【推したいしております】第10話(最終回)――恋をしなシャレ!【ネタバレ感想】

太陽くんの姉、ルナ……結構年上かと思いきや意外と一つ上なだけかつ、ひねくれお馬鹿さんでした。
いえ、ひねくれているように見せかけて純粋? なようでいてやっぱりひねくれているお馬鹿さんでしょうか。
とにかくどこか憎めない。そんな子でしたね。
で……残念ながら今回で【推したいしております】は最終回……そう! 最終回です。なんでっ?
すっごい悲しみに浸りつつも、今回も「うおおおおおっ」なシーンがちゃんとあるのでご安心を!
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前回のあらすじ
ひねくれもの。
ルナは言う。自分も太陽のことを嫌いになりたくなかったと。
しかし太陽がいると誰も自分を好きになってくれない。嫌いになりたくないのに嫌ってしまう、そんな自分も嫌いになる、悪循環に陥っていた。
太陽はそんなルナに、彼女の努力を知っている。だから決して嫌いじゃないと声をかけた。
理子もルナを励ます言葉を口にするが……ルナはそのまま一度去ってしまう。
二人きりになり、太陽が無茶をした理子を怒った。太陽の負担を考慮してのことだと言う理子に、理子と恋人のふりをするのは無茶じゃないと顔を近づけ……。
タオルを私に戻ってきたルナは、今度改めて謝るから自分とも仲良くしろ、と言って去っていくのだった。
前話より
キーッス、キーッス!
今回のポイント
みんなで遊ぼう。
- 謎だったゲームの謎が今謎に包まれる!?
- 速攻でソレを選んでしまった
- ファンではない
好き。には、いろんな好きがある。
恋をしなシャレ! ゲーム大会
理子ちゃんの部屋に集まった4人。早速皆で遊ぼう、を実行しているようです。
企画は理子ちゃんで、女性が苦手な太陽君のことを考えて藍朱くんもいます。

男女二人ずつだからバランスはいいよな。

ですが理子ちゃんや太陽くんとしては別の思惑もあるみたいです。
理子ちゃんと太陽くんは恋人、ということになっています。少なくともルナはそう思ってますし、藍朱くんは太陽くんが理子ちゃんを好きなのを知っています。
なので二人きりのほうが良かったのでは、と思うわけですが理子ちゃんと太陽くんは前回のキス(ふり)から、ふたりきりで顔を合わせづらい状態になっていました。
どうあっても二人にはいて欲しいわけです。

しかし太陽はともかく、理子までこんなに引きずってるのは意外……でもないのか? 今までもそうだった気も。
理子ちゃんの一番は殿ですからねぇ……でも、素敵な人にドキッとしてしまうのは罪ではないでしょう。

太陽くんが急だから、と拗ねてる理子ちゃんが可愛いです。
そして始まったゲーム大会ですが、なんのゲームするのかと思ったら……なんとあの! 『恋をしなシャレ』でした!
そう! 理子ちゃんの推し、殿が出てくる乙女ゲームですね。
めちゃくちゃ気になっていたゲームの内容が、ようやく明らかに……。

いやたしかにオレっちも気になってたが……って、いきなりキャラ選択画面おかしくない!?
見事に殿以外、人間じゃない!
いやしかし、乙女ゲームにはめちゃくちゃクセが強いものがたしかにありますので、これくらいならありえる……かも?

ちなみに殿以外はツチノコ、宇宙人、おばけです。
ルナがちゃんとツッコミを入れてくれる安心感。
ちなみに太陽くんはゲームを知らないというのもあるでしょうが、まずは女性ではないかどうかが気になりますし、藍朱くんはコスプレイヤーとして鍛えられているせいか動じてません。
ちなみに宇宙人の皮がはげて異国の王子様が出てきます。格好いいんですが登場の仕方がホラー。
ルナはおばけキャラが変化したショタっぽいキャラを選んでいくことに。しかしこのキャラ、中々攻略が大変だそうで……これまたホラーなバッドエンディングに。
逆にレアなバッドエンディングを出したルナ。ゲームにツッコミ入れつつも、ムキになってるようです。
と、ここでそんなルナの仇討ち(?)で、理子ちゃんがプレイし始めます。
理子ちゃんだとしたら?
理子ちゃんはプレイし尽くしてるからあっさりクリア……じゃなくて理子ちゃんが落とされたー!

さすが理子ちゃん、ブレない。

そんな持って太陽は……殿に嫉妬してるなぁ。
ムスっとしている太陽くんは癒やし。
続いて挑戦するのは藍朱くん。一体誰を攻略するのか、と思ったらサクッと殿のエンディングを迎えます。
さすが殿を演じているだけあります。
が、女子たちからは不評です。
そしてついに太陽くんの出番。
なんとスペシャルステージが出現(激レア)! なんとキャラクター全員が女の子になってしまった上に全員から求婚が確定、というよく分からないモードに!

え……今どきの乙女ゲームってこうなの?(どきどき)

絶対に違うだろ!
女性恐怖症の太陽くんには地獄のステージ。ゲームでもダメなのか、叫んでます。
選択肢が表示されますが全部いやだと思う太陽くん。そんな彼に藍朱くんが耳打ちします。
この相手が理子ちゃんだと思ったらどうするか、とね。
ここで太陽くん、即座にとある選択肢を取るんですが……なんの選択肢を取ったのかは↓コチラ↓でご確認を!
ちなみに藍朱くんにからかわれて、太陽くんぷるぷるしてました。
推したいしております
とんでもないゲームでしたが、なんだかんだと楽しんだ4人。ルナが帰ろうとしています。あとは恋人の時間を過ごせ、とね。

あ、そういえばルナだけ二人が本当の恋人だと思ってるんだったか。
他のメンバーとしてはここで全員解散、な予定だったわけですがルナが「恋人の時間」と言ったことで太陽くんが帰れなくなってしまった上に、藍朱くんの手を引いてルナが帰ってしまいました。
藍朱くんとしては二人をからかいたかったのですが、ルナはまだ太陽くんとふたりきりで帰るのは難しい……不器用な彼女に、藍朱くんは今回だけはと付き合ってあげるのでした。

続いていたらこの二人がくっついてたんでしょうか……能力値高い藍朱くんと、ステは低いけどツッコミ人なルナはバランス良さそう。

藍朱も努力するルナのこと評価してくれそうだし、ひねくれてるところ含めて包容してくれそうではあるよなぁ。
なんだかんだと藍朱くんは、自分の好きを否定される悲しみと戦いつつ独立した未来のスパダリなので、ルナとは相性良さそうです。
部屋で二人きりになった理子ちゃんと太陽くんはどうなったでしょうか。
気づいていた
太陽くんは帰ると言いますが、今帰ったらルナに怪しまれます。理子ちゃんとしても二人きりは気まずいものの、バレるわけにもいきません。
で、ここで衝撃の事実が発覚します!

なんとこの部屋。家族で住んでいるのではなく、理子ちゃんの社宅らしいです!(一人暮らし)

仕事をするために借りたって……まだ学生なのにまじですげぇな。
特に殿のゲームに手を抜けないから、と言う理子に太陽は何か言いたそうな顔をします。
ナレーションも「太陽は気づいていた」とあります。
何にか、というと以前藍朱に言われた理子のファン、というやつについてですね。太陽はファンではない、と分かったんです。
殿に嫉妬して、そしてキスなんて……とね。
「あなたのパートナー失格です
それでも俺は
理子さんの側にいたいと思ってしまう」

ふおおおおおおっ! いいね! いいよ、太陽くん!
おしたいしております
そしてここで、タイトル回収『お慕いしております』を理子ちゃんが口にします。
殿は別格としても、太陽くんは自分の好きを大事にしてくれる大切なパートナーだと。
更に今回は……太陽くんからまさかのハグの提案!

緊張して目をつむりながら両手を広げる理子ちゃんラブ。

うわおっ! しかも太陽からも「お慕いしております」きたぜ!
理子ちゃんのはまだ完全に恋愛という意味合いではなく、大切な人、という意味だったでしょうが……太陽くんのこれは完全に、ですね。
あなたよりも、と言う太陽くんの温かな表情! くぅっ~~~~~これは実際に見て↓感動して欲しい! 太陽くんの告白といい笑顔!
理子ちゃんにまったく通じない……かと思いきやそうでもない? 顔を真赤にしちゃった理子ちゃんがマジで可愛い。可愛い。ってか、色っぽい。

告白に聞こえちゃった、じゃないですよー! そうなんですよー!
動悸がしている理由がわからない理子ちゃん。うまく気持ちを言葉にすることもできません。
けれどもそれは決して不快な気持ちではなく――。
最後は二人、楽しくゲームして終わりです。

楽しそうでなにより……って待った!
乙女ゲームでバトルモードってなんだよ!

マジで謎すぎる『恋をしなシャレ』……奥が深い
とにかく、殿が「恋をしなシャレ」と言っているのでした方が良いと思いました、まる!
まとめ
はい、ということで私の一押しだった『推したいしております。』が終わってしまいました。くぅ~~~、辛い。
今後、この四人で仲良くしながら太陽くんが頑張って押して押して押して、理子ちゃんに気づいてもらう……感じになったんでしょうか?

くっついて欲しいと思う反面、理子ちゃんには永遠に殿推していて欲しい願望もある

そこの両立ってできねーもんか?
できる気もしますが、そこらへんは推しというものに対してのそれぞれの考え方の違いが関わってくるので、沼です。
と考えると、ここで終わっていて良かったのかも……と思って慰めることにします。
それに今回はなんといっても謎だった「恋をしなシャレ」というゲームの内容が一部とは言え分かったのも地味に良かった……世の中に出てたら絶対話題になってるやつ。
と、本当に残念ですが……残念ですが推したいしております、の感想はこれで最後です!

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました! 先生の次回作に期待!

まったなー!
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