【そのメイド、危険につき】第3回目――もう、守られるだけの子供ではないのだと、彼女は声を上げる【ネタバレ感想】
アーサー……好きすぎるー!
と、筆者が叫びたくなる『そのメイド、危険につき』の第3回目です。
※最初の読み切りからすると第3話なのですが……正式連載はこれからなので、第3回目としております。
今回はなんとカラー表紙! 優雅でありながら男らしくて格好いいアーサーがカラーで見れます!
そして今まではメインのキャラクターはメリッサとアーサーだけでしたが、今回は新キャラが登場します。これからますます騒がしくなりそうなメリッサの周囲にご注目!
メリッサが格好良い回! アーサーは相変わらず色気がある! そしてやっぱりお似合い! な二人を今すぐに見たくなった方は↓コチラ↓からどうぞ。
前回のあらすじ
ギャップが良い。
亡き祖母との思い出である指輪が10億の価値があったことで身の危険を感じて雇った護衛は、メイドの服を着てメイドの仕事をしたいと望む元軍人の男。
メリッサは最初こそとても戸惑ったものの、メイドの優雅さに心惹かれたというアーサーを受け入れる……ものの、平穏は中々訪れない。
そんな中、警察に相談に行くが、暴言を吐かれるだけで、何もしてくれない。
メリッサは気が滅入り、一人庭で祖母との会話を思い出していたが、そのときに池に指輪を落としてしまう。慌てて探すも見つからず、そこへやって来たアーサーが「思い出を沈めてはいけない」と汚れるのも構わずに池に入り、指輪(思い出)を見つけてくれた。
その後も襲撃されて屋敷がボロボロになったものの、指輪のお陰でアーサーというメイドに会えたと、メリッサは感謝を述べるのだった。
前話より
メイドだけど主に手、出しまくってる気がするけど、アーサーなら許す。
今回のポイント
メリッサの家庭環境が垣間見える。
- カラーで制圧中のアーサー
- メリッサの昔からの……メイド登場!
- 自慢するメリッサが美しい
- やっぱり危険なメイド
なんだか怪しい男が一人。
カラーのメリッサとアーサー!
なんとなんとっ! 今回はカラーから始まります。しかもただの表紙ではなく、アーサーの制圧シーンから!
もうこの制圧シーンを待ち望んでいる私がいます。
メリッサはそのシーン要らないと思ってるだろうけどな。
読者からすると楽しみでも、当事者のメリッサからすると……まぁ、そうでしょうね。
そしていつものメリッサ語りによる、アーサーの説明から入ったところで、人影が。いつもの襲撃者、ではなく。メリッサの知り合いのようです。
襲撃者の処理を終えて屋敷に戻ろうとしたところでメリッサに声をかけてきたのはメリッサたちより少々年上に見える女性。ぴしっとした佇まいから、セリフが特に無くても厳しそうな人かなという雰囲気がただよってます。
特にシワがたくさん描かれているわけでもないのに、メリッサたちよりは年上だという感じがちゃんと出ているのが地味にすごい。
アーサーの体格や荒々しい動きのある絵に違和感が少ないことといい、こういうところがどうしようもなく私は好きです。
カミラ、という女性がここにいることにメリッサが驚きますが、彼女はどうやらアバネシー家に使えるメイドの一人で、特にメリッサが幼い頃からそばにいたようです。
じゃあなんでメリッサがここで一人……?
身内の不幸で休んでいる間のことだったみたいですね。
と、それだけならばメイドの登場人物がひとり増えるだけ、なのですが……カミラは本日から自分がメイドとして務めることと護衛は別の人を雇ったからアーサーはクビ。すぐに出ていくように、と言い放ちます。
小さい頃から仕えていたお嬢様にどこぞの馬の骨と知れない男がそばにいて一緒に暮らすなどありえない。
そんなことはない!
と、言いたいが……なんだろう。否定はしにくいな。
もう少し言い方はあるでしょうが、メリッサが大切だと思うならば普通の反応な気がします……お兄さんが連れてきた護衛ですが、お兄さんが適当すぎるんでしょうね。
カミラさんはしっかりしていて、旦那様。つまりメリッサの父親にももう許可を取っているとのこと。
電話で父親に確認を取ればカミラにすごい剣幕で言われて、と。彼女が納得すれば何でも良いから後はよろしくと逃げられます。兄の適当さは父親ゆずりなのか。なんなのか。
メリッサはカミラの頑固さも知っているので、なんとか説得するためにアーサーの仕事っぷりをカミラに見てもらおうとします。
しかしどうも間が悪く、来客の対応はヤバいキャラの方の対応で、掃除した部屋を見てもらえばそこにも侵入者がいて対応中、などなど……普段のメイドとして完璧なアーサーを見せることが出来ません。
本当になんでその場面、というところばかりだな!
何も出来ないけれど、せめて居場所は守りたい
なんとか話をしないと、とメリッサが悩んでいると、アーサーが庭で作業をしていました。
ここ!
顎のラインとか手とかがアップされてるんですが、なんとも色気がある! 好き!
花やハーブの話をして、メリッサも手伝おうとするのですがそこへやってくるカミラ。アバネシー家の令嬢が何をしているのか、と怒られます。
そういや一番最初でもアバネシーのとか言われてたから、名家なんだなぁ。
使用人なら止めるべき、とアーサーが怒られてしまいましたね。
アーサーもメリッサをかばうように言ってくれたな。
昔から言われていただろうお説教をされるメリッサ。令嬢として正しく振る舞うように、と。厳しく教育されていたみたいです。
どうやらメリッサは父親がアバネシー家の令嬢と再婚したことで、そういった環境に身を置くようになったらしいです。だからもともと自分のことは自分でできた、と。そして令嬢としての振る舞いを、カミラに教えてもらったと。
ここで誤解してほしくないのは、メリッサはカミラのことを悪くは思ってなさそう、ということです。
言ってることはまともだし、厳しいけどちゃんとした人っぽいよな。
これ以上自分がだらしないとアーサーのことも悪く言われてしまう、とメリッサは髪を編んでいました。が、久しぶりにするせいかなかなかうまく行かずにいるところに、アーサーがやって来ます。
そして一度、絡まった髪をほどいて編み直してくれます。器用ですね。
アーサーみたいに何でも出来たら違ったのかとメリッサは思い、口にします。カミラはとても厳しいですが、いろんなことを彼女に教えてくれました。ですが……メリッサは周囲から「例の連れ子」「育ちが顔に出ている」などと言われていたみたいです。
教えてもらっても結局何も出来なかったと思うメリッサに、アーサーは「なんでもできるわけじゃない」と言います。
「ただ好きな…大事な事くらいは
自分に顔向けできるよう
振る舞いたいだけです」
メリッサも同じだと彼は言いました。周囲の誰に何を言われても、危険な目にあっても祖母との思い出を大切にしているのと一緒だと。
ここの振り向きメリッサが、普段と違う髪型なのも相まってまた可愛らしい。
その言葉を聞いて、メリッサはやはりいつもの髪型にすると言いました。
で、ここのね。横顔。驚いたメリッサの横顔をなぞるようなアーサーの手と、前髪を軽く掴んでいるコマがね……イイ。
メリッサの美しさが分かるというのもありますし、単純に手がエロい。
……そ、そうか。
顎のラインとか見ていると、メリッサ普通に美人。今は指輪が変に目立ってますけど、モテそう。
あなたが守ってくれたように
翌日。今日こそと気合を入れるメリッサ。そんな彼女の耳に届いたのは、カミラの声でした。アーサーに「クビ」だとハッキリ告げてます。
アーサーがそばにいることでメリッサが周囲からどういう風に思われるか、と。アーサーは「そんなに世間が気になるか」と言い返しますが、カミラはその言葉にピクリと反応し
「――連れ子だから何なのです。
これ以上
あの方を誰にも馬鹿にはさせない」
この言い方ってことは、やっぱりカミラが厳しいのはメリッサのためか。
それが分かっているから、メリッサのカミラに対する態度に嫌悪感を覚えなかったのですね。
カミラの気持ちにメリッサは少し動きを止めますが、アーサーの代わりはいると言う言葉には黙っていられず、飛び出してアーサーの前に立ちます。
アーサーの代わりはいない。
そしてメリッサは「カミラが世間から自分を守ってくれたように、自分もアーサーの居場所を守る」と言います。
ちゃんとカミラの気持ちも受け止めてるってのが、なんかメリッサっぽいって思っちゃうな。
普段は若干気弱なのに、こういうところでちゃんと声を上げられるメリッサ、格好いいですよね。
私の自慢のメイド
と、ここでいつもの襲撃。メリッサを抱き寄せてかばうアーサー。鋭い目つきのアーサー、プライスレス。
思うんだが、お前さん、日に日に感想がおかしくなってないか?
気の所為ですよ。
そのまま制圧に向かうアーサーですが、「自分もあなたを守ります」とメリッサに声をかけてから庭へと向かいました。
メリッサの無事を確認したカミラはめちゃくちゃだと口にします。メリッサもそのことには同意しつつも、「でも」と微笑むのです。
「私の自慢の護衛でメイドさんなの」
この微笑むメリッサはすっごく美しいので、ぜひとも本誌で確認してほしいなぁと思います。
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アーサーも大きく描かれてるんですけどね。このメリッサがマジで美人だし、よりお似合いだとか思うので、早く結婚しろとか言いたくなります。
そしてその後処理が終わったところで、カミラは一旦戻るそうです。というのも、色々放りだしてメリッサのもとに駆けつけたそうで。冷静そうに見えて直情型かもですね。
大事なお嬢様であるメリッサを守りたい、というのもあったんだろうな。
ここでカミラがメリッサの成長を感じて微笑むのですが、良い笑顔です。美人。
アーサー様、とアーサーのことを呼んでメリッサのことを頼むと言い残して帰っていきました。ただまたいつか戻ってきそうですね。そしてアーサーといろいろとやり合って欲しい。
まぁ、いろいろと誓約書は書かせたみたいだが……メリッサの寝室に入らないとか。
普通に考えて、ふたりきりなわけですから入っちゃダメですよね。
メリッサは改めてアーサーに謝ります。雇用主として頼りないと。だから環境改善のためにも要望があれば「なんでも言って」と言います。そんなメリッサを呼ぶアーサー。身をかがめ、メリッサの手に口づけながら、いつもの「わたくし、男ですから」というセリフを口にしながら注意します。
なんでも、は言ってはいけない、と。
真っ赤になるメリッサ……そんな、定番化した流れで今回も終わりか、と思いきや……また新たなキャラが登場して「大尉殿」と気になるセリフで終わっていました。
まとめ
今回もアーサーは相変わらずエロいのですが、メリッサの過去や家族事情が少し判明し、なんといっても彼女の格好良さとか美しさが際立つお話だったかな。
メリッサは普通っぽさが魅力でもあるんですけど、あのほほ笑みはマジでキレイ。惚れてまう。あんなふうに微笑んでもらえるアーサーが羨ましいけど、二人揃ってそ互いの魅力を引き出せるのがこの二人な気もするので、OKです!
はぁ、尊い二人。エロい。
一応言っておくが、この漫画健全だからな!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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そして改めて、連載&単行本化おめでとうございます!