【婚約者は溺愛のふり】第22話――だからもういいか、と彼は問いかける【ネタバレ感想】
ついに結婚式を上げたファハドとラチエル。幸せそうな二人の傍ら、失恋したカザンもいたり、気になる人影もあったり。
本当に結婚してしまって婚約者ではなくなったわけですが、タイトルどうするのかなとかどうでもいいことを心配していたら、結婚式は無事に済んで夜に。
結婚式の夜……そう。いわゆる初夜というイベントがラチエルを待っていました。
すっかりそのことを忘れて寝る気満々だったラチエル。さぁ、どうなるのか!?
非常に気になる終わり方をした前回。今回は……なんと……なんとおおおおおっ!
読みながら「尊い!」「くそっ、大オジめええええ」と筆者が叫びたくなった『婚約者は溺愛のふり』第22話を読みたくなった方は↓コチラ↓からどうぞ。
まぁ、銀づちはいつも叫んでるけどな。
良かったら付き合ってやってくれ。
前回のあらすじ
さすがラチエル、男前。
ラチエルとファハドの結婚式が改装した新店舗で行われた。
ラチエルは一度結婚を断ったものの、冷静に考えたときにお互いにとってはそのほうが良いと判断し、誠意を込めて自分からファハドにプロポーズをした。
改めて結婚したのかと思うラチエルのもとには招待客が続々とやってくる。その中には自身の両親はもちろん、ファハドの異母兄もいた。
まだファハドのことをよく知らないが、このまま知らないままではいられないなと思うラチエルは、とにかく疲れたので式が終わってから普通に寝ようと思っていたが、イヴァからの言葉で結婚初夜が待っていることに、ようやく気づくのだった。
前話より
え? じゃないよ、ラチエル。
今回のポイント
え、マジで……いく? いっちゃう?
- 都市伝説かもしれない
- 都市伝説じゃないかもしれない
- 居留守を使おう
大おじ、まじで許さん。
みんな(読者)で大おじをシメに行こう(過激)
ちょっとまで、なんだこのタイトル!
今回の話をまとめるとこれです!
とりあえずみんな落ち着けぇ!
その物騒なもの下ろして解散しろぉ!
少し深呼吸してから初めましょうか。
初夜は都市伝説
初夜の話を聞いたラチエル。納得し、髪やメイクもやり直すためにイヴァが準備していたわけですが、支度をしないという選択肢もあるがどうするかというイヴァに、一応すると答えるラチエル。
が、ふと彼女は思います。――初夜というのは都市伝説ではないのか、と。
結婚式など新郎新婦は朝から晩まで準備やら挨拶やら、よくわからない儀式やらで疲れに疲れまくるわけです。だから「ほんとかな」と問いかけるラチエルに「ほんとです」とあっさり返すイヴァ。
ここらへんのイヴァとラチエルの会話が久々に来た!
二人の楽しいけど仲良さそうな雰囲気も感じさせるやり取りで、すごく好きです。
いいよなぁ、この二人のやり取り!
オレっちも好きだぜ。
恥ずかしさよりも眠さのほうが「わずかに」勝ると言ったラチエルに対して、眠気のほうが「だいぶ」勝っている感じが伝わってくる、というイヴァの言い回しが特に好きです。
そう言いつつも、ちゃんと髪型をやり直して寝台でファハドを待っているラチエル。いつもと違う髪型で可愛いです。いや、マジで可愛い。好き。
もちろんこれから初夜なのでがっちりアップにしているわけではもちろんありませんが、いい。
個人的にラチエルは髪を下ろしている方が好きですねぇ。
ラチエルは混乱していました。
さすがに目は覚めてきたようですが、彼女にはあまりそういった知識がありませんし、そもそもファハドがしたがるかという疑問もあるようです。彼女たちの関係が契約から始まっているのもありますしね。
どんな体勢で待つのが正解だろうか、と横になってみたり、布団に入ってみたりしてみるもののしっくりこないラチエル。迷走しているとノックが聞こえ、ラチエルは結局最初の座った状態でファハドを出迎えます。
いつもと変わらない表情に見えるファハド。緊張した様子のラチエル。
けどもう、私には分かる!
ファハドも心のなかではもんもんとしている!
そうかもしれんが、そんなことを大声で宣言してやるなよ!
可哀想だろ!
夜着を褒めてくれるファハドに、ラチエルはどう返事をするのかぐるぐる悩みます。古典的な隠語ではないかとか云々。
悩みに悩んで、行動に移すのは止めたラチエル。……ちょっと見たかったですけどね、ラチエルのセクシーダンス。
緊張やら疲労やらで顔色がよくないラチエルを見たファハドは寝よう、と言います。最近彼女がちゃんと眠れていないことも理解していました。
ラチエルの努力をちゃんと見てくれているのはポイント高し。
とはいえこの部屋には大きなソファもないので、一つのベッドで寝ることに。ラチエルはファハドも疲れているから「やはり都市伝説だ」と思いながら目を閉じました。
え? まさかTL展開くるー?
まだ夜が明けきらない頃。ラチエルは少し目覚めました。とはいえまだ眠そうです。もう少し寝ようとごろんと寝返りをうち、目の前に整ったファハドの顔があって、途端に目が覚めました。
一緒に寝たんだということを思い出したラチエル。慌てつつも、改めてその顔を見つめます。普段は緊張してじっと見れないので、ついつい眺めてしまいます。
が、ファハドの目が開いたので謝って背を向けました。顔が真っ赤で、なぜ謝られたのかわからないファハドは朝の挨拶をしてからどうかしたのかとたずねてきました。
寝顔を見すぎてしまった、というラチエルに「俺もラチエルの寝顔を見ておけばよかった」というファハド。見てもどうしようもないというラチエルに、ファハドは「見たい」と強くいうのでラチエルは根負けしてファハドの方を向いて、目をつむります。
そしてラチエルの寝顔は何度も見た、という話になります。彼女が酔った時やモルドー族のテントとか。
同じテントになった時は腹をくくっていたラチエル。ファハドは「金だけ出してユビ一本触れるなとは言いにくい」という話題を出します。
今までは避けてきた話ですよね。
ぐいぐいいくねぇ、ファハド! いいよ! 許す!
なんの許しだよ!?
ラチエルはそんなつもりはなく、ファハドも分かってました。だからこそ「手を出しにくい」とね。
二人が恋人のふりをするようになった経緯を考えると、ラチエルのほうが立場が弱いです。お金出してもらっている立場ですしね。ラチエルがファハドに強く言えないのを分かっていて好きにすると悪人だ、というファハド。戸惑うラチエルを放って「善人でもない」とどこか吹っ切れたように笑っているファハドの色気がヤバい。
「たからもうなんか
いいかなって
思っちゃいますよね。
どうでしょう」
いいですよー!
お前さんが答えるんかい!
いやでも読者は「いいともー」と叫んだに違いないと思ってます。
ラチエルの頬を手で包み、その頬、首に顔を埋めるファハド。戸惑ってどうしたら良いのかわからないラチエル。この、ファハドが首に顔を埋めている時のラチエルの表情が良い! ほぼ目が閉じた状態なんですが、可愛いのに色気も感じる!
見て欲しい! これはガチでその目で見て欲しい! うおおおおってなる! ついに! この二人についに! ってなる!
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大おじを許すなby一読者
そのままイチャイチャが続くのかと思いきや、ノックの音が響きます。こんな早朝、しかも新婚夫婦の元に来客があったんだとか。
は?
いやいや、普通でもこんな時間に来客は常識ないが、とくに新婚となったら……誰だよ非常識なやつは。
ク◯な大おじです。
ストレートな悪口!
ってか、手に何持ってるんだ。降ろせ! 落ち着け!
非常識極まりない大おじは「よくやった」とか自身の無能さに気づかずに満足そうです。
さすがに直前の出来事があったため、まともに頭が働かないラチエルに代わって対応するファハド。表情はポーカーフェイスですが、「次からこの時間の訪問は居留守使おう」と言っているので怒ってはいるみたいです。
そりゃ怒るよなぁ、ようやくラチエルとイチャイチャできる雰囲気になったのに!
まて。
吹き出し以外でもちょっと暴走しかけてないか?
大丈夫です。私は冷静です。
大おじをなんとか返したファハドにお礼を言うラチエル。ですがもしも大おじが来なかったらどうなっていたのか、と少し考え込んでしまうのでした。
そして私は今から大おじの家に突撃しようと思います。
全然冷静じゃねぇ!
物騒なものおろせえええええ!
安心してください。編集の方も「くっ…大おじめ…」と仰ってるので、仲間は多いハズ!
どこに安心材料が!?
まてええええ、はやまるなぁあああああ!
まとめ
ということで、私は忙しいのでさっさとまとめます。
- 初夜は都市伝説
- 新髪型ラチエル可愛い
- ファハドの色気は相変わらず
- ファハドの我慢の限界来たーーーーー
- そして大おじいらんタイミングでキターーー
- だから私は今から大おじのところに突撃してくる!
最後の要らない!
では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
オレっちは今から銀づち止めてくるぜ!
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そして一緒に大おじ宅へ突撃です!
突撃はしなくて良い!