【ハイキュー！！】第12話『ネコとカラスの再会』――翼がないなら、飛び方を探せばいい【ネタバレ感想】
銀づち
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【ハイキュー！！】第24話『脱・”孤独の王様”』――いつかはいつかで……今日じゃない【アニメ-ネタバレ感想】
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烏野は苦しい展開。ずっと点差が縮まらない中、山口の失敗により逆に空気が引き締まって猛攻していき……ついに同点に追いついた烏野。
セットポイントの同点……つまりデュース。
山口のサーブミスは当人にとっては不本意でしょうが、おかげでチームは同点に！
やったぜ！
けどここからもきつそうだなぁ。青葉城西はこれだけじゃ崩れない感じがするぜ。
そうですね。ここから逆転するのも大変です。両者ともにプレッシャーすごいですしね。
一体ココからどういう展開になって、どういう結末が両者を待っているのか！？
気になった方は先に↓本編↓をどうぞ！ もう最後はどっちも応援したくなりますよ！
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↓今回の話を漫画でも読みたくなったなら↓
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前回のあらすじ
その一本が君を強くする。
最終セットが始まる。
変人速攻のサイン変更にも柔軟にすぐ対処してくる青城。中々スパイクが決まらず、長いラリーが続いていく。
青城はリベロがトスをして攻撃するという多彩な手段で攻撃に転じてくる。中々崩れない及川たちに烏野は苦しい展開となるが、日向はすごいと相手を褒めながらも高揚していた。
点数差2点が縮まらないままに試合は進んでいく。チームとしての地力の差をじわじわと感じながらも、烏野は必死に食らいついていた。
翔陽のブロード攻撃も最初は決まるが、これにもすぐに対応される。
流れを変えるために何かが欲しい烏野は博打に出る。まだフローターができない山口をピンチサーバーとして導入。サーブはネットに引っかかって失敗したものの、チームは引き締まり、空気が変わった。
互いに負けてたまるかと歯を食いしばりながら烏野は必死に手を伸ばし……ついに24対24に追いついた。
前話より
↓アニメ・エンタメを心置きなく楽しみたい方は↓
今回のポイント
勝者と敗者が決まる。
- 掴んだ背中
- 低燃費な彼
- 孤独ではない王様
- 立ち上がれ
思う存分に原作漫画を読みたい方は↓コチラ↓もオススメです！
もう孤独ではないがゆえに
ワンハンドトスからの翔陽のスパイクでついに同点！ 24対24はデュース！
こうなると2点差がつくまで続きます。
私が中学の時は30点で終わった気もしますが……。
ここで青城2回目のTO（タイムアウト）。これで両チームタイムアウトは使い切りましたね。
で、応援隊の声がアニメだと入るんですが個人的にはこの応援が好きですね。漫画だとどうしてもただワーワー言っているだけっぽく見えるんですけど、それぞれの学校ごとの応援があって、にているけど微妙に違うみたいなのがあるから……聞いてるだけでも面白い。
アニメは体育館の雰囲気というか、大会の雰囲気も結構出してくれてるよなぁ。
そうなんですよね。大会とかって選手たちだけでなくてマネージャーや控え選手はもちろん、観客席の人たちや他のコートで試合している人たちもいて……そしてあのキュッキュッという靴の音とかサロンパスの匂いとか。
そこらへんも描いてくれるハイキューは良き漫画で予期アニメです。
青葉城西は冷静なチームの雰囲気。そんな中で及川が国見に話しかけてます。国見は影山の元チームメイトですね。
今までは同じ1年の金田一……らっきょ頭くんとは違って目立ちませんでしたが……。
対して烏野チームは影山と翔陽を笑顔で褒めててテンションアップ中。なんですけれど、影山は国見が必死にボールを追いかける姿に驚いていました。影山が知っている国見はどこか手を抜いている姿だからです。
最後まで終えって言い争ったこともあったのか。
そしてタイムアウトが終わります。
ここがね……それはもう互いに必死なのでラリーが続くんですよ。漫画だとまだ息がつけるんですが、アニメだと本当にみんな動いているので『重力との戦い』という以前OBたちが話していたことが実感されてきます。
見ているだけで息苦しくなるほどみんな動いてます。自分が打たなくても囮でも飛びますし、スパイクを飛ばないリベロはその代わりにレシーブで動きまくりますし。
そして体力無尽蔵の翔陽とは言えさすがに疲れたのか、ジャンプ力が落ちてトスが合いません。なんですが、翔陽がなんとか頑張ってボールに触れてフェイントのような形で向こうのコートにボールを落とし……これで逆転！
盛り上がる烏野陣営ですが、対して青葉城西は崩れるかと言うと冷静です。取り返されて25対25の同点……になったところであの及川のサーブです。
及川はもっと上の舞台に行くんだと、今度こそ白鳥沢を倒すのだとサーブを放ちます。ボールは西谷に向かい……西谷は……触りませんでした。そして彼のサーブはアウトとなります。
あの及川がサーブをミスりました。
これでまた烏野にマッチポイントだな。
これは青葉城西もさすがに動揺しかけますが、点数を取り返した岩泉が「これでチャラな。同じ一点だ」と言ったことで青葉城西の雰囲気が戻ります。
実際は違う意味があるんですけれども……。
ここの岩ちゃんがマジで格好いいんですよねぇ！
キャー！ 岩ちゃーん！
やめてやれー。お前さんの声援なんてきっと迷惑だぜ。
ここで青城の空気を崩せなかったのは烏野としては痛いところです。
そして無音で試合が進んでいく描写が入ります。アニメの表現方法かと思って原作確認してきましたが、原作でもそんな感じでした。
ただ原作よりも選手以外の部分にも焦点を当ててくれていて……とくに青葉城西の応援団もアップにしてくれているのが個人的に好きです。応援も一生懸命するとすごくしんどいですからね。特にあんな広い体育館で声響かせるのって訓練するみたいですから。
……両チームねばりにねばり、31対31。
どちらもきつい中、及川のサーブです。
ここでまた岩ちゃんが格好いいんですよ！
今回は岩ちゃん回ですね！
サーブに向かう及川にウシワカの顔を浮かべながらやってるんじゃないだろうなと言い、及川はびくりとします。実際思い浮かべちゃってましたしね。
ですが
「目の前の相手すら見えてないやつがその先にいる相手を倒せるもんかよ」
【ハイキュー！！1期】24話より
うおおおおおっ！ かっけぇなぁ、岩泉！ オレっちも及川より岩泉派だな！
それでハッとして頭がいい感じに冷めた及川。
で、ごめんなさい。やっぱり及川の首が長いのが気になる……気になる……。
そうして今までの彼の思いと練習が乗った凄まじいサーブが烏野のコートに向かいます。澤村がなんとか防ぎますが相手コートに返ってしまいました。謝る澤村ですが、東峰は「上がるだけでもありがたい」と言っているのではたから見てもすごい威力だったみたいですね。
コートの外から見ているよりコート内のほうがボールの体感速度早かったりするので……正直私も想像したら怖いです。
あと青葉城西の変化で言うと明らかに国見の出番が増えていて……しかもジャンプ力も落ちてません。余力がありそうです。
ということで冷静なので強打だけでなく視野も広いままで、フェイントで隙をついてきて烏野は逆転を許してしまいました。
中学校の頃、影山はずっと国見にもっと本気になれよと言って怒ってました。対して国見はがむしゃらになるだけが一生懸命なのかと言い返したのですが、当時の影山には意味がわかりませんでした。
なるほど。前半戦要領よくして体力残したのか……曲者選手だがこうして試合が長引くとありがたさが分かるな。
及川はその国見の特質ですら見抜いたうえで100％を出させるのです……そんなすごいセッター及川に影山は打ちひしがれました。
いつも冷静な国見が笑っていました。中学3年間同じチームにいて試合中にそんな風に笑う彼を影山は初めて見ました。国見のそんな笑顔を引き出せるすごい先輩及川に、どうやって勝てるのかと愕然として周囲の声が一瞬聞こえなくなる影山ですが……。
一人ぼっちではない王様
翔陽が声をかけてきて、澤村が「お前のベストだと思う攻撃をしろ」と言い、菅原が「忘れるな。うちの連中はちゃんと強い」と思い出させてくれました。
影山はもう独裁者ではないんです。
うおおおおっ他のメンバーたちからの信頼もできてきてていいなぁ！
翔陽も翔陽なりの励ましの言葉言ってくれてますね。
どんな言葉を投げかけてくれたのかはぜひとも↓本編↓でご確認ください。可愛らしい励ましです。
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及川は急速に成長している影山にいつか負けるのだろうと思います。誰よりも彼は分かっているんですね。影山の才能について。
と、目を細めてボールを見つめる及川は色っぽいので及川好きは必見です。
そして放たれるサーブ。強いサーブかと思いきや弱めで前をつく冷静さ……これは完全に岩泉のおかげでしょうね。
なんとかボールは上がりましたが乱れたので速攻は使えません。
そして続くラリー。金田一も意地を見せますし、ノヤっさんのナイスレシーブも良い！ 格好いいノヤっさん！
影山はここで誰を使うか……ドンピシャのトス。変人速攻です。
このスピード感いいねぇ！
ですがちらちら映る及川がなんとも不気味で……。
そして……そして……翔陽が撃ったスパイクは……ブロックに弾かれて自陣のコートへ。みんなが必死にボールを追いかけます。
ちなみにここ、原作でも及川がにやっとしているのがアップで画かれていて原作そのままです。
影山が必死な顔でボールを追いかけるところもマンガそのままだなぁ……
ただこのボールが落ちる瞬間はやはり動いているように見えるアニメの方がなんといいますか……ぐっと来る感じありますね。
33対31で……烏野は敗退。
試合後は整列することになります。愕然とする影山と翔陽に澤村が声をかけます。澤村は「ミスじゃないから謝るな」と謝りかけた翔陽に言うのです。キャプテーン！
ベンチ組を引率する菅原の声もいいんですよ。
翔陽の絶望した感じで握手しに行く所はアニメでしっかりと描かれたところですが誰と握手したのか敢えてわからないのが良いですねぇ。
ちなみに最後の翔陽のスパイクは3枚ブロックされてます。これは及川が読んだんですね。
次に影山が速攻が使えるチャンスが来たらかならず速攻を使う、とね。
これは影山がちゃんとチームと向き合い始めたからこそ、絶対にそうすると及川は読んだ。影山が及川が岩泉に上げると読んだように……まともな王様になったからこそ、及川は影山の攻撃が読めた。
……なんとも皮肉な話だなぁ。
立ち上がり、強くなれ
応援席に向かって全員でお礼を言う烏野。OBたちが「いい試合だった」と声をかけますし、他の学校の生徒たちや及川のファンの女の子たちですら拍手してくれます。
OBたちが言う「いい試合だった」と負けた後に言われるのが嫌いだったという話はグッとキますのでぜひ聞いて欲しいですし、それを言われた澤村が頭を下げた先でする表情もいいので見てほしいですね。
そして次の試合が始まるので体育館の外に出る烏野。
そこで落ち込んだ影山が翔陽に謝ろうとするんですが、翔陽からすると侮辱です。自分にあげたのが間違いだったみたいに言うな、とね。
ここの翔陽、迫力あるなぁ！
そんな険悪な二人に声をかけてくれるのが武田先生です。
素晴らしかったと二人を笑顔で褒める武田。翔陽は怒りを沈めて「でも負けた」と言います。翔陽にとってはようやくちゃんとしたチームで挑んだ大会です。なおのこと苦しいのでしょう。
ここで立ち上がらないままでいるのが本当の弱さだと、優しく激励するのでした。
で、はやめにEDが流れて……青葉城西の次の試合を見守る烏野たち。
エンディングの後で繋心がみんなを飯につれていきます。戸惑う澤村たちにいいからと言いながらやや強引に。
下手な慰めは何もなく、筋肉を使ったんだからしっかりと飯を食って強くなれ、とただそれだけを言って。
泣きながら食べる烏野で今回は終わりです。
まとめ
ということで試合はなんとも面白い結果になりました。普通、主人公のチームは勝ちそうなものですがまさかの敗退。これで3年生は引退となるのでしょうか。
うおおおおおっでもどっちもよかったぜぇ！
どちらも勝った！ と言ってあげたいくらいですがそれは両者にとって侮辱でしかならないでしょうし……難しいところです。
ですが前を向いていってくれそうなので……本当に次が楽しみです。
1シーズンラストの25話！ 少しお待ち下さい！
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました！
まったなー！
まさかまさかの結果になった青葉城西VS烏野戦が直接見たくなった方は↓
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ABOUT ME
名前の由来は、サイト名が工房なので道具（金槌）をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。
好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。
好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
