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アニメ

【逃げ上手の若君】第八回『かくれんぼ戦争』――慈悲深き刀と、堕ちた刀が交差する【ネタバレ感想】

アニメ『逃げ上手の若君』のネタバレ感想第8話(画像参照:逃げ上手の若君-アニメ)
銀づち

 だからー、逃げ上手の若君のアニメスタッフー、なんでー、虫の描写をリアルにするんだいー?

 と、叫びたくなった前回。実は今回もありました。そもそもリアルじゃなくても体に多数がたかっている様子は苦手な方にとってはキツイ。

ワン親方
ワン親方

オレっちもちと苦手なんだよなぁ。

銀づち
銀づち

今回は戦ということで当然流血系のグロしーんも出てきますから、どちらも合わさって中々に……食事中や食前は避けられたほうがいいでしょう。

 なんですが!
 それでもやっぱり面白いし、続きが見たくなっちゃう魅力が放つのが『逃げ上手の若君』! 

 なんといっても今回は『戦争』です! 今までの個人の争いとか単純な略奪ではなく、武力と武力のぶつかり合い。

 ただの綺麗事だけではないその争いを、どうやってあの優しい若君がくぐり抜けるのか。気になる第八回目の感想、今回も元気よくいきましょう!

 今までは可愛かったらエrかったりな印象がある若君に……本当に純粋に格好いいシーンがあるの第八回目を見たくなった方は↓コチラ↓からどうぞ。

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前回のあらすじ

 普通の子どものようにはしゃぐ若君たちかわゆす。

 幕府滅亡から初めての冬を時行は迎えた。
 情勢は小休止状態であったが、貞宗が何か動きを見せている。詳しく調べたいものの、偵察が出払っていたため時行ら逃若党がその任務を引き受ける。
 しかしながら頼重は未来を見る力を失う期間に突入していたため、そんな時行をいつも以上に心配する。

 そんな中でたどり着いた場所ではすでに敵方の手により大人が殺されており、吹雪という若者の指示で子どもたちだけで三度の防衛に成功していたが、備蓄もつきたため放棄する時が迫っている。
 時行は自らの安全のことを考えて撤退ではなく、子どもたちの心を守るためにも、もう暫くの間だけでもこの土地を守りたいと、吹雪に強力を申し出る。

 そしてそんな土地を奪おうと、悪逆蟻たちが迫ろうとしていた。

前話より

 逃げ上手が逃げないと決める時。

今回のポイント

 逃げ上手の戦い方。

  • ネヲロォ~と鬼心仏刀
  • 若の大将としての初陣
  • どこまでも悪党

 鬼と仏な逃げ上手。

ネヲロォ~、な新必殺技

 不気味な音楽から始まり、村周辺の地形がゆっくりと映し出されていきます。普通のイラストのようでいて、現代の立体描写が加えられた奥行きの表現が、違和感を醸し出すのですが……だからこそこの不穏な音楽と、これから始まる戦の予兆を感じさせてくれます。

 深夜、吹雪を中心として軍議をしていた若君一行。周辺地図を元に話し合っていたようです。

銀づち
銀づち

地図と言っても、この時代、地図は簡単に手に入りませんし、かなり簡易的なものですが。

ワン親方
ワン親方

戦争における重要情報だからな。
それはともかく……地図に乗ってるのって米粒じゃ……。

銀づち
銀づち

最後に食べてしまえば何を話し合っていたかもわからない……そういう作戦?

ワン親方
ワン親方

絶対違う!

 雫たんと亜矢子が麓の村から助太刀の兵を、玄蕃が諏訪大社に戻って援軍を要請してくることに。さすがに戦争を仕掛けるのに子どもたちだけではできないですからねぇ。

 玄蕃は戦いは苦手であることもあり、生きられる~と喜んでました。

 ですが足が速い伝令役というのは非常に重要かつ貴重なので、がちで若君の郎党はわりとバランスが良い。

ワン親方
ワン親方

あとは頭脳、か。

銀づち
銀づち

雫が今その役目をしていますが、彼女は戦いはできませんからねぇ。

 吹雪が子どもたちに声をかけます。敵が来るまでになるべく多くの罠を仕掛けるためです。援軍を要請しても、時間がありませんからね。そうたくさんの兵士は呼べませんし、そもそも貞宗たちへの警戒もしないといけないので大軍を動かすことが難しい。

 あと当然、戦が始まったら子どもたちを安全な場所へ避難させる必要もあります。流石に本格的な戦に幼子は連れていけません。狙われてしまえば、守る方に戦力を咲かないといけないので不利ですしね。
 護衛を引き受けてくれる狐次郎の声が力強くて格好いい。

ワン親方
ワン親方

狐次郎はまだ幼いが、武士って感じがしていいなぁ。

 話し合っている皆を横目に、若君は吹雪に声をかけて、外に呼びました。

 朝日が登る中、向き合う二人。手には棒(節があるので竹かな?)をもっています。吹雪の二刀流を避ける若君。吹雪がその逃げ上手を褒めてくれます。そして逆に攻撃をしてくれ、と若君にいうので若君は気合の声を上げていきます。

銀づち
銀づち

雄叫び中の背景には、今までの光景が流れていっていて格好いいので是非見て欲しい!

ワン親方
ワン親方

おおっ格好いい!
と、思ったら……

 相変わらず攻撃はクソ雑魚い若君。吹雪は握り飯を食べながら攻撃はダメなのだなとハッキリと口にします。そんな中でも使える剣術を教えて欲しい、ということかと彼が述べてどこから取り出したのか、お茶をすする吹雪。

 ちなみにその食事と総括中、若君はネヨロォと刀に見立てた棒を振っていました。可愛い。なにげにこのネヨロォな若君が可愛くて好きです。

 若君は「守られるだけではいたくない」と、吹雪に頭をさげて剣術を教えてくれとお願いします。

 吹雪は若君のことを「雫の兄か」と問いますが「あだ名みたいなもの」と若君が返します。そこから正体を探るような素振りが少しあるものの、完全に追い詰めることはありません。

ワン親方
ワン親方

孤児、というだけで納得したのか?

銀づち
銀づち

どうでしょう?
さすがに北条の跡取りとまでは思わないかもですが、若君の気品とかからして良いところの坊っちゃんとは思ったでしょうね。

 言い訳する時の若君。目をキョロキョロさせていて、あからさまに嘘ついてますー、みたいな感じなのですが可愛いのでOKです。

 吹雪の目からして光るものは「逃げ」以外に何も無い、とのこと。ですが吹雪の目に若君を嘲るような輝きはなく、どこか温かです。若君の優しさ、暖かさを好意的に受け止めたようです。

ワン親方
ワン親方

乱世で優しさは、人によってはマイナス評価受けそうだもんな。

 そして吹雪は、若君にぴったりの剣があると言いました。この世で最も慈悲深く、最も残酷な剣。矛盾した表現がされている背景には刀を構える仏が描かれています。穏やかなその尊顔と、手に持った刀がとても矛盾している。

 鬼心仏刀(きしふっとう)。

 吹雪がそう呼ぶ剣は、他の誰かに使えるようなものではなく、まさしく若君だからこそ扱えそうだ、とのこと。

ワン親方
ワン親方

うおおおおおっどんなだ!
見してくれ! 今すぐに! はよう!

銀づち
銀づち

ちょ! 親方落ち着いて!
そういう剣技に憧れるの分かるけど落ち着いて!

 ただ混戦で使えるというよりは、一騎打ち専用っぽいですね。

 と、ふと何かを思いついたらしい吹雪がブツブツと……頼重の曖昧な未来をぶつぶつ呟く姿とちょっと被りますが、吹雪の場合は曖昧ではなくて明確な作戦として何かを思いついたようです。

 長寿丸、と若君の名前を呼んで近づいていく吹雪。なんと敵の本軍は明日攻め込んでくるだろうとのことで、若君に敵の大将を討ち取ってもらう、と。

ワン親方
ワン親方

くぁあああっ大将戦!
しびれるぜぇ!

 雫たんたちが呼んでくる援軍と若君の逃げ上手があれば戦に勝機が見えると自信あり気な吹雪は懐から握り飯を取り出して、その握り飯を若君に握らせます……ニチャア、という音と、なぜか声優さんにも「ニチャア」、と言わせるスタッフ。

銀づち
銀づち

こだわる箇所が変!
けど、好き!

 このニチャアの声は誰だろう? と、気になってEDロール眺めてましたがニチャア役とかは書いてなかったです。残念。

ワン親方
ワン親方

ニチャア役って何!?
ってか、お前さんも一々そんな細かいところにこだわるなよ! 誰が知りたいんだその情報!

 というところでOPに入ります。

赤く大きな月を見上げ、勝利の美酒を味わえるのは誰か

 夜空に浮かぶ、不気味でありながらも美しく、どこか心が惹かれる巨大な赤い月。

 月明かりで映し出される木々の中、笛の音が響き渡ります。

 一列となって山の中を歩く子どもたち。その音を聞いて顔を上げます。

銀づち
銀づち

この子達のこれからを思うと……なんとも言えない気持ちになりますね。

ワン親方
ワン親方

小さな村みたいだから、親戚も何もないだろうし……今はまだ戦の興奮状態があるだろうが冷めたら、な。

 とにかくこの子達だけは、なんとか生きてほしいとそう思ってしまいますね。

銀づち
銀づち

そしてここから、また蟻が出てくるので要注意!

 村を見下ろす蟻男。笛の音で布陣が終わったことを把握しています。わざわざ村の出入り口ではなく、道なき道を攻めようとしていますが、通りやすい場所には罠があるだろうと冷静に判断。道なき道のほうが安全だ、と。

 冷静に語る姿はただの野盗というには知識にあふれているので、それなりの家に生まれたのではないかと見えますね。日本は昔から識字率が高かったとは言え、こういった兵法を一般人が学んでいたとは思えません。

 家が没落して盗賊になったのか。それとも家から自らの意思で飛び出て、堕ちたか。
 どちらかはわかりませんが、外道には違いありませんね。

 しかし外道の部下でやたらとテンション高い上におかしなメイクしているキャラが濃すぎるやつがいますね。

 いえ、前回もいたんですけどね。

 ここでナレーションがこの時代の『悪党』について語ってくれます。背後ではリアル蟻がわさわさしてます。やめてくれ。

 土地を失った武士たち。戦闘経験が豊富で、この蟻男のように知識も豊富だったりするがゆえに余計に厄介。

 略奪の美酒を味わおう、という蟻男がアニメ調ではなく青年漫画っぽいタッチになるんですが……声優さんの演技も相まって迫力があります。

 そして戦が始まります。

知と知、武と武のぶつかり合い。

 掛け声とともに山を駆け下りる賊たちの背後から矢が降ってきます。

 キャラが濃すぎる部下……コスギ(濃過ぎ)男が振り返って怒りの声を上げて登っていこうとしますが、蟻男が止めておけと言います。弓兵は高いところから攻撃しているわけですから、当然ながらそこにたどり着くまでにかなりの犠牲者が出ます。

 何よりも、その戦略は寡兵(少ない兵士)での戦い方そのもの。構わず前に進めと、悪役らしい表情で説明しつつも物語を進めてくれる蟻男。外道だけど優秀です。

 一方で吹雪は敵がどう動くかを見ていました。

 村へやって来た賊達が足をすべらせます。そこへ村からの矢が突き刺さっていきました。

 今は冬。前回若君たちが遊んだ湖ですら凍るのです。村周辺をわざと水浸しにして一晩立てばそこは凍ってしまう、と。動けない賊たちが次々と矢の餌食に。

ワン親方
ワン親方

極寒なはずなのに半裸なやつらがいるぞ。

銀づち
銀づち

鎧すら着てない……だと?
乾布摩擦で健康体?

ワン親方
ワン親方

そうそう、皮膚が強靭だから鎧代わりに……ならねえよ!

 挟み撃ちに動揺する部下たちですが、蟻男は部下たちを蹴り倒してすべらない道を作り、そこを通れと言います。まだ生きている部下もいそうですがおかまいなし。

 が、氷を抜けた先には落とし穴。これもまた結構グロいですが、蟻男という存在のほうがグロいと思ってしまう私。

 吹雪は罠も順調に行っていることを確認し、外に出ます。雫が集めてくれた援軍も、少数ながらかなり戦ってくれているようです。まぁ少数で援軍に来てくれる人たちですからね。優秀そう。

 並の兵士だけならばこのままでも勝てるが、と吹雪が思ったところで敵の幹部のご登場。あのコスギ男と他二人。

銀づち
銀づち

腐乱、死蝋、白骨というそうですね。

ワン親方
ワン親方

蟻男たちの部隊は一応、征蟻党というらしいぜ。

銀づち
銀づち

腐乱がたぶんコスギ男ですかね。

※ちなみにちょっと調べてみたのですが、額に仏で顔面に施されたペイントがフランス国旗みたいなところからフランス君と一部の読者から呼ばれているそうです(実際は別にフランスとか関係なさそう、というかこの時代にフランスは存在しない)。
 が、私の中ではコスギ男になったので今後もコスギ男とさせていただきます。
申し訳ございませんが、ご了承ください。

ワン親方
ワン親方

いやどうでもいい謝罪文! 赤字の無駄遣い!

 その三人と蟻男が村へとやって来ます。蟻男は兜を被りながら、後ろの味方は助けるなと命じました。月が出ているとは言え夜。弓の命中率は高くありませんから全滅はしないし、むしろ敵の注意を引き付けられると。

 実際、貞宗並の武芸の変態じゃないと夜に、しかも動いている人に当てるのは無理でしょうねぇ。

 吹雪は四人が図抜けて強く、戦の全体が見えている蟻男が敵の大将だと見抜きます。諏訪大社の兵士が強い四人を見てどうするかと聞きます。彼らを倒すのに戦力を割くか、と聞きますがそんな余力はありません。

銀づち
銀づち

そもそも戦において戦力を割く、というのは基本的にやっちゃいけないことですからねぇ。

 ということで、狐次郎と亜矢子が四人に襲いかかります。奇襲で独り倒し、煙幕? で部下の蓋をを無効化し、大将首を狙う。

ワン親方
ワン親方

あああっ受け止められた!

 戦の経験がまだまだ浅い二人。鎧武者相手の戦いなど当然経験がなく、圧されていきます。
 鎧をつけた相手とそうじゃない相手で戦い方がことなるのは、まぁ当然です。

銀づち
銀づち

この作品はちゃんと化け物じみた強さの人物はいるものの、同時に武に対してのリアルさも少しある、というのが良いですね。

ワン親方
ワン親方

少し、というところがミソだな。ほぼ非現実的なんだが、説得力も少しある、っていう。

 ただ、吹雪はそこら辺分かっているっぽいです。知識の深さ、優れた剣術といい、彼もまたどこかの名家出身でしょうねぇ。

 ナレーションが流れる中の戦闘モーションがこれまた丁寧。現代アニメ特有の3D感のある描写。

銀づち
銀づち

個人的にはこの奥行き感がすごく苦手なんですけどね。違和感があって。慣れですかねぇ。

 子供と大人の戦いになり、蟻男も二人に対して完全に舐めきった態度をしてます。子どもは殺さずに、舌や足の腱を切って売り飛ばすだけだ、とね。

 救いようのない外道な蟻男を前に、二人は駆け出します。そして向かった先の小屋の中に男を閉じ込めるのです。

 小屋の中に待つのは……彼らの大将。そう。北条時行。

 ちなみに閉じ込める時に狐次郎が刀ではなく弓使っているの、個人的には好きですね。犬追物の時に弓も練習しなきゃ、とかって言っていたので。

 小屋の中にはロウソクが焚かれてあり、十分な明かりがあります。その中に静かに佇む我らが若君。若君を見て「ほお」と息を吐き出す蟻男。

ワン親方
ワン親方

ここにも仏像があるな……今回のキーワードは仏と言っていいくらいだな。

銀づち
銀づち

敵も味方も、どちらも仏を口にしてますし、あのコスギ男も仏ですし。

 若君に「死ぬな」と声をかけながら外からかんぬきをかける狐次郎と亜矢子は別の場所へと向かいます。ベストとしては3人で蟻男を倒すのが良いのかもしれませんが、そんな戦力的余裕はありませんからね。

 あと、吹雪の作戦では蟻男の相手は若君一人が一番だそうです。

 その吹雪もまた、戦に参戦します。敵の幹部二人に向かってゆっくりと歩いていく姿には余裕が感じられます。戦に慣れた様子も見えるので、本当に心強い味方ですね。

仏と鬼と、逃げ上手

 蟻男は動揺する素振りなく目だけで状況を確認します。小屋のあちこちはしっかりと閉じられており、しかしほかに伏兵がいる様子もない。いるのは少年一人。刀を持っているとは言え、子ども。

 いやぁまいった、と悪党っぷりとは真逆の間抜けな表情と声を上げる男。

銀づち
銀づち

この演技の使い分けがにくい。

ワン親方
ワン親方

って、今。吹雪の戦略についてクスノキ殿が云々って言わなかったか?

 さて。一体誰のことをさしているのか。

 蟻男は二貫文と若君を呼びますが、『少年』という声もダブって聞こえます。
※たぶん少年だと思います。スローにして聞きました。

銀づち
銀づち

ただこれ、蟻男の声とはあまりにも違う声に聞こえるんですが……なんでしょう?

 蟻男は自分が閉じ込められたにも関わらず、静かに若君を値踏みしています。その身に染み付いた気品も見抜いたのかもしれませんね。小次郎くんたちよりもさらに高く売れるだろうと言い、そろばんを弾きます。

 そんな男に対して、若君は問いかけます。幼子たちの親を皆殺しにしたのはなぜだと。

ワン親方
ワン親方

……?
は、なんだこいつの答え。

銀づち
銀づち

んー、説明したいのですが、外道過ぎて私では文章にできないので、気になる方は本編をご覧ください。

 まじでどうしようもない外道っぷりを見せてくれるシーンを見たくなった方は↓コチラ↓からどうぞ。

 うまく表したいのですが、うまく表せられない。これを描ける先生、まじですごい。

 またここでは、異なる画風がでてくるんですけど、それがまた容赦なく心を刺してきます。絶望感が伝わる。

 子どもたちが可哀想、という感覚はある蟻男。しかし、可哀想だからこそ……そんな子どもたちを売り払ったお金で飲む酒が美味いのだと。

 男の言葉に若君は「根っこからの悪党で良かった」と刀を構えます。心置きなく切れる、と。

 ものすごく珍しい若君の怒りの顔ですね。

ワン親方
ワン親方

そういやなんだかんだで、怒るってことはなかった気がするな。

 そして始まる奪い合い。

 若君の真っ直ぐな目で、蟻男は若君に対しては賊ではなく、武将として相手することに決めたようで先程までの態度を変え、室内戦には向かない大きな刀を捨て、短いウチ型を手にして互いに名乗り合います。

 蟻男は今まで何度も名を変えてきたそうですが、今は瘴奸(しょうかん)だと言います。

銀づち
銀づち

で、やっぱり若君へ呼びかける時には少年、と言う声がダブって消えますね。

 若君にも聞こえるのか。さっきから何を言ってるのかと声を上げてました。

ワン親方
ワン親方

このBGMといい! この互いが向き合ってゆっくり動くカットといい! 最高だな!

 南北朝鬼ごっこ、瘴奸入道

 大将戦が始まる中、外でも幹部たちと吹雪たちの戦いが行われていました。

 死蝋の相手は狐次郎と亜矢子が行うようです。この時の狐次郎の挑発が好き。

銀づち
銀づち

狐次郎くん……個人的にめちゃくちゃ格好良くて好き。言動が好みに突き刺さります。

 吹雪はその場を離れようとしていました。というのも、コスギ男……腐乱男が一番強いにも関わらず、その強さを隠したがっている、ということを見抜いたから。ふざけたように笑っていたコスギ男が笑いを止めました。

 うーん、あちこちで戦いが始まっていて、ワクワクしますなぁ!

 大将達はというと、蟻男は賊だけあって室内戦に長けており、慌てる様子はありません。若君は見事に避けていますが、避けるだけではジリ貧です。

 若君の脳裏に浮かぶのは、吹雪との会話。本当に自分に切れるのか、と問いかける若君に吹雪は「あなたの武器は優しさだ」と言いました。

 そして、若君は祈りを捧げるように刀を構えます。それこそが吹雪が教えた技なのでしょうが、一体……?

 蟻男からしてみたら、その仏への祈りは馬鹿らしいことです。この男は仏などいないと思っているから。

 振り下ろされる男の刀を、まっすぐに見つめる若君。仏様の顔が美しく浮かび上がり、部屋に飛び散る血。右手首から血を流して荒い息をしているのは、蟻男。

 若君はそんな男を前に、ただ静かに佇んでいました。

銀づち
銀づち

が、ここ。若君の表情が見えないんですよねぇ。

ワン親方
ワン親方

しかもここで終わりかよ!
続き! 続きはよう!

銀づち
銀づち

いやぁ、連続でこのアニメ見るのは私の精神ポイントが。

ワン親方
ワン親方

削ってでも今すぐに見るぞ!

まとめ

 はいっ、ということで若君は吹雪から何やら必殺技をたまわったもよう。

 そして始まった本格的な戦。吹雪の作戦はほとんどうまく行っているようです。

 後はそれぞれの大将首を取った方の勝ち、という状況になりましたが狭い室内。逃げ回るにはむかなさそうですが……吹雪はどういう算段であそこを決戦の地にしたのか。

ワン親方
ワン親方

狐次郎や亜矢子、吹雪たちの戦いも気になるぜ。

 吹雪はわかりませんが、考えてみると狐次郎たちが郎党に加わってから考えると、初めての戦です。この経験は、今後も戦っていく上で彼らの良き経験となるでしょうが……今回の戦いの過程と結末がどうなるか、ですね。

 良い戦いをするが、完全に勝てない、という可能性もありますしねぇ。

 それはまた次回! 私の精神ポイント(虫グロと流血で減る)が回復した時で!

銀づち
銀づち

次回はついに「ニチャア」役が誰だか明らかに!

ワン親方
ワン親方

ならないし、そこはどうでもいい!

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 握り飯「ニチャア」役が誰なのか気になった方は、↓コチラ↓をご覧になって声優さん当てしてみてください。私には分からなかった……。

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銀づち
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マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。 【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
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