【末永くよろしくお願いします】第61話――コレが最後……次からはどうかあなたから【ネタバレ感想】
両思いになった輝と清水。しかしながら、だからこそ、離れて暮らすことになった二人。
保護者と子ども、から許嫁になったわけですが……なったからこその距離感というのは大切ですね。昔ならいざ知らず、今の常識もそうですし、法律もありますしねぇ。
しかも二人の関係性はかなりややこしい……当主の恋人(本当は恋人ではなく、元々別の相手がそれぞれにいたのを周囲の大人が無理やりくっつけようとした)が駆け落ちして生まれた子ども=清水、と当主の兄の子(つまり正当? な鷹司の血を引いている)輝が恋仲になった、という。
改めて考えてみても、複雑過ぎますね。
更に言うと当主も当主を止めたくなっていたのでついでに辞めて姪っ子と一緒に住んで隠居しよう、とか言い出したというのが前回でした。
……やっぱり当主辞めようが一番の爆弾発言な気がするぜ!
引っ越しまでの間、なんとかイチャイチャしようとする輝ですが、清水はガードが強くていちゃいちゃできませんでしたね。
さて。今回はいよいよ引っ越しですが……輝はイチャイチャできるのか! 清水はイチャイチャを阻止できるのか! ↓乞うご期待!
前回のあらすじ
清水は情弱乙。
両思いになれた輝だが、清水は家を出ていくという。
セキュリティーのこともあり、輝が家を出て叔母と一緒に暮らすこととなった。叔母に「許嫁になる自覚を持て」と言われた輝。少し納得するが、やはり恋人らしいことをしたいと不満げ。
そんな輝に、清水は成人したら正式に婚約者として迎えに行く、と言った。
引っ越しの準備中。荷物が崩れて下敷きになりかけた輝を清水がかばった。恋人らしい接触をしたいと思っていた輝は、急に目の前に表れた恋人に顔を真赤にする。
清水は一度ですまなくなる、と言い離れていった。知りたいのなら、おとなになれと言葉を残して……。
前話より
それは子ども扱いか。願望か。
今回のポイント
過ごしたのはたった一年……けれど思いであふれる一年。
- 長年の片思い
- 清水のデレが止まらない
- けれどやっぱりコレ
変わったようで、変わっていない。
片思い歴が長いのは――
無事に引っ越しの準備を終えた輝。イチャイチャは出来なかったみたいで不満げ。
色んな人が手伝いに来てくれるのですが、その中には当然のように清水の親友である星路がいました。両思いおめでとうと言ってくれますが、輝の中では最大のライバルでもあるのでイチヤイチャできなかった輝としては「煽りか」と思うのでした。
引越し業者が来るため、叔母と一足早く新しい住居に向かう輝。門をくぐり、振り返ります。
考えてみたら、この家で過ごしたのはわずか1年。されど1年。
それも父親を亡くしてからの一年ですからね……。
格子ごしに清水と目が合う感じが良いなぁ。
父をなくした悲しさから早く立ち直れたのは、間違いなくその1年に起きた思い出のおかげで、大切な場所。
清水は「行ってらっしゃい」と言いました。
そう。これでお別れではなく、ここは輝の帰って来る場所なんです。
恋い焦がれた恩人
荷物を積んだ軽トラックに乗り込んだ星路と清水。やたらとニコニコしている星路はこう言います。
「やーっと想いが叶ったんだなって」
ん? やっと?
ここで清水の学生時代の話が出るんですが……これがまたいい!
思い詰めていた清水の書――年賀状を気に入ってくれた輝。その当時は会ったこともないわけですが、今年の年賀状も気に入ってくれたという話を親父さんから聞いて、喜んでいるシーンです。
清水が……めっちゃ受けの顔してます!
もうちょい言い方あるだろ!
そうですね。星路も言ってますが「恋している」顔してます。めっちゃ乙女顔。
いやっ本当に! めちゃくちゃ乙女な顔をしているので、気になった方はぜひ直接お確かめください!
清水には自覚はなく……恋愛を避けていた時代でもありますし、否定しますけどね。
そして大人になって、輝を引き取ることになったときには保護者として恩返しする、と言っていたんですが……?
恋人になっちゃいましたねぇ。
思い出して凹む清水。恩返しできてない、と。
しかし星路は今の二人が幸せだからそれでいい、と笑います。
清水は本当にいい友達と出会えたよなぁ。
発言力がある方
時間はまた現在へ。
マンション? に清水たちがつくと輝たちと心がいました。心の家、安摩宮は不動産も強いらしく、そんな彼女の実家が運営する物件のようです。
さすがお嬢様。部屋ひっろ!
しかも部屋余っているそうで、輝が清水誘ってます。
それは本末転倒すぎる!
それを聞いた叔母が男手がいるなぁ、と言いますが当然清水は拒否。代わりに叔母は宝船に電話して一緒に住めとか言い出します。
電話越しにめちゃくちゃ動揺しているっぽいのが見えるんですが、仕事なんて隠居しろとか云々。
ここの吹き出し文字がなんとも凝っているので必見!
輝が見習おうとしているが、見習うなよ!
しかし清水には余裕はありません。輝を敬愛している心からものすごく睨まれています。捨てられないようにな、という捨て台詞を言われてしまいます。
そんなところに現れる輝。キス待ちしてみる彼女に呆れる清水。余計に寂しくなるから止めてくれと言われてしまいます。
輝はやや驚いたように清水も寂しいのか、と問います。そして「好きなのだから当然だ」と清水はデレるのでした。
その時は、あなたから……
夜。帰ろうとしている清水に、輝はもう少し先まで見送ると追いかけていき、トラックの荷台に乗ろうとまでしました。
うん。なんか……輝っぽいな。
ちゃんと部屋に帰れと言う清水に、輝はキスをします。これで我慢するから、と。
今までは自分ばかりが清水のことが好きだったけれど、清水も同じだと理解したから、我慢する……。
……我慢……できるんですかね?
少しは信用してやれよ!
迎えに来てくれるのを待っているから、次はそちらからしてほしい、とね。
ここのお願いする輝が、珍しくいじらしくて素直に可愛らしい顔をしているので必見。
いいですねぇ~。清水からのキスはどんな感じになるんでしょう。
なんかいろいろとムードを気にして男らしく決めようと計画立てるものの、うまく行かずにドタバタしたキスになると予想!
こっちの信用もゼロかぁ。
だってこの約束させられている時点で……ね?
結局変わらない
そんな風に未来を約束した二人でしたが……。
別の日。清水の家には輝がいました。
というのも、今は家に叔母がいないそうです。跡継ぎの諸々で本家に行っていて、宝船も突然言われたのですぐに来れない。
となると、一人でマンションにいるよりは清水がいる家のほうが安全でもある。
もちろん夕食後は帰るみたいですが
でもほとんど今までと変わらなくね?
さすが輝……変わらない日々、いいじゃないですか!
とはいえ、また何か障壁がないと面白くないんですが……今度は鷹司本家の妨害云々がかかってきますかねぇ?
楽しみですね。
まとめ
今回はとっても珍しい、大人しい輝が見れる……ようで、やっぱり輝は輝でした!
完全に夜に関しては離れるそうですが学校はまだ続くわけですし、顧問してますしね。
でも仕事してて夜遅くに帰ってきた時、輝がいなくてめちゃくちゃ寂しくなってそう。
清水はありそうだなぁ。輝も寂しがっても、ある意味そういうのは強そうだ。
ある意味で真逆な感じがあるので良い二人ではあるんですよね。
しかし今のところ「くっつきましたー、おめでとう」な状況なので……ここからどうなるんでしょう? 完結……?
清水の両親への誤解も解けたし、二人のすれ違いも無事に消えたし……んー?
気になる……次回、果たしてこの先に何が待っているんでしょうか!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
なんともいじらしい輝の姿を見たくなった方は↓コチラ↓からどうぞ!