【推したいしております】第3話――なぜかは分からない。けれど、大事にしたい。【ネタバレ感想】
周囲から『好き』を否定されるのってとてもつらいこと。だからこそ誰かの『好き』を大切に出来る理子と太陽の、なんだかちょっとすれ違いがちな恋模様。
どうやら今回……そんな二人になにか変化がある、かも?
新連載開始時からずっとにまにまできる二人ですが、今回もまたにまにまできます。尊い。
もはやここに結婚式場を呼びましょうと言いたくなる。
前回は理子ちゃん視点がメインでしたが、今回は太陽くん視点がメインとなりまして、この太陽くんの戸惑いがね……最高です。そして理子ちゃんの悲しそうな顔とかも見れて、最高です。
太陽くんのへたれっぽいところと、けどやっぱり格好いところが最高な第3話を、ネタバレの前に見てみたくなった方はぜひ↓コチラ↓からどうぞ!
前回のあらすじ
相変わらず二人が可愛い。
前回終わりのデートは失敗。今回のデートこそ成功させなければ、と気合を入れる理子は殿のイベントに太陽を連れ出した。
しかしイベントに向かう途中で理子のお気に入りの衣装が汚れてしまうというハプニングが発生。
汚れた服では殿に会いに行けないと落ち込む理子に、太陽は彼女の服をとっさにアレンジしてデートを再開させた。
それまでは太陽の頼りないところばかり見ていた理子だったが、太陽は誰かのためなら強くなれる人なんだと、彼の手を魔法使いの手だと褒め、二人のデートは無事に成功するのでした。
前話より
理子ちゃんが格好いい話でした(太陽くんも)
今回のポイント
そうかー、感じちゃうのかー(ニヤニヤ)。
- 恐怖とは違うなにか
- 楽しそうな理子ちゃんプライスレス
- あなたとなら……できる!
もうお前ら結婚しろよ!(花火上げてやるから! 結婚式場をここに呼べ!)
どうしたっ?何があった?
ちょっと落ち着け!
今回も良かったです……尊い(T_T)
女性なのに恐怖以外の何かを感じる
表紙はりんごを手にして少し頬を染めた太陽くん。ですが、このりんごが今回のお話に関わっているのでぜひ覚えていてほしいです。
今回は太陽くんの独白からです。自分は少しおかしい、という自覚を持っているみたいですね。
周囲のクラスメイトたちが学校の外で他校の女生徒が太陽くんを待っている、という話をしています。太陽くんはやや自意識過剰気味ではありますが、普通にモテるみたいですね。
(モテるのは)当然だ、みたいなこと言ってるけど顔色が悪いぜ、太陽。
さすが太陽くんですね。
しかしお金持ちの学校という感じではなく、普通の学校っぽい雰囲気。
女性恐怖症の太陽くんは、もちろん男子校です。少しでも女性に関わらずに済むためです。なのになぜ来るんだ、と体を震わせる太陽くんでしたが、「すごいオーラの黒髪の美人がいる」というクラスメイトの話に反応します。
まさかと太陽が向かってみると、やはりそこにいたのは理子ちゃんでした。制服姿可愛い。
次のデートに関しての話をしにきたそうですが、電話ではなくわざと会いに来ることで偽装恋愛の信憑性が増すからということのようです。
太陽くんはそんな理子ちゃんを見下ろし、今までの経緯を振り返ります。
夏のデートといえば、お祭り!
ということで偽装デートとしてお祭りにやってきた二人。太陽くんは普通の格好ですが、シンプルだからこそイケメンっぷりが目立つ。そして理子ちゃんは浴衣着ていて、洋装も似合いますが理子ちゃんは特に和服が似合いますね。
そう思ったのは読者だけではなく太陽くんもみたいで……そして、理子ちゃんに対して「恐怖とは別のなにか」をおぼえる、と。他の女性に感じる嫌な感覚とは別だそうです。
くぅっ、にまにまする~~~!
けど、震えはするんだな。
理子ちゃんは女性が苦手な太陽くんのことを考えて少しでも人が少なそうな時間を選んだそうですが、それでも出店が盛んなお祭りですからね。結構人が多いようです。
出店がある時点でそこそこの規模のまつりですからねぇ。儲かるから出店があるわけです。当然女性も多いですが、関わらなければ太陽くんも大丈夫みたいです。それより、理子ちゃんの護衛としてきている黒服の方が気になるみたいで。
まぁこんな可愛い女の子が夜に遊びに、となると心配ですからね。特にお嬢様ですし。
ただ一応プライバシーはある程度守れるように、距離は保ってくれるみたいで会話は聞こえないほどですが行動自体は逐一見守られると思ったほうが良いようですね。逆に言うと、ここで仲の良さを見せつけるのも一つですね。
太陽にもついてるみたいだな。こいつもおぼっちゃんだし。
理子ちゃんもこの機会に見せつけようと気合を入れるものの……、屋台に殿のグッズがたくさん売ってあったため、我を忘れて購入して満足してしまいます(可愛い)。今回は理子ちゃんがリードするというより太陽くんがツッコミみたいですね。
太陽くんに言われて恥ずかしがる理子ちゃんを、「いつも通りだ」とメモする黒服さん。この黒服さんたちとのお話もあったらいいですね。お嬢様である理子ちゃんを大切に思ってる、的なエピソードとか最高です。
ただまぁ彼女らしいと思う太陽くんに服の袖を掴む理子ちゃん。とりあえず手でもつなごうかと提案してきますが、太陽くんは固まってしまいます。しかしそれだけでは足りないか、と綿あめを差し出してきて、太陽くんは戸惑いつつもそれを口にしてしまい……その反対側を理子ちゃんが食べました。
近くに理子ちゃんの顔があって、太陽くんはひどくあわててしまいます。とっさに離れようとしてしまう太陽くんに理子ちゃんが詰め寄りますが……そこでぶちっと鼻緒が切れてしまいました。
ここのドキッとしている太陽くんはにまにまポイントなので、ぜひご堪能ください!
堪能するのはやめてやれよぉ!
少しのすれ違い――謝る二人
靴擦れしないようにと普段から履き慣れているものにを履いてきたそうなのですが、それゆえに傷んでいたみたいで、ずーんと沈む理子ちゃん。やはり普段から和服で過ごすこと多いみたいですね。
落ち込んでます。きっと前回のデートも自分のせいで台無しになりかけたのも凹む理由かもしれませんが、凹んでいる理子ちゃんを見ていられなくなった太陽くんは手元から刺繍が施されたハンカチを取り出して、それで修理します。
理子ちゃんには笑っていて欲しい、と。
こういうところだけ見てると、本当にいい男、という一言だけで終わるんだがな!
しかし理子ちゃんがますます凹んでしまい、太陽くんはなにかまずいことをしてしまったかと慌てます。
とりあえず花火スポットに行こうという理子ちゃんについていきますが、太陽くんは悩みます。やはり女性はわからない、と。そしてわからないなりに謝ったほうが良いのかなと彼が思った時、理子ちゃんの横顔が見えます。すごく悲しそうな顔をしていて、太陽くんは自然と頭を下げていましたが、理子ちゃんも同時に頭を下げました。
互いの“好き”を尊重し合う二人
なぜ太陽くんが謝るのか、と不思議そうな理子ちゃん。太陽くんからしたら理子ちゃんこそなんで、なんですけどね。
しかし前回はどちらかというと理子視点だったから、逆の太陽視点の話もなんだかいいな。
特に今回は太陽くんがメインッて感じですねぇ。
今後もこんな感じで交互になるんですかね……どちらも好きなので嬉しいです
ハンカチに刺繍が入っていたことを理子ちゃんは言います。それは太陽くんにとっての『好き』。ものを作るのが好きだと言っていた太陽くんの大切なものを、こんなことに使わせてしまったと、理子ちゃんは悲しんでしまったようです。
でっ! このあと! このあとが「あああああああっ」ってなります!
語彙力!
何があった!?
悲しそうな理子ちゃんの姿。悲しんでほしくはないのですが、なんとも美しいそんな姿に太陽くんは先ほど頑張れなかったことを謝りながら、理子ちゃんが手にしている焼きリンゴに噛みつきます。
違う、と彼は思うのです。彼は女性恐怖症ですが、理子ちゃんだけは「女性でくくることはできない」と。自分の『好き』を大切にしてくれる人ですからね。
「恋人のふりできます。
理子さんとなら」
ここがもうっ! もうっ! 最高です!
ちょっと照れたように顔を赤くしているあたりもポイントが高い!
出た。謎のポイントシステム。
いやまぁ、良いとは思うが。
慌てているのは太陽だけかと思っていたら……?
理子ちゃんがりんごに噛みつき、そそくさと歩き出します。
切り替えの速さに太陽は戸惑い、花火は見ないのかと聞きますが、返事は「もう黒服たちも見ていたしアピールは十分。それに太陽も限界だろう」というそっけないものです。
黒服たちが顔真っ赤にしているのがなんともいいな。
いい大人なのに可愛い人たちですね。
やはり彼らとの話も欲しい!
実際、太陽くんも大分頑張っていたのでぎくっとしてしまいます。
しかし太陽くんはまだ自分のその気持が何なのかよくわかっていません。ですが理子ちゃんという存在を大切にしたいのはたしかだと、そんなことだけ確信し……理子ちゃんは……太陽くんの行動に少し驚いてしまったみたいです。
とはいえやはり、最初に落ちるのは太陽くんみたいですね。理子ちゃんにとってはまだまだ殿が推しであり、好きでしょうから。
そして最後に、そんな仲良さそうな二人の写真を見た女性が「邪魔しないと」と口にしているところで今回は終わり。
……不穏な気配、と言うべきなのかもしれませんがなんとなくこの女性、太陽くんに似ているような……?
お姉さんですかね?たしかお姉さんも女性恐怖症の原因だったような。
トラウマの克服的な話は出てくるだろうし、姉でもおかしくはないが……普通にライバルとかは?
ライバルキャラにしては若干年齢が上に見えるんですよねぇ……高校生っぽくないと言うか……んー、これはまた来月の楽しみですね!
まぁ、なにか障害があったほうがやっぱり読んでる方としては楽しいよなぁ。
想像しながら来月まとうぜ
まとめ
ということで、今回はお祭りデート。太陽くんメインの回でしたね。
気持ちに気づけよぉ、とか言いたくなるニマニマかいでもありますが……今後も見守りたい二人です。
あと、登場した黒服たちもなんか微笑ましい集団だったな。
最後にはそんな微笑ましさとは逆の女性も出てきましたが……。
この二人の恋のじゃまになるのは一体どういうものになるのか。そもそもお見合いきっかけなので両親は障害にはならないでしょうし……。当人たちのスペックが高いのでライバルに求められるスペックもかなり高いものになりそうですが。
いやぁ……今回も……尊いものを見させていただきました。また次回が楽しみです。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
こんな尊い二人が見れるのはLaLaです! 太陽くんへにまにまできる第3話は8月号より!