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【アニメ-MASHLE-】第1話『マッシュ・バーンデッドと鍛えぬかれた筋肉』――筋肉と平和とシュークリーム【ネタバレ感想】

アニメ『マッシュル-MASHLE-』第一話感想(画像参照:アニメ『マッシュル-MASHLE-』公式キービジュアルより)
銀づち

 シュークリームと筋肉があればいい!

 ということでお馴染みの(?)マッシュルという漫画原作のアニメ。最近続編も決定し、そこで初めてマッシュルという作品に触れ、第一話から見てみようと言う方もいるでしょう!

 だけどそのためだけにサブスク入るのもなぁ。

 という方のために、第一話の内容と魅力をご紹介します! そしてこの記事を見終わった頃には筋トレしたくなっているはず!

ワン親方
ワン親方

アニメ見たくなってるんじゃねえのかよ!

 失礼しました。アニメを見ながら筋トレしたくなっているはず! 早速、どんなお話なのか。漫画との違いなども含めつつ、やっていきましょう!

 え、そんな筋トレアニメなの? その時点でちょっと気になった、という方はぜひ↓コチラ↓からどうぞ! 無料お試し期間もありますよ!

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ざっくり内容

 筋肉だ! 筋肉をつけろ!

 某魔法学校のような世界観。
 ただし、誰もが魔法が使えるということが当たり前の世界で、魔法が使えないと言うだけで悪である世界。

 そんな世界に生きる一人の少年マッシュは、魔法が使えない。

 それでも彼にとってそんなことはどうでも良かった。家族と平和に暮らしていけるなら。

 しかし魔法が使えないマッシュの存在がバレてしまった。このままでは平穏に暮らしていくことなど出来ない。

 どうする――!?

 という感じのお話です。

今回のポイント

 まず一言言っておく。この作品……シュークリーム……シュールである!

  • マッシュ君、ええ体つきしてる
  • 漫画表現をうまくアニメに取り入れている
  • フォームがしっかりしている
  • ぶっこわすしかねぇ、グーパンで!

 人を選ぶかもしれないが、私は好きだ。後ナレーションの声が良すぎる。

魔法の世界? 関係ないね。筋トレしよう!

 魔法が使えることが当たり前の世界。ほうきで空を飛び、重いものを魔法で運んだり、と生活のあちこちに魔法が根付いている……そんな世界。

 それについていい声でナレーションしてくれます。

銀づち
銀づち

ちなみに漫画より具体的な言葉での説明が入ってますね。漫画の説明はもっとざっくりしていて、そういう絵があるだけなので。

ワン親方
ワン親方

背景もしっかりと描きこまれていて、街の発展具合も分かるし、BGMと相まってワクワクするな!

銀づち
銀づち

BGMや声、音がついてアングルが変わっていくのはアニメならではで、それでいて原作のイメージを壊さない感じがしていいですね!

 この段階でアニメの質がとても良いことがわかります。

 そんな世界の人里離れた森の奥に一軒の家。……ぽつんと一軒家……あ、いやなんでもないです。

 その家の近くで不思議な音が響く。

 鹿? がガクブルと震えてます。アニメーションとしても震えてるんですが、このアニメの面白いところは擬音語などもそのまま描かれていることです。漫画的な表現をアニメにもうまく取り入れてます。
 好みはあるでしょうが、私は見ているうちに慣れてきたのもありますが、好きです。見ていると癖になります。

 ものすごい勢いで筋トレをしている少年がいました。彼こそがこの物語の主人公。……トレーニングを終えた彼は、シュークリームを頬張り……OPへ入ります。

OPの話を少し

ワン親方
ワン親方

シュークリームはよくわからないが、OPかっけぇな!

銀づち
銀づち

ぬるぬる動くのでワクワク感ありますし、少年漫画っぽい盛り上がる感じの曲でいいですよね。
歌詞はよく聴いてると面白いんですが。

 このOP開始早々で主人公が杖をおるんですが、これ……原作の第1巻の表紙の再現です。いいですねぇ、こういうの! 原作へのリスペクトを感じてとっても好きです。

 戦闘シーンとかも迫力あって、シュークリームもすごく美味しそうで素敵なOPでした。

引き戸なのか押戸なのか。それが問題だ。

 森の中に佇む一軒家。安楽椅子に座って魔法を使いながらお茶を入れてゆっくりとしたひとときを過ごしている老人、レグロ・バーンデッド(75)。

銀づち
銀づち

この初登場キャラクターの時の描写の仕方はアニメオリジナルと、漫画を織り交ぜた感じで、個人的にはとても好きでした。

ワン親方
ワン親方

背景が明るい感じで、文字もいい感じに表示されてるな!

 SEやキャラの輪郭線やら、このアニメ独特の雰囲気を感じられますね! いいですね。最高です!

 おじいさんの独白が続きます。
 もう75歳。大抵のことには動じない、という丁寧な前フリをします。そんなおじいさんが不穏な音に玄関の方を見ます。なぜかドアが震えています。

 そしてドアが壊れ、叫びます。叫び声がやはり文字として描かれて揺れていて、まるで漫画がそのままアニメになったような感じで個人的にはすごくワクワクしました。マッシュルという作品とこういう描写がすごく相性いいですね。

 何で壊してるんだ、と怒るおじいちゃん。当然ですよね。
 対して少年、マッシュ・バーンデッドは「押戸か引き戸か分からなくて」と言い、おじいさんは「何年ここに住んでるんだ」とさらに怒ります。

銀づち
銀づち

この「何年ここに」は地味にアニメオリジナルのセリフですが、より自然な感じでいいですね!

マッシュはいい子……ただしシュークリームに関することは別

 レグロは一先ず落ち着いて、マッシュにトレーニングはしたのかと聞きます。マッシュはもちろんと頷きますが疑問も口にします。
 なにせこの世界は魔法の世界。なのにレグロはマッシュに体を鍛えさせるばかりで魔法を教えたりしてません。マッシュは魔法が使えないからですが、その理由は……。

 言葉に詰まるレグロ。結局、その場では何も言わず「街へでかけてくる」とマッシュに留守番を頼みます。勝手に町へ行くな、とも言ってますね。

ワン親方
ワン親方

フラグがびんびんだなぁ、おい。

 マッシュはわかったと頷いてますが、レグロが去って速攻で手に持った紙を眺めてます。チラシのようで、そこにはゴブリンシュークリームとありました。本日限りの商品、と書かれてありました。

 そして良い子のマッシュはレグロに謝りながらダッシュで街に向かうのでした。

 街には魔法が溢れてますが、手でできることもわざわざ魔法を使っています。それが当たり前なんですね。誰も疑問に感じてなさそうですが、魔法が使えないマッシュにとっては手でもできるのに、という疑問が湧きます。

 と、目的地に到着。シュークリームの良い香りがするんでしょう。マッシュはゆっくりと息をすい、楽しみの余り手に力を入れてしまいます。
 シュークリームを購入してお金を渡すわけですが、握りしめたせいでコインが曲がっていました。

ワン親方
ワン親方

いやいやいや! 普通はこうならないって!
しかも普通にもとに戻してる!

銀づち
銀づち

描き方がとても丁寧で、このギュッと握りしめるシーンとかも漫画にはなかったりします。より状況が分かりやすいですね。

 店員さんも怖く思って叫んでますね。

 それでも正当な客であることは変わりません。お金をもらって商品を渡してくれます。が、その時風が吹いてマッシュが被っていたローブの帽子が外れ、店員がマッシュを見て驚きます。いや、店員だけでなく、周囲の人達までざわつきます。

 町の住民誰しもにある顔のあざ(線みたいなの)がマッシュにはないからです。

 しかしながら、マッシュはよく分かっていないのか普通にしています。シュークリーム屋の店員は焦りつつ、結局何も言わずにマッシュを見送りました。関わりたくなかったのかもしれませんね。

神覚者(しんかくしゃ)

 場面は変わり、交番。ニュースが流れています。神覚者(しんかくしゃ)に選ばれたのはレイン=エイムズというイーストン魔法学校に通う2年生だ、と。

ワン親方
ワン親方

神覚者(しんかくしゃ)?

銀づち
銀づち

この魔法界においてはとても重要な単語ですね。

 男性がタバコを吸いながら新聞を読んでいるんですが、その新聞の写真が動いているのが「魔法っぽい」感じがして良かったですね。漫画でもそれっぽい表現はされてるんですが、アニメだとなおのこと現代とは違う不思議な力があることが分かりやすい。

 渋い声の男性がその神覚者(しんかくしゃ)を羨ましがっています。才能があるっていいなぁと。

 と、裸? で鎖で繋がれている別の男性が見えます。……執務室っぽいのにそこに牢屋があるようです。男性は怪我をしています。どうやら盗みをして捕まったようですね。

 少し盗んだだけなんだから許してくれという男性ですが、警察官っぽい人は「つまらない犯罪で仕事増やしやがって」と盗人を睨みつけます。もう二度と面倒かけないようにしつけないと、と。

ワン親方
ワン親方

まあ、犯罪は犯罪だもんな。
やり過ぎはよくないと思うが。

 警察官が杖を取り出した時、部屋の電話がなります。こういうところはアナログですね。

 しかし魔法が発達しているこの世界での電話の動力源やシステムはどうなってるんでしょうか。

 警察官は苛立たしそうに電話に出ますが「顔にアザがない子供が町にいる」という情報を聞いて目つきを鋭くさせるのでした。

シュークリーーーーーム!!!

 一方、マッシュはのんびりとシュークリームを食べながら町中を歩いてました。さっきは何か騒がれたなぁとかおじいさんに町に行くなと言われていたのを破ってごめんとか思いながらも、ゴブリンシュークリームがよほど美味しいのか、満足しているようでした。

 美味しいことに気を取られすぎたのか、誰かとぶつかってしまいます。シュークリームの中身のクリームがこぼれて地面にべチャリ。

 ぶつかったのは先程とは違う警察官で、手に酒瓶。顔も赤くなっていて、「職務中」と怒ってますがあからさまにサボって酒飲んでたのが分かる姿です。

 そんな彼の制服にシュークリームのクリームがべたりとくっついてしまいました。どうしてくれるんだと怒られるマッシュ。普段の仕事の不満までぶつけられてます。

銀づち
銀づち

アニメでは酒瓶がウォッカとか、喋りながら飲む描写が追加されてまして、まじですごく丁寧ですね。

ワン親方
ワン親方

しゃくがしっかりあるから作り込んだって感じだなぁ

 因縁つけられたマッシュは、警察官が可哀想になったので「シュークリーム食べる?」と食べかけのシュークリームを差し出そうとしますが、余計に怒らせます。警察官の手がシュークリームを薙ぎ払い、中身のクリームだけでなくシュークリーム本体も地面にべチャリと。

 シュークリームーーーーー!

 その後も続く警官の怒りの声。食べかけ渡してどうするのか。関節キッスでも狙ってるのか。とか、アニメで追加されているセリフが多いですね。どこまでがアニメでどこまでが漫画なのか、ぜひとも見比べて聞いて欲しいです。

 クリームがついてしまったこの服どうしてくれるんだ、という言葉の直後でした。黙ってシュークリームを見つめていたマッシュが警察官の服を掴んで……破り取ります。

ワン親方
ワン親方

申し訳ないから洗って返すって……もう服じゃなくなったけどおおお!?

銀づち
銀づち

警察官とツッコミ被ってますよ!

ワン親方
ワン親方

他になんと言えと!?

 と、ここでやってきたのが先程電話していた警察官。ブラッド・コールマンというそうです。裸になった警察官はテリー。

 ブラッドはマッシュの顔を見て通報のあった子供だと気づきます。マッシュはそんなブラッドを見つめ返しながら、先程食べられなかったシュークリームをもっもっと食べます。

 このシュークリーム食べる時の独特の「もっ」という効果音がアニメでは文字と音で表現されていて……すごい好きです。

 しかしながらこの状況でシュークリーム食べるか、ブラッドが思いながらも彼に近づこうとした時……ものすごい速度で走ってきたレグロがマッシュを抱えあげて去っていきました。

 ブラッドは笑います。出世のチャンスだ、と。

 杖を取り出して何やら光る鳥のような存在を生み出し、レグロたちを追いかけさせるのでした。

銀づち
銀づち

ここもアニメオリジナルで、漫画ではブラッドはここで魔法を使いませんが、より自然なつなぎ方ですね

ワン親方
ワン親方

いいよなぁ、ああいうの!
でもアニメオリジナル描写やセリフ多くて全部は書けないな。

銀づち
銀づち

両方見比べるとさらに面白いので、アニメ見られた方もぜひ漫画も見てほしいですね!

 どこがアニメオリジナルのセリフなのか見比べたくなった方は↓第一巻↓をどうぞ! 本当に自然なセリフの追加となってます。

魔法警察と顔のあざ

 森の奥にある小屋では、レグロがマッシュを叱っていました。町に行くなと言っていただろう、と。
 素直なマッシュはとても素直に謝って凹んでます。レグロはそんなマッシュをそれ以上怒ることが出来ず、ただ罰として午前にこなしたメニューをもう一度してくるように言います。

 マッシュはレグロの分もシュークリームを買ってきていたそうでそれをお土産に渡します。そして外へと向かいますが……レグロがハッとしてドアを開けます。また押戸か引き戸かで壊されては叶いませんからね。

ワン親方
ワン親方

ははは!
ちなみにここもアニメオリジナルみたいだぜ!こまけぇなぁ。

 レグロがドアを開けるという行為をすることで、視聴者も「そういえばこのマッシュって子。初っ端いきなりドアこわしてたっけ」となりますよね。

 しかもアニメの方ではちゃんとドアには修理された形跡がわかりやすく描かれているからなおのことです。

銀づち
銀づち

マッシュを語る上ではシュークリームと押戸引き戸問題は欠かせないのでね。

ワン親方
ワン親方

絶対、そんな重大な問題じゃないだろ!

 レグロはめちゃくちゃ素直なマッシュに「逆にもうちょっとこう反発心とかあっても」的な感想をいだきます。

 しかしマッシュも外に出たい年頃かと。今までレグロはマッシュのことを思って人里離れた場所で生活してましたが、魔法警察に知られてしまった。どうにかしないと、と考え込みますが……家の外に止まっている光る鳥と目が合います。そこへ乱入してきたのがまさしくさきほどの警察官。

 なぜか玄関の戸を使わずに壁を壊して侵入してくる警察官が3人。マッシュより酷いですね。

 彼らはマッシュを探しているようで……レグロの顔つきが険しくなりました。

 一方のマッシュは言われた通りトレーニングをしていましたが、彼が本気でやればトレーニングもあっという間に終わります。

 帰ってシュークリームを食べようと、シュークリームの歌を歌いながら家に向かいます。玄関ではまた「押戸?引き戸?」と悩みますが、中から聞こえてきた声に動きを止めました。

 家の中では、レグロがブラッドの魔法によって首を絞められていました。

ワン親方
ワン親方

魔法が使えない人間を間引く?

銀づち
銀づち

そうすることで、魔法が使える人たちだけの世界を作り上げているのが今現在、ということですね。

 魔法が使えない人間は生きていてはいけない、という言葉を聞くマッシュ。セリフも心理描写もなく、ただその目だけが映されます。彼はこのとき、何を思ったのでしょう。

 レグロは痛めつけられているにも関わらず、マッシュのことは口にせずしらばっくれます。
 ここでハッキリと「痣のないものを隠すのは立派な犯罪だ」ということが告げられます。ですがレグロは「断る」とマッシュのことを口にしません。

 レグロはずっと……劣等生でした。不器用で、失敗ばかりで……誰からも必要とされることなく人生を終えるのだと思っていた彼が自らの命を経とうと思ったとき、背後から鳴き声がしました。赤子の泣き声。

 赤子にはアザがありません。

 それで捨てられたのかと気づくレグロ。そしてそんな赤子に、必要とされ、レグロは心を救われたのです。

 だからたとえ血が繋がっていなくても、どれだけ世界から否定される存在でも、彼の親で居続けると、レグロは誓ったのです。レグロは「マッシュ逃げろ」と叫びました。トレーニングしているだろう彼に届くようにと。

 ブラッドはマッシュが近くにいるはずと判断し、部下に周囲を探せと指示を出し、その部下が玄関に向かったとき。

 ドアが破損し、マッシュの拳が部下の頬にクリーンヒット!

銀づち
銀づち

ここのっ、ゆっくりと動いていくマッシュが格好いい!
目を見開く感じとかね!アニメならではの良い動き!

ワン親方
ワン親方

いいねぇ!
盛り上がる感じのBGMと、殴ったあとのフォームも自然で迫力あるぜ!

 テリーがマッシュに向かっていきますが、またしても服を破り取られます。本日2枚めです。……制服も中々高いから大変ですね。

 そのまま張り手で倒されてしまいます。

 レグロは「なぜ逃げない」と聞きます。マッシュの答えは「家族だから」とシンプル。レグロにとって大切な息子であるように、マッシュにとってもレグロは大切な家族なんでしょう。

ワン親方
ワン親方

わがまま言ってごめん、と謝るあたりがなお良いなぁ。

銀づち
銀づち

わかります。
こういう細かいセリフ表現がマッシュという人物を表していていいですよね。

魔法がすべてではない

 ブラッドは魔法も使えないのにどうやって自分たちに抗うんだ、と笑います。そしてビンタでほっぺたが膨らみに膨らんだテリーが、心の中でブラッドの経歴について説明してくれます。

 そして警備隊にいた時にドラゴンを倒したという魔法がマッシュに放たれ、爆発。煙が舞いますが、マッシュは無傷。

 どうやらマッシュ。ブラッドの魔法をビタンッとはたき落としたらしいです。お陰で床に穴が空いてます。

 ブラッドは目の前で起きたことが信じられません。ドラゴンを追い払ったというのは本当で、その魔法を今使ったわけです。そんな素手で弾かれるはずは、とちょっと混乱気味。

 もっと強い魔力を込めて魔法を撃ちますが、それもまた弾かれてしまいます。

 さらに攻撃を加えていくブラッド。しかしそれらをマッシュはバレーボールのようにレシーブしたり、お手玉したり、ドリブルしたりとやりたい放題です。

ワン親方
ワン親方

いやいやいや!
魔法をレシーブ、お手玉とかおかしいだろう!

銀づち
銀づち

マッシュはレグロの杖を借りる、といって拾い上げました。
魔法が使えないはずですけど……?

 ブラッドは魔法が使えたのかと驚きつつも、防御魔法を作動させます。並の魔法じゃ届かない。

 マッシュは……片足を上げます。そしてその足を力強く踏み出して、右手に構えた杖を……投げました。まるで野球のピッチャーのように美しいフォームで。

 杖はブラッドの魔法を貫き、彼の頬をかすって壁に突き刺さりました。

 マッシュルのアニメで行うマッシュの様々な動きは、ありえないんですがどれもこれもフォーム綺麗だなと素人目に見ても思うような出来栄えです。こだわりを感じます。

 ずっと強気な表情だったブラッドが情けない顔をしてヘタレ込みました。杖をそんな使い方する人初めて見た、と。

 一方のレグロも愕然としてました。自衛のためと思ってトレーニングをさせていたそうですが、まさかマッシュの肉体がここまでになっているとは知らなかったようです。

ワン親方
ワン親方

まあ、まさかここまでなってるとは思わないよな。
でもこれでまた平和に……。

銀づち
銀づち

残念ながらそれは難しいんですよねぇ。

 魔法界では魔法が絶対。魔法の使えないマッシュは世界の決まりに反しています。見つかった以上、彼らを追い払ったとしても……。

取引と魔法学校

 と、ブラッドが取引を持ちかけてきます。

 神覚者(しんかくしゃ)。一年に一度、学生の中で最も優秀なものに与えられるもので、選ばれると貴族への昇格やらお金やら、いろいろと手に入るものとなります。
 ブラッドは、マッシュにそれに選ばれろ、と言いました。

 ブラッドはそれに付随する権利や金品を要求。

 信じる信じないは勝手だが、断ればずっと追われることになります。個人にではありません。魔法警察……いえ、国がマッシュを追い続けることになります。

 四六時中、安心できない生活。もちろん町に入れません。そしてマッシュは強くてもレグロは強くありませんし、年齢もあります。

 マッシュは取引に応じます。なぜならまた家族として、レグロと平和に過ごしたいから。

ワン親方
ワン親方

本当に良い子だなぁ、マッシュ。

 家族と平和に過ごすこと。それすらできない世界なら、ぶっ壊すしか無い。

 そしてマッシュは、魔法が使えないにも関わらず魔法学校へと入学することになるのでした。

まとめ

 いやぁ、面白さの10分の一でも伝わっていると良いんですが……本当に面白いのでぜひ見てほしいです。ちょっとシュールなので人を選びはすると思いますが、アニメの出来は非常に高いと思います。

 少なくとも、杖を投げるフォームは本当に美しい

ワン親方
ワン親方

どこをオススメしてるんだよ!
もっとあるだろ! 家族思いだとか魔法の表現とか!

 いやでも個人的にはマッシュル(アニメ)のマッシュの体つきやら動きがすごくいいんですよね。あり得ない現象を起こしているものの、細かい動き自体にはリアルさが合って、その有り得なさとリアルさの融合具合がとてもいいアニメでした。

 あとシュークリームがとても美味しそうに描かれている分、べちゃっと地面に落ちてしまったときは「あああ、もったいない」と思わず呟いてしまいました。

 シュークリームが無性に食べたくなるアニメです。2期も始まりますし、今後も楽しみですね!

銀づち
銀づち

では、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 マンガ表現もうまく取り入れているし、アニオリのセリフや動作が違和感なく自然で内容はもちろん面白い! そんなシュークリームと筋肉アニメが見たくなったなら、ぜひ↓こちら↓からどうぞ!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 マンガには好き嫌いがかなりあり、受け付けないイラストも多い。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。
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