MENU

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

少女漫画

【死に戻り令嬢のルチェッタ】第14話――もう少しだけ、もう少しだけと言い聞かせる【ネタバレ感想】

死に戻り令嬢のルチェッタ~第14話~(画像引用:第2巻表紙)
銀づち

 ついに婚約指輪を受け取り、そしてカイルへの気持ちを認めたルチェッタ。

 しかしながら彼と結婚すれば、その先に待つのは死の未来。それゆえに気持ちを抑え、指輪を指はめること無く……けれどチェーンに通してひっそりと身に着けていました。
 まあそれも酔っ払ってカイルにバラしてしまうわけですが。

 ルチェッタの行動が意味不明で戸惑うカイル。

 今回は久しぶりに占い師の回がやってきます。しかし今までと違うのは、ルチェッタがカイルへの気持ちを認めている点……そろそろ占い師をやっていることも難しいのではと悩む彼女の葛藤にご注目!

 そしてなんと……あの婚約指輪が、ああなってこうなって……?

 今回は一体ルチェッタがどんな暴走をするのか、ネタバレ前に読みたくなった方はぜひ↓コチラ↓からどうぞ!

前の感想>>第13話
次の感想>>第15話
感想一覧>>まとめ

スポンサーリンク

前回のあらすじ

 婚約指輪を受け取ったルチェッタは、その指輪をこっそりと身につけることにした。

 カイルへの気持ちを認め始めたルチェッタ。
 だが、占い師として彼を騙し続けているという事実が彼女を苦しめる。彼が好きになったのは貴族らしい自分だから、と自分の気持ちを押し隠そうと決めた。

 カイルはルチェッタが受け取った指輪をしていないことに悩む。
 しかしそれでいて眠った自分の近くに座ってきたりしてくるルチェッタの行動に戸惑う。

 とあるパーティで嫉妬から酔っ払ったルチェッタ。そんな彼女を抱き上げてベッドに寝かせるカイルだったが、彼女の胸元に婚約指輪が光っているのが見えて……ますますルチェッタの行動の意味がわからずに悩むのだった。

前話より

 両思いにはなっているのにすれ違い、振り回され続けるカイル。

今回のポイント

 今回のメインはルチェッタ視点です。

  • ルチェッタがカイルに嫌われまいとあたふた
  • 弱りきったカイルの色気

 好きになってしまったからこそ、本当の自分を晒せなくなる。

妙な勘違い――可愛いルチェッタ

 カイルに好きだったと言われ、自分もだと答えたルチェッタ。しかしカイルに「好きなのは君じゃない」と冷たい目で言われて、目が覚める……ところから今回の話は始まります。

ワン親方
ワン親方

気持ちを自覚し始めてのこれは最悪の目覚めだな。

銀づち
銀づち

二日酔いで頭がガンガンしながら起きるルチェッタ。

 どこまでの記憶があるかと言うと、抱っこして、とか言った記憶はあるらしく赤面してます。しかしその先は覚えていないようで、服がはだけていることや自分のベッドで寝ていたことからルチェッタは「もしや婚前……」と早とちりします。むしろ自分が襲ったのでは、と。

 こういう早とちりな感じの描写は「ああ、少女漫画だな」という感じがしてほっこりしますね。

 慌ててカイルに話を聞きに行くわけですが、互いにはっきりいえないために大きな勘違いを生みます。

 カイルが「どうしてあんなことを」と聞けば、その「あんなこと」の中身をルチェッタは勘違いするわけです。

ワン親方
ワン親方

カイルの言うあんなことって?

銀づち
銀づち

指輪をネックレスにしたことですね。
なんですが、嬉しさもあるのか。頬を赤らめながら言うから余計にややこしい。

 で、まあ、ルチェッタの思う「あんなこと」は……ね?

 カイルは嬉しかったと言おうとしますが、勘違い中のルチェッタは謝ります。間違いだと。婚姻前で恥ずかしい、と。

 しかしカイルからすると婚約指輪なのですから婚姻前で正しいわけです。

 互いに言葉が足りないがゆえにおかしな喧嘩となり、カイルが会いに行けば頭痛、腹痛などと理由をつけて断り続けるルチェッタ。カイルからするとなぜ、という話ですね。

困った時のエリーナ嬢

 困ったルチェッタはエリーナをお茶に誘い、相談しようとするものの……男女のそんなことを口に出そうとして、出せるわけもなかった。

 しかしエリーナが身につけているドレスがフラムで染められた青だと気づく。なかなかうまく言っていなかった媒染がカイルの協力のおかげ上手くいったらしく、広告塔としてそのドレスを身に着けているようです。

 とはいえ、エリーナも交友関係が広くありません。ならばルチェッタがとある婦人を紹介します。その夫人はカイルと交流があるからです。

ワン親方
ワン親方

でも今、ルチェッタはカイルと会わないようにしてるよな

 すぐにルチェッタも気づきましたが、さらに気づいてしまったことがあります。

銀づち
銀づち

ルチェッタが経験した1周目で、フラムブルーのドレスは流行しましたが、もっとあとの話……未来が変わってきているのです。

 商売敵であるカイルが媒染業者をエリーナたちに紹介したことで色々と変化が出てきているわけです。

 そうなってくると、ルチェッタは占い師を続けられなくなります。彼女は占いができるわけではなく、あくまでも一周目の知識を元に助言してきただけだからです。

 占い師としてカイルに接することもできなくなるわけです。

カイルの立場

 ルチェッタに避けられているカイルはとある夜会に一人で参加していました。

 そこで以前から会いたいと思っていた子爵夫妻と出会います。和やかに挨拶し、話が弾みます。

 カイルは一人でも参加して良かったと思いましたが、子爵夫妻がカイルのことを話しているのを聞いてしまいます。

 平民だとあざけり、カイルが触れた手袋を給仕に言って処分させているのを。

ワン親方
ワン親方

なんだこいつら、ムカつくぜ!

銀づち
銀づち

夫婦を見送るカイルの表情がね……なんとも言えません。

 このカイルの表情はぜひ実際に見てほしいですね。んーってなる。

占い師と天使ルチェッタの会話

 久しぶりに占い師ルチェッタが登場します。まだそう大きく世界は変わっておらず、投資話のルチェッタの知識は通じたようです。その事にホッとします。

 でも潮時だろうと思うルチェッタ。他のお金を稼ぐ手段を見つけないとと思うわけですが、そんな彼女の心のなかの天使が囁いてきます。

 カイルに真実を述べ、今までのことを謝罪して一緒に未来を変えよう、と。

銀づち
銀づち

読者としても「まあそれが正解だわな」と思うのですが、当人からすると踏ん切りがすぐに付くことでもないですよね

ワン親方
ワン親方

カイルもなぁ……ルチェッタを美化しすぎている感じもたしかにあるしな……あんな話聞かされたら、本当の自分なんかって思っちまうぜ

 カイルはルチェッタの弱い所も含めて好きなわけですが、そこについてはルチェッタ(占い師)には言ってませんしね。

 そして占い師ルチェッタのもとへカイルがやってきます。どこか元気がなさそうです。

落ち込むカイル……まるでただの美青年のよう

 と、ここでルチェッタに避けられていることを相談するカイルの話を聞いて、ルチェッタは勘違いだったと知ります。そしてネックレスがバレたことも知ります。

 どうしてつけているのか、というカイルの疑問になんとか答えようと「良心がとがめた」と言うルチェッタ。義務、という言葉も強調してしまったため、カイルがまた落ち込みます。

 ルチェッタとしてはカイルを励ましたいと思うわけで。その時水晶を落としてしまいます。二人がとっさに反応して水晶をキャッチし、カイルは一瞬ルチェッタに触れてしまうわけですが、すぐに離します。

 そして言うわけです。貴族の占い師(ルチェッタ)に自分が触れてはいけない、と。

ワン親方
ワン親方

ああ。やっぱり夜会での出来事に傷ついてはいたんだなぁ。

銀づち
銀づち

さらに好きな相手からも拒絶されててWパンチだったみたいですね。

 しかしながら、この落ち込んでいるカイルは個人的に好きです。美青年なのが分かると言うか。個人的にはガミガミ言ってるカイルよりこっちの方が好きなので、ずっと凹んでいて欲しい(笑)。

 などと私は思ってしまいましたが、ルチェッタはカイルには元気でいてほしいと思うわけです。

 自らカイルの手に触れ、「立派な人だ」とカイルを褒めます

 今回のおすすめシーンはこの後で、ルチェッタ(占い師)の励ましの言葉を受けてカイルが元気を取り戻して微笑むわけですが……これがまじ美青年(イケメン)。
 眉を少し下げながら、凹んでいるけど嬉しくもある、というこの表情……最高!

 それだよそれ! そういう顔をもっとルチェッタに最初から見せていればだなぁ、という顔を見せるわけです。

 ルチェッタはそんなカイルを見て、自覚します。どうして本当のことをカイルに話さないのか。カイルに失望されるのが怖い、と。今まで向けてくれた好意を失うのが怖いと。

 臆病になってしまったと彼女は思います。本当は占い師を辞めて離れたほうがいいのに離れられないのも。

 もうちょっと。もうちょっとだけこのままでいたいと、ルチェッタは思うのでした。

 しかしその後、忘れ物をしたカイルが占い師の店にいき、そこでルチェッタのネックレスを拾ってしまい――?

 で、今回は終了です。

まとめ

 今回は久しぶりの占い師回で、ルチェッタの視点がメインでしたが、絵としてはカイルの表情に力が入っているなぁというお話でした。

 カイルがねぇ……本当にいい感じにイケメン。

 いつもの振り回されている感じとはまったく違って。そしてどこか荒々しい雰囲気もありましたが、きれいなイケメンという感じです。……うむ。良きかな。

 占い師ルチェッタの髪型も好きなので、占い師が出てきたのも嬉しかったですねぇ。ただ、本当にいつ占い師を辞めるのか。あと、たぶんこのまま行くと占い関係で何かハプニングも起きそうですね。言う通りにしたら負けたとかなんとか。

 あとカイルの身分についても今回、手袋を捨てられるという、中々強い拒絶もありましたね。あれは酷い。

 どういう流れでルチェッタの占い師家業のことをバラしていくのかが非常に気になりますが、今回はここまで。

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 弱ったカイルのイケメンっぷりがよく分かる14話を読みたくなったなら↓コチラ↓からどうぞ!

前の感想>>第13話
次の感想>>第15話
感想一覧>>まとめ

スポンサーリンク
ABOUT ME
銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。 【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
記事URLをコピーしました