【WIND BREAKER】第4話『衝突』――お願いしますと、ケンカを初めて託された【アニメ-ネタバレ感想】

前回は満を持して登場! フウリンの総代! 梅宮一! 声もかっこいい!
けどまだまだ彼がどうしてトップに君臨しているのかが分からない。そんな状態です。
というより、周囲からめちゃくちゃ好かれてるってこととなんだか明るくて脳天気な感じの子だなぁというのが分かっただけですかね。良いお兄ちゃん的な。
ああ、あと野菜好き。
食べるほうが好きなのかは分かりませんが、少なくとも育てるのは好き、というか育ててる。屋上には専用の道具もおいてあるし……授業せずに畑いじりしてそう。おい高校生!
今回はいよいよそんな対象の凄さの片鱗が見えるお話となっています。さて、どんな人物なのか。
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前回のあらすじ
ボウフウリン総代。
いきなり喧嘩をふっかけてきた杉下はボウフウリンのトップの狂信者で、桜がテッペンを取るといった発言にキレたと判明。
そのまま喧嘩の続きをと思ったら校内放送がかかり、その声がボウフウリン総代の梅宮だったことで場は静まり返る。明るくふざけた口調なのに全員に一体感を覚えて桜はどんな男か気になった。
街の見回りではただ歩くだけ、ペンキを塗って落書きを消すなど地味なことをしたが、柊から「必要としたりされたりするのも楽しい」という言葉に考え込んだ。
そんな中、他のチーム『獅子頭連』との境界線で中学生が獅子頭連に追いかけられているのを発見する。桜と杉下は相手の境界に入ってまで獅子頭連を蹴り倒し、それをきっかけに獅子頭連と一触即発に。
今回のことを梅宮に話すため、学校の屋上へと向かうとそこには……野菜の苗を嬉しそうに抱える男がいた。
前話より
今回のポイント
大変だ……苗と畑の数が合わない!
- ししとうは胃が弱いなら止めておけ
- 全面戦争!?
- チーム対抗
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胃痛の種が蒔かれる
柊が深刻そうな顔で「大変なことになった」と言うと背を向けたままの梅宮は知っているとばかりに頷き、一瞬自体を把握しているのかと思いきや……畑の話でした。苗と畑の数が合わないんだとか。

呑気だなぁ!

遥は唖然とし、蘇芳は柊の胃痛の原因を悟ります。
梅宮に関することだと杉下が喋ります。でもほんと、梅宮以外のことでは喋らなさすぎるよ、君。
と、そこでようやく梅宮は柊だけが来たわけではないことに気づきますが要件はまるで察してません。遊びに来たの? 的な反応ですね。
そして改めて挨拶……かと思いきや、苗の紹介をする梅宮。真剣に聞いてうなづいているのは過ぎしただけで、柊もイライラとしてます。あー、また胃薬が。
で、抗争の原因を作ってしまった中学生の子は震えていて、蘇芳はそんな彼に優しく声かけてます。

ここだけ切り取ると普通に優しい高校生だよなぁ。気遣いができる。
本当につかみにくい男です、蘇芳。

杉下が遥に喧嘩ふっかけてきたときも、なにげに楡井を巻き添え食わないように避難させてくれてますしねぇ。周囲が見えてます。
柊はストレスで貧乏ゆすりしてます。どうやら梅宮は話し出すと止まらないそうで、こちらの話は聞いてくれなさそう。
遥はうげっとしてますが、そのちびキャラが可愛い。もう遥という存在が可愛い。

一個人に肩入れしすぎている!
とはいえ、声だけで教室の雰囲気をガラリとかえ、杉下のような狂信者を生み出すほどの人物なのは間違いなく。遥はそこを見極めようとしていました。
お兄ちゃんと弟たち
いたたまれなくなった中学生笹城が説明しだします。蘇芳は苦笑して、いたたまれないよね、とココロの中で同意。最初の出会いはともかく、やっぱり常識人ですよね。
彼が話すところによると、万引き犯を見つけたから追いかけて、するといつのまにか向こうの領域に入ってしまい追いかけられてしまったと。彼もまたボウフウリンに憧れて街を守るべく行動しようとしたみたいですね。どれだけボウフウリン人気なんだ。

でもこれで少し納得しましたね。この街の子なら隣の獅子頭連の領域に入っちゃ駄目だって分かっているのになんで入ったのかと疑問でしたが。
とはいえ、中学生で万引き犯捕まえようとするのは少々無謀かな。
自分が火種になってしまったと涙しながら泣く彼に、梅宮は怒るどころか守ろうとしてくれてありがとうとお礼を言って、にこっと笑いました。
あとのことは、お兄ちゃんたちに任せなさい!

ああ……これか。梅宮がみんなを惹きつける理由。
なんとなく伝わってきますね。
能天気に見える笑顔ですが、実績を含めた頼りがいのある笑顔です。ただヘラヘラ笑っているだけでない安心感が見えます。
助けた方法が蹴り飛ばした、というのにアハハと笑うので平和主義という感じでもなさそう?
ダメ押しした遥の「ダセェ」発言のことを聞いても「オレもそう思ってた。よく言ったなぁ」と嬉しそう。彼も言ってますが、町の人達のことを家族みたいに思って、後輩たちは弟みたいな感覚のようです。

本当にみんなのお兄さん、という感じのようですね。

で、遥からすると初めての感覚か。頭を撫でられて……心が熱くなってる。
杉下が嫉妬してるのかちらちら枠外に収まってくるのが面白い。
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と、ほのぼのしたところで柊の携帯に連絡が……獅子頭連が攻めてきたっぽい。
拡声器で元気な男の子の声が響きます。その子は獅子頭連の頭取だそうです。

ここでOPでーす!
獅子頭連とのチームバトル勃発
ちょっと意外に最初思ったのは獅子頭連の頭取が可愛らしいショタ系だったことですね。でもたしかに副頭取が大人なタイプのキャラだったから頭取はまた違うタイプでと考えるとショタはあり。

すごいメタ読み!
副頭取の十亀より強いのかと遥は喜ぶんですが、何かぞくっとするものを感じ取って後ろを向きます。
梅宮の気迫……?
そして全員で下に降りていきます。……階段で!

人間離れした動きで喧嘩はするものの、さすがに屋上から飛び降りるみたいなことはしないようです。
そんなことになんかちょっと安心してほのぼのした視聴者は私です。
動くなという梅宮の言葉に遥は動けなくなります。これがトップの実力……まだまだ遥に足りない気迫みたいなもの。これは経験の差も大きそうです。フウリンのテッペンとるにはこの域に達しないといけません。
兎耳山という頭取は、しかし明らかに目がイッちゃってます。子どもっぽい言動ですけどね。

けどやっぱり喧嘩の動きは良いな! あと表情な!
ここで兎耳山は梅宮が欲しいと言いました。頭取になってから兎耳山は楽しくなくなったそうなんですが、梅宮はトップにいるのに楽しそう。だからフウリンごと梅宮を自分のものにする、とね。
めちゃくちゃですが、梅宮は同情の目線を向けます。辛かったなってね。
ただ兎耳山には何のことか分かりません。
そしてそこに獅子頭連の他のメンバーもぞろぞろやってきます。
さらにここはフウリン高校。当然ながら他の生徒達もいるのでタイマンなんて出来そうな雰囲気ではありません。全面戦争になってしまうでしょう。
ということで日を改めてのタイマン……それも5対5でやることになりました。
こちらのメンバーは梅宮・柊・蘇芳・杉下・遥、です。

めいいっぱい楽しんで喧嘩しよう、という兎耳山の台詞にこの子達の世界観がよく伝わってきますね。
驚きの事実いろいろ
夜。ことはの喫茶店にて柊と梅宮意外のメンツが集まってご飯を食べてました。

ずっと気になってたけど、これちゃんと金払ってるんだよな?
……たぶん?
男子高校生。しかも喧嘩盛りという肉体派の彼らの胃袋をただで支えるのはかなり大変ですしね……。
楡井がやばいやばいと頭抱えてます。うんうん。こういう人物が一人はいないと引き締まりませんよね。

ただ楡井は情報を知っていても、ほんとうの意味でのみんなの強さとかは分かってない感じですね。
他のみんなは騒いでもどうしようもないからと腹をくくってます。
遥はさっさとオムライスだけ食べて、野菜は残してました。野菜嫌いなのも可愛い。
そして梅宮たちがいないのは、どうやら学校の他の面子をなだめるためのようですね。そりゃあれだけ喧嘩売られたらねぇ。しかもトップをくれとかほざいてるわけですしおすし。
と言っていたらなんとやら。梅宮がやってきますが、ことはに対しての愛がすごい。
梅宮とことはは同じ施設で育った仲で、梅宮はことはのことを妹みたいに思って溺愛しているようです。

あー、ことはが危険な目にあったらややこしいって柊が言ってたのは、こういうことか。

個人的にはことはが16と聞いて「?」ですね。まじで二十歳越えてると思ってました……まぁ、アニメ公式ページ覗いて知ってはいたんですが……見えない。
しかしことはへの溺愛に対し、ことはの梅宮への対応は適当という塩対応。
あと、柊ですね。柊も何か考え込んでいるんですが……柊に勝負を挑んだ佐古という少年との昔の光景? っぽいものが流れます。
昔の獅子頭連
考え込む柊に梅宮が声をかけ、柊は昔の獅子頭連の話をします。
獅子頭連はただ純粋にケンカの強さを求めるチームだったそうです。

血の気は多いが、中学生を追い回すようなことはなかった、とね。

昔はボウフウリンとも揉めたことがあるそうですが、妙に心地の良いケンカだったと。
なのに兎耳山が頭取になってから悪い噂が流れるように……。
昔の兎耳山も十亀も、力の絶対信仰のチームのために行動するやつらだったのに何かがうまく行かなくなったんでしょうね。
一対一の喧嘩が強いことと、トップに立つことが違うように……今の遥が無理やりボウフウリンのトップになったら、同じようなことが起きそうですね。
梅宮は原因は兎耳山だろうと言いました。詳しくは分からなくても、明日『話せば』分かるだろうと。
話す……喧嘩をすることでの対話。拳の会話。
そして解散となるわけですが、中学生の笹城が改めてお礼を言い、「明日よろしくお願いします」と頭を下げるのを遥は不思議な気持ちで見るのです。
彼が喧嘩をするのはいつだって自分のため。誰かのために、誰かに託されて喧嘩をすることはなかったから。
翌日。獅子頭連のアジトに向かうボウフウリン代表者たち+楡井。
喧嘩をするのはいつものこと。だけど誰かのためのケンカは初めてで……いつも以上に負ける気がしない遥。

遥……1話毎にやっぱり何か学んでる感じするなぁ。
そして向こうも出迎えてくれて……というところで今回は終わりです。
最後のまとめの部分では遥の野菜嫌いについて楡井と話しているのでこれもおすすめです。可愛い。
まとめ
ということで今回は戦いの間の話、でした。
あらためて、どうして獅子頭連に中学生が追われていたのか。そして昔の獅子頭連は本当に力の絶対信仰、という感じのチームだったみたいですね。

多分普通に兎耳山たちとも仲良かったんだろうな。
チームは違えど、おそらくは。
そして明らかになったのは、チームのトップとしての幸福度の違い。これはトップとしての器があったかどうかも関わってそう。兎耳山はケンカは強かったけど組織のトップとしては……もしくは支える者たちの問題か。
梅宮は変わり者ではありますが、紛れもなくトップの資質を兼ね備えてます。遥もこの域に……いつか達するんでしょうか?
あと驚きの事実……ことはが……16歳だったという。

そっちかい!
梅宮との関係じゃないのかよ
梅宮とはなんか関係あるんだろうなとは前から示唆されてたのでそんなに……。それよりもことはが16……26とか言われても納得できるのに。

おい……あんまり言い過ぎると梅宮か杉下が怒……

ふごっ! …………(何かが飛んできて倒れる)

……遅かったか。

ここまで読んでくれてありがとな! じゃあ、まったなー!
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