【末永くよろしくお願いします】第53話――子供扱い? それとも……期待して良いのだろうか?【ネタバレ感想】
父の一周忌。まだ亡くなってそう経っていないため、辛くなるかと覚悟していた輝でしたが、清水がとても気を使ってくれてましたね。
そのおかげもあり、無事に乗り越えられましたが……夜、同じ部屋で寝ることとなった二人。清水の布団の中にもぐりこむ(安定)の輝を、清水は寝ぼけた状態でなだめようとしてその額にお休みのキスをしました。
輝はそれを……子供扱いされた……と、清水に対して怒っているところから今回は始まるのですが……?
久しぶりに出てきた柊がやっぱり良い! そんな柊を応援したくなる『末永くよろしくおねがいします』第53話を読みたくなった方は↓コチラ↓からどうぞ!
前回のあらすじ
強そうに見えるけど、まだまだ学生な輝が迎える父の一周忌。
輝の父親の一周忌。
宝船まで来てくれたが、実は薫の婚約者(恋人)だったことが判明する。
薫は幼い頃甘えん坊だった輝に父親がおやすみのキスをするとすんなりと寝た、という話をして、そこからまた父親の話になるが清水は不自然に遮った。
以後もずっと輝を気にかけ続ける清水の様子に輝も気づいて、笑いながら父の墓を見て「大丈夫」と報告する。
それでも心配な清水は少しだけわがままをきいてやると、隣で寝たいという輝の要望を叶える。
そして寝ぼけた清水は布団に入り込んできた輝を寝かせようと、おやすみのキスを彼女のおでこにし、逆に輝を寝られなくするのだった。
前話より
それでも暖かく見守ってくれる存在がそばにいるから、彼女は立ち上がれる。
今回のポイント
当たり屋……私も時折やってしまうんですよね……。
- 家庭用……ゲーム機……に歓喜するお嬢様方
- プレゼントの受け取り方が100点満点な輝
- 清水の言動の変化
- 柊……男を見せる?
行く? 行っちゃうの? まじで?
別荘でのクリスマス
学校での友達を別荘に招いてのクリスマスパーティーです。
海が見える場所みたいで、柊たちはその景色を堪能してきて、輝がそんな彼らを出迎えます。
まさか別荘でクリパをできるとはとか、場所提供いつもごめんと言う柊に輝はなんてことない顔をして言います。自分の学園生活が豊かになったのは柊たちと友だちになれたから。普段甘えているのは自分のほうだ、と。
普段から突拍子ないこと言う輝ですが、こういうのをちゃんと伝えられる良い子ですよね。
友達にいたら楽しそうなタイプではあるよな。
恋人ではどうですか……?
よしっ、次の話題に行こうぜ!
輝が飾り付けを始めている、と柊たちを家の奥へ案内しようとした時、奥からにゅっと顔を出すのは清水。冷えただろうからココアでもいるかという優しいことを言っているんですが、輝はそんな清水に怒っていました。
前回のおやすみのキス……子供扱いされたことに対してひどい、と思っているわけです。
まぁ、布団に侵入した輝が一番の原因なわけですが……清水はそれを覚えていないので柊たちに聞かれても原因を答えられません。が、輝としては忘れていることも怒りの原因だったりします。
という個人的な喧嘩はあるものの、賑やかなクリスマスパーティの開始です。
プレゼント交換の方法はくじ引き……ではなく、テレビゲーム(レース)で勝った順番にとっていく方式みたいですが、お金持ちの輝と心は家庭用ゲーム機が初めてで良い反応してます。柊たちも二人がそういう反応すると思ってゲーム機をもってきてくれたみたいですね。
ゲーム機なんて結構邪魔になるのを持ってきてくれるなんていいですね。
しっかし、輝の動きがやばいな! まじでリアル当たり屋
笑い事じゃないくらいの被害でてますけどね(笑)。
初めてゲームをする輝は完全に身体が動いていて、両サイドにいた柊と清水に思いっきりぶつかっていましたし、心とは互いにぶつかってました。痛そう。
紅葉(くれは)たちに「中身入れ違ってない?」と心配されるほどのぶつかりっぷりを見せた輝と心ですが無事みたいです。
ちなみに清水たち大人組が強かったみたいですね。昔やりこんだんだ(片方はつきあわされた)とか。
誰からの贈り物は、自分で買ったものとは比べられない宝物
輝は最下位で最後に残ったものを手にしますが、どうやらそれは柊のものだったみたいです。中身はストール。早速巻いて「残り物には福がある」と喜ぶ輝ですが、神戸に行った時に新しいの買ってなかったかと柊に言われます。
これに対しての返しがこれまた良い!
二つあればその日の気分で選べて贅沢、か。
という返し方も素敵ですし、何よりその後ですね。去年までは寒い日に外に出る発想がなかった、というのはさておき。
「自分で買ったものとは比べ物にならない程嬉しい。
このストールはボロボロになっても一生大事にするの」
とびっきりの笑顔でそんな事言うなんて!
この輝の笑顔がとっても純真で可愛いですし、それを見た柊の顔もかわいい。柊からすると好きな女の子が自分の選んだプレゼントでそんなこと思ってくれたなんて嬉しすぎるでしょ。
とっさに好きだと告白しそうになる柊でしたが、ゲームの延長線に入っていて心による物理アタックでなんとか告白せずにすみました。こんなパーティのさなか告白したら空気がやばくなりますからね。
と、柊がプレゼントで当てた財布が中々質が良いことに気づいた清水が声をかけます。それは心のだったみたいですね。輝のプレゼントは充電式回路は政宗に。優瑠(すぐる)が用意した可愛らしい温めるタイプのアイマスクは清水へ。
可愛い目が描いてある上に耳までついたアイマスクでした。清水にピッタリですね。
清水がそれをつけると紅葉や柊が笑い、輝も耐えきれずに笑います。清水が体を張って笑いを取りに行くのは珍しいですが、輝からシカトされていたのが堪えていたらしく、笑う輝にずいっとマスクしたまま近づいてます。
柊は一体清水に何されたのかと輝に聞き「子供扱い……幼女扱い」と告げました。具体的に何をしたのかと思う柊ですが、何か考え込み始めました。
変わる関係――関係を変えようとする一歩
夜。皆が疲れて寝静まった頃。輝は寝られなかったのか、温かい飲み物を手にキッチンにいました。ただそこは他の誰かが来るかもしれない場所で、なのに寝間着姿である輝を発見した清水は注意しますが、輝はまだ怒っているのでジト目です。
ここには男連中もいるんだからという清水に、清水は保護者だから自分の寝間着姿を見てもなんとも思わないのか、と聞きます。
相変わらず怒っている輝に清水もいい加減に理由を教えてくれと請い、輝は額にキスをしたことを伝えます。――まるで覚えていない清水冷や汗ダラダラです。
寝ぼけていたし、布団に入り込んだ輝が悪いわけですが……清水は考えます。たとえそうだとしても自分がそんな事をするのは信じがたい、と。やや頬を赤くした状態で輝を伺う清水。
おやおや? と、にまにましたくなりますね?
あまりからかうのは止めてやれよ!
清水はただでさえ豆腐メンタルなんだからな!
輝は父親のマネでしょう? と言います。幼女扱いは心外だ、という彼女に対して清水は「でも俺は」と心の中でなにか反論を抱きます。
これが具体的に何を思ったのかまでは描かれていないのがなんとも……くぅ~っとなりますね!
そしていつものようにキスをせまる輝ですが、清水はその口を手で塞いで拒否。しかし子どもの寝かしつけだろうとキスしようとは思わないはずで、だからなぜキスしたのかはまだわからない。けど、キスした自分の気持も恋人になりたいという輝の気持ちもちゃんと考える、と清水は言いました。
言いました!
なんで2回?
大事なことなので。
そして普段はちゃんと年頃の娘として扱うからそんな格好しているなら部屋にもどれと清水は輝を促して、輝は素直に部屋に戻るのですが……ちゃんと考える、という言葉に自分たちの関係が動き出したことを悟るのでした。
一方で、柊も眠れずにいました。ベランダにいたみたいで、政宗が声をかけますが大分外は冷え切っているようです。漫画内ではクリスマス。冬真っ只中ですからね。
来年は受験かぁなどと言いながらも、政宗はどこか様子がおかしい柊にどうしたのかと問いかけます。
柊は空を見上げて、言いました。
「俺、輝に告白する」
おおっついに柊が!
まあもう告白してるようなものだと思いますが、キッパリとけじめつけるということでしょうか
個人的には柊推しなんですが……少女漫画の定番として柊は……んー、次回がこれまた楽しみですね。
まとめ
輝にとって友だちと過ごす初めての楽しいクリスマスパーティ。
清水とは軽く喧嘩中でしたが、それも彼のちゃんと考える、という言葉でいろいろと変化が訪れようとしてました。
そして柊も決意を固め……ほのぼの三角関係が見れなくなるんですかね。柊、輝、清水の三人の関係、ギスギスしてなくて好きだったんですけども。
このままでいてほしいけど、そうもいかないですよねぇ。
だなぁ、いつかは……変わっていくもんだ。
寂しいですが……彼らの関係がどう変わっていくのか、見守っていきたいですね!
ではここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
清水がついに動き出した!? そして柊の決意表明を直接見たくなったら↓コチラ↓からぜひに! 輝の可愛い表情もたっぷりありますよ!