【アニメHelck】第二十四話『希望ある未来へ』――ずっと笑っていた勇者が、ようやく心から涙を流した【ネタバレ感想】
ついに……ついにこの回がやってきてしまったか。
人間を滅ぼすと決めたヘルク。そんな彼の前に現れたのはかつての仲間。
彼は仲間を自らの手で殺し、その苦しみから開放しようと向かっていく。
ヴァミリオはそんなヘルクの姿に嫌な感覚を覚えていた。ヘルクのことを信じているのに。彼は自分を見失わず、化け物になることもなく、すべてを成し遂げると信じているのに、ヴァミリオの嫌な感覚は消えない。
そしてヴァミリオは気づく。その感覚の正体は――!
アニメHelck第24話。……これにて一旦完結の物語を、今日も元気よく語っていきましょう!
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彼は止まらない。その目的を成し遂げるまで。
長かった旅が終わりを告げる。
アンとヘルクは焚き火を挟んで、旅を振り返りながら、決戦について話した。負けるな、というアンの言葉にヘルクは力強く頷いた。
そんな中、帝国の軍事拠点が人間の奇襲を受けて壊滅した。人間たちの狙いは、ヘルク。彼を戦線離脱させるためにやって来たのだ。
アンはヘルクを信じつつも、なぜか不安を覚えていた。
魔王決定戦でのウルム城に来ていたミカロスはそこでヘルクと対峙し、彼が最も脅威だと判断していた。そのため、ヘルクの位置を術で把握しており、ヘルクが人間の国へ近づいているためラファエドが兵士を引き連れてやってきた。
彼を、ヘルクを暴走させ、戦線を離脱させるために。
軍事拠点にたどりつくアンとヘルク。ヘルクは改めてラファエドに向かって「人間を滅ぼす」と宣言し、アンはそんなヘルクを支えるべく前へと出る。
そして放たれた一本の矢。放った先にいたのは女性の翼の兵士!
前話より
誰だあの兵士、だなんて言わないよな?
今回のポイント
ついに最終回が来てしまった。
- ずっとヴァミリオが抱いていた嫌な感覚の正体は――
- 絶望を振りまくな。道は自分で決める。
なんという力強い言葉だろうか。
全力でヴァミリオを潰しにかかるラファエド
戦場にて放たれた一本の矢。それを放った翼の兵士を見たヘルクは動きを止め、ヴァミリオ様はそんな彼を見て矢を放った相手が彼の元仲間だと察する。
そんな中、ヘルクの心の支えはヴァミリオ様だと判断したラファエドは、翼の兵士たちへと指示を出し、全力で彼女を倒しに来ます。ヘルクが心配そうに見つめますが、ヴァミリオ様は「心配するな」と声をかけ、ヘルクに自分のやるべきことをと告げるのです。
そう。ヘルクにはやらなければならないことがありました。かつての仲間を苦しみから開放すること。
でもそれってつまり……殺すってこと、なんだよな。
ヘルクはその道を行くと決めたわけですからね。
ヴァミリオ様も「大丈夫」とそう信じていました。ですが、やはりあの嫌な予感は消えない。
炎を巧みに操り、襲いかかってくる翼の兵士をなぎ倒していくヴァミリオ様、に再び斬りかかるラファエド。
ラファエドは「ヘルクのことを分かっていないのはそちらだ」と言ってきます。ヘルクは優しいやつだと。戦いも好きじゃない。戦うとしたらそれはいつも誰かのためだった、と。ずっと苦しんでいる、と。
ラファエド……そこまで分かっていてもヘルクと対峙する、その理由を知りたいぜ。
知りたい方はぜひ原作の最終巻までお読みください。
再び会うことが出来た二人
矢を放っていた兵士ですが、矢が切れたため腰に挿していた折れた剣を手にヘルクへと向かってきます。
折れた剣……そう。勇者殺しを。
無言のまま、剣を振りかざして襲いかかってくる兵士。その手首を掴むヘルク。
そして今、ヘルクのあの闇の力が彼の周囲を渦巻いていました。他の翼の兵士たちが膝から崩れ落ち、ガクガクと震えます。
立っているのはアリシアとヘルク、ヴァミリオ様とラファエド。
ラファエドは言うのです。人間とは弱い生き物だ、と。たとえヘルクでも乗り越えることが出来ない絶望がある、と。
大切な人を手に掛ける……どれだけ辛いか。
ヘルクが兵士の名前を呼びます。アリシア、と。
視聴者は皆分かっていましたが、ヴァミリオ様はここで初めてこの兵士が聞いていた彼女だと気づくわけです。
そりゃ直接会ったことないわけで、そうなりますよね。
甲が外されると、過去編であった右目周辺が変貌したアリシアがいました。残った左目からは涙が出ていますが、何も喋りません。
彼女はもうすでにミカロスの手によって心を壊されている、という話は以前にありましたね。エディルが失敗したからアリシアの心を壊して、ヘルクを暴走させるために用いる、と。
ただそれでもヘルクの「また会えたね」という言葉に彼女の心は何かを感じるのでしょうか。ただ静かに涙を流し、抵抗もロクにせず……すべてを受け入れようとしているようでした。
ヘルクが「自分のわがままで苦しめてしまった」「ごめん」とアリシアに謝ってその体を抱きしめます。自分が終わらせるから、と。
不安の正体――そして迷いは晴れる
ヘルクが腰の剣を抜きます。ヴァミリオ様はそんな姿を見つめて、改めて考えるのです。
――仲間(とも)を、自らの手で殺す。
そのことの意味を。
自分を慕ってくれる仲間たち。友の姿がヴァミリオ様の頭に浮かぶ一方で、ヘルクが手に持った剣をアリシアへと向けます。
そしてヴァミリオ様は、ずっと抱いていた感情の正体に気づいたのです。
仲間を自らの手で殺す。それが辛いことだとは分かっていても、完全にヘルクの立場になって考えてやれてなかったと。
ヴァミリオ様は走り出します。胸にいだいていたのはヘルクに対する不安じゃなかった、と。
ヘルクはいつも自分のことは二の次……本当にな。
最初、あれだけ疑っていたアンが今ではこんなにヘルクのことを理解して心配してくれてるんだなぁ
駆け出したヴァミリオ様でしたが、彼女の前に立ちはだかるのはラファエド。
戦いながら、ヴァミリオ様はヘルクの本当の気持ちを察していました。魔王決定戦に参加したのも、アズドラ様に勇者殺しを渡すためではなかったのだろうと。本当は帝国の民たちに……。
ラファエドの声が荒々しくなり「ヘルクを楽にしてやれ」と言うのです。
そうなんですよね。やり方はともかく、彼は彼でヘルクのことを心配している。そしてそれはミカロスと違って本気のように見えるのが厄介。ただたんにヘルク兄弟の力を利用しただけ、とは思えない。
ヴァミリオ様は「ヘルクは大丈夫だ」と叫びながらも「それじゃダメなんだ」と炎ではなく、預かっていた勇者殺しでラファエドの頬を軽く傷つけます。
ラファエドが苦しんでる!
やっぱり覚醒者か。
勇者殺し、という異名のせいでややこしいですが、もう少し正確に言うと『覚醒者殺し』というのがこの剣の本質です。
※これも正確ではありませんが、詳しく知りたい方はぜひ漫画の方で。
そもそも勇者自体が覚醒者の一種で、戦闘能力が著しく向上した存在です。
ミカロスも覚醒者ですが、彼は『不老長寿』の力に目覚めてます。
シャルアミも覚醒者で、その能力は『様々な能力を広範囲に散布する力』で。
人間の王は『術』←詳細はネタバレになるので省きます。
では……ラファエドは何の能力なのか。それが知りたい方はぜひ漫画の方をお読みください。
ちなみにラファエドの真意と能力が判明するのは最終巻のコチラです!
最終巻まで読んで頂くと、ラファエドの声優さんがハマっていたなぁと思っていただけると思います。
しかし漫画ではそこまで思わなかったのですが、声がつくのと血管が浮き上がる表現がめちゃくちゃ苦しそうですね。
あの勇者クレスやヘルクですらめちゃくちゃ苦しんでいましたし、覚醒者にとっては本当にヤバい剣なんでしょうね。
と、ヘルクの暴走時に溢れていたあの黒い力が収束していきます。ラファエドが驚きました。本当に乗り越えるというのか、と。
かけるべき言葉――その時魔族は不敵に笑う
ヘルクの過去を聞いたヴァミリオ様は、帝国へと彼を誘いました。その言葉が彼の救いとなったのは間違いないでしょう。
でも、違うとヴァミリオ様は否定します。あの時、自分自身が『かけるべき言葉』はそれではなかったと。
ヘルクの剣が振り下ろされそうになった時、ヴァミリオ様は「やめろ」と叫び、同時に炎の術を放ってヘルクの行動を止めます。アリシアは翼を使って飛び立ちました。
その場に残ったのは二人。
戸惑ったようなヘルクに向かって歩いていくヴァミリオ様。その口から飛び出たのは
「救おう、人間を」
アン、お前!
このシーン、原作のコマ割りそのままの再現で良かったです。変にオリジナル入れられなくて。
この後、ヴァミリオ様が力強く叫んでいくんですが詳細はぜひ見て感動していただきたいので省きます。
ですが旅をしてみてきた『世界』、というところで映し出された『世界』は美しくて……いやぁ、良い。
あとHelckの表情に注目してほしいんですが、これがまさに本当に、原作そのままでね。
色がついたというのはもちろんですが、漫画では表現できないかすかな動き。息遣い。
そこにヘルクが抱いていた苦しみが全て詰まっている。
アニメオリジナルのカットは入っていないにも関わらず、アニメならではの良さが表現されていて、私は好きです。
そしてそして、ヴァミリオ様は苦しそうなヘルクに向かって「大丈夫」とこう言うのです。
「お前は独りじゃない。
今度は、私がついている!」
ここでAパート終了! タイトルがドーンとくる感じがますます良かったですね。
希望ある未来へ――吹っ切れたヴァミリオ
実はこの希望ある未来へ、というタイトル。原作のタイトルそのままだったりします。69話のタイトルがこれなんですね。
ヴァミリオ様が大声で笑います。テンションが上った状態で「覚悟しろ」「お前たちを救う」と翼の兵士たちに向かって言うのです。
そうか。
アンはずっと納得がいってなかったのか。いくらヘルクが人間を滅ぼすと決めていても、彼女自身はそのことに納得してなかった。
帝国四天王という立場からすると、滅ぼすべきというのが正しいのかもしれません。けど、ヴァミリオ様にとってはもうヘルクも仲間なんですよね。
翼の兵士たちを指さして高笑いしているヴァミリオ様、めっちゃ魔族っぽい(笑)。
けど、言っている内容は「人間、滅ぼそう」ではなく「人間、救おう」というのがまた面白いですね。
記事のアイキャッチ画像にもさせていただいている、アニメHelckのキービジュアルには笑顔で『人間滅ぼそう』と言っているヘルクと、そんなヘルクを疑うヴァミリオ様が描かれているわけですが、これがまったくひっくり返った、というのがこの作品の良さ。
あのキービジュアル見た時、そう来るかぁ、と思いましたよねぇ。
ちなみに指さしているヴァミリオ様のドアップはアニメオリジナルなんですが、いい表情してました! 最高です!
アニメではヴァミリオ様の違う魅力をより感じられる気がしますね。スタッフの方々には感謝しかない。
ラファエドから告げられるアズドラの死
軽々しく希望をもたせるな、と目つきを鋭くさせるのはラファエド。自我は戻らない。人間はもとに戻せない、と彼は言います。
ミカロスだったら嘘の可能性もあるんだが、ラファエドは嘘をついていない気がするんだよなぁ。
ヴァミリオ様は、「すべてを知ったつもりで絶望を振りまくな」と言い返しますが、本当に力強い。
うおっ!
でも、アズドラが死んだって話をしてるぜ。そうだった。アズどらが……。
動揺させるためでしょう。ラファエドは魔王城が落ち、アズドラ様が死んだと言います。ヘルクがそのことに衝撃を受けてますね。彼にとっては帝国民も守りたい対象ですし、アズドラ様とは言葉も交わしてますしね。
しかしまったく動揺した素振りを見せないのがヴァミリオ様。
どうやら今までも何度も何度もアズドラ様が死んだと聞かされてきて、でも生きていたそうです。死んだ死んだと詐欺されまくったので、ヴァミリオ様は自分で見ない限り信じないと決めたんだとか。
アズドラ様はしぶとい、という話をしていると場面が変わってアズドラ様が包帯だらけでおきあがるシーンになりました。
生きてたか! 良かった!
感激した部下が飛びついてトドメ刺してますけどね
アズドラーーーーーー!
救護ハーン!
ヴァミリオ様はゆるぎません。たとえヘルクが止めてくれと言っても、ヴァミリオ様は人間を救う道を選ぶのでしょう。
ラファエドはそう悟り、アリシアの術を解呪しようとしますが、ヘルクが前に進み出ました。完全に顔つきが変わってます。真の覚悟を決めたヘルクとラファエドの対峙。
そのまま戦いになるのかと思いきや、ラファエドは解呪を止め、背を向けました。覚悟を決めたのなら、もう止めはしない、と。
アリシアを始めとした翼の兵士も去っていきます。
ただちょっと気になったのは、ラファエドさんだけ徒歩なんですかね?
そういうツッコミはしてやるなよ
翼の兵士に抱えられて帰るラファエドも、徒歩でのんびり帰っていくラファエドも、想像するとちょっと可愛いですね。
まあ、空間移動術とかもあるみたいですし、そういうので帰ったんでしょう、たぶん。
心に響く言葉
ラファエドたちを見送っているヘルクの背中に、ヴァミリオ様は「すまなかった」と声をかけます。彼女自身は彼女の道を選んだとは言え、ヘルクの気持ち(覚悟)を踏みにじることでもありましたから。
でも、ヘルクはそんなヴァミリオ様の言葉が心に響くと言います。
うぅ、ヘルク。
やっぱり帝国に来いって言葉嬉しかったんだな。
あの不思議な島に飛ばされた時、独りはつらいと言ってましたからね。独りじゃない、というのは彼にとって救いなのでしょう。
けれど、心の奥底に閉じ込めていた『本当の願い』が、先程の『救おう』という言葉によって蘇ってきたと。
そう。本当は……ヘルクは本当は『皆を救いたかった』んですよね。
でももうこんなことになってしまって。自分独りではどうしようもなくて。そして新たにできた大切な人たちを傷つけたくなくて。
本当に自分のことは二の次だな。
ちょっとくらい、自分のために動いてもいいのにな。
ヘルクの嘘を見破れたヴァミリオ様だからこそ、引き出せた言葉なんでしょうね。
そして映し出される夜空がこれまた美しい。いやぁ、本当にヘルクの背景の作り込み好きです。あまり背景についての言及ないですけど、好きです。綺麗。
俺達の戦いはここからだ!
ここでちらっと映し出されるのは、アズドラ様の過去。残念ながら尺の都合上とても短かったですが、2期があるならばここはまた2期のはじめにしっかり描いてくれる、のではなかろうかと期待しております。
アズドラ様主人公の物語があってもおかしくなさそうなキャラ設定もりもりな方ですからね。
今後のことを話し合うヴァミリオ様達。シン魔王城へと向かうようですが、大地の毒が出る場所です。ピウイは大丈夫か、という話になります。
と、ここで「僕ね、鳥じゃないんだよ」とピウイが言います。そう。この子、鳥じゃないんですよ。
えっ?
じゃあ何なんだ?
知りたい方は漫画を、ということですね。
同時にヴァミリオ様からの手紙がアズドラ様の元に届きます。そこには『人間を救いたい』ということが書いてあり、アズドラ様は嬉しそうに微笑むのでした。
満身創痍で元気(?)
と、話しながら簡易結界のある馬車を待っていたヘルク達のもとに来たのはロココ。
彼女にアズドラ様の安否を聞くヴァミリオ様。少し重たい空気が流れ、ヘルクも心配そうにヴァミリオ様を見ます。
が、ロココが「いつものように満身創痍で元気です」と話し、ヴァミリオ様の声のテンションが上りました。ほらな、と言うヴァミリオ様の表情は映ってないんですが、これはアニメならではですね。声でどんな顔しているか想像しやすいです。
地味にここ、私好きなんですが、ヘルクがとても嬉しそうにヴァミリオ様の「ほらな」という言葉ににこにこして「うんうん」頷いてるんです。彼自身もアズドラ様のことは心配していたでしょうが、アズドラ様と仲がいい(?)はずのヴァミリオ様の心配をしていたのでしょう。
そして、きっとヴァミリオ様はとてもいい顔をしていたんでしょうね。ヘルクが見守るようにニコニコしてます。
二人の側ではピウイがピコピコと動いてました。漫画の方ではじーっとロココを見つめてるだけだったんですが、アニメでは動いてて可愛かったです。あと、ロココとのやりとりも可愛くて良い。
そして「行こう、シン城へ」で、アニメHelckは一先ずの終わりとなります。残念ながら……現段階で2期はないようです。
ブルーレイの売れ行き次第ですかね。
まとめ
ということで、アニメHelckの最終回でした。いい感じにまとまっていたのではないでしょうか。
アニメだとテンポが悪くなるところも多少有りましたが、しっかり描いて欲しいところはしっかりと描いてくださっていたし、何よりも声優さんたちの演技が光る良い作品だったと思います。
何よりももうアニメ化は無理かと半分以上諦めていたところだったので、動いて喋るヴァミリオ様たちが見れただけでも私は嬉しいです。
本当にありがとうございました。
人間滅ぼそうで始まった物語が、気づくと人間救おうへとなっていて。その救おうへの納得感も過去編をじっくりしてくださったおかげで納得ですよね。ダレた人も多かったみたいですが。
でも完結した後で見返すと、やはりあそこは外せないから……仕方ないですね。
私はHelck熱が再燃したので、全巻読み直してきます! では、また!
ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました!
付き合ってくれてサンキューな!
2期が始まったらその時またよろしく頼むぜ!
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