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【推したいしております】第2話――恋する女の子と、彼女を変身させる魔法使い【ネタバレ感想】

『推したいしております。』第2話感想 (画像引用:しちみ/X:@good_job_iより)
銀づち

 前回、期待の新連載とお伝えした『推したいしております』。今回も推せる、と思いました。

 理子ちゃんも太陽くんも可愛くて良い子なのがいいですねぇ。……太陽くんはヘタレな上に勘違い&女性恐怖症と中々にアレではありますが、根っこの部分は良い子です。

 それでいてどちらも美男美女で……私としてはこの二人を推したくなる

 今回はそんな二人の偽造デート! 傍から見たらお似合いの二人ですが、噛み合っているようで噛み合っていないそんな二人のデートは果たしてどうなるのか!?

 では行ってみましょう!

 殿に一途に恋する理子ちゃんと、世の女性が自分に惚れるとなぜか思い込むのに女性恐怖症で手芸得意な太陽くんのデートの様子をネタバレ前に見たい方は↓コチラ↓から!

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前回のあらすじ

  推したいしております。 を推したい。

 大企業の息子、息女である二人の見合いが行われた。

 しかし太陽は女性恐怖症。理子は2次元キャラに恋する夢女子。
 互いに現実の相手と恋愛したくない二人は、周囲の家族から否定され続けた互いの趣味(手芸とオタ活)を見せ合うことで嫌ってもらおうと画策するが、互いの事情を知り、そして互いの趣味を受け止め合う。

 そして偽装カップルを演じることで今後の見合いを回避しようと手を取り合うのだった。

前話より

 キュンっとくる太陽くんにキュンときた。

今回のポイント

 黙っていれば2人共キラキラ。

  • 別格な二人――いろんな意味で
  • 意外とツッコミ役な理子ちゃん
  • もうすでに尻に敷かれる未来が見える
  • でもヤるときはヤる男、それが太陽くん……だと思う

 素敵なパートナー。

別格な二人――パット見は超お似合い

 前回の最後で、家族たちをごまかすための偽装デートをしていた二人……ですが服装が違いますね。もう何度かデートをした、という感じでしょうか。

 しかし着物に帽子、痛バとは、和洋折衷ですが中々に素敵な格好ですね、理子ちゃん。前回の終わりの洋服もお似合いでしたが、この漫画はお洋服も楽しめそうです。

 周囲にいる男子が美しく佇んでいる理子ちゃんに声をかけようか迷い、缶バッジがたくさんついたカバンを見て躊躇します。それくらいで話しかけるのを躊躇するとは、情けない。

銀づち
銀づち

痛バが普通だと私なんかは思ってましたが、私もエセオタクだからですかね?

ワン親方
ワン親方

エセ?
オタクじゃねえの?

銀づち
銀づち

私なんかがオタクと名乗ったら、真であり神のオタクの方たちに失礼ですよ!

ワン親方
ワン親方

お、おう。そうか。

 前回のおさらいのことを説明してくれる理子ちゃんの元にやってきたのが、協力者である太陽くん。こちらも爽やかにキラキラを背負いながら登場。服はシャツとジャケットと凄くシンプルですが、顔面もスタイルもいいので超絶様になってます。

 そして太陽くんはリコちゃんの『殿推し(作品内のゲームのキャラ)』を理解し、受け止めてくれているので痛バを見ても引くどころか笑顔で受け入れてくれます。

 家同士の結びつきのための見合いの席で、二人は互いの事情――理子ちゃんは殿(2次元キャラ)へ恋している、太陽くんは周囲にいる女性のせいで女性恐怖症(というか女性不信?)と否定され続けている手芸趣味――を知り、そして受け止めあった二人の目的は、現実の人間と恋をしたくない、というもの。
 しかし今回見合いを断ったとしてもまた別の見合いが待っているだけ……ということで、事情を知っている二人が協力すればもう邪魔されることなく好きなことが出来る!

 という協力関係を結んだ……のですが。

 合流した二人。太陽の肩に誰かがぶつかります。見ると小さな女の子とそのお母さんらしき人が。どうやら子供を抱きかかえようとしてふらついたのか。ぶつかってしまったらしいです。ただこのお母さんも悪い人ではなくて謝ろうとしたのを、太陽くんは爽やかに笑って対応します。

ワン親方
ワン親方

あれ?
女性恐怖症じゃなかったっけ?

 私も一瞬「ん?」となりましたが、親子が離れた後で太陽くんの爽やか笑顔が崩れます。

ナルシストなネガティブというパワーワード

 大丈夫かと理子ちゃんが太陽くんを振り返ると太陽くんは「惚れられてしまったかも」と真っ青な顔で言います。……はい?

 理子ちゃんも「なぜ」と疑問に思いますが、太陽くんは今のは自分に惚れる流れだと。自分自身の顔がいいことや優しい対応、さらにお金持ちだと分かったら1児のパパまっしぐらなのではなどと、ものすごい妄想を口にします。

銀づち
銀づち

初回の見合いのときも、理子ちゃんが自分に惚れたのではと怯えていましたからね、太陽くん。

ワン親方
ワン親方

ネガティブっぽいのに、自分の凄いポイントをしっかり理解していて世の中の女性が自分に惚れるという自信あるって、中々に凄い属性持ちだな、太陽。

 女性って大変、みたいなことを本気で言っている太陽くんに「あんただよ(面倒なのは」と心のなかでツッコミをいれている理子ちゃん。

 基本的にツッコミ役としてしっかりしていそうなのは理子ちゃんっぽいですね。太陽くんは女性が絡まなかったらたぶん格好良くて頭もいいんでしょうが、女性が絡むとダメっぽいです。

 2次元オタクでファン創作とかもする私ですが、太陽くんの妄想も中々ですね。

 しかしそんな妄想炸裂な太陽くんでも、理子ちゃんが殿一筋だからそういう変な被害(?)妄想せずにすむようです。
 理子ちゃんはぶつぶつと呟いている太陽くんを眺めて筋金入りだなぁと呆れつつも、今回のデートプランを変更する気はないようです。親に怪しまれないためにも偽装デートは必須なわけですが、以前(前回最後)のデートは太陽くんが緊張しすぎて即解散となったみたいで。

 だからこそ今回はデートを完遂させる、と理子ちゃんは燃えていました。

リベンジデートは殿のイベント

 本日は午前中まで降っていた雨があがったらしく、デートしやすい天気。屋外イベントらしいので本当に晴れてよかったですね。

銀づち
銀づち

地味に伏線だったり?

 イベント内容について熱く語る理子ちゃん。他にもマジックショーやシンデレラの劇などもあるそうなんですが、理子ちゃんの好きな殿がしんがりだそうで説明にも熱が入ります。太陽くんは若干引き気味ですが、理子ちゃんは笑顔で今日の召し物について説明します。着物の柄はなんと殿の家門柄で特注で用意したものらしいです。

ワン親方
ワン親方

俺っちはこういうのよくわからねーけど、楽しそうないい笑顔してるな!

銀づち
銀づち

そんな理子ちゃんに、太陽くんも笑顔で「お綺麗です」と言うんですよ!

 爽やかイケメン王子の姿に理子ちゃんは少し驚くものの、すぐに「この生地」と衣装の出来に感心し、職人技だと真剣に眺めている太陽くん。うん。知ってた。

 理子ちゃんは一瞬彼氏っぽいことできるのか、と驚いたもののそう言えば手芸に興味ある人だったと気づきます。驚いたことに悔しくなる理子ちゃん。

 とにかく、両親への証拠として写真を撮ろうと提案しますが……太陽くんがやばい顔してます。どれもこれも真っ青だったり震えていたり……一つは心霊写真のようです。

ワン親方
ワン親方

女性と写真撮るとこうなるって、筋金入りだな。

 太陽くんはもうすでにいっぱいいっぱいらしく、震えています。

 一方で理子ちゃんも結構まずいのではと焦り始めます。なにせ証拠がないとまた見合いさせられる羽目になりますし、今度こそ殿のグッズ全てを取り上げられるかもしれません。今は良き見合い相手である太陽くんがそれを認めてくれているからこそですしね。

 どうしようかと思いながらもイベントが始まる前に場所取りしようと指さした理子の指先を見た太陽くん。家族連れもさることながら若い人もいます……当然女性も多いのを見て、太陽くんは真っ白に燃え尽きてしまったようです。理子ちゃんに一人で行ってきてほしいと言います。

 そして理子ちゃんは悟ります。自分が引っ張っていく未来しか見えない、と。理子ちゃんだって経験はそうないでしょうからねぇ。ごまかす代替案を考えないといけません。とはいえ、デートの証拠を一人で用意するのは難しい。

ワン親方
ワン親方

親をごまかすための同士、というにはちと心細い相手ではあるなぁ。

 悩む理子ちゃんの近くを、長靴をはいた女の子が上機嫌で通りかかりますが……。

銀づち
銀づち

ここで伏線回収。
午前中は雨が降っていた、というのが関わります。

 水たまりを楽しく踏み抜いた女の子。しかし当然、勢いよく水玉を踏めばどうなるかと言うと……水が飛び散るわけで。しかも決してきれいな水ではありません。

 理子ちゃんが殿のためにと用意した特注の着物がずぶ濡れになってしまいました。

大切な方のための着物。けれどもお姫様を泣かせたりはしない。

 見る限りこの二人、今回の最初に太陽くんとぶつかった人たちっぽい?

 とにかく母親の方がものすごく慌ててます。そりゃ普通は慌てます。着物って基本高いですし、イベントに来ている(しかもデートっぽい)となると普通はこうなるでしょう。

 まぁ着物でなくてもデートでなくても、こうなるのが常識ある人の反応だと思いますが。

 すぐクリーニングへと焦る母親に対して、女の子は自分が悪いことをしたのは分かっても、シンデレラに会えない、と泣きそうです。理子ちゃんに泣きながら謝ります。

 そんな女の子の前にしゃがみこんだ理子ちゃんは彼女の頬を掴んで言います。

銀づち
銀づち

ここからの理子ちゃんのセリフがすっごい好き!

 お姫様が好きかと女の子に問う理子ちゃん。頷いた女の子に、理子ちゃんは

「なら泣いてはダメ。
 お姫様の為にも。

 今日は沢山笑顔で応援してあげなさい」

『推したいしております。』第2話より
銀づち
銀づち

うああああああっ、理子ちゃああああああん! 好きぃ! 結婚してー!

ワン親方
ワン親方

落ち着けぇ!
たしかに凄く良いこと言ってるが。

 とってもきれいな笑顔で女の子を泣き止ませてるんですよねぇ。殿のためにって特別気合を入れた格好であるにも関わらず。

 そんな理子ちゃんを見つめる太陽くん……惚れろっ、と読みながら叫びました。

でも女の子だから、好きな人の前では綺麗でいたい

 親子と別れた理子ちゃんは、帰ろうと言います。太陽くんも疲れているし、代わりの服はない、と。なにせ特注品ですからねぇ。

 デートを成功させようと思っていた理子ちゃんでしたが、自分のせいで失敗だなと思います。それでも、好きな人(殿)の前で綺麗でいたいから、と。しょうがないと笑う理子ちゃんの手を、太陽くんが引っ張りました。

 そして向かったのは……洋服店?

 太陽くんはそこで店員さんにお願いして理子ちゃんの着物を脱がしてもらい、代わりにスカートを購入してます。わけがわからない理子ちゃんですが、それでも太陽くんが代わりの服を用意しようとしてくれているのは察します。

 もういいのだと言う理子ちゃん。そもそも女性の服を売っているお店なので、当然周囲は女性だらけ。太陽くんにとってはとても苦手なはずの空間。

「――っでも理子さんは会いたいんでしょう!

 殿に失礼だなんて…”好き”に一筋な理子さんをそんな風に思う筈ない。

 少なくとも俺は絶対

『推したいしております。』第2話より
ワン親方
ワン親方

うおおおっやるじゃねえか、太陽!

銀づち
銀づち

きゃあああああっ太陽くん、格好いいいいいいい! 結婚は……ぁ、大丈夫です(すん)

ワン親方
ワン親方

良いんかい!

 理子ちゃんとのならびがやっぱりお似合いですからね!

ワン親方
ワン親方

さっき理子には……いや、なんでもない。

 このセリフを言う時の必死そうな太陽くんの表情がコレまた良い! ヘタレな姿とのギャップが凄まじいくらいに格好いいのでぜひ本誌を御覧ください! マジで格好いい。

青白くなっているその人の手は、魔法使いの手

 汚れていた部分を切り取って、買い取ったスカートと上手に合わせた太陽くん。手芸スキルが生きてますね!

ワン親方
ワン親方

こういう風に設定が生きてるのいいよな!

 まだ呆然としている理子ちゃんに「可愛い」と素直に褒める太陽くん。

銀づち
銀づち

こういうの見てると「女性が皆自分に惚れる」と思い込むのも無理はないかなと……これ自然とやられたら落ちる女性多そう。

 しかし、そこで我に返った太陽くん。イベントに間に合わせるためとはいえ、大切な着物を切る必要はなかったのではとか、周囲が女性だらけであることにもようやく気づきます。

 焦る太陽くんに声をかける理子ちゃん。太陽くんの手は魔法使いの手だと。

 自分のことだとダメでも、誰かのためだと強くなれる人だ、と理子ちゃんは思うのでした。悔しいけど、格好いいと。

 そうして完全復活した理子ちゃん。殿のきぐるみに大興奮している彼女を見て、太陽くんは先程理子ちゃんに触れられた手を見つめます。彼はずっと、周囲から手芸趣味など止めるようにと言われてきました。だから「魔法使いの手」など褒められることなどなく。

 ちょっと伏せ気味の目で手を見つめている表情が、どこか色っぽい。

 そしてそんな二人は、周囲から見ると素敵な「王子様とお姫様」に見えるのでした。

まとめ

 いやぁああああ、良い! 良いですよ! 大好物です!

銀づち
銀づち

理子ちゃんの見せ場も、太陽くんの見せ場もちゃんとあるのがいいですね!

ワン親方
ワン親方

たしかにな。どちらかに比重が傾きそうだが、どちらもが主人公という感じがするのがすごく良い雰囲気を出してるぜ。

 一見、女性に対してだと「アレ」すぎてヘタレな一面が目立つ太陽くんですが、根っこはやっぱり優しくてそして強い。

 理子ちゃんの方が常識人で凛々しいイメージが強いですが、同時に好きな人(推し)の前ではただの女の子になる。

 性格を見ると相性は良さそうなんですが、理子ちゃんは殿一筋なので、この二人の恋愛はかなり厳しそう。こじれるのが今から見えますが、こじれた姿も美味しい

 むしろじれじれ、こじれ大歓迎! ばっちこい!

銀づち
銀づち

では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

また銀づちが変なこと言ってるが、気にすんな!
じゃあまったなー!


 普段はしっかりものでありながら推しの前にはただの女の子な理子ちゃんと、女性に対してだととことんヘタレだけど困っている人を基本放っておけない太陽くんの、どちらも「良い」と言いたくなるお話は↓こちら↓で見れます!

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銀づち
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マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
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