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少女漫画

【死に戻り令嬢のルチェッタ】第13話――胸に隠された秘め事【ネタバレ感想】

死に戻り令嬢のルチェッタ~第13話~(画像引用:第2巻表紙)
銀づち

 ついに! ついにルチェッタが自分の気持ちを認めたぞー!

 というのが前回のお話でした。婚約指輪も受け取りましたねぇ。つまり一応両思いになるわけです。

 カイルは知りませんけどね! いわゆる両片思いというやつ……いいですね! 大好物ですよ! すごくにまにまします!

 で、今回はどうなるのかと言うと……カイルがルチェッタに……振り回されます!

 あれ……? 今までと一緒かもしれません?

 そんな今までと一緒でありそうで、今までとは違う二人の新しいやりとりが見れるのは↓コチラ↓から!

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前回のあらすじ

  フェリーク……お前のこと、誤解してたぜ。

 祭りの二日目はランタンを飛ばすというもので、恋人たちに人気の催し。カイルはこれはチャンスだと思い、ルチェッタはますますカイルを避ける。

 平民から絡まれないようにと貴族の格好のまま出かける4人。平民たちとの間に壁があったが、カイルの対応で和やかな雰囲気となった。

 ルチェッタはそんなカイルのことを格好いいと思ってしまうが、なんとか指輪を受け取らないですむようにと徹底的に彼を避けていく。

 しかしフェリークに「ちゃんと考えたほうがいい」と言われてしまったルチェッタ。ついに彼女はルから婚約指輪を受け取った。

 婚約者の義務だ、と言いつつも「この人が好き」だと自覚するのだった。

前話より

 フェリークがいいやつだったぁ。

今回のポイント

 ハッチャケまくるルチェッタ可愛い。

  • 両思いと分かっていても、バレてはいけないルチェッタ
  • ルチェッタの行動の意図がわからず、テンパるカイル

 頑張りな、カイル!

凹む婚約者達

 ルチェッタはやってしまったと凹んでいました。婚約を拒まないといけないのに、指輪を受け取ってしまったのです。

 フェリークたちは照れてぎこちなく帰ってきた二人を優しく見守っていたそうですが、そこからルチェッタはもんもんと考えます。
 なぜ受け取ってしまったのか。別にカイルのことなど好きではないのに……とか考えて、奇声を上げてしまうほど。でも、以前より素直に「好きかもしれない」とは心のなかでは認めているルチェッタ。それでも生き延びるほうが優先だ、と気合を入れ直し

銀づち
銀づち

そもそも自分は彼からお金を巻き上げている、という事実を思い出して冷静になります。

ワン親方
ワン親方

これで仲良く、と思ったがたしかにその問題があったか……。

 結婚式で命を落とすという未来を経験した上に、今絶賛騙してお金巻き上げ中のルチェッタが素直にカイルの気持ちを受け取り、自分の気持に正直になるには少々ハードルが高いですね。

 カイルはルチェッタのことを「真の貴族」だと敬愛しています。だから本当の自分を知ったらきっと嫌われるだろうとルチェッタは考えてしまい、自分の気持は『不要なもの』だから押し隠すと決めたのでした。

銀づち
銀づち

不要なんてことは、ないと思うんですけどね。

達成感からの絶望

 ルチェッタをたずねたカイルは、「ついにやったんだ」と指輪を渡した時のことを思い出していました。大した苦労ではなかった、などと心のなかで思う彼に心の中のロイ君が冷静に「でも義務って言ってましたよね」と声をかけており、そんな妄想とやりとりをしている一見挙動不審ですが、まあそれだけ嬉しかったのでしょう。

 それにたとえ義務であったとしても、ルチェッタが自分が送った婚約指輪をはめているのならそれでいい……と、思っていたカイルの元にルチェッタがやってきます。

 が、彼女の手に指輪はありませんでした。

 目が飛び出るほどに驚くカイル。そして(好きじゃない好きじゃない)と自分に言い聞かせるルチェッタ。

 なんとか冷静に、クールに対応しようとしているルチェッタに思わず身を乗り出すカイル。単語しか言えないカイルと、急激に近寄られて奇声を上げてしまうルチェッタかわゆす。

 指輪を何故つけてないのかと問うカイルに、ルチェッタはクールを装って「受け取るのは義務ですから」と告げ、カイルは「義務なんて言わなければ」と後悔しますが後悔先に立たず。

 カイルは元々伯爵に呼ばれてやってきたようで、ルチェッタとの話し合いの後で伯爵(優しいが無能な父親)と婚約指輪の話になります。父親としては婚約指輪を娘は受け取ったはずなのにつけてないのが気になるのでしょう。

 カイルは笑顔で「恥ずかしがってるみたいです」とか「彼女の意思を尊重します」などとぺらぺらと話してごまかします。ルチェッタの前でもこういうことができたら、最初からこじれることもなかったんですが、物語としてはこっちのほうが面白いですよね。

 伯爵の要件はチャリティーパーティを開くからカイルに出て欲しいと。これもカイルの資金援助のお陰で……ルチェッタはその資金援助のための義務として受け取ってくれただけなんだ、と凹むカイルでした。

 その後、伯爵が少し席を外し、疲れていたカイルは座ったまま目を閉じます。

何がなんだかさっぱりきっぱり分からない

 ルチェッタが父親とカイルがどんな会話をしているのかと気になって少し部屋をのぞくと、父の姿はなくカイルだけ。しかも寝ているようなので近寄っていきます。

 そして近くで顔をじっと眺め、まつげが思ったより長いとか、首元にほくろがあるとか。そんな事に気づいてちょっと触ってみたくなります。

 少しだけ、とその前髪に軽く触れると柔らかくてサラサラしています。寝顔は可愛いのに、などと思いながら疲れているのかとも思い、アタマをなでます。

 頭を撫でられているカイルはまだ起きな……いえ、実は起きてました

 少し前に目が冷めたらしいんですが、どういう状況なのかと目を開けられずにいるようです。

ワン親方
ワン親方

目を開けてないし、ルチェッタは何も喋ってないのに彼女だって気づいたのか?

銀づち
銀づち

そもそもカイルに近づく人間は限られてますし、香りとかかすかな呼吸音とかで気づけたのかも?

 という野暮な突っ込みはさておき、カイルはなんで息がかかるような距離にいるのかとか、隣にピタッとくっつくように座らせてしまいますます内心は激しくテンパります。

 ルチェッタとしては全然起きないから、とちょっと大胆になっているようですね。

 そしてカイルの嫌いなところを口にしていきますが、読者からすると「うんうん。つまりそういうところが好きなのね」と分かるんですけども、言われているかいるからすると傷に塩を塗られている気分です。
 ルチェッタの文句が指輪のことになったとき、いよいよ耐えられずカイルは動いて「それ以上は言うな」とルチェッタの口を手で塞いでしまいます。

 ルチェッタが起きていたカイルに驚きます。寝たフリ……つまり、今までのが聞かれていたといこと。

 屋敷に「大嫌い」というルチェッタの大声が響くのでした。

ひたすらにすれ違う二人の心

 後日開かれたチャリティーパーティに出席する二人。カイルは嫌われていると言葉通りに受け取って内心凹んでおり、ルチェッタは好きであることが気づかれていないかと心配していました。

 そんなとき、カイルに声をかけてくる夫人が一人。どうやら以前、夫人に商品を販売したらしくそれがとても素晴らしかったと褒められているようです。

 カイルはルチェッタが絡まないやり取りはまともなので二人はそのまま盛り上がっているわけですが、ルチェッタはそんなやり取りを見てモヤるわけです。

 距離が近すぎない? とか。自分はあんなふうに褒められたことない、とか。

ワン親方
ワン親方

おやおや~?
嫉妬かな?(にまにま)

 ルチェッタは気にしていない、気にしてないと言い聞かせつつ。気持ちをごまかすためにお酒をとり、止められる前に一気飲みします。が、かなり度数が高い酒らしく、一気に酔っ払うルチェッタ。

銀づち
銀づち

ルチェッタ達の言動からして幼く見えるんですが、本当に何歳なんでしょうね?
この時代にお酒の年齢制限あるとは思わないのですが、漫画雑誌的に未成年が酒飲むのはアウトなのでたぶん成人なんでしょうが。

 倒れてしまったルチェッタにカイルがすぐに駆け寄り、彼女を連れて会場を離れます。しかし普段、ルチェッタはお酒を好まないはずなのでどうしたのかとカイルは気になります。

 酔っ払ったルチェッタは子どものようにカイルの言葉に「イヤ」を言い、抱っこ、を要求します。酔っぱらいに言葉は通じない。

 仕方ないと抱き上げて運ぶカイルですが、笑い上戸らしいルチェッタの満面の笑顔を間近で見たりして、頭はパンク状態です。

 しかも、暑いといい出したルチェッタが服を脱ぎだそうとするので大変です。

ワン親方
ワン親方

酔っ払ったらよくあるやつだな。

銀づち
銀づち

酔って服を脱ぐ、というのはよくあるやつですよね。

 わぁやめろー、と言うカイルですが……ボタンが外れたところに見えたモノに呆然とします。

 ルチェッタの胸には、チェーンに通された指輪がありました。カイルが贈った婚約指輪が。

…だから、この指輪は――…はめてはいけないけど。

 でも内緒で身につけるのはいいわよね…?

死に戻り令嬢のルチェッタ第13話より

 と、はめることはできないからと、実はずっと身につけていたルチェッタ。

 カイルとしては驚きが過ぎてわけがわかりません。なぜ、と問いかけようとしましたが酔っ払ったルチェッタはそこで眠ってしまいました。

 一人残されたカイル……何がなんだかわからない、と頭を抱えるのでした。――悩め、青年。

まとめ

 ということで、ひたすらにルチェッタが可愛いお話ですね。今後はこんな感じのルチェッタとカイルが見れるんでしょう。

ワン親方
ワン親方

嫌われてるのか嫌われてないのか、めちゃくちゃカイル悩みそうだな。

銀づち
銀づち

周囲からするとあからさまでしょうが、必死な本人は気づけなさそうですね。でも、そこがいい。

 カイルの本心をルチェッタが知る切っ掛けは占い師、でしたが……カイルがルチェッタの気持ちをしる切っ掛けは何か。また、占い師であるルチェッタのことをカイルが知るきっかけはなにになるのか。

 今後はここが気になるところです……絶対こじれるのは目に見えてますが! それが楽しみです!

銀づち
銀づち

ではここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 ひたすらにツンデレしている愛らしいルチェッタと、そんなルチェッタに振り回され続けるヘタレツンデレ(最近はツンが引っ込み始めている)カイルがいち早く見れるのは↓コチラ↓です!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
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