【死に戻り令嬢のルチェッタ】第6話――カイルが大ピンチ!? どうするルチェッタ!【ネタバレ感想】
さてさて、前回はなんと! 薬を飲ませるためとはいえ、カイルがルチェッタにキスをしましたぞーーー!
そしてルチェッタも熱にうなされていたとはいえ、自分の心情を素直に吐露していましたね。
これらの出来事が二人にどう影響したのか。気になる第6話ではカイルを苦しめていた貴族がいよいよ登場します!
どんな相手であるのか。今度は何を仕掛けてくるのか! 早速見ていきましょう!
いや待った! カイルのことだから絶対に前回のことで可愛い顔しているから先に見たい! という方はこちらから!
前回のあらすじ
注意事項がある。
伯母のもとに向かったルチェッタとカイルは、婚約者として心から愛し合っているふりをするものの、ルチェッタは演技がうまく行かない。
しかし本音をぶつけ合う二人の姿を見た伯母は、本音をぶつけ合える相手ならば良かったと二人のことを認めます。
帰りの馬車の中、熱を出して倒れてしまったルチェッタのために宿を取るカイル。ただ頑なに帰るというルチェッタに無理やり薬を飲ませる。
その際に、ルチェッタが『仕事のことについて何も言わないカイル』のことをどう思っているのかを聞いた。
頼ってもらえないのに婚約者なんかではない、と。
ルチェッタが自分のことを気にかけてくれていると知ったカイルは、眠るルチェッタの額に優しく口づけるのだった。
前話より
少女漫画だからオッケーだけど、普通に駄目だからね。薬無理やりキッス。
そこはスルーしてやれよ!
今回のポイント
少しずつ仲が深まる二人に迫る魔の手?
- 相変わらずのヒロインっぷりなカイル
- 可愛いながらも格好いいルチェッタ
カイルは黙っていれば格好いい。
お前さんの中でのカイルのイメージどうなってんだ!?
大好きですよ、カイル! いい具合のポンコツ加減が愛おしくてたまらない。
今日もウィズレー商会の主は一人でから回る
翌朝、目覚めたカイルはルチェッタの熱が下がっていることにホッとし、さらにはルチェッタの言葉を思い出して微笑んでいました。
ルチェッタの言葉?
「苦しい時に何も言ってもらえない関係なんて」というやつですね。
自分のことを気にかけてくれている。そのことが嬉しかったのでしょう。反芻していたカイルですがそれを思い出すということは、自棄になりつつ口移しで無理やり薬を飲ませたことも思い出すということです。
昨晩は自棄になっていて勢いでしてしまったカイルでしたが、こんなことをルチェッタが許してくれるわけがありません。
酷い罵声を浴びせられるか、泣かれるか……そんな最悪な想像をしてしまった彼は保身に入ります。医療行為だ、と。
と、ここでルチェッタが起きてきたので誠心誠意謝ろうとするカイルですが、彼女がポッと顔を赤くさせるので「もしかしてキスありだった?」とか考えてしまいます。
うーん、カイルはやっぱりカイルだなぁ。
絶対違うだろ、これ。
はい。ルチェッタは昨晩のことを殆ど覚えておらず、唯一覚えていたのが自分がなにか恥ずかしいことを口走った、ということです。
恥ずかしいこと、といっても先程カイルが思い出していた「苦しい時に~」という言葉で恥ずかしいことではないと思いますが。
ルチェッタはそういう心境の吐露をしてはいけない、という教育受けてるからな。
我慢できずに言ってしまうことは恥ずかしいんだろうな。
まあ怒られたり泣かれたりよりは良かったじゃないですか、カイル。
と思うんですけど、それはそれでショックを受けたらしいカイルくんでした。
キスのことを悶々と考えるカイルはむっつり
帰りの馬車の中、視線が合わない二人。
ルチェッタ視点に切り替わり、彼女はカイルと目が合わないなと思います
あー、カイルが目を合わせられないのか……こいつ、何歳なんだ一体。
この二人自体が年齢いくつなんでしょうねぇ。20前後ですかねぇ?
ちなみにカイルはこの他にもキスのことを思い出したりして悶々としているシーンがあったりします。
本当に幼少期からルチェッタ一筋で他の女性に興味なかったんですねぇ。
視線が合わないことでルチェッタは彼女にとっての恥ずかしいあの発言をしたところでなんの意味もないのだと思いそうになります。
が、ふとカイルが話し出します。独り言だ、と口にしながら以前は「君には関係ない」と何も言わなかった彼が、今仕事で困っていることが起きているのだと話すのです。
今現在、カイルの商会に嫌がらせをしてくる貴族がいてそのことについて調べているのですが、まだ尻尾が掴めないようです。
社交界に詳しくないのがネックになっている、と。
「君に聞かれたことはちゃんと答える。
苦しい時も…隠さず君に話す。
オレ達は婚約者だからな」
おおっカイルも成長したな。
格好つけだったのに!
変に格好つけるからすれ違っていたわけですが、互いの道がしっかりと絡み合ってきた感じがしますよね!
ルチェッタはそんなカイルの変化に驚きつつも、くすぐったい気持ちになるのでした。
ルチェッタ、婚約者への侮辱に堂々と言い返す
また別の日。ルチェッタは貴族のお茶会に出席していました。
周囲では平民が貴族の屋敷を買い取ったという話が囁かれ、田舎者や平民が~などと嫌味ったらしく話をしています。
が、ルチェッタはそれどころではなく、カイルがあんな事「オレ達は婚約者だから」を言うなんて……と思い出して赤面し、一人で慌てています。
しかしそんなことをしているルチェッタを不機嫌だと思った令嬢たちがそばを離れ……た後にルチェッタへ近寄ってくる令嬢が一人
カナリー男爵家の令嬢、か。
このタイミングでルチェッタに話してかけてくるのは怪しいな。
実際、このあとウィズレー商会の商売がうまく行っていない、と話を持ってきて婚約は解消した方が良いのではと言ってきます。
ほぼクロじゃねえか!
カイルの商会へ圧力をかけている犯人登場
ルチェッタも誰が犯人だろうかとちょうど考えていた時にこんなことを言われてしまえば、当然疑います。
それは1週目でもあったできごとで、そのときはカイルのことを知らず、いつもの貴族間での嫌味だと聞き流していましたが……今は違います。
目つきを変え、相手の反応を探っていきます。
カナリー家は現当主が商才をもっており、様々な事業を成功させて最近王都に乗り出してきたようです。となると、顧客を貴族層にも広げようとしているカイルは邪魔に違いない、とルチェッタは思います。
なので長髪をするわけですが、このエリーナ嬢はあまり駆け引きが上手では内容で、簡単に感情的になってあっさりと自白じみたことを口にします。
取り繕うように「おべっかばかりの軽薄な男だ」とカイルのことを口にするエリーナ。
ルチェッタも最初はそう思っていましたが……。
このあとがいい!
ルチェッタの堂々とした表情が1ページまるまるで描かれているんです!ぜひ見て欲しい!
「――カイル=ウィズレーはあなたの言うような中身のない男ではありません。
私の婚約者を侮辱することは許しません」
いいねえいいねえ!
やっぱりルチェッタは格好いいぜ!
さすがこの漫画のヒーローですね!
おうよ!
……あれ?
そのあとで「煽ってどうするの」とルチェッタは反省しますが、カマかけは成功しました。
あとはカイルに伝えるだけ。
想定外の出来事が――!
別の日の夜会。
いつもの口喧嘩をする二人ですが、それぞれ顔をそらして赤面します。
カイルは彼女の口元を見てキスのことを思い出し、ルチェッタは「私の婚約者を」という啖呵を思い出したからです。
もうくっついちまえよ、と言いたくなるが、一応婚約者だからくっついてはいるんだよな?
読者からすると「爆発しろ」レベルですけどねぇ。
そしてここで、夜会の主催者であるエリーナが仕掛けてきます。
大勢の目がある中で、在庫が大量にあるファラオンの茶葉を売り切ってくれないか、と。
カイルにとってメリットはないわけですが、貴族社会で地位を築こうとしているカイルがこの勝負を受けなければ逃げたと言われてしまいますし、受けるしかないんですよねぇ。
ルチェッタはこんなこと1週目ではなかったのに自分が煽ったからだ、どうしようと慌てている……ところで今回は終了でした。
まとめ
一難去ってまた一難とはこのことですね。
だいぶ二人の関係もできあがってきてるよなぁ。
典型的なケンカップルとして
うちで取り扱っている漫画だとケンカップルいないので新鮮ですね。
病気という状況をかいしてではあるものの、ルチェッタの本音をカイルに伝えることができ、カイルもそんなルチェッタの思いを受け取って二人の距離が縮まったのは間違い有りません。
が、距離が縮まったがゆえにルチェッタが煽ってしまったエリーナがカイルに直接しかけてきましたね。
売れ残っている、というにはそれなりの意味がありますし、この勝負を聞いた貴族たちが買ってくれるとも思いません。
さあどうなる?
ハラハラ・ドキドキするところで今回は終わりです
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
たぶん協力してなんとかするんだろうが……気になるぜ。
じゃあ、まったなー!
可愛いカイルと格好可愛いルチェッタの啖呵が見れる第6話はコチラから!