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【ひねくれ騎士とふわふわ姫様】第9話②――大切な言葉を口にする時は、時と場所を考えよう【ネタバレ感想】

『ひねくれ騎士とふわふわ姫様』第9-②話感想 (画像引用:第1巻表紙より)
銀づち

 おまっ。そんな……「出前とりましょうか」みたいなノリで!

 しかしまぁ、今回はなんとも「キュン」とするお話でしたよ。

 はいっ! 前回は紹介された『出来の悪い料理人』ゴータが貴族嫌いの美味しい料理を食べて、彼が仲間に加わった! てっててー! となったところで、姫様がお菓子作りをゴータにお願いするところで終わっていました。

 しかしいろいろとルークスが気になることを言っていたり、領主の態度もなにかおかしく……一体どういうことだったのか、が今回判明します!

 あと、なんだか久々? に姫様のお家製作もあってワクワクしますよ~!

 今回はなんといってもルークスが……ルークスが! というお話なので気になった方はぜひ↓コチラ↓から先に読んでみてください。いや、まじで「おまっ」てなってにまにまできますよ!

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前回のあらすじ

 できの悪い? 料理人ゴータ。

 料理人ゴータは、食材の序列という考え方を持つ貴族に自分や仲間が作った料理をバカにされたことがきっかけで貴族が大嫌いになり、彼らに料理を作れなくなった。

 しかしルークスとクローニアはそんな彼の料理が食べたいと言い、食材の序列も気にしないという。
 領主のモルデブランドの後押しもあって二人に料理を作るゴータ。貴族が最も嫌うイモを使った料理だったが、二人は戸惑うことなく口にして、美味しいと彼に笑顔で言った。

 その笑顔に心が暖かくなったゴータは、城で料理人として働くことになるのだった。

前話より

 お菓子が作りたいです。というか、姫のお菓子が食べたいです。

今回のポイント

 ゴータないす。

  • 奥様、だと!?(読者ガタッ)
  • 食えない領主とひねくれ騎士
  • 甘いお家とプロポーズ

 領主と一緒に(><)って顔でbグッてしたい。

読者:結婚式場を用意せよ!

 姫様がお菓子を作りたい、という話に皆「?」と不思議そうです。ルークスも理由がわからずに首を傾げます。

 ゴータは戸惑いつつも、若い女性と台所で二人きりになることの懸念を表明します。

銀づち
銀づち

ここでゴータが言ってくれるんですよ! 姫様のことを『奥様』って!

ワン親方
ワン親方

まぁ、二人きりで住んでるし二人の雰囲気見てたら……そういう誤解もしそうだな。

 ん? となったルークスはゴータを呼んで、自分たちは結婚していないことを伝えます。しかしゴータは「まだ」だったかと謝るのです。秒読みだ、という認識なんでしょうね。

 ルークスの反応はなるべく平静を装ってますが「ん」に濁点をつけていたり、内心ドキドキしてたりして……にっまにましますね。きっと肩に乗っている玉ねぎくんもニマニマしているに違いない。

 姫様も聞き流しているだろう、とちらっと見てみると思い切り奥様呼びに反応している姫様……可愛い……なんだこの姫様、可愛すぎないか?

 戸惑っているルークスに領主が自身の護衛もつけてくれる、と言います。未婚でも、それはそれで年頃の男女が二人きりは色々と醜聞が、ね。

 玉ねぎくんもついて行ってくれる、とのことで姫様たちを送り出すルークス。

ワン親方
ワン親方

姫様の肩に乗って上機嫌そうなの見てると、やっぱり可愛く見えるな。
玉ねぎだけど!

領主の思惑とキュン

 領主とルークスだけがその場に残って、領主はうまく行ってよかったと笑顔です。その姿はゴータを「出来の悪い」と評したり、姫に僅かな食料や薪しか渡さなかったのと同じ人物とは思えませんね。

 ジト目になるルークス。協力したのだから真意を教えてくれと。

領主の謎な行動
  • なぜ先ほど帰った護衛を警戒していたか(警戒していない護衛もいる)
  • なぜゴータを『出来の悪い料理人』と紹介したのか
  • そもそも領主直々にゴータをつれてきたのはなぜか

 領主のモルデブラントはルークスを賢いと褒めながら、話してくれました。

銀づち
銀づち

どうやら王妃が原因らしいです。

ワン親方
ワン親方

出たな、王妃!
クローニアを嫌っている代表格みたいな存在だよな。

銀づち
銀づち

まだ当人は出てきていないので……この漫画、出てくる人たち皆基本良い人ばかりだから、何かの誤解の可能性もありますけどね。

 王妃から姫様の手助けはするなと命令されたんだとか。だから姫様の手助けになるだろう料理人を紹介したし、最初の支援として僅かな物資しか渡せなかったと。

 申し訳ない、と改めて謝った領主が言うには先程帰った護衛は王都から派遣されてきた者だそうです。それが領主の監視のためなのかは分からなかったものの、警戒するに越したことはないという判断から、その護衛を気にして発言していたそうです。

 本当は優秀な料理人であるゴータを『出来の悪い』と言ったのはごまかすため、みたいですね。

ワン親方
ワン親方

前回、領主も「出来の悪い」という言葉に良心が痛そうな顔してたもんなぁ。

銀づち
銀づち

結局良い人でしたね……知らずに嫌なやつと思ってごめんなさい。

 ここで姫様がお菓子作りしている駒があるんですが、後ろでゴータがハラハラしていて……ゴータも可愛いです。

ゴータは妖精が見えるのか否か

 実はゴータがハラハラしているこのシーン。特別に姫様が刃物とか危険なもの使っているわけではないんですよね。

 何にハラハラしているのかなぁ、と最初見た時思いました。が、そもそも貴族、それも王族がキッチンに立つということ自体がおかしいことでしょうから、それに緊張している可能性はあります。

 が、ここで玉ねぎくんがいるんですが、ボールを覗いてるんですよね。ボールから落ちないか、とか心配している可能性……ないかなぁ?

 今のところはっきりとしないんですが、玉ねぎくんがついて行くコマでは見切れつつ汗のようものが見えて、妖精が見えないふりをしたほうが良いのか悩んでいる、ととれなくも……ないような?

ワン親方
ワン親方

妖精が見える人間は少ないそうだが、この城に集まる人間が見えるものばかりになるってのは、展開としてはありそうだよなぁ。

銀づち
銀づち

見えるとしたら姫様もそれこそ気にせずに過ごせるでしょうし……ただ、見えなかったとしても問題ない関係を築けるのもそれはそれでいい

 どちらになるかは分かりませんが、ここも楽しみですね。

 というかもう、この漫画可愛い子しかいない

 しかし、なぜゴータだったのかというと情だけではなく、彼の才能を利用したかったという領主。さすが北の険しい土地を治めているだけあって良い人なだけではないみたいです。

銀づち
銀づち

もちろん、ゴータに料理を止めてほしくなかったのもあるみたいですが。

ワン親方
ワン親方

うむ。たしかに食料に不安を抱える土地からすると、様々な料理を発案して食べられるようにしてくれるゴータはありがたい存在か。

 前回の貴族たちの話を聞くに、イモに毒があることは知られていても、それを無くす方法も一般的ではなさそうですからね。

 ただここで重要なのは、例年ならもう『雪が降り出してもおかしくない』そうです。今年は遅いみたいですが。

 炎の精霊ドラピュールの姿が描かれるので、十中八九彼女の影響でしょうね。

 そんなことをルークスに教えてくれたのはルークスが姫様の味方だという革新があったから。

ワン親方
ワン親方

ああ、以前後をつけてきていたのはその確認のためか。

銀づち
銀づち

おそらくそうなのでしょうね。
姫様たちの様子をうかがいたかったのでしょう。

 最初に領主へ抱いていた印象はルークスと同じく私も最悪でしたが、中々食えない人だなと笑ったルークスは、「嫌いじゃない」と言って領主もキュンとさせたのでした。

ワン親方
ワン親方

キュンってしたの、領主かよ!
クローニアかと思ったぜ!

 しかし王妃が本格的に姫様の邪魔をしていると分かった今、現地の領主が味方というのは非常に心強いですね。
 ただもっと対策をしなくてはと、ルークスは悩むのでした。

結婚式場をここに建てよう!(

 台所では美味しそうにクッキー? が焼き上がっていました。ただその形は特徴的で……しかしながら、今までこの漫画を読んできたならばすぐに気づけるでしょう。

 そう! おうちづくり!

ワン親方
ワン親方

お菓子で、家造り……お菓子の家か!

 組み立てていく、という姫様に不思議そうにしつつも見守るゴータ。それで久しぶりのおうちづくりが始まるのですがこれまた可愛らしい。
 しかもその模様も細かくて、こんな装飾を施せるって姫様相当器用です。中のインテリアもかなり凝ってます。

銀づち
銀づち

プロの菓子作り職人?

ワン親方
ワン親方

カラーで見たいぜ!
絶対に美味しそうだよなぁ。

銀づち
銀づち

ですねぇ。まずは写真を撮りまくってSNSに上げないと!

ワン親方
ワン親方

現代人!

 まぁ食べ物なので最後は食べるでしょうが、皆でワイワイして食べるとすごく盛り上がりそうですよね。

 美味しそうな香りがする、とやってきた領主とルークス。姫様はルークスにそのお菓子の家をプレゼントします。

 どうやらルークスが市場で砂糖を探しているのを聞き、甘いものが食べたいのだと思ってお菓子を作ろうと思ったみたいですね。優しい。

 が、ルークスはルークスで姫様に甘いものを、と考えていたらしく……でも、それを言わずにお礼を言うルークス。やっぱり君、ひねくれてないよ!

銀づち
銀づち

まぁ、姫様相手だからひねくれずに素直に対応できる、というのもあるんでしょうけどね。

 笑顔の姫様を見下ろすルークスは、もったいなくて食べられないと言います。気持ちはすごく分かる。

 で、ここでルークスの目元のアップが来るんですがこの目が良い! 照れくさそうにしながらも、とても愛しいものを見るような目

 そしてルークスは姫様にこう声をかけます。

「姫。
 ずっと考えていた事なのですが

 婚約しましょうか

【ひねくれ騎士とふわふわ姫様】第9-2より
銀づち
銀づち

うおおおおおおおおおっ全力で、式場を用意せよおおおおおお!

ワン親方
ワン親方

落ち着けぇえええええ!
まだ婚約だあ!

 口走ってから、真っ赤になった姫様を見てこちらも顔を赤くするルークス。少なくとも、そんな手軽に言うべきではなかったし、もっと場所を考えるべきだったと思うルークスに向かって、全てを見聞きしていた領主が祝辞を贈るのでした。

まとめ

 今回は最初から最後まで「可愛い」で埋め尽くされていた話ですね。……はぁはぁ、単行本、単行本はいつですか……(*´Д`)ハァハァ。

ワン親方
ワン親方

禁断症状みたいになっとる!

 いろいろと王妃関連の話は気になるものの、領主も基本は人がいい、つまりルークスタイプと判明。これからも出てきてくれそうですし、領主の悩みも姫様が妖精たちに家を作り続けていたら炎の精霊の力でなんか解決とかなるかも?

銀づち
銀づち

あと、ゴータという住人が増えたので、女性キャラも増えそうですよね。やはり姫様の世話役として同性は欠かせないでしょう。

 そういう風に妖精だけでなく住民も増えていってくれそうで、そしてみんな可愛らしいんだろうなと、想像するだけで癒やされます。

 はぁ……今回も、癒やされました。皆様も、姫様たちに癒やされてください。

銀づち
銀づち

では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 今回の玉ねぎ君の出番は……たぶん、6回! その回数を確認したくなった方は↓コチラ↓からどうぞ!

 こんな癒やされるお話を繰り返し読みたくなったならば、第1巻が好評発売中なのでそちらもぜひ! 表紙からして癒やされる!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。 【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
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