【転生悪女の黒歴史】死亡フラグ63――いつのまにか大きな存在になっていた【ネタバレ感想】
前回は、「あー、やっぱり」といういつものお約束な流れでイアナが投獄されましたが、投獄された先にはなぜかヤトリが……しかも暴行受けてるっぽい?
私はてっきりヤトリ合流はもう少し先かと思ってましたが意外と早かったですね。というか、どういう経緯で投獄されたんでしょうか。しかもぼろぼろな様子ですし。ヤトリが違法なことをするとは思えないので冤罪で投獄されたのだと思いますが、気になりますね。
で、今回はですね……イアナとヤトリが……これまたいい感じです! にまにましちゃいますよ!
そしてにまにまなんですが、コノハの様子が……ついにコノハ覚醒か、と思うシーンもあったり。
コノハが! ヤトイアが! と、とっても気になる『転生悪女の黒歴史』死亡フラグ63がいち早く読めるのは↓コチラ↓です!
前回のあらすじ
まるでプロポーズ……やはり、この漫画のヒーローはイアナ!
オーグニースは1年前から教皇に雇われ、イアナを監視するようにと言われていた。
当初の目的通り、コノハとウィカノを会わせることはできたものの、コノハとギノフォードが笑い合っている姿はそこにはなかった。
アルビドゥス王国へと急いで向かい、日食への対応方法はあると述べるコノハだったが、情報が疑われてしまう。
それをイアナは呪具を使ってコノハの聖女としての力を見せつけ、その発言の信憑性を高めた。
その結果、コノハは信頼されたものの、イアナは投獄されることになった。
そしてそんなイアナが投獄されるだろう場所に囚われていたのは、ヤトリで――?
前話より
ヤトリは囚人服着てても色っぽい。
今回のポイント
キター! コノハが面白くなってきた!
- 光のない目で王子を見るコノハ
- あのヤトリが……ヤトリが……デレた!
- 恥ずかしがるイアナ=プライスレス
イアナ可愛い。最近辛いことばかりだったので癒やされた。
ついにコノハが……ヤンデレ覚醒か!
時は前回より少し遡ります。イアナ(変態仮面)が捕まる前。
自分が描いてきた物語通り、アルビドゥス王子とコノハが出会い見つめ合うシーンを、嬉しそうに見つめるイアナ。学生時代に描いた物語は黒歴史とはいえ、あこがれが詰まっているもの。それが実際眼の前に広がっているのなら、たしかにドキドキ・ワクワクしそうですよねぇ。
ここまで来れば後は安心だろう、と思うイアナ。アルビドゥス王子は仲間のために思慮してくれるはずだからです。
が、イアナ(変態仮面)は囚えられて牢獄に入れられてしまいます。しかも死刑らしいです。
うーん、実際王族がいる場所で危険な力を使ったら捕らえられたりはするよなぁ……そういうつもりはないことは分かるが。
事情があっても法律は法律だから守らないとというのはわかりますけどね。例外を認め続けたら法は法ではなくなりますし。
コノハが庇おうとしますが、王子はさらっと「悪女イアナ」の名を口に出しながら、聖女が法を破るのは仲間のためにならないと言います。
と、ここで次のページになるわけですが「おおっ」となりますよ!
光ない目で王子を見るコノハ
以前もコノハはイアナへの愛を語る時に少々おかしな表情をしていたことがありますが、それが出てきました! しかもその時よりもアップですし、コノハを見た王子がゾッとするような雰囲気をまとっています。
ページを捲った一番最初に出てくるこの表情がいい!
こわっ!
これは聖女がして良い顔なのか?
個人的には典型的なヒロインみたいなのよりこういう顔浮かべてくれるキャラのほうが好きです。
そしてコノハは、王子がそう言うならば無償での情報提供はしない、と言い切ります。日食を止めることが出来たら、死刑をやめていただきたいと。
互いに存在を知らぬままに交流していく二人
牢に入れられるイアナ。他に方法があったかもしれないけれど、と反省もするものの、どんな選択肢をとったとしても死刑につながるのではと落ち込むイアナ。でもまだ死んだわけではない、と顔を上げます。
って、あれ?
シャノウもいるんだな。
ばたばたとめくって探してるので、いろいろ見えちゃってますね?
シャノウ……見たよね?
が、のんびりできません。隣からすごい怒号が聞こえてきます。暴行が加えられているような音が。激しい音のあとで静まり返ったため、死んだのではと思ったものの、生きてました。
そのお隣さんこそが、ヤトリでした。
とはいえ、間に壁があるのと暴行により声が潰されていて、ハイテンションに挨拶するイアナの声も、しびれ薬のせいでガラガラで、互いに気づけません。
ヤトリが「運がない」とこの牢獄について説明してくれますが、ここはなんと、アルビドゥスの法が届かない場所で、「私刑の檻」と呼ばれているんだとか。王族貴族が秘密裏に拷問を加えていたり、人を処理する場所なんだそうです。
おいおい。あの王子様は法律守れとか言っておきながら、そんなところがあるとか……。
で、ヤトリは看守に目をつけられているそうです。なんでも脱獄しようとしたんだとか。なぜ脱獄を、というと
「身近に危険が潜んでいる事を知らせたくてね。
大事な子に…」
と、それ以上ヤトリが語ることはなく、疲れたから眠ったようです。シャノウは自分たちも危ないから余計なことはするなとイアナに言いますが、イアナからの返事はありませんでした。
それから数日間、隣のヤトリは痛めつけられているみたいでした。いえ、ヤトリだけではなくあちこちから悲鳴が聞こえてきます。このままではまずいから、なんとかして脱出しなければとイアナは牢屋のあちこちをさぐってみます。
シャノウの体のことも聞かないといけませんしね。
と、壁の一部――隣の部屋との境界線――のレンガ? が取れて穴が空きます。もちろん、体を通せるようなものではないのですが……そこから見えたのは血だらけのヤトリの手。
イアナは持っていた布……(どこにもっていたのか)で、手の怪我を治療し、看守はシャノウを利用して脅して退散させたようです。
あはは、たしかに知らない奴らからしたら、板みたいなものから声が出たら不気味だよなぁ
たとえ推しのアクスタでも、突然動き出したり喋ったら怖いですよね……。
健やかに目覚めたヤトリは手に巻かれた布を眺めます。そして明るいイアナに疑問を持ちます。
他の人達は明るい心を保ち続けることは出来なかった、と。
イアナは以前、ヤトリから言われたことを口にしました。迷って暗くなるばかりはやめた、と。ちゃんと息をすれば強くなれると知り合いから言われたと。
ヤトリのことを話すイアナの声は弾んでいたようで「その医者が好きなのか」とヤトリが問いかけました。……うーん、すれ違い。
イアナがどう答えるのかと思ったら、少し首を傾げた後で「とても信頼できる」と言い切りました。
いつからか、その存在は大きくなっていた
羨ましがるヤトリ。はやく婚約者に会いたい、と。
は?
イアナを殺すと脅されているから、魔法使って脱出できないのか。
特殊な道具で魔法を封じられているわけではないようです。
しかし……脅されているとは、誰から?
看守ではないでしょう。ただの看守が今や大犯罪者として指名手配されているイアナの生命を握れるとは思えませんし、ヤトリも従わないでしょうからね。
大切そうなのが声からも伝わったのか、イアナは「愛してるんですねぇ」などと呑気に聞きます。読者としては「いやっ、お前のことだよ!」というツッコミたいところですが。
ヤトリはそれに対しては答えず……頭上から降り注ぐ光に目を向けます。が、体調が悪かったらしく、倒れてしまいました。イアナが慌ててその手に触れると熱い。怪我のせいか、ろくに防寒具もない牢屋にいるせいか。熱が出てしまったようですね。
そんな時に戻って来る看守。シャノウの声は聞き間違いだ、と。
倒れているヤトリを見て「今日で死ぬかもなぁ」と言う看守。死んでもどうでもよさそうだと思ってそうです。イアナが声を上げました。
ヤトリは夢を見ていました。
それは婚約者であるイアナとのやりとり。
元々、ギノフォードへ叶わぬ思いを抱いていたヤトリ。女性関係がかなり激しかったそうですが、それは叶わぬ思いを慰めるため。代わりの選択肢でしかなかったのです。
だけど女の人であるイアナと友人になって、婚約者候補という関係のまま楽しめるようになっていて――。
ふと、ヤトリは目覚めました。そして隣との穴を見ると、そこに見えたリボンはまさに考えていた彼女のものでした。
ヤトリがギノフォードのことを考えても以前ほど苦しくなくなったのは、彼女のお陰でした。
モミの木(ギノとの思い出)を買い取らなくても、へらへらと笑っていなくてもよくなったのは、イアナが覚えてくれると言ったからでした。
ここのヤトリが超絶格好いい!
魔法で壁を破壊し、イアナを抱きかかえ、看守の眼の前に立つヤトリ。看守を怒りのこもった目で見下ろす姿……プライスレス。
イアナが驚いてヤトリを見上げます。隣がイアナだと分かっていたら、もっとはやくに魔法を使っていたというヤトリ。看守にお返しをします。
なんだかものすごく大規模な魔法が使われた気がします。周りの囚人すら巻き込んでそうな……ただ、一応ヤトリもそのことは考えていたようで逃がしてるそうです。そもそもここにいる囚人たちは冤罪ばかりだとかなんとか。
と、イアナはヤトリの状態を間近で見ます。手だけでなく、あちこちがぼろぼろです。そしてそれは婚約者、つまり自分のため。そして、思い出します。婚約者(自分)のことを愛してるんだね、とか聞いてしまったことを。
うおっこれは……恥ずかしいやつだ!
恥ずかしがるイアナがめちゃくちゃ可愛かったです!今回のおすすめシーンベスト1
ちなみに2番めが腹黒コノハで、3番目がヤトリ覚醒シーンです。
ヤトリもまた若干赤面しているこのシーンは、ヤトイア派にとってはバイブスになりそうです。
光明が見えた! と思ったのに……。
と、落ち着いたところでイアナはシャノウのことを相談します。ヤトリは魔法に詳しいですからね。
傀儡術、だそうです。とはいえ、通常の傀儡術は死んだものを操るものですが、シャノウの場合は結晶になっているので生きたまま傀儡術を受けているらしいです。
つまりシャノウは生きてるのか! やったな!
はいっ!本当に良かったです。
ヤトリはこのような術を使える相手に対して心当たりがあるそうです。驚かないように、とイアナに言います。
君はそんな人物とずっと一緒にいたんだ、とね。
謎の人物の影だけが映りますが、これは――。
まとめ
というところで終わりでした!
うおおおおっ気になるぜぇ!
特殊な傀儡術をシャノウにかけたのは誰なのか。
シルエットを考えるとあの人なんですが、シャノウの状況考えるとあの人な気もするし……私の予想では二人の内どちらかで、前者のほうが可能性高いんですけど。
誰であるかは……言わずにおきますね。ぜひ実際に見ていただき、皆さんにも予想していただきたいと思います!
では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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