太陽くんは、諦めたように笑ってました。
悔しそうに口を噛みしめる理子ちゃん。
まじかよ、太陽~。こんなの言われ続けるのが普通だってのか。
私も若干こういう経験あるので分かりますが、本当に辛い。
お姉さんはなぜだか誇った顔してます。弟のものを奪ったり壊さないといけない仕事でも請け負ってるんでしょうか。
理子ちゃんの反撃
理子ちゃんは一度お姉さんを肯定するみたいな発言をしてから、太陽の方を見てニコリと笑いました。そしてこう言うのです。
「私は太陽さんの”好き”も含めてお慕いしております」
理子ちゃああああああん! 格好いい!
おおおっ言ったれ理子!
頭を下げながら「そんな太陽さんに育てていただきありがとうございます」とまで言うんですよ!格好いい!
理子ちゃんがおかしなことを言っている、とお姉さんは思って理子ちゃんまでおかしいのかと良いかけますがそれを太陽くんが遮ります。そして二人きりにしてほしいと頼んで、理子ちゃんと退室していきます。
理子ちゃんのことまで悪く言おうとしてましたから、かばったんですね。
ここ!ここの太陽くんが最高なので、できれば実際に見て欲しい。優しい太陽くんが、とても男らしい表情してるんですよ!
今まで姉にそんな目を向けたことがなかったのでしょう。お姉さんが怒ってますが……シーンは中庭に映ります。
充分すぎた
立派なお庭です。
気まずい雰囲気の中、太陽くんが謝ります。気を使わせてしまったと。でも姉はあれが平常運転だから自分は慣れていると言いながら、「弟が相手で不憫」という言葉を思い出した太陽くん。
言葉をつまらせ、自分を卑下する太陽くん。情けない、とね。
ですが! なんで先に太陽くんがそれを言うのかとガーッと理子ちゃんのほうがお怒りです。
太陽くんがぽかんとする中、理子ちゃんは勢いよく自分の怒りを述べていきます。いろんなことに怒りを覚えたものの、彼女が一番悔しく思ったのは、自分が情けないということでした。
今まで何度も太陽くんに自分の”好き”を守ってくれたと思っていた理子ちゃん。
自分もちゃんと眼の前であなたの味方だと表したかったと。それができないのが悔しい、と。
まぁ、あの場であまり言い過ぎたら太陽の立場も悪くなるから正解ではあったが……。
悔しいと思って怒ってくれる理子ちゃんは本当にいい子。
だから悔しいと言ってくれた理子ちゃんを太陽くんが……抱きしめます。
女性相手だと体が震えてしまうあの太陽くんが! 女の子である理子ちゃんを! 抱きしめましたよ、奥さん!
そして「充分だ」と言うのでした。
まとめ
うおおおおおおっ太陽くーーーーーん!
途中までは今回は「理子ちゃんが格好いいという話かな」と思っていたのですが、最後に太陽くんが持っていきました。
たしかにな。
途中で感じた姉に対するもやもやもちょっと吹き飛んだな。
初めてのおうちデートということでどんなハプニングがと思ったら、前回出てきたお姉さんがなぜか弟を蔑むためにやってきて理子ちゃんが怒りながらも太陽のことを気遣った完璧な対応をして、けどもっとちゃんと守れなかったと悔しがる理子ちゃん。
むしろ蔑みの対象を理子ちゃんにまで向けようとした姉から太陽くんが理子ちゃんを守ったのもありましたしね。
いやぁ……いい。いいですよ、太陽くん。理子ちゃんとてもいい子だから、逃がすなよ。というか、このカップル推せる……推せる!
あああああっこのあとどうなるのかなあああ。慌てるの? 照れるの? 気になるーーーあああああ。
落ち着けぇ!
銀づちが暴走し始めたから、今回はここまでだぜ!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
ということで、太陽くん! 理子ちゃんを逃がすなと言いたくなる『推したいしております』第4話は↓コチラ↓からどうぞ。