【婚約者は溺愛のふり】第30話――そのやり方が、君の愛情表現だと知っている【ネタバレ感想】
前回は、大おじが怪我したことで、ラチエルにいろいろとチャンスが到来! 大おじのしでかしたフォローをしっかりするラチエル。
が、このことで養父と大おじの関係とか、父の人柄による信頼がまた浮き彫りになります。
一方でファハドは実母と会って新婚旅行先のことのお礼や、昔の話をしてましたね。この親子の会話が、とても良かった。
なんですが、ラチエルとファハドはすれ違っていて……どこか寂しそうなファハド……というところで終わってました。
読者としてもやはり二人のやり取りが見たいなぁ、と思うところで、今回は……ご安心下さい! 会います!
しかもなんと、ラチエルが……?
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前回のあらすじ
よっしゃあ、と思わず心の中で思ってしまった。
大おじが怪我で動けなくなったため、ラチエルはこの機会に家を立て直そうと大忙し。
ラチエルが養父の人脈の助けも得て、なんとか商談をまとめている頃、ファハドは実母と会って、海辺の別荘のお礼や、昔の話をしていた。
母がファハドに会うために夜中侵入してきたこと。しかし彼女が警備員に見つかって怪我しているのを見て、もう来なくていいと言ったこと。彼女からたくさんの物語を聞いたが、忘れてしまったこと。
それらを思い出して謝ろうとするファハドでしたが、実母は笑って言う。
ただファハド(我が子)に会いに行きたかっただけなのだ、と。
ふとファハドは、以前ラチエルがファハドの母が彼のことをずっと想ってくれていたことを良かった、と言っていたのを思い出す。
前話より
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今回のポイント
両極端な二人に囲まれて。
- 家の建て直しに奔走するラチエル
- ねちねち男
- 寄りかかりたくなることもある
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ぎゅっと気持ちを握りしめて、前を向く
※タイトルは表紙より

うおーい! いきなり表紙が不穏だぜ?

ラチエルがっ、ラチエルが悲しそうですね
と、表紙は少し苦しくなるものでしたが、冒頭はラチエルが邪魔されずに好きに仕事ができる、とアドレナリン出てるようです。
ですが……ファハドのことを考えると色々ともやるみたいで、仕事に集中したいという個人的なこともあったようです。
そんな風に頑張るラチエルを心配したファハドから、差し入れが届いてました。

ファハド、気遣いできるいい男だぜ
考えないでいられる、と思うラチエルでしたがファハドからの花を見て、最近こういう事が多いと立ち上がります。

そこで「肉体目当てなのか?」とか思ってしまうあたりがラチエルですね(笑)
気分を変えるためにも、と外に行くことにしたようです。
しかしその仕事内容は、大おじの後始末。相場の1.5倍の価格で土地を売りつけられそうになっているのを、クーリングオフするみたいです。
ただ……その相手が、以前フラれた相手なのが、ちょっと気まずいようです。
イヴァの心の中の「(世の中)きびし」というのが、突き刺さります。
一応、本人は遊び人なのか。交渉の場に出てこないはず、とのことですが……。

フラグにしか聞こえないぜ……。
私には、『そういう』ところがある
担当者がネチネチとごねていく。ラチエルも予想はしていたので、驚かず冷静に対処していきますが……そこへなんと、フラれた相手がやって来ました。

ああ、やっぱり来ちゃいましたね。
読者側としては「うん。知ってた」な展開ではありますが、思っていたよりもこの男がねちねちしてましたね。

なんだこいつ! 苛つくなぁっ!
その時のラチエルの実際の言動がどうだったか分からないので、なんとも言えませんが……。ラチエルが自分よりも明らかにいい男であるファハドとくっついたから嫌味言ってる、という感じはしますね。

只今はビジネスの話なので、損得の話するのは普通なんですが、そこに変に昔のこと絡めてきてますよね。
淡々と返しているように見えるラチエルですが……、イヴァが気遣っていますし、実家に帰ったあとで愛し合っている両親を見て、自分との違いを自嘲するように考え込んでます。
自分には、恋愛云々より損得を優先するところがある、とね。
お金を貸してくれる相手なら誰でも良いと、ファハドもそう思っただろうかと考え込むラチエル。それからファハドも損得は考えることはあるし、大丈夫、と自身に言い聞かせてます。
一応交渉自体はうまく行ったみたいですが、ラチエルが傷ついたのは間違いないですね。
その後も、部下と仕事の話をしてますが、ラチエルはちゃんと計画的で助かると言われます。養父は養父で、お人好しすぎて無計画なのがよくわかります。
あなたの愛情表現
久しぶりに家(ラチエルとファハドの)に戻ったラチエル。ファハドは出かけているとのことでしたが、何時間も部屋にこもっていたから出かけていたと勘違いされていただけのようです。

本を抱えてるってことは、ラチエルから聞いた海の馬とか母親が昔語ってくれた童謡とか探してたりしてな。

違うかも知れませんが、そうだとしたら微笑ましいですね。
久しぶりに会っても顔がいいな、と照れるラチエル。
そこでいつものように、仕事の話をしていきます。家の状況が分かって借りたい金額も分かってきたから、相談したい、と。
淡々と返すファハド。気分を害している様子はありませんが、こういう会話は、今のラチエルにはとても刺さります。
本当に損得の話ばかりしているな、とぼやいてしまいました。
ファハドはむしろ「お金の貸し借りの話ししているのに損得の話しないのは怖い」と、理解してくれます。
そんな彼に、ラチエルは反省中なんだと説明します。こういう話ばかりでは不快に思う人もいるだろう、と。
しかしファハドは少し首を傾げるようにして、こう言います。
「そうですか?
でも そのやり方が
ラチエルの愛情表現じゃないんですか?」

さっすが、ファハド! 分かってくれてるなぁ!

損得と言っても「相手のでしょう?」とまで、言ってくれるのすごく嬉しいですよねぇ。
そんなファハドに、ラチエルは我慢していたものがこぼれたのか。泣く一歩手前の顔をするんですよ。
泣いているわけじゃないのがラチエルっぽい!
ファハドが少し驚きます。ラチエルは苦しいことも自分で乗り越えようとする子ですからね。
顔を手で覆ってしまったラチエルを、ファハドはそっと抱き寄せるのでした。
泣き顔をあえて見せないの、良い! すごく良いです、先生!

何の叫びだよ! たしかに良いシーンだと思うが。
この時、ファハドは詳しく聞いたりはしませんが、気にしている顔をしていて……翌日。イヴァにちゃんと話を聞くんですね。
イヴァはソレに対して答えるのですが、具体的な内容はぼかされて……続きは次回! なんですが、お休みなんですよね。
うぅ、待ち遠しい。
まとめ
ということで、めったにないラチエルの我慢の限界が来たという表情が見れる回でした。

苦しんでいるところは見たくないですが、だからこそ応援したくなると言いますか。

次回。ファハドに何とかしてもらいたいなぁ。
スカッとしたいところですが、そういうことするタイプでもない、ですかねぇ。
それか、またカザンたち恋の鞘当て組(笑)が出てくるんでしょうか。
とにかく、今回のことで商会の部下たちはラチエルの手腕を認めており、尊敬しているのがわかりました。
養父はその性格が良い方面に向くことも当然ありますけれど、普段の商売においてはやはり部下も苦労しているのもよくわかりましたね。
養父と大おじの両極端な経営手腕に振り回される方はたまったものじゃないですよ。苦労してるでしょうねぇ。

ラチエルも、相当苦労してるだろうなぁ。
そんな彼女の努力がようやく結びそうなので、そんな展開が来てくれることを望みながら、次回を待ちましょう。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
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