【ひねくれ騎士とふわふわ姫様】第9話①――「ごちそうさまでした」と笑うのは、大嫌いな貴族……のはずだった【ネタバレ感想】
※筆者は最近こちらの漫画を知り読み始め、1巻+アプリ公開中(24/08/23現在第8話1まで)のお話しか知りません。ご了承ください。
いきなり言い訳から入りましたが、月刊少年ガンガン24年9月号に載っていた第9話①の感想をやっていきたいと思います。
今回は妖精さんやミニチュアハウスは出てきません。人間がメインの話となってますが、これまたほのぼのな未来を予測させてくれそうな人達が出てきます。
今回は領主さんも出てきます。そう。あの領主です。
我らが姫様、クローニアに多少のパンを渡すだけだったり、ボロボロで手入れが行き届いていない城を貸したりしたあの領主です。
ただ今回は領主よりも、そんな領主が連れてきたとある人物が主のお話となります。
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前回のあらすじ
まだなーしです。
あらすじ
前話より
今回のポイント
よく生きてたな。
- また中々素直な人が来た
- 食材の序列
- 胸がじんわりとする
言った方も傷ついてるの可愛い。
新たなほのぼのキャラの追加か?
今回は料理人ゴータ、というキャラクターがメインのお話です。
いきなり回想シーンだが、なんだ?
無理難題出されて、ゴータがそれを仲間の料理人と一緒にクリアした時の話みたいですね。
いい話っぽい……と思ったらいきなり「貴族が嫌いだ」だと!?
姫様は王族ですし、ルークスも庶子とはいえ貴族です。そんな二人の前で言っていい言葉ではないですね、普通なら。
領主の慌てた様子にゴータも気づいて慌てて言葉を取り繕いますが、ハッキリと言ってますからね。無理でしょうね。ルークスも「いやいや」と言ってから、「俺もだ」と同意しました。
貴族なのに貴族が嫌いだというルークスに、ゴータは驚きつつも理由を尋ねられたので話します。
何でも以前勤めていたところで、仲間の料理人たちと食材を馬鹿にされた、ということらしいですね。
?
食材を馬鹿にってどういうことだ?
それはまた後ほど説明があります。
この世界ならではのとある理由があるんです。
しかしこのゴータも中々で、料理を捨てた主人のクビを締め上げたそうです。
そうか。締め上げ……えっ?
よく生きてますよね……。
不敬罪で罰せられそうなところを、ここの領主のモルデブランドが助けてくれたんだとか。
この領主、いいやつ、なのか?
申し訳ないです。
まだハッキリとこの人物の話を見れてなくてお答え難しいですが、良い人っぽい?
とにかく、ゴータはそんなことがあったため貴族に料理を作ることができなくなったと。
自分が料理を作れば料理も食材も馬鹿にされて迷惑をかける、と。
で、ここで「出来の悪い料理人」という言葉が出てきます(正確にはもう少し前にもでてきます)が、どうやらこの前の話でモルデブランドがゴータのことをそういう風に紹介したそうなんですね。
しかしルークスが見たモルデブランドはその言葉に傷ついた顔をしていて、そしてどうもゴータのためにモルデブランドが何か作戦? を考えたそうでその一環として口に出したっぽいです。
※詳細が分かり次第、この部分は修正か加筆します。
うぅ、傷ついている顔を見る限り、この領主も悪いやつじゃなさそうだが。
姫様の状況を放置した理由は、何かちゃんとしたものがありそうですねぇ。
まぁそもそも姫様がまさか一人で来るとは思わないですよね。
とにかく、だから自分を雇わないでくれというゴータにルークスがなにかいいかけますが、それを遮った姫様が「お腹が空いた」と手を上げます。可愛い。
ルークスも同意し、ゴータの料理が食べたいと二人は言います。
モルデブランドは食材もちゃんと用意していて、最初からそのつもりだったのが伺えます。戸惑うゴータを促しているところからして、やはり悪い人には見えませんね。
食材の序列
手入れの行き届いた台所。そこに並んだ野菜の保存食にゴータは驚きます。というのも、この世界(国?)では食材に序列があるそうです。
食材の序列?
なんでも空に近い存在ほど高位で地面に近づくほど序列が低くなる、という話があるんだとか。
姫様が不思議そうに首かしげているのが可愛い。
- 鶏肉(神)
- 豚肉・牛肉(空)
- 魚(水)
- 果物(地)
- 野菜(地)
とはいえ、第2話でルークスは城に食料がパンしかなく、ビタミンが足りないと栄養価気にしていますし、玉ねぎ君からもらった野菜を使って料理したり保存食を作ったりその方法を姫様に伝えたりしているので、偏見はないでしょうね。健康が第一。
姫も「お野菜好きです」と言ってます。
まったく嫌悪感なさそうな二人に、ゴータはようやく料理を作ってみようと思ったのでしょう。動き出しました。
外に出て待ってて欲しい、と。
今回は姫様のクラフトシーンないんですが、このゴータの料理シーンが入ります。
おおっこの料理ってあれか!
絶対に美味しいやつじゃねえか!
使っている食材は角イモというもの。そう。イモ。地中のものですから、先程の序列で言うと、一番下。貴族はとても嫌いそうですね。
ゴータの回想シーンでは、貴族がそのイモの料理を「地下の食材を食べさせるのか」「家畜の餌だ」などと言ってますね。そして料理長たちが責められてるのを見て止められなくなったゴータは……という。
ルークス、姫様、モルデブランドは外でゴータの料理を待っていました。領主などはにこにこしてます。
そしてやって来たゴータが出したのは……上げたイモ……いわゆるポテト。
この世界においては芋を揚げるのはかなり斬新らしく、ルークスも驚いていますが美味しいと二人共大満足。
「ゴータさんがウチに来てくれたら
これを毎日食べられるんですか?」
あっという間に殻になった皿と、純粋に嬉しそうに声をかけてくれる姫様に、ゴータの胸がじんわりと暖かくなります。
ゴータは、料理人を辞めようとしていました。辞めたいのかは分からなったものの、彼自身、どうしたら良いのかわからなくなっていたところを、モルデブランドの提案でここに来たみたいですね。
さらに笑顔でごちそうさまと言われたゴータは、頭を下げてここで働かせて欲しい、と二人に言いました。
やっぱり自分が誠意込めて作ったものを、こうしてちゃんと受け止めてくれるってのは嬉しいよなぁ。
我らの愛しい姫様が、ゴータの言葉を断るわけ無いですね。
で、めでたしめでたし、という感じで笑顔の姫様。隣にいるルークスとその肩に乗っている玉ねぎ君……セリフもなにもないのに、玉ねぎ君がいるとなぜかホッとする(笑)。
そして最後に姫様は、ゴータに「お菓子作りを教えて欲しい」とお願いするのでした。
次回は姫様のお菓子作りでしょうか。可愛い姫様とお菓子作りとか絶対愛しい。見たい。
まとめ
ということでやはり登場人物が皆が皆可愛らしいですね。今回は妖精さんたちの出番は少ないですが、玉ねぎ君がいてくれたのと姫様が可愛かったので問題なしです。
お前さんは最近姫様可愛いとしか言ってなくないか?
可愛いのは可愛いので仕方ありません。
それはともかく、これで城の住人が増えましたね。料理に関しては健康面もありますから、大切です。ゴータならばちゃんと野菜を使った健康的なものを用意してくれそうですね。
他にも姫様の世話というか、面倒を見てくれる侍女的な人がほしいですね。自分で短く整えられるとは言え、同性で頼りがいのある存在はこの姫様には必要な気がします……同年代もいいですけどねぇ。教育的な意味合いでも、個人的には年上を押します。
お前さん、本当にクローニアに弱いな。
むしろこの姫様に厳しくあたれる人の方が珍しいのでは。親方出来ます?
うっ。たしかに無理かも。
とまぁそんな感じでまた賑やかになったお城ですが、お菓子作りも楽しみですね。お菓子を作りたかっている姫様の理由は……誤解な気もしてますけれど。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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