【婚約者は溺愛のふり】第16話――勝てるわけない? でも元には戻れない【ネタバレ感想】
婚約者は溺愛のふり、15話はカザンがついにぐいぐいぐいっとやってきて、ソレに対してファハドもなにか思うところがあったみたいで……?
のんきなのはラチエルだけ! というこれから気になる気になるー、というお話でしたね。
カザンがあんなにぐいぐい行くとは思わなかったな。
まあファハドもぐいぐい行くタイプではないですし、どっちかが動くとしたら……カザンの方かなとは思いますよねぇ。
立場的にはカザンの方が不利だし、動かざるを得ないよなぁ。
これからファハドはどうしていくのかと思いきや、珍しくファハドは翌日を休日にすると決め、ゆっくり過ごすようです。
なんだかずっと働き詰めのイメージでしたが。
おっ? ラチエルをデートにでも誘うのか?
どうなんでしょうね! ただ今回はイヴァとイーサンの関係も中々にご注目いただきたい感じになってました。
ということで気になる『婚約者は溺愛のふり』第16話のネタバレ感想やっていきましょう!
え? イーサンってあの細目? イヴァちゃんとなにかなるの? 気になってひとまず読んでみたい、と思われた方は↓こちら↓からどうぞ!
前回のあらすじ
ファハドも段々自覚してるっぽい?
弁明できぬ気まずい雰囲気のまま、ラチエルの両親に別居の説明をしにいく二人。
ファハドのうまい説明にラチエルは顔を真赤にしつつ、嘘が上手いなと言う感想を抱く。
そしてラチエルはファハドへと贈り物をするが、その贈り物は両親に職人のことを紹介するためだ、という誤解を受ける。
互いへの言動を二人が中々素直に受け取れない中、ファハドはカザンと遭遇。
そこでカザンから「君がラチエルを大切にしないなら私が彼女を幸せにする」と宣言を受ける。
ファハドはソレに対して「彼女が必要としているのは私の優しさじゃなくて財力だ」などと冷静に返すものの、すぐにラチエルの元へと向かった。
そこで贈り物の礼を言い、どんな意図があったとしても本当は嬉しかった。大切にすると告げて帰っていくのだった。
前話より
カザンの追い上げはどこまでくるのか。
今回のポイント
やっぱりこの細目! イヴァを……彼女は渡さん!
- カザン……人が良くて心配になる
- イーサンVSイヴァ
- ファハド、気づく?
物語が主たちだけではないのがいい感じ。
カザン……人が良くて心配になる
物語の初めはファハドから。
休む、という宣言を聞いて部下が良かったと安堵しています。部下からみても仕事人間で、もう少し休んだほうが良いだろうと心配されていたみたいですね。
そしてちゃんと休みにしたファハドでしたが、朝が弱いのでのんびりしてました。イーサンが起こしに行ってラチエルに連絡しようかと言うものの、家でゆっくりするそうです。
イーサン、ほんとノリすごいな。ぐいぐい行けよとかカザンにとられちゃうよ、とか……主に物怖じしなさすぎだろ。
まあ上を恐れて何も言えなくなる関係より健全じゃないでしょうか。ラチエルとイヴァもそんな感じですし。
思わず実力行使に出たから、自分を落ち着けるために休むのか……だけど休んでなんとかなるか?
ならないと思いますが、とにかく彼は休むそうです。
護身術の訓練
イヴァ、ラチエルとカザンの3人で訓練を開始します。イーサンは付き人を再開していますからね。
準備運動をしながら、カザンは内心凹んでました。どうしてファハドにあんなことを言ってしまったのか、と。言ってしまったがゆえにラチエルと出会うことにも罪悪感を覚えているようです。
そういうことに罪悪感を覚えるアタリ、ライバルキャラとしてはちょっと弱い感じもするなぁ。
そもそもファハドがハイスペック過ぎて、並大抵の男性だとかなわないと身を引いてしまいそうですよね。
カザンも勢いで言ってしまったものの、勝てないと凹んでいるようです。
そのあとで護身術の訓練にはいるんですがここでのラチエルとカザンのやりとりがね……カザンの想いがハッキリと口に出されたがゆえになんともカザンを応援したくなるというか。
悪漢役云々、のところはなんか可愛らしいのでぜひ実際見てほんわかしていただきたいのであえて詳細は省きますね。
イヴァとラチエルがやっている訓練はけっこう本格的で、ラチエルは体も動かせていいぞ、なんて楽しげです。
カザンは昔のことを思い出してました。ラチエルの実父がなくなってすぐ……悲しみを堪えながら、働くために本を読んで勉強していたラチエルのことを。
そして改めてラチエルには笑っていて欲しいと思うのです。
イーサンVSイヴァ
カザンがいろいろと思い悩んでいる中、のんきにやってきたのはイーサン。休みになったから来ました、と。
ラチエルは珍しいなと思って、そして休みだけどイーサンと一緒に来なかったことにすこしもやっとします。
嫌われたかもしれないと心配するのは良いが、自分が休みの日に会いに行かないと思っているのはどうなんだ?
そこはやはりなんともラチエルらしいですね。
カザンとイーサンが組んで特訓している様子を見ていたイヴァ。イーサンが剣なくてもかなり強いことに気づきます。剣が抜けなかっただけでそんなに大怪我したのか、と。
どうやら襲撃現場には親子連れがいて、彼らを巻き込まないように振る舞うのが大変だったらしいですね。
ふむ?
イヴァも言ってるが、その親子も仲間の可能性あるか?
イーサンが言うには違う気もするそうだけれど、旅商人だったらしく後が追えていないそうです。ラチエルがナルルへ連絡して聞いてみることになりました。ある程度の大きさの商団ならネットワークがあるはず、と。
どこかでみた光景と開眼するイーサン
教えることないからとっとと帰れ(実際の言い方はもう少し優しいですが)、と言うイヴァにイーサンは
「イヴァちゃんと絡みたくてお願いしたのに」
「そういうのやめましょう」
おいおいおい、まじかよ。
一本とったらデートとか。
怪しいなぁとは思っていましたが、そうだったらしいです。
いつも閉じてる目を開いてイヴァを煽ってましたし
そのまま組み手……組み手? に突入する二人。拳をぶつけ合う姿は、以前ラチエルが妄想していたファハドとカザンの光景そのものですね。
ちなみに【婚約者は溺愛のふり】第7話―カザンの挑発(?)にファハドはどう動く?【ネタバレ感想】ですね。カザンが出てきてどうなるー、というお話の時の。
見返したくなった方はぜひ7話を御覧ください。
そんな二人の様子を眺めるカザンとラチエル。ラチエルはのんきにどちらも応援してました。可愛い。
カザンはそんなラチエルにぽつりとこぼしてしまいます。
「私もせめてもっと強ければな。
そしたら大金持ちじゃなくたってラチエルを守るよって、かっこよく言えるのに」
くぅっ、いいですねぇ!
ちょっと押しが弱いけど、なんだか応援したくなってしまいます。
ラチエル「え、なんで?」じゃねえよ。それは可愛そうだろうが!
うーん、カザン君。幼馴染ならいい加減気づかないと……この娘、ぐいぐい行かないと気づかないよ?
カザンの不憫なところが分かる回だった気がします。
いろいろと完璧なところが多いファハドと比べるとがんばれよおっと応援したくなるタイプですね。
ファハド、気づく?
そしてファハドの元にイーサンが帰ってきます。5本くらい決めたそうですが、イヴァはデートしてくれいそうです。
何しに行ったんだ、こいつ。
本当にイヴァと絡みたかっただけみたいですね……でも、イヴァちゃんは渡さないよ?
いやなんでお前さんが目を光らせてるんだよ!
ラチエルを巻き込まないために別居しているのに、ラチエルが襲撃の情報集めに協力してくれるという話をしたイーサン。ファハドから冷たい目線を浴びていてスッキリしました!
それをごまかすように焼き菓子をファハドに渡すラチエル。ちょうど今朝焼いたからファハドにも食べて欲しい、と。
ファハドは以前一緒に作った時のことを思い出します。ラチエルは気が晴れない時に気分転換で焼き菓子を作ります。
また何かあったのだろうかと、そう思いながらファハドは焼き菓子を口にし、ラチエルの笑顔を思い出すのです。
そして悟ります。
「俺も行けばよかった」
「え?」
「…いえ。
休んだところで、全然元には戻らなさそうだと思っただけです」
おおっ、ファハド……いい感じの顔してやがるぜ。
この穏やかに笑ってる顔、いいですよねぇ!
良い意味で諦めた感じ!
どんな顔だったのかはぜひ本誌でご確認を!
まとめ
今回は主従での恋模様っ? カザン、前回のイケイケはどうした! でしたね。
- カザン、ファハドにはいろいろと勝てないと卑下している
- イーサン、やっぱりイヴァを狙っていた(イヴァはバッサリ断ってる)
- ファハド、距離を置いてみたものの気持ちは落ち着かない
ラチエルとファハドの二人が好きなのですが、今回はカザンも応援したくなってしまうお話でしたねぇ。
ファハドが相手としては強すぎるもんなぁ。
あくどいことで有名な家の出で、本家から嫌われてるっぽいですが、お金持ちの家で力を持っているのは間違いなく、さらに本人にも商才がある上にイケメンで物腰も柔らかい上に、個人の武力もあるみたいですしね。
……こうして改めて並べてみると、カザンじゃなくても「勝てるわけない」って思っちゃいそうですね。
カザン、がんばれ!
ではここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
カザンが可愛そうで応援したくなっちゃうけど、最後のファハドの表情をみるとファハドも応援したくなる第16話は↓こちら↓から!