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少女漫画

【末永くよろしくお願いします】第54話――出来るならば、その笑顔をずっと見ていたい【ネタバレ感想】

末永くよろしくお願いします~第54話~(画像引用:第10巻表紙)
銀づち

 皆で楽しく過ごしたクリスマスパーティ。輝は清水から「(輝の気持ちについて)ちゃんと考える」という言葉をもらい、一方で清水は無意識にした自分の行動に戸惑い、柊は一つの大きな目的を掲げ。

 いよいよこの「三角関係なのにどこかほのぼのして和む」三人のやり取りにも終止符が!?

 という前回でしたが、今回はその数日後。初詣のお話になります。

 輝は着飾り、清水は相変わらず天然で口説き、柊は相変わらず清水よりも男らしいのに見た目は可愛く……それでも何かが違うと思わせる話でした。

 なにせ清水が。清水が……!

 ネタバレ前にすごく熱心に祈る清水と柊の男子Sを確認したい方は↓コチラ↓からどうぞ!

 では元気よく、感想行ってみましょう!

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前回のあらすじ

  こんな楽しいクリスマスパーティとか最高すぎる。

 輝たちの別荘で行われたクリスマスパーティ。
 そこで輝と心は初めて家庭用ゲーム機でゲームをプレイするが、身体も一緒に動いてしまい、周囲にぶつかりまくっていた。
 ゲームは最下位だった輝だが、柊からのストールのプレゼントが当たってとてもうれしそうにするので、柊は皆の前でつい告白しそうになってしまった。

 夜、偶然二人きりになった清水と輝。そこでようやく輝から額にキスをしたということを聞かされて焦る清水だが、どうしてキスをしたのかや輝の気持ちについてもちゃんと考える、と輝に言ってくれた。

 ベランダでは柊がひとりなにか考え込んでいて、そんな彼に政宗が話しかける。そして柊は告げる――輝に告白する、と。

前話より

 柊……行くのかい?

今回のポイント

 いつもどおりな輝と清水……?

  • 新年を迎えた輝の周囲は温かい
  • 見ていれば答えは出る
  • 熱心に願う、その内容は

 柊ぃ。

新年の目標は『泰然自若』――達成不可能?

 新年を迎えた清水は静かに卓へ向かい、書をしたためていました。――泰然自若。

ワン親方
ワン親方

たいぜんじじゃく……落ち着いて動じない様だったか。

銀づち
銀づち

豆腐メンタルな彼にとっては一番の目標かもですね。

 彼はずっと勘違いしてきた父親のことと言い、そのせいで自分は恋愛してはダメという思い込みもありましたから、なおさら今年はしっかりと考えないといけないことがたくさんあります。ピッタリの言葉ですね。

 と、思っていたら輝の奇襲――背後から抱きつかれてビビって叫ぶ清水。泰然自若とは。

 怒る清水に堂々と作品タイトルを口にする輝。新年かららしさ前回です。

ワン親方
ワン親方

末永く、の永の書き初めか……そういや以前練習してたっけか。

 清水からも「それしか書けないくせに飛ばしてる」と突っ込まれてますが、輝はどこ吹く風です。

 というじゃれあいはさておき、ちゃんと新年の挨拶をする二人。初詣の準備をと立ち上がる清水に、新年のキスを迫る輝。防ぐ清水。

 いちゃいちゃな攻防をしている二人のもとに、輝の叔母であり清水の養母である薫がやってきました。

銀づち
銀づち

和服でもなく髪の毛も下ろしているので、本当に輝にそっくりです。

 姪と義理の息子の体勢を見ても動揺ひとつ見せず、輝を借りると言ってどこか(家の中)へ。清水には字の練習を言いつけます。

 新年から周囲の女性陣に振り回されっぱなしの清水は、目標達成するのは難しそうだと思うのでした。

大勢で過ごす初詣と初……

 どうやら薫は輝の着付けにやってきたらしいです。美しく着飾られた輝を満足気に見て去っていきました。初詣の神社はいつも決まっているとか、可愛い姪を着飾りたくなっただけとか……しかし見事です。さすが普段から着物きているだけはあります。

ワン親方
ワン親方

おおっ輝も中々振り袖似合ってるじゃねえか。

 輝はシンデレラの気分だ、と叔母を魔法使いに例えますが、清水がロマンなく「深夜二時に来られても舞踏会は終わってるだろ」と言います。むくれる輝ですが、清水はすぐに否定しながら笑って、「冗談、綺麗だ」とか「お姫様」とか輝に言うのですよ。

銀づち
銀づち

普段ヘタレな割に、特に深く考えずにこういう事言ってしまうんですよねぇ、清水という男は……タラシです。

 ともかく、いつもより濃い目の化粧をして髪をアップにした輝は普通に美少女です。

 学生たちとの合流待ちな二人。学生たちは年越しライブの後で合流という約束みたいですね。清水ではありませんが「げんきだ」と思います。

 ここで彼らの家族の話が出て、その単語が輝には禁句ではないか。落ち込むのではないかと清水は過敏に反応しますが、輝はやや呆れます。清水だけではなく、叔母も気を使いすぎだと。自分は大丈夫だから、と。

ワン親方
ワン親方

ああ、着飾りにって言ってたが……そういうことか。

銀づち
銀づち

なにせ輝にとって新年とは、普段忙しい父が帰ってくる1年で一番幸せな日でしたから。

ワン親方
ワン親方

清水とのつながりも、新年に届く年賀状の字に惚れたところからだもんな。

 もしかしたら一人のお正月なるかもしれなかったですが、今は清水が彼女の傍にいます。だから365日幸せだ、と自然と微笑む輝。――ずっとこういうふうに笑っていたら美人だけで終わるんですけどね。

 が、一応清水は輝のために年賀状を用意してました。それもちゃんと輝宛の。以前は父親宛ての年賀状をもらっていたため、父親からは泥棒と呼ばれていたようですが、正真正銘自分宛てだと跳ねる勢いで喜ぶ輝。

 そんな彼女を見ていた清水は若い頃の自分に「やはり輝に出すべきだったぞ」と言いたい気分になります。出会ったことすらない女の子に送るのはおかしいのではと今まで送らなかったようです。こんなに喜ぶなら送った方が絶対良かったですね。

 しかしはしゃいだせいで髪の毛が木の枝に引っかかってしまいます。呆れた清水。それだけ喜んでもらえるのは書道家として嬉しいでしょうが、また天然タラシ発言をして隙だらけの清水に輝がキスをします。この二人のキスはもう見慣れたものですね!

 輝は「ニューイヤーキスもらった」と笑います。

「静観なんてしてられません。
 考えたいなら私を見れば答えは出るでしょう?」

『末永くよろしくお願いします』第54話より
銀づち
銀づち

考えたい、というのは輝の気持ちだとか輝との関係とかですね。

 と、そこで紅葉(くれは)たちも来たみたいで、彼女たちと合流します。

一つの目標。結果は『まだ』わからない。

 合流した途端に賑やかになる一行。そんな中で清水の親友、星路(しょうじ)は清水を見てとあることに気づきます。そして紅葉に声をかけます。

 紅葉と柊は明日から祖父母のところに行くそうでしばらく留守なんだとか。しかし6日には帰ってくる、と柊は言いました。なぜなら輝の誕生日だからです。誕生日会やろう、という言葉に輝はとても楽しみだと笑い、柊を照れさせます。

 柊は振り袖可愛いと褒めながら、告白すると心に決めてました。決めてはいましたが、どんな結果でもこの笑顔を見れる関係でいられるか、というのはやはり心配なようです。

ワン親方
ワン親方

まぁそりゃ不安だよなぁ。

付いた痕と見ていて気づくなにか

 清水に星路は紅葉からもらった拭き取りタイプのメイク落としを渡します。首を傾げる清水ですが、彼の口元にはしっかりと口紅の跡が。

 新年そうそう奪われたんだなぁと二人から言われて慌ててごしごしと落とす清水。どうやら深夜なので気づかれてなかったみたいですが、日が昇れば気づかれることでしょう。

 二人が今年は不毛な三角関係はどうなるか、という話をしていて清水は「三角関係」と前を見ます。彼の視線の先には並んで歩く柊と輝。楽しそうに笑い合っている姿に、先程輝から言われた言葉が彼の頭に浮かびます。

 私を見れば分かる。

 一体清水はなにを思ったのでしょうね。

 その後、三人並んで参拝するものの、輝の左右にいる男子二人はやたらと必死に願っていました。輝は必死さを感じて首を傾げつつも、今年も幸福な一年になるようにと願うのでした。

まとめ

 ということで、今回は大きな出来事こそなかったものの、何かが起きそうという予感と……なによりも輝が着飾った姿の可愛らしさを楽しめる回ですね。いやほんと、黙っていれば美人です。

 あと、やはり学生皆がわちゃわちゃ集まってきた賑やかさがこの作品の魅力の一つですよね。とてもいい。何か特別なやりとりがあるわけではないのですが、雰囲気がとても好きです。

 柊の告白は応援したいものの、輝は清水一直線ですからね……そして私はこの三人の関係が好きだったので、これが崩れるのかと思うと心苦しい。あと個人的には清水より柊推しです! 柊くんのほうが可愛らしいのに男らしく格好いい! 清水も格好いいし好きだけど、好みではない(個人の意見です)。

ワン親方
ワン親方

(可哀相な清水)

 あと、メタ的な考えからしても輝と清水がくっつくんだろうなとかも思うわけで。ぐぬぬぬ、という。
 ただまぁ現状、未成年に大人の清水が手を出すのは色々と問題なので、その点では昨今の厳しいコンプラにも引っかからない柊も十分候補としては……。

 ぐぅ。

 そんな苦しい言い訳をしながら、皆が最終的に幸せになってくれたらそれでいいなとも思う、銀づちでした!

銀づち
銀づち

では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 今回はほのぼの会! どうかこんな和やかな雰囲気がずっと続いてくれますようにと願いたくなる三人の姿を見たくなったならば↓こちら↓から!

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銀づち
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マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
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