【WIND BREAKER】第6話『その背中を追って』――任せるという信頼の言葉はくすぐったいと知る【アニメ-ネタバレ感想】

前回は2戦やったはずなのに後半の「優しい男」に全て持っていかれたお話でした。杉下……頑張って。
いや格好良すぎて、筆者も遥から浮気しそうでした。でも大丈夫。推しは遥です。
で、いよいよ遥の出番……ではなくて今回は柊の話。他の組み合わせはともかく、この二人は以前からの知り合いっぽく……なにかの因縁がありそうでした。
まぁ高校が別でも中学まで一緒だったりと外に知り合いいてもおかしくはないですからね。
柊は第1話から出てきているにも関わらず、よく分かっているようでよく分かっていないキャラなのでどんな人物かこれでわかりますかね。
ただの胃が弱い苦労人ではなく、ボウフウリンの四天王と呼ばれる柊の実力と、その過去が明らかに!
あとなんといっても相手がイケメン!
そんな胃痛弱々柊とイケメン佐狐ちゃんの戦いをいち早く見たい方は↓本編↓へ!
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前回のあらすじ
大人の階段、登れたね。
獅子頭連のアジト、オリと呼ばれる潰れた映画館。
そこで最初に戦いの場に立ったのは杉下と有野だった。
遥は「まだ決着がついてない。こんなだせぇやつに負けるやつと勝負はしたくないから負けるなよ」と彼なりの檄を送る。
ケンカは有野が梅宮を使って杉下の注意をそらして一撃を加えるが、有野の一撃を受けてもびくともしなかった杉下の一撃で有野が沈んで終わった。
次は蘇芳と有野の親友鹿沼の戦い。
しかし蘇芳の武術による受け流しの技術で弄ばれるように転ぶ鹿沼。そんな鹿沼に獅子頭連のメンバーたちが「真面目にやれ」と野次を飛ばす。
蘇芳は「大人になるためには想像力が必要だ」と言った。自分が蔑み笑っていた立場になる想像が頭に浮かぶ鹿沼。蔑むような十亀の目と「もう仲間じゃない」という言葉を向けられ、鹿沼は想像を現実とした。
蘇芳はそんな彼を見て「大人の階段、一段は登れた」とステージを降りるのだった。
前話より
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今回のポイント
言ってほしかった言葉がある。
- 仲間意識の遥
- 弟子
- その背中を見ていた
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仲間意識
獅子頭連は静まります。あまりにもあっけなく二人がやられてしまいました。しかも1年生に。ボウフウリンの名前は伊達じゃないのだと理解し始めたようです。
戻ってきた蘇芳を梅宮が笑顔で出迎えます。蘇芳は街の外から来たわけではなくても、中学が違うせいか、あまり具体的に彼を知っている人は今のところ少ないですからね。

中学からの友達とかいるのかな?

遥より周囲との付き合いは上手そうですが……本気の友達となると、いない可能性が……。
なんでもかんでも要領は良さそう。頭も良さそうなんですが……偏差値最底辺の風鈴高校に来たのはやっぱりボウフウリンを目指してなのか、意外とこう見えて頭悪いのか。ちょっと気になるところ。
謙遜する蘇芳に、楡井が取材よろしく「カンフー? 合気道?」と聞きますが、彼にもわからないんだとか。教えてくれた人が我流だそうで、いろいろと混じってるみたいですね。

たしかにカンフーだけと言い切るには合気道っぽいところもあったもんな。
遥は戻ってきた蘇芳に「オレとする時は本気でやれよ」と言いますが、蘇芳は「君面倒そうだから嫌だ」と断ってます。そんな、と思いますが。

戦ってあげてと遥推しとしてはお願いしたい反面、面倒なのも分かるというジレンマ。
しかし騒いでいる遥は、もう普通の男子高校生みたいでほっこりします。最初の尖ってたのは何だったの? と言いたいくらいに可愛い。もう、可愛い。
梅宮と柊は完全に保護者の立場。たった2年しか違わないんですけどね。この時代の2年って大きいんですよねぇ。
そうやってワチャワチャしているボウフウリンに対して、鹿沼が先程負けた有馬を引きずりながら隅っこに行きます。鹿沼は有馬だけには仲間意識あるんですよね。
膝を抱えて座り込む鹿沼。有馬もちょうど目覚めて、鹿沼を見て……彼も負けたのだと悟りました。
鹿沼は絶望した顔で自分たちはもう終わった、と口にしました。もう想像力が鍛えられてしまいましたからね。最悪の未来が見えているのでしょう。
柊の過去
次は1年の自分だろうと遥は嬉しそうに立ち上がるんですが、佐狐が出てきたことで柊が先に戦うことになります。

まぁ、遥の相手の十亀は向こうのナンバーツーだしな。仕方ないな。
副頭取の十亀は本来なら柊が相手にするのが妥当。だけど、遥かに任せる、と言ってくれる柊。

柊ー! お前……やっぱり年齢詐称してない? しぶ格好良すぎるよ!
そして遥は「別に任されるとかじゃない」と顔を赤くしてました。任される、というのも経験なくて照れてるみたいです。かーわーいーいー!
早速遥の照れを頂きました。
柊はあまり自分のことはなさないと梅宮が言います。相手の佐狐との関係は誰もしらないようですね。
二人の会話は柊の一方的なもので、佐狐はすごく無口みたいですね。なんですが、「大きくなったな」とか親戚のおじさん? てきな視点で会話していく柊。……やっぱり年齢詐称してない?

柊年齢詐称疑惑を推奨したい。

話に全然関係ないこと言い出した!
そしてここでOPなんですが、ウィンブレは本当にオープニング当たりですね。曲も中身も格好いいし、合ってる。
始まるのは、今までの2戦とは異なる本当のケンカ。ぬるぬるうごく~。
それから佐狐がようやく喋ります。杉下と同じ無口キャラかと思いましたが、喋ってくれるらしい! 良かった!
あの頃のオレとは違うんだムーブ出してます!

ダメだよそのセリフは……負けフラグ!

いいねぇ! そうそう! こういうケンカを待ってたぜ!

拳も出てますが、ケリに特徴ある動きしてる気がしますね、ふたりとも。
盛り上がる獅子頭連。特に佐狐の蹴りを一度止めるフェイントは格好いいです! どんな感じで止めるのか知りたくなったら↓本編へ↓どうぞ。
柊が押されてるー、という展開のようです。獅子頭連の5本指に入るみたいですね。

ちなみに影で5本指が映ってるが、鹿沼と有馬ではなさそう……なのにわりと大見栄きってたんだな。

獅子頭連ないでもあまり佐狐は喋らないからどういう存在か分かってないみたいですが、ケンカは誰よりもやってたんだとか。
それこそ入りたての頃はヤケクソのように喧嘩していたとのことですから、それが柊との因縁でしょうかね?
面白みがないと言われた柊から見ても、今の佐狐はしゃべるようです。そしてちらっんと過去の回想シーンが流れますが、小学生くらいの二人が戦う練習? をしているような風景。セリフからしても柊がケンカを教えたようですね。
多聞天:柊
突如スピードが上がった佐狐の回し蹴りが柊に入ります。吹き飛ぶ柊。
佐狐は昔より弱くなったと、柊に言います。そして梅宮達を見て「こんな奴らとつるんでるから弱くなるんだ」と。
遥が「ギザっ歯」と柊に怒ります。柊が情けないせいで自分たちまで舐められているとね。

自分たち、ねぇ……仲間意識身についたか?

蘇芳にも指摘されて真っ赤になって否定してます。……可愛い。
しかし梅宮はまったく動じていなくて……。
柊には多聞天という名の頭をやってもらっているが、多聞天の別名を知っているかと佐狐に聞きます。佐狐は「は?」と不愉快そうにしますけれども、そんな彼の肩に手を置く柊。久しぶりに良いケリを食らったと、平気そうな顔で言います。
いや、効いた、とは言ってますしダメージは来てそうですが……。
多聞天……毘沙門天。戦を司る。

四天王の中でも武闘派、ということなんですかね。見た目的には似合いますが、ポジション的には意外なところ。
ニヒルに笑いながら胃薬を飲む柊……格好つけてますが、内容は格好良くない。

しかも薬飲みまくった跡が!
別にトップじゃなくてよかった
小学生の頃の話。いじめられていた佐狐を柊が助けたことで二人の関係が始まります。柊にケンカを教えて欲しいと頼み込んだみたいですね。
小学校の頃の2年違いはだいぶ大きいですからね。憧れに見えるのは分かる。
過去と現在が交差しながら物語は進んでいきます。ケンカのレベルは相変わらず高いんですけど、柊が押し始めます。
遥が「つえー」と褒めるくらいですからね。ちなみに楡井は(・◇・)みたいな顔してます。強いなら最初からしろと照れくさそうな遥。……今日もデレデレです。

相変わらずのカメラワーク! 最高!
どんどんと押されていくのが戦っている本人の佐狐もハッキリと感じるんでしょう。なんで自分のほうが押されるのかと思った彼は、出会ったときを思い出します。
ここでようやく映像だけでなく過去のセリフまで見れるんですが……。
柊は一匹狼タイプで自分で群れを作るタイプではないものの、勝手にみんなが集まる感じのようですね。そして佐狐は……そんな柊にとても憧れた。
ここで分かるのは、柊は中学を卒業する時点で梅宮を担ぐと決めていたみたいです。
佐狐は柊がテッペンを取るべきだと言ってましたけど、柊は自分がそういうタイプでないことを知っているんでしょうね。
そんな風に持ち上げてくれる気持ちは嬉しくは合ったかもしれませんが……柊は自分はてっぺんを目指さないと素直に話し、だから佐狐は別の道を行けと言ったようです。佐狐のことを思っての言葉ですね。
柊が風鈴でテッペンを取る姿を見るのだと思っている佐狐に、思い通りの姿は見せられないから、というね。

あと佐狐が盲目すぎて自分の頭で考えないようになってる感じもあるから、そういう意味でも離れるべきだと柊は思ったのかもな。

中学3年生でそこまで考えるのか……疑問ではありますが、年齢詐称疑惑がある柊ならあり得る!

お前さんずっとその説おすじゃん。
言ってほしかった言葉がある
そのあと、佐狐はあれてケンカ三昧になったみたいですね。そこを十亀たちにスカウトされて獅子頭連に入ったんだとか。
おそらく……柊に捨てられたような感覚だったのかもしれませんねぇ。
だから強くなって見返したかったのかな?

正直……今回の話はかなり突然感はいなめないっちゃ否めない。まだ対して仲良くないキャラの過去とか見せられてもという感想の方がいるのも分かるんですが……柊好きなので個人的にはOK
WIND BREAKERはあっさりと見れるヤンキーアニメなのがいいんで、細かいことは気にするな精神です。
自分が負けるはずなんてないんだと憤る佐狐。自分のいない空間で絆を気づいていく柊が尊敬していたがゆえに憎さ100倍的な?
で、ここでようやく佐狐は自分の気持ちに素直になります。――お前はついてこないほうが良い。その言葉を、言ってほしくなかったのだと。

あー、やっぱり置いていかれたと言うか捨てられた感覚が近いか。

今まで柊に強気だった佐狐が「違うんです」と下手に出ながらその体にすがりつこうとする変化がいいですね。
すがりつき方が、またなんとも哀れな感じでいい。ついてこいと言ってほしかっただけなのに。
そして見事、柊の勝利となります。
獅子頭連は佐狐が負けたことにざわつきます。みんな佐狐の強さはしっかりと分かっていたみたいですね。有馬たちにはさんざん野次飛ばしてたのに佐狐には言わないので。
蘇芳はすごい結果だったと簡単し、楡井はすごすぎて石化し、遥はしっかりと前を見てました。戦いたいとか思っているのかもしれません。
十亀が佐狐をおろしてくれるか、と言うのに誰もが目を逸らします。佐狐ですらそんな目にあっているならば、自分たちもと想像したのかもですね。
ですが柊が佐狐を抱えておろしてくれます。どこか手つき優しいですね。十亀がお礼を言いながらそんなに丁寧に扱わなくて良いと言いました。
十亀が皮(チームの革ジャン)を剥がそうとする中、十亀の手を掴む柊。まだ皮をはぐのは早いだろうと言います。十亀の勝負が終わってからでも良いだろう、とね。

つまりつまり!?次の遥との戦いでお前もその立場になるかもな、という挑発だな!

あとこのあとの「大きな独り言」の雰囲気もいいですよね。こんなやり方では獅子頭連は強くならないっていう。
十亀も柊と同じくとても年上に見えるので、こういう大人なやり取りがすごく似合います。そして十亀の声はやっぱりエロい。なんでしょう……吐息?
そのまま元の席に戻っていく柊。ふらついている様子はありませんので、頑丈みたいですね。
考えてみると第一話でも背中でバットかなにかを受け止めてましたし……頑丈すぎる。
楡井くんは色々と聞きたそうですが、さすがに聞きに行けなかったみたいです。
梅宮は何事もなかったかのように柊を受け入れて、佐狐のことを聞いてきません。話したいのか? と逆に聞いてきて柊が言葉に詰まるとならいい、と。

会話中にちらっと過ぎしたが映るんですが……杉下は柊のことどう思ってるんでしょうね。梅宮の信奉者なら、その腹心的な彼のことをライバルと見てそうですが、今のところ悪感情もなさそう。
「話したくなったら話してくれよ。
それが俺の聞きたい話だ」

うおおっかっけぇ! これがリーダーの器!
分かった、と柊が笑って今回の話は良い区切りで終了です! いいねぇ、こういう互いのこと分かっているやり取り。
そしてやっぱり残る柊の年齢詐称疑惑。

……正直、ちょっと気持ちはわかるぜ。
まとめ
ということで、今回は……柊の年齢詐称疑惑深まる、なお話でした。

それはちげぇよ!?
柊の胃痛の原因増やすなよ!
まとめるとこんな感じ
- 佐狐が小学生の頃いじめられていたのを柊が助けてくれ、佐狐がケンカの弟子入り
- 中学時代、柊のもとには人が集まり、佐狐はそんな柊の背中を追いかけていた
- 高校でテッペン取ると思っていた柊がほかを担ぐと言い出し、佐狐に来るなと言った
- 佐狐はついて来るなと言われたのがショックでグレてケンカ三昧→獅子頭連に入る
- 愛しさ余って憎さ百倍的になっていたが、最終的に柊が勝つことで佐狐は自分の本当の気持ちに気づく
という感じでしょうか。
で、佐狐の革ジャンを取ろうとした十亀の行動を柊は止めて……いよいよ次は遥の出番ですね。
主人公のケンカはことさらスタッフの気合が入って格好いいので楽しみです。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
↓という感じで柊が格好いいのと、柊は年齢詐称しているのではと疑いたくなる話を見たくなったら↓
↓原作で先を読めば疑惑だけでなく確信が持てるかもしれない!↓
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