【転生悪女の黒歴史】死亡フラグ67――もう間違いたくないから、あなたを暴きたい【ネタバレ感想】
シャノウーーーーーー! 少女マンガーーーーーーーー!
という叫びたい展開で終わった前回。そしてコノハにはやはり何かがありそうだなというのもまたまた思ったわけですが。
今回も「え、コノハ? 元のヒロインがしていい顔じゃないよ?」という姿を見せてくれますが……なんといってもやっぱりシャノウがヒーローしているのと、男らしい。そしてソルはヒロインムーブを醸しています。
落ちが最高でした。キーワードは――『暴く』です。
なんのことだろう? めっちゃ気になる! ソルのヒロイン見たいっ! シャノウ推しという方はぜひ本誌をごらんください。
前回のあらすじ
コノハ黒幕説は一応下火(まだ疑っている筆者)
祭壇の周囲で起きる異変の中、それでもイアナをしつこく狙う傀儡の術者。
途中、シャノウの結晶が割れてその姿が見えなくなるが、術者がシャノウの部下を次々と乗っ取って同士討ちをさせながらイアナを追い詰めてくる。
2日早く出現した魔物の対処をすべくやって来たコノハですら乗っ取ってイアナを殺そうとするが、イアナはコノハの体を突き飛ばし、その体を傷つけることでコノハを開放する。
イアナはわざと術者を自分の体で受け止めつつ、術者を結界の中心地につれていき、その身を捕えさせた。
しかしその術の反動で大きく弾き飛ばされたイアナ。そんなイアナを助けてくれたのは元の身体に戻ったシャノウであり、彼は『イアナ』が助けてくれたからだと初めてその名前を呼び、泣きじゃくる彼女へ口づけるのだった。
前話より
シャノウ! シャノウ! シャノウ! 結婚式場を召喚!
今回のポイント
コノハ! シャノウ! ソル!
- コノハ! その顔はやばいって!
- 結婚式場をここに呼べーー!
- ニー×ソルSS『暴きたい』byコノハ・サトー
そのSS詳しく、という人がいそう。
コノハが原作ヒロインがしてはイけない顔をしている
場面はコノハが聖なる力を使って魔物たちを封印するシーン。ソルはその姿を見て、自分の心を救ってくれた日のことを思い出します。
ギノフォードが、コノハに声をかけます。イアナに叩かれた傷を治療しよう、と。コノハは自分が先に手を出してしまったからでイアナは悪くないのだと言いますが、ギノフォードを始めとした周囲は誰もそのコノハの言葉を信じません。――ソルですら、イアナをかばっていると思います。
ソルはまだイアナが悪女ではない、と信じてないんですよねぇ。
大切だとは思っても……そこがシャノウとの違いですかね。
イアナはソルに特に隠しているのもあるしな。
本来自分を殺す相手だった、ということもありますし、ソルがコノハを大切に思っているのに自分に仕えているという負い目も感じてますからねぇ。
この二人の関係が本当の意味で変わるのはいつなんでしょうね。
コノハの冗談だと思ったギノフォードたちが笑い、「全部イアナが悪い」という中、コノハがなんとも……ヒロインがしてはいけない顔をします。ソルはその表情を見て、なぜだと思うわけです。
ソルですら、あのときイアナがコノハを叩いたのはイアナが完全に悪くてコノハは被害者だと思ったようです。イアナがこちらを意に介していない表情をしていたから、コノハがかばっているだけだ、と。
自分を突き放したときと同じ顔だった。
でもではなぜコノハはあんな表情をするのかとソルは悩みます。コノハは嘘をついているわけではなさそうです。ではなぜイアナはコノハを傷つけたのか。そもそもやはりコノハがイアナを襲うというのはイメージしにくいのでしょう。
ソルはずっとイアナを疑っていたわけだし、そうすぐに信じる、まではいかないか。
悩むソルとオーグニース
考え事をしていたソルの背後に、いつのまにかオーグニースが立っていました。
イアナの後を追っているというニースに食いつくソル。イアナの居場所を聞き出そうとして、ニースの後をついていきます。
そこはイアナたちが警察隊と一緒に管理者と戦った場所。荒れたその場所で一体何があったのかと調べ、そのうちの足跡がイアナのものとよく似ていると気づきます。イアナは何かをしているのだと、ニースに詳細を言わせようとしますがニースが教えてくれるわけはなく。
闘いになります。それは暗殺組織に入る前のことも含めた……協会にいた頃のニースは正義感があった、と。なのになぜまだ組織にいるのかと叫ぶように言ったソルの一撃がニースの服を切り裂き、その胸にバツのような傷跡?みたいなものがあるのが見えます。
傷跡、かと思いきやそれは組織に中世を誓う特殊な模様。
ひとつだけ願いを叶える代わりに組織へ一生忠誠を誓う焼印、か。
って、組織に忠誠を誓っているはずのニースが教皇の指示に従ってる?
ニースもまだ謎が多いですが、ごまかしているニースですが、ソルが組織を抜けた後。ソルを組織が消そうとはしなかった。それはニースがなにかしてくれたのではないか、と今ようやくソルはそんなことに思い至り、自分は何も知ろうとしなかったのだと気づきます。
ニースは否定するものの、ソルは自らの愚かさを知り、知りたいと思いました。ニースのこともそうですが、イアナのことを。
ニースに謝り、彼にすがるようにイアナのところに自分を連れて行ってくれとお願いするのでした。
ニースに抱きついているソル、まじでヒロイン。
いや、そんなことは……と、否定してやりたいが、気持ちはわからなくもない。
涙目にもなっているので、ニーソル好きにはたまらない回ですね。ニースの頬に手を伸ばしているコマもなかなか良いですし……是非堪能してほしいです。
結婚式の日にちはいつですか? 場所はどこですか?
シャノウに抱きしめられ、キスされたイアナは……というと、気絶してしまったみたいです。
これはよくある展開の……覚えてない、になりそうですね。
くたりとしているイアナをみてシャノウは思わず苦笑しますが、しかしずっと緊張しっぱなしだっただろう彼女のことを思うと当然かと思い直します。
そしてね! そしてすんごいせりふを言うんですよ。
「頑張りすぎなんだよ。
もう
俺と結婚して毎日ゴロゴロのんびりしてろ」
ぎゃああああああっシャノオオオオオオオオウ!
うるせぇ!落ち着け!
この時のシャノウの目を伏せた感じの顔がこれまた格好いいのでぜひ本誌でご確認を! まじでよかった。シャノウ推しじゃなくても「良い」となると思いますので!
楽できるぞー、なんて囁いてます。なんだこの尊い空間。
そこへやってくるミカ。ミカはシャノウを刺した張本人ですが、シャノウを安全な場所に送ってくれたのもミカです。そしてシャノウはミカは味方だと信じているようで、気を失っているイアナを彼に預けます。
自分は普通に警察隊としてギノフォードたちに合流する、と。
ただそばにいるだけがイアナをもまることじゃない、か。
イザークを殺してないってちゃんとわかってくれてるんですよね。正直ソルよりイアナのことちゃんと理解してそうですね。
イザークの名誉を守り、そしてイアナの名誉も守る方法を考える、というシャノウ。そしてミカのことを信じているシャノウはイアナをあずけて自分がいるべき場所へと戻っていくのでした。
格好いい!
もとからシャノウ好きでしたが、シャノイア推しになりそうですね。
ミカは敵であるはずの自身を信頼するシャノウに「馬鹿だ」と口にしましたが、ちゃんとイアナをどこかへと転移してくれたようです。
なんだかんだと仲が良さそうに見えるニースとイアナ
意識を失っていたイアナ。何をしていたかを思い返していて、ソルたちからはコノハを叩くところを見られたからまた悪者として見られているだろうけどそのほうが彼らを守れるからと思った後で、シャノウの言葉を思い出します。自分の行動で助けられた、と。
はじめてちゃんと助けられた。だからソルも助けられるのでは、と目を開けます。
なんかこう見てるとかなりソルのことも守ってるから、まさしく姫ポジではあるな。
ソルのヒロイン化が止まらない。……いいぞ、もっとやれ。
が、気づくと空中。イアナの体は当然落下します。そんなイアナの下敷きになったのがオーグニースでした。ソルの姿はパッと見はいないですね。
しかしわざわざイアナの下敷きになってくれているあたり、憎まれ口聞きながらも優しい……のかもしれない。
見るとイアナの頭しっかり抑えてくれているんですよね。暗殺者として強い彼ならばきっとイアナを避けることもできたでしょうに。
イアナの頭には手紙がついてあったそうで「安全そうな存在のもとに送る」と。どうやらミカがオーグニースのところに送り込んだみたいです。ただ、オーグニースは今迷子だそうです。
ソルに追いかけられて穴に落っこちるって……結構ドジっ子か?
出口がなく、なにか仕掛けがありそうです。それになによりも御魂(みたま)結晶が周囲には沢山存在します。
と、それでシャノウのことを思い出すイアナ。シャノウが人の姿に戻ったのは覚えているようですが、その後キスをしたことは覚えていなさそうです。
シャノウが人間に戻ったと聞いたオーグニースは嘘つくなと、あれは教皇に持っていかないといけないと言い、出せとイアナの服に手を突っ込んだ……らしいですね。
そして互いに言い合いながらもみ合う二人。ソルを巡って対立し、喧嘩が多い二人ですが、なんだかんだと気は合いそうに見えますね。
互いの格好を乱しあっている中(語弊)、第三者の声が響きました。
本日のお色気シーンですね。
振り向いた先には険しい顔をしたソルが「わいせつが過ぎる行為だ」と。イアナは逃げようとするものの、身体能力でソルに勝てるわけはありません。
壁際に追いやられたイアナ。そんなイアナを切なそうに見ながら、「暴きたい」とか誤解受けそうなことを言うソル。
イアナの脳裏を駆け巡るのは、ニー×ソル? ソル×ニー? のSSでした。
おわっ!
結構しっかりSS書き込んでね?
私はあまりBL得意ではないのですが、ちょっと気になってみたくなりますね(笑)
今回はサトー・コノハさんのSSで終わりでした。
まとめ
今回はコノハの衝撃の顔とかソルのヒロインっぷりと、シャノウの格好良さでヤバいなぁと思ったところに、最後はまさかのサトー・コノハさんのSSで終わるというめちゃくちゃたくさん詰め込まれた回でしたね。
物語としてはあまり大きく動いてなくて、次回が気になるという話ではあるのですが……イアナの真実を告げているコノハの表情と、それをコノハの冗談だと思いイアナが全て悪いと言い放つ周囲。……きっと昔からそれが繰り返されてきたのでしょうね。
私はその噂を流した原因がコノハではないか説を唱えてましたが、この様子だと違うのかなぁという感じですね。
まぁ最初のきっかけがコノハで取り返しつかなくなった、というのもありそうだが……そこまで疑うのもどうかって感じにはなってきたな。
幼少期からイアナが悪者扱いされたのにはシュヴァルツ・レ・シュヴァリエが関わっていたのではと思っていましたが、実際に世界の強制力的なものでイアナが悪者になる、というのもあるんでしょうかねぇ。
とにかく今回はこの前から続いてシャノウが格好良くて良きでした。そして次はついにソルがイアナを暴こうと……する? のでしょうか。
ニースと二人でごまかしそうな気もしますが、どうなるのか。楽しみにしながら待ちたいところですね。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
シャノウから「俺と結婚して毎日ゴロゴロしてろ」と言われたくなったならば、ぜひとも↓本誌↓をご確認ください。