【末永くよろしくお願いします】第63話――2年間、私達を想ってくれたあなたが好き【ネタバレ感想】

仲が良かった皆の進路がぜんぜん違う……不安になってしまう気持ち、あるあるですよねぇ。
私はエスカレーター式を逆に経験していなかったので、輝は私よりもっと不安だったかもしれませんね。
しかも父親は1年前に亡くなったばかりで、恋人になれた男性とは恋人になったがゆえに距離を置くしかなく……変化が多すぎて……つい普段の言動から輝は普通のことなど気にしない子、みたいに思ってしまいますが、まだ学生。子ども。ただの女の子に過ぎないんですよねぇ。
普段がアレだからつい忘れがちに。

普段がアレってなんだ。アレって!

鷹司の血を引いているなぁ、というアレです。
しかしながらそこはさすが恋人。清水が解決してくれたわけですが、今回はそんな清水との距離がさらに開く? 縮まる? かもしれないお話です。
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前回のあらすじ
受験ノイローゼ。
新しい日常に慣れた頃、みんなの進路の話になった。
今まで知らずにいたみんなの志望校はバラバラで、中には県外の学校を選んだ人もいた。
輝は苦しくなって、早退する。
みんなと離れ離れになることが苦しく、卒業したくないという輝を清水は外へと連れ出して励ました。今年は花見ができなかったが、来年また集まれば良いのだと。
遠いならば、自分が連れて行ってやるから……何よりも、自分は隣りにいる、と。
清水のおかげで元気を取り戻した輝は、受験を頑張ろうとまた前向きに考えるのだった。
前話より
また来年……。
今回のポイント
出禁。
- 降下していく立場
- 決めた目標、忘れた連絡
- 彼氏ムーブ来た
あなたの生まれた日を祝いたい。
同棲>別居>出禁←NEW
愕然とした輝の顔。バツマークを手で作る清水。

出禁か……まぁ、今までと変わらなさすぎるもんな。

でもたしかに受験生。成績維持しているだけでは追いつかれる、というのは現実ではあるんですよね。
もちろん輝は嫌がりますが、受験が終わるまではダメだ、と清水がハッキリ告げました。清水がここまでハッキリと言ったので、本当にダメでしょうねぇ。
片思いの時は同棲できていたのに両思いになったら別居して、それでも入り浸っていたら出禁。
未成年と大人の恋ですから、しょうがないかなぁとオバサンの私などは思ってしまいますがまだ子どもの輝からしたらもどかしいでしょうねぇ。
受験生たちが集まり、受験生トークしてます。清水も言っていましたが、部活とか他のことに集中していた子たちの追い上げがやはりすごいようですね。
結局受験というのは席取り合戦なので、たしかに手は抜けませんね。
輝は周囲の様子を見て、自分にとっての進学とは何なのか。
やはり彼女は清水のサポートをしたいんですよね。
思い出して気合が入る輝。周囲からは不純な理由と言われても、輝がしたいことはひとつなんです。
と、一度決めると輝はそれに集中します。皆と一緒に頑張る輝。

ここはセリフなくコマだけなんですが

清水がスマホ見てるな……あ(察し)。
恋人っぽいことしたい割に忘れる
さすがに疲れたなぁと輝が思いながら帰宅すると部屋に明かりが。叔母は出張でいないはずなんですがスマホに連絡が来ていて……慌てて部屋に行けば、清水がそこにいました。
自炊がだるいだろうとご飯作りに来てくれたそうです。

こういうの考えると、清水は旦那としては割と優良株。

ちゃんと経済的に自立している上に、家のこともしてくれるし、責任感もちゃんとあるしな!
受験勉強で減っていたラブパワーが補充される輝。清水の袖がきになった、という言い訳で抱きついてみます。
会えなくて限界だったと伝えるものの、その割に連絡なかった、と言われてハッとする輝。
しかし清水も謝ってくれます。彼としてはてっきり当主が家にいると思っていたのですが、まだ新当主では家が回らないということでほとんど家にいない状態。
で、別居のこととか出禁のこととかしておきながら、会いたくなって飯作りに来たそうです。
前々から思ってましたけど、清水ってまじで輝のこと好きですよねぇ。輝はあまり気づいてないですけど。
悲しみではなく、喜びの日
食後、デートしたいという輝に渋る清水。何よりも清水の誕生日を知らないという輝。

というのもわざと清水が伝えないようにしていたようですね。

なんでそんなこ……あぁ、親父さんの命日が近いのか。
清水の誕生日は12月23日でクリスマスに近い、というのはありますが何よりも輝の父の命日に近いんですね。
だから気を遣わせないようにとしていたようですが、輝は笑います。悲しみを引きずることを父親は望まない、と。
この2年間、父と自分のことを想ってくれていた清水に感謝しつつ、だからこそ輝は今年の誕生日を一緒に祝いたい、と言うのでした。
その約束があれば受験頑張れる、という輝を見て清水は自分が輝に惚れ込んでいるということを自覚するのでした。
それからも勉強漬けの日々でしたが、大切な友人と清水がいるため頑張れる。
そうして日々は過ぎていき、ついに約束の日。
おめかしをした輝。やってきた清水に抱きつきながら、誕生日おめでとう、と声をかけるのでした。
まとめ
今回は大きな動きは特になく、ただ清水が輝に惚れてるなぁ、というニマニマ回でしょうか。

読者からすると「今更自覚したの?」という感じもありますが

あのヘタレ清水がここまで来たんだ。大目に見てやってくれ。
しかしこのまま何事もなくイチャイチャするだけのお話になるのか……それとももうすぐ完結が迫っているのか。
これ以上、どういう感じに話を持っていくんでしょうか。んー……とっても気になりますねぇ。大学編に行くんでしょうか?
大学編に入っても、恋のライバル来ても輝が揺れ動く姿が想像つかないですし……そういう意味で気になりますね。
とにかく、次回はいちゃいちゃデート回! 楽しみです!

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
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