【転生悪女の黒歴史】死亡フラグ68――その気高い後ろ姿に、気が変わる【ネタバレ感想】
死亡フラグ67ではまさかの佐藤コノハ氏によるニー×ソルのSS「暴きたい」で終わってしまいましたが、中々気になる内容が盛り沢山でしたね。
コノハがいくら真実を唱えても信じてくれない周囲と絶望したような顔のコノハ。
そしてずっと知らずにいただけのことがあるのだと気づいたソル。知らなければとイアナの元に向かうソルでしたが……?
今回は相変わらずすれ違っているソルとイアナ。そしてそして……まさかの恋のライバルが増える!? というお話でした。
今までイアナの辛いところが多かった分、ようやく~~~っていう感じの展開が多くなってきましたが今回も……。
え、恋のライバルって……まさか! となった方は、↓コチラ↓で読むことができますのでぜひ本誌にてご堪能ください。良きでした。
では今回も元気よく、ネタバレ感想行ってみましょう!
前回のあらすじ
コノハがいい顔してた。
無事に魔物を封印したコノハは、自分の怪我は自分が先にイアナを襲ったせいだと真実を語るものの誰にも信じてもらえなかった。
ソルもまた信じられなかったが、コノハの表情を見てなぜだと考え込む。
悩むソルのもとにきたのは暗殺者のオーグニース。ソルが抜けた組織になぜ未だいるのかと怒るソルでしたが、オーグニースの胸に組織へ忠誠を誓う紋章があることを知り、彼が自身を組織から逃がすためにまだ組織に囚われていることを、自分が表面しか見ていないことを知った。――それはきっと、主と認めたイアナのこともそうなのだと。
シャノウは気絶したイアナのもとを離れ、警察隊に戻り、イザークと彼女の名誉を守る戦いを決意。
意識を取り戻したイアナはオーグニースのもとに送られ、そしてそこでついにソルと対面するのだった。
前話より
やはりソルは受けだと思う(?)。
今回のポイント
お姫様役が似合う男、ソル。
- 夢じゃないのだと教えてあげたい
- 夢の暗殺サンド
- 取り持ってやる……つもりだったのに。
少女漫画らしさが戻ってきたー!
口の端が切れている理由は夢じゃない
まず定番の(?)表紙感想コーナー!
カラーだ! イアナだーーーー! どっちの執事もくださーイ!
うるせぇ! 落ち着けぇ!
イアナと誰と誰が表紙にいるのか! 本誌をご確認ください! イアナ可愛い!
そして前回からの続きです。
イアナを追い詰めて本当のことを知りたいのだと迫るソルですが、イアナとしては各仕事が多すぎてどれだとなっていますし、自分の死亡フラグのこともあるため、何も言えません。ごまかすために「離れて」と言い、ソルは自分が彼女に迫っていたような体勢であることに気づいて顔を赤らめます。
イアナは意外と普通の反応を返すソルに不思議に思います。ソルはイアナがコノハを叩いたところも見ていますからね。それに彼を裏切るようなこともしているのでもっと「許さない」的な反応されると思っていたわけです。
すれ違ってるなぁ……ってか、イアナはこんな時でも「受け」みたいな顔とか平常運転だな。
いつ何時でも推しの想像ができる……さすがやで。
とにかく外に出ようと、ソルがやってきたところから脱出しようとした3人ですが、オーグニースがイアナが唇を切っている事に気づきます。ソルが気づかなかったのは、相当彼も慌てていたからでしょうね。
オーグニースがニヤッと笑ってこういうわけです――誰かにキスでもされたのか、と。
おうっおうっ聞くねぇ!
ソルは冗談を言うなといいますが、イアナがぶわっと顔を赤らめたことでその場の空気が変わります。オーグニースはからかい、ソルは愕然とします。
ただ……。
残念ながらイアナはキスする「夢」を見たと思っているみたいです。
まぁ気を失ったくらいだから意識は朦朧としてたんだろうなぁ。
これはまた後でシャノウと再会した時にどうなるか、楽しみですよね!
イアナは夢で見るなんて妄想してしまったからシャノウに申し訳ないと思っていたわけですが、顔を上げた先ではソルが……それはもう冷たい目をして「はしたない」と注意してきました。
イアナはなぜソルが怒っているのか分かりません。
そんなソルをからかうオーグニース。仲良さそうに肩を組んでいる姿にBL好きなイアナは速攻で復活します。……さすがやでぇ。
とにかく出口を目指そうと歩き出す3人。
轟音とともにやってくるのは……?
なにか大きな音がする中、ソルがパズルを解いて出入り口を開けます。扉は開いたものの、出入り口を塞いでいました。
さっきの轟音はこの入口が閉まってしまう音かと思っていたら、3人に何かが押し寄せてきます。その先にいるのは、どう考えても正気ではなさそうな人々。言葉が通じそうもありませんので、逃げることに。
這いつくばるように動いてるし、まぁ言葉は通じないわなぁ。
息を潜める3人。美形たちに挟まれるイアナ……最高です。尊い。
また地下を歩いていくわけですが、地下空間はかなり広いらしく……見取り図がどこかにないかと考えます。さっきの傀儡の部屋が怪しいのではないかと。
そのままイアナはオーグニースと話していきます。ソルに追いかけられていたのか、なぜ逃げているのかと。そこでソルが誰かに会いたがっていると聞かされるイアナですけれど、自分のこととは欠片も思っていないらしく、不思議そうです。
オーグニースはそんな様子を見て「俺が間を取り持ってやろうか」と思います。ソルの性格からして自分の口からは言えないだろうから。
なんてことを互いに考えながら歩いているとたどり着きました。すごい数のアクスタ……ではなく、御霊結晶(みたまけっしょう)があります。大きさも様々みたいです。
ソルはそれが御霊結晶と聞いて「悪趣味」と顔をしかめます。まぁ人の魂ということを考えれば、それをたくさん置いているというのはどう考えても普通の人じゃないですよね。
ただ、やはり世の常識ということではないらしく、ソルがイアナも知っているのかと聞いてくるのでイアナは答え方に悩みます。一連のことをどこまで話すべきなのか。一歩間違えるとまずいことになります。変態仮面の正体がイアナであることも完全にバレてしまうでしょう。
助けを求める声に、耳を塞げない
正気を失った人々が戻ってきたため、3人は逃げようとします。しかしその時、御霊結晶の一つが「助けて」と言っているのをイアナは聞きました。
足を止めたイアナ。人々がしつこくおいかけてくるため、オーグニースがその場に残って二人を逃がそうとしますが、イアナは学生時代を思い出してました。
もしも世界がゾンビで溢れたらどうするか、という話で盛り上がったことがあるそうです。家族を助けるという人もいれば、人を集めて戦う人もいた中で学生時代の佐藤コノハは「舌を噛んで死ぬ」と述べました。
何も影響を与えないただのモブだから。そう諦めたからですね。
でも今の彼女は違うのです。この世界は彼女が愛する世界。
正気がない人々は痛みをあまり感じないのか、手足を撃っても動きを止めないみたいです。オーグニースはソルをうながします。イアナと一緒に行けと。自分は一人で大丈夫だからと。
時には守られても良い
イアナが言います。大丈夫じゃないだろうと。
オーグニースから銃を奪い取って前に出たイアナ。
「時には守られて
人に任せる事も大切よ」
ここ! この振り向きざまのイアナがものすごく美しい……ふつくしい!
そしてイアナは御霊結晶を撃って砕いてしまいました。オーグニースが驚きます。そんなことしたら人殺しになってしまうと。
もし殺した「大悪女」になるだけだと。
相変わらず大悪女という言葉にはなんか違和感だが、格好は良いな。
さらなる決め台詞もありますよ!
シャノウは結晶が割れて元に戻った。だからという賭けでもありましたが、イアナは一見堂々とした背中でこういうわけです。
「辛いなら私がやってあげる」
その言葉と後姿にオーグニースは言葉を失います。きっと今まで、彼は誰かを守るだけで誰かに守ってもらっては来なかったのでしょうね。
そして見事、息を吹き返す人々。ホッとして声をかけるイアナを見ていたオーグニースはソルを見て「ちょっと気が変わった」と言います。やや挑発な目をしながら。
取り持ってやろうと思っていたのが、思わなくなった、と!
どうする、ソル~~~?(にまにま)
落ち着いたところで、この場所はどうやら新しい傀儡術の実験場ではなかったのかと考えた3人。一体ここで何が行われていたのか……というところで今回は終わりです。
まとめ
いやぁ、今回はイアナたちだけのお話でしたが、まさかのオーグニースも参戦っ? という感じがラブコメっぽい雰囲気が出てきた感じで良かったですね。
ずっとイアナが味方いなくて苦しかっただけに、こういう流れはほっとするぜぇ。
オーグニースとは悪友みたいな感じの喧嘩相手で行くのかと思っていたのですが、ハーレム追加になった模様?
でも分かってますよ。なんだかんだお兄ちゃん的なポジでソルを応援しそう……いやでも、それをかなぐり捨てるのもポイント高いですね。
またポイントかよ……。
現在はシャノウがかなりポイントリードしてますよ!
それとは別に、あの傀儡術の真相が判明しそうですね。どう考えても怪しいのは教皇ですが……実はイザークの御霊結晶があったり……もしくは、イザークを復活させようとか考えていたり……?
中々妄想がはかどりますね。次回、どうなるのかお楽しみに!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
ここに来てのニーイア!? もしくはニーイアソルの贅沢サンド? うおおっどちらも捨てがたい! という話を読みたくなった方は↓コチラ↓からどうぞ!