【死に戻り令嬢のルチェッタ】第22話――良かったと、心から嬉しく思えたのだ。【ネタバレ感想】

ちゃんとした恋のライバルっぽくなりそうな相手、ハイドと占い師ルチェッタのデート。心配でカイルはついていきますが……?
ハイドとしては占いの真相が知りたいのでギャンブルさせようとしますが、その場でおきた騒動をルチェッタが解決することで事なきを得ます。
ですがどうもハイドとカイルは以前からの知り合いだったようです。なのに今ではこんなにも対立していて……何があったんでしょうか。
そんな謎がある中で、今回は女の友情の話? エリーナと一緒に本格的に社交界に乗り込む?
しかしルチェッタの眼の前にはカイルのことをちくちくと言ってくるジッフェ伯爵夫人が立ちふさがって……?
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前回のあらすじ
本当のライバルの登場?
ハイドとルチェッタ(占い師)のデート。心配で尾行するカイルとつきあわされるロイ。
ルチェッタとハイドは相手を探ろうと表向きは有効的な会話をしていくが、それを聞いていたカイルはなぜそんなに仲が良いんだとショックを受ける。
軽い調子で接してくるハイドにルチェッタは怒り、デートを終了させようととある建物に入ってしまうが、そこはカジノだった。
占いの真偽をたしかめるべく、ギャンブルさせられそうになるが、発生した盗難事件を解決したことで有耶無耶となった。
しかしその際の毅然としたセリフを聞いたハイドは、過去に別の人から言われた言葉を思い出し、ますますルチェッタに興味を持ち、尾行していたカイルが間に入って喧嘩をし始めるのだった。
前話より
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今回のポイント
今回は女の戦い
- もっと大事なこと、というすれ違い
- 友達だから
- チクチクチクチクチク
- でも良かったと心から思う
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昔の顔なじみ
なんとも険悪そうな雰囲気に占い師ルチェッタはなんなのかと思うものの、カイルに手を引かれてその場を去ることに。
ハイドは占い師とカイルの関係がなんなのか、ますます気にかかります。
どう見ても様子が変なので、ルチェッタはカイルに二人はもともとの知り合いなのか、たずねます。

やっぱり知り合いか。同じ工場で働いていたとは……。

独立してからも連絡を取り合うなど仲が良かったみたいですね……なのに突然手のひらを返したように攻撃記事を書き始めたと……誤解の匂い。
子供の頃からの知り合いで、今は本当に仲が悪いみたいですね。しかもカイルには嫌われる心当たりが本当にないんだとか。
ルチェッタはそこに説得の手がかりがあると思ったのか詳しくハイドについて聞きます。しかしカイルからすると「なんでそんなにハイドのことを聞いてくる? もしかしてパトロンの変更を考えているのか?」と焦ってしまいます。
いつものすれ違い。もうここまで来ると安心感すらある。
しかも婚約者について探りをいれると「今はもっと大事なことがあるから」なんて占い師ルチェッタも「カイルを助けるという」というのを言わずに告げるものですから、カイルの勘違いは深まります。
これはなんとかしなければと、後日、もっとパトロンとしての有用性をアピールしないといけないとロイに相談するカイル。
とはいえ、そんなに散在しまくるわけにもいかないのではとロイに言われます。商売は一応順調だと言うカイルですが、若干汗もかいているので散在し過ぎもやはりまずいのはまずいんでしょうね。
どれだけ注ぎ込んでも大丈夫ではない当たりがすこしリアルでホッとしました。

新聞に悪く書かれているのもやっぱり商売には多少なりとも影響しそうですしね。

あとは以前から言っていたフラムの染め物か……。
というところで、今回は女性陣にバトンタッチします!
今回活躍するのは女性陣!
エリーナが大声でルチェッタの元へやってきます。
どうかしたのかと思ったら……染め物を広めるための有力な交渉相手ジッフェ夫人から連絡は無事に来たそうなんですが、なんとルチェッタも一緒に来るようにと言われたんだとか。
で、このジッフェ伯爵夫人は最近の社交界で最も勢いのあるサロンの女主人。社交界の流行の中心人物なので、この人に染め物を認めてもらえれば一気にフラムの染め物は有名になるということです。
気合を入れて向かう二人。
ルチェッタも協力すること自体は良くてもどうして自分も呼ばれたのかと思いながら頭を下げていると、「カイルが私に似合うと言っていた」とジッフェ夫人がルチェッタの方をチラ見しながら言います。

あー、怖い。怖い雰囲気がすごくするぜ?

女のマウント合戦開始?
視線から言い方から、ルチェッタも何かを感じ取ります。
ジッフェ夫人は買ってあげても良いといいながら、条件としてお人形になって欲しいと言いました。着せ替え人形ですね。
女の戦い勃発?
社交界から背を向けている、だとか。伝統に重きを置くあなたにはお似合いだの、ちくちくちくちくちくちく刺さります。
実際、ルチェッタは社交活動などほとんどしていないに等しく、貴族としての義務を放棄していると思われても仕方ない。
仕方ないですが、ジッフェ夫人のちくちくはそれだけではない気がルチェッタはしてしかたありません。
と思っていても、やたらとルチェッタにあたりが強いジッフェ夫人。
何かに呼ばれて出ていってしまった間に一息つきますが、エリーナが申し訳無さそうな顔をします。でもルチェッタは。

今この子「友達のため」と言いましたよ! そうですよね。ルチェッタにとって初めての友達!
友達だよねと焦って確認をするルチェッタと半泣きになりそうになりながら嬉しそうなエリーナ。
ううん、可愛らしい友情です。
友達のためと言ったルチェッタと、友達ですとうなづいたエリーナの顔のアップが見開きの左右に対象的に描かれているのもまた良い! ぜひ可愛らしい二人の顔を↓ご堪能↓ください。
と、友情のためとは言えムカつくことはムカつく。しかも話は段々とカイル主体になり、「私のほうがカイルのこと知っているのよ」マウントがすごい。
しかしジッフェ夫人がカイルの見えっ張りな所も含めて理解して、その上でカイルを気に入っているのを知り、ルチェッタは安心します。
ちゃんとカイルのことを見てくれる貴族が他にもいたのだと、ルチェッタは心から安心するのです。
ジッフェ夫人はそんなルチェッタに吹き出します。ルチェッタのことをよく知らず、花持ちならない貴族かと思っていたようですが「友達のため」といいお人好しなルチェッタを気に入ったようです。

あー、なるほど……試したのか。

ジッフェ婦人は本当にカイルのことを気に入っていて、ルチェッタの人格が気になったようですね。
しかもカイルもジッフェ夫人には爵位ではなくてルチェッタが欲しかったのだと素直に伝えていた模様。……そりゃ夫人も気になるわ。
ジッフェ夫人も、もともと染め物自体は質が良いものと思っていたようで、買うこと自体には迷いはなかった模様。
そしてジッフェ夫人はルチェッタに言うのです「自分のマウントに対して喜ぶとは愛ね」と。
若いって良いなぁと笑うジッフェ夫人に、照れて否定しようとするルチェッタ。それに対して違いますよねと言い募るエリーナと……これからも賑やかになる予感。

社交界に力を持つ大人の女性が味方になるのはルチェッタにとっても良い機会だもんな。

彼女の世界もまた広がりそうですね……そもそも跡取りなら社交も必要ですし。
今のままだとルチェッタは……周囲に騙されまくりそうで心配ですしね(お人好しすぎる)。
ちなみにカイルは舞い散るお金の中から登場するのはどうかと提案してロイ君にバッサリ切られてました。ロイ君……君がいてよかったよ。
個人的に、今のところ一番優秀な人間はロイくんだと思っている銀づちです。
まとめ
ということで、今回はカイルとハイドがハッキリと関係があったと分かったのと、ルチェッタのカイルへの愛が分かるお話でしたね。

あんまり愛愛言ってやるなよ? ルチェッタがまた恥ずかしがるからさ。

何言ってるんですか! だからこそ尚更言いたいんですよ。愛愛愛愛が感じられましたねって!

性格悪ぃ!
今回判明したのはコチラ!
- カイルとハイドは子供の頃に同じ工場で働いていた
- 独立してからも二人は連絡を取り合っていた
- 唐突にハイドから敵意を向けられるようになって今に至る
- ジッフェ夫人には見栄っ張りなところが見破られ、そこを含めて気に入られている
- ジッフェ夫人には、ルチェッタとの婚約が爵位狙いではないと伝えている
というのが判明しました。カイルの味方もちゃんといるみたいで何よりですね。
ただまぁハイドが本当になんでカイルを攻撃し始めたのかが問題ですが……十中八九誤解でしょう。
そして誤解を解いたらルチェッタに横恋慕とかなると視聴者としては二度美味しくて良い感じ。

素直に二人の恋を応援してやってくれよ!
まぁそれはそれ。これはこれです。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
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