【死に戻り令嬢のルチェッタ】第9話――カイルの前に立ちはだかるは小姑?恋のライバル?【ネタバレ感想】
前回はなんとなんと! ルチェッタの周囲にイケメンが現れた! しかも抱きついてる!? というところで終わっていました。
少女漫画にはつきものの、ヒロインを取り合うライバルの登場っぽいですね。
カイル、お前さん……いよいよツンツンしている場合じゃなくなったぜ? とニヤニヤしながら読める『死に戻り令嬢のルチェッタ』第9話、張り切ってやっていきましょう!
カイルがいつも以上にテンパって小姑ポイント(?)を減少させまくっている第9話を先に読みたい方はコチラから!
前回のあらすじ
ルチェッタガチ勢爆誕!
カイルに嫌がらせをしていたエリーナは、昔ルチェッタの気高さに救われたことがあるルチェッタガチ勢だった!
そんなエリーナは爵位目当てのカイルが本当は自分と同じたぐいの人間だと知り、こんな男にルチェッタを任せられないと婚約破棄させるために嫌がらせをしていたのだ。
勝負に負けたエリーナは悔しいながらもカイルに謝罪をし、賠償請求に怯えたがカイルは『カナリー家との優先取引』という未来を見据えたものを要求した。
あくどい請求するのではと思っていたルチェッタは意外に思いつつもカイルを見直していた。
ルチェッタに対しまた失言をしてしまったカイルだが、以前より距離は縮まったから今なら婚約指輪を受け取ってもらえるのではと渡しに行く。
しかしルチェッタの屋敷にはイケメンが二人いて、何やら彼女と親しそうなのだった!
前話より
見た目の好みなら、カイルが一番かな(個人的意見)
今回のポイント
素をさらけ出すルチェッタ
- 定番の幼馴染きたーーー!
- カイルの嫉妬が大爆発!
いや、そうはならんやろ。
定番の幼馴染きたーーー!
男性二人の紹介を改めてしたいと思います。
一人はコンラッド。軍人で、ルチェッタの従兄弟です。ルチェッタの父親の弟の息子ですね。
この国では長男以外は家を継げないらしく、なので軍人となった、とのこと。国境警備隊から王都警備隊に転属になって帰ってきたそうです。
こっちはルチェッタのことを本当に妹みたいに思ってるし、ルチェッタも兄として慕っている感じだな。
もう一人は、フェリーク・オリジア。ギィダルメ国の侯爵の跡取りで、アンブリッジとは昔から交流が有り、いわゆる『幼馴染』。
ライバルになりそうなのはこちらですね!
めちゃくちゃ仲良さそうにルチェッタに抱きついています。
フェリークは留学してきたそうですが、これは1周目にはなかったことです。
以前、話にも登場したルチェッタの伯母とフェリークは手紙でやり取りをしており、そこに婚約者のことが書かれていて、カイルのことが気になりやってきたようです。
一番は「君に会いたかった」などと言ってますがね。
へっぽこカイル発動!
いやぁしかし、この3人とカイルだと、カイルの場違い感がすごいな。
本人もそう思いながら三人を眺めているわけですが、ルチェッタとフェリークの距離感が近すぎる上にルチェッタがそれを許しているのが信じられずにいると、聞かれるわけです。
あなたは何をしに来たの? と。
婚約指輪を……って、こんな状況で渡せるか!
まあ渡せるわけもないですよねぇ。
婚約指輪を持ってきた、とは口に出せないので代わりに「今季の我が社の収支決算について」などと口走って、ドン引きされてました。
そんな彼に近づいて握手するフェリークが、カイルの耳元でこうささやきます。
「――仕事しか頭にないって噂は本当なんだね」
「色々お話聞きたいな」
おいおいおいっ!
いきなりやってくれるじゃねえか!
カイルは聞き間違いなのか、どういう意図だと悶々としてます。
そんなカイルの目の前でフェリークはどんどルチェッタにアピール。カイルは驚きで行儀の悪いところを見せてしまい、小姑コンラッドからの心象をどんどんと悪くしていきます。
うわぁっこれはひどいな。カイルをフォローできねーぜ。
どんな失点をおかしたかは、本誌でご確認ください。
……まあ、いつものカイルと言えばそれはそうなんですけども。
カイルの嫉妬が大爆発!
あまりにも酷いカイルの態度にルチェッタが怒り、彼を置いて中庭でお茶会を再会します。もちろん、3人で。
ただその際、カイルに本音で言い返すルチェッタの姿を、フェリークは驚いた顔をしてみていました。
なにせルチェッタは厳しい教育を受けてきて、いつも落ち着いていて声を荒げるコトなどなかったからです。
そばで彼女の事を見てきたフェリークからすると、カイルに心を許しているように見えたのでした。
ルチェッタはそんなフェリークの言葉を否定していましたが、読者としても「そうだよねぇ」という感じですよね。
異性としての好感ではなかったとしても、カイルに気を許しているのは間違いないよなぁ。
ただ、仲良くなった先に待っているのが『死』だと分かっているルチェッタは、心のなかでも必死に否定し続けるのでした。
カイルは失敗してしまったと凹みながら、ルチェッタ達3人のお茶会を遠くから眺めます。様になっている3人と、平民の自分の差を思い出し……そっと踵を返します。
ですがルチェッタがそんなカイルの姿を発見して追いかけます。あの失礼な態度はなんなのだ、と。
今回のカイルの見せ場はここ!
「君が!
あんな風に…気安く触らせて、オレ以外の男と親しそうにするから」
うおおおおっ言った! 言ったじゃないか、カイル!
この時の、ルチェッタの手を掴んでいるアップのコマもいいんですよねぇ。
個人的にはカイルの顔アップより、手のアップの方が好きだったりします! ここはぜひ見て欲しい!
もちろん、ヤキモチだったと気づいたルチェッタが顔を赤くするところも可愛いんですが、今回は何よりもここが目玉シーンでしょうね~。
よくある展開かもだけど、いやそうはならんやろ
その後、フェリークがルチェッタを探しにやって来るのですが、なぜかカイルが「隠れろ」と言い出して。
クローゼットの中に二人して入ることになりました!
いやなんでっ?
いやほんと、なんでですかね?
というところで今回は終わりでした。
まとめ
ルチェッタの周囲に現れたイケメン二人。一人は小姑として、もうひとりは恋のライバル?としてカイルの目の前に立ちはだかります。
素直にルチェッタへの想いを口にできればいいものの、カイルにそんなことできるわけもなく……。
だけど自分以外の男と親しそうにする彼女に思いは募って、素直ないらだちを口に出すのでした。
なんといっても、カイルがルチェッタを壁ドンするシーンは必見!
是非本誌での確認を!
たしかにここは男らしいな。
カイルらしくないって思ってしまうほどに。
そしてなぜかクローゼットに隠れる二人……次回、この密着状態から一体どうなるのか。
今から楽しみですね!
ではここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
待ってました! 少女漫画によくある壁ドンシーンをこの目で見たいという方はこちらから!