【そのメイド、危険につき】第8話――あなたと私の普通の違いの苦しみを、手放したくはない【ネタバレ感想】

チャールズ……しばらくでてこないだろうと思ったら……いえ、たしかに本人の登場事態はないものの、まさかの行方不明ということでメリッサたちが探すことになりました。
登場していないのに存在感だけ出すという裏技をしてくるのがチャールズだなんて、まさかすぎますね。

最初の読み切りではただのモブだと思ったのに、存在感出てきたな
そんな彼を実の家族は放置しているため、メリッサが助けに行くことに……ですがそこはなんとも怪しいカジノがあって……?
メリッサとアーサーの悩ましい距離感もありますし、なんとも複雑な中での捜索はどうなるのでしょうか。
今回は……なんだかとても切ない話になりました。
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前回のあらすじ
チャールズはなんか憎めない……。
従兄弟のチャールズがとあるパーティに参加してから行方がわからなくなったと聞いたメリッサ。彼の実父がまるで心配していないため、身内として探すことに。
アーサー、グラハムとともにパーティには潜入できたものの、怪しい夜会の招待状を別に入手する必要があった。
そんな中、アーサーとの距離感に戸惑い一人になっていたメリッサは特別な招待状を持っているという男性と接触。
アーサーたちの協力で招待状を手に入れることに成功した。
潜入した夜会の先には賭博施設が見えて――? チャールズはそこにいるのだろうか。
前話より
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今回のポイント
相変わらずの距離。
- 違法カジノ……うわ、あいつならいそう
- 彼にとっての普通、彼女にとっての普通
- 伝わるけど伝わらない
諦めたくはないのに、伝わらない。
リチャードならいそう
どこかで噂は嘘で、リチャードはぜんぜん違うところで元気にしているのでは、とか私は思っていたのですが実際に違法カジノがあったようです。

違法カジノはよく出てくるよなぁ。

誰にでもわかりやすい「悪」の象徴ですよねぇ。
貴族相手に荒稼ぎするにはうってつけ。そしてメリッサが言っていますが、チャールズが軽率にやってきそうな気がします。
チャールズの写真を取りだして、さっそく聞き込み開始です。

チャールズ、子供の頃の写真嫌いを克服して今ではたくさん写真撮っているようです。
変な男にメリッサが絡まれそうになっても、アーサーがあっさり排除してくれて守ってくれますが、彼の尋問は少々過激でメリッサが目を話すとすぐに脅迫じみたものになってしまってます。
グラハムがぼそり、とアーサーの様子についてつぶやきます。メリッサの前でアーサーは良い子だ、とね。

これでも良い子の部類なのか……以前はどんなんだったんだ?
うまくいっているのか、というグラハムにメリッサは不安なことなどなにもないと思います。
それ以上深く考える前に、アーサーを見かけたという話を聞きます。大負けしてスタッフに連れて行かれたんだとか。

噂だとオークションにかけられるって……人身売買か? 本当だとしたらやばいぜ!
ツケを所持品でも払えない場合は身体で、ということは考えられることではありますね。
彼は知っていた
話し合っていると、そこに仮面をつけた主催者を名乗る人物がやってきます。警戒するアーサーですが、お客さんたちが変な男メイドに恐喝されたと泣きついてきたと話します。

変な男メイドとはなんですか! 立派な男メイドです!

怒るところそこじゃねぇ!
その点に関してだけは向こうが正しいぜ。
個室に案内されて話し合いの場が……そこでどこからかとりだしたティーセットでお茶を入れようとするアーサーに関してはいつものことなので軽くスルー。
主催者はパーティ会場の持ち主である子爵とはまた別人。子爵も『お得意様』らしいですね。
子爵だけでなく警察とも仲が良いそうで……まぁ、普通に捕まえるとかはただの令嬢であるメリッサたちには難しいでしょう。
とはいえ、メリッサもそこまで考えてはいませんしね。チャールズだけ見つかれば良い。
そして主催者はチャールズのことを知っているようです。

実はチャールズはこのカジノと関係ない、というのも予想の一つとして思ってましたが……カジノに関係しているのは間違いないみたいですね。

本当に……無警戒なやつだなぁ……傭兵にも騙されてたし
しっかりした姉さん女房タイプをもらったほうが良さそう。
話をした後で家族からお金を回収しようとしたら、彼の父親が断ったそうです。メリッサが驚きます。

チャールズの父親って……メリッサが電話して聞いたやつだよな?

ですね。つまり、息子がどういう目にあっているか知った上で無視しているわけです。
メリッサの家族が血の繋がりがなくても仲良さそうなのに対して、真逆ですね。
命の重さ
お金で解決しようとするメリッサでしたが、相手が取りだしたのは銃。ロシアンルーレットをしよう、と言い出したのです。
警備担当者に向かって撃て、と言われます。空砲ならチャールズのところに案内してくれて、外れだったとしてもメリッサたちを通してしまった部下の始末が出来るから、なんてね。

あー、そういうの、メリッサ嫌がりそう。
実際嫌がったので、アーサーが的を自分の頭に変えて、止めるまもなく撃ってしまいます。弾は空。何の躊躇もありません。
そんなアーサーを愕然と見つめるメリッサ。グラハムは無表情で見つめてます。
弾が入っていないことを重さで分かっていた、というアーサー。脅かすためにするやつだそうですが……いや、普通重さでわからないでしょう。
チャールズの居場所を教えてもらおうとするアーサーでしたが、そんな彼をメリッサは……涙を浮かべながら叩いてしまいました。

怒りながら涙するメリッサが……不謹慎ながら美しいと思いました。
このメリッサの表情は、本当にその目で↓確認↓してほしいです。表情としては怒っているんですが、悲しみというか寂しさのようなものも感じさせてくれます。
諦めれば全てうまくいくのか
自宅に帰ってきてから、アーサーとメリッサは気まずくなっているようです。
チャールズに関しては、オークションの招待状だけもらったみたいですね。勝手にターゲットを変えたから云々と言われて。
メリッサは自分のためにアーサーがしてくれたことはわかっているのに、ぶってしまったことを後悔していました。しかしグラハムは怒りは当然だと同意します。

やっぱりグラハムも重さで銃弾がないかわからないって……分かったとしてもリスク考えてしないって……普通のことじゃないよな。

その普通、というのが難しいですね。各人によって幅があり好きて。
グラハムも言います。そういう普通が合わない相手と付き合うのはしんどい、とね。実体験らしいです。
諦めて離れれば楽だ、という彼に「諦める?」とメリッサはオウム返しにつぶやきます。グラハムは可哀想な目をしながら、話題を変えるように従兄弟について話しながらメリッサの頭を撫でました。

グラハム、お調子者なところありますが、やはり常識人ですねぇ。
メリッサの感覚に近いのはきっとグラハムでしょうね。
諦める、という言葉にメリッサはあの時止めなければよかったのか。でも、それを許容するのは自分ではない気もする、と悩みます。

物事の流れとしては、たしかにメリッサが諦めたらすんなり行ったかもしれないが……どちらにせよ、二人の関係性は変わった気がするぜ。
結局メリッサが我慢するという話ですからねぇ。
夜。庭のベンチに座っているメリッサにアーサーが気まずげに声をかけます。そしてやや離れたところに腰掛けました。
悲しいと語るメリッサに、アーサーは暴力的なことのことかと思うのですが、違いました。
メリッサが悲しいのは……メリッサにとってアーサーが大切な存在であるにも関わらずぞんざいに扱ったから、です。

今までを思うとアーサーには……中々伝わらないんだろうなぁとは思っちゃいますね。
けれどアーサーは優しくて、メリッサは諦めきれないのです。
アーサーも、メリッサに誠実でいたいというのは本心。
別にメリッサは楽になりたいわけではありません。ただ……ただ、……。

アーサーに寄りかかっているメリッサの表情が……いいなぁ

今回の見所はメリッサの表情、ですかねぇ。ここも切なくて良い。
最後に一応チャールズが登場してましたが、元気そうなのでいいでしょう!

いや、いちばん大事なやつー!
まとめ
ということで、まだチャールズと出会えていませんが、なんだかいろいろと物語が進んだ気がしますね。

今まではギャグで済んでいたアーサーの行動が、シリアス方向にガラッと変わっちゃったなぁ。

メリッサがかなり読者よりの普通の持ち主と考えた時、アーサーの普通はたしかにかなり違うでしょうからねぇ。
グラハムが言う通り、普通の感覚が違いすぎる方とは、異なる視点での発見などもあって楽しいという側面もあるかもしれませんが、同時に辛いことも多いでしょうね。
アーサーもメリッサも、お互いを尊重できる関係ではありますが……どうなのでしょうね。
どういう形で二人の関係が変化していくのかと思っていましたがそういう方向できたかぁ、と感心しました。
次回あたりでチャールズ問題が解決しそうかなと思うのですが……アーサーとのことはどうなるのか。気になりますね!

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
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