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アニメ

【逃げ上手の若君】第三回『神の住む森』――新天地で得たのは、郎党という力【ネタバレ感想】

アニメ『逃げ上手の若君』のネタバレ感想第3話(画像参照:逃げ上手の若君-アニメ)
銀づち

 前回は……前回はああああ、辛かったなあああ。兄上ええええええ。

 というお話でした……はぁ、辛い。

 歴史上の資料に残っている通りなので当然といえば当然の結果でしたが、漫画だからどこかで変わってるんじゃないかとか、そんなふうに期待もしていました……ですが……ですが世の中そんなに甘くはなかったようです。

 太平記には『連行される邦時の姿を見た人やそれを伝え聞き、涙を流さなかった人はいなかった』のような記述もあるんだとか。まぁ9歳くらいの幼い子供が縄で縛られ、ボロボロな状態で連行されれば、さすがにね……。まじで伯父許すマジ。

 今後もこんな展開があったりするのでしょうね。今のうちからそういうのが苦手な方は、視聴止めたほうが良いかもですねぇ。歴史ものはやはりそういうところがありますので。

 私も苦手な方なのですが、でもだからこそ見たくなる、というのもあり……何よりも物語に惹きつけられる……ということで、第三回目の感想をやっていきたいと思います!

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前回のあらすじ

 若君に迫るのは、知りたくない裏切りの現実。

 時行の兄、邦時は伯父の手で逃げ延びていたが、その伯父が敵方に邦時を密告した。

 一方時行も、敵の警戒が厳しく、鎌倉をでられずにいた。
 そんな中、兄の邦行が伯父の五大院宗繁に裏切られて処刑されたと知る。裏切りによる裏切りに時行は絶望しかけるが、頼重達の言葉により兄の仇を討つことを決める。

 弧次郎と亜矢子という新たな仲間とともに宗繁に挑み、時行は無事に兄の仇を討つのだった。

前話より

 若君、仲間を得る。

今回のポイント

 入浴シーン。

  • 鎌倉との一時的な別れ
  • 諏訪大社の神
  • 騒がしい日々の幕開け

 同じ年の仲間たち。

新たな歴史の幕開け

 リアルな草の表現から今回は始まります。

ワン親方
ワン親方

うおっ。まじでリアルだな。

銀づち
銀づち

しかも今回はそんな草の中を、アニメ調の若君が歩いてます。

 いや、ほんとこのアニメのこういうところ好きです。全部を同じ調子で色づけたり描いたりも統一感があっていいですが、アニメ『逃げ上手の若君』は調和しないようなパターンの違いをうまく組み合わせて調和させてます。上手い。

 あと、ただ呆然として歩いている様子の若君は無言なのですが、かすかに、しかしはっきりと聞こえる声量の他のキャラたちの会話があるのもいい。キャラは描かれていないのに、ちゃんとそこにいる、感じが出てます。

 と、若君を呼ぶ頼重。初陣の感想を聞くわけですが、ここでようやく全員が描写され、背景の雰囲気がまた変わります。先程のリアル調よりは雰囲気が和らぎますが、輪郭がはっきりと描かれた若君たちを際立たせつつも、違和感なく存在している草木。……イイ。

ワン親方
ワン親方

思うんだが、アニメってそういうところにまで注目して見るものか?

銀づち
銀づち

単純に物語も面白いんですが、私はこのアニメに関してはそういうのも気になって楽しんでますね。面白い。

 それはさておき、若君は自らの右手を見下ろします。初陣は、まさかの親類ではあったものの、まだ実感は乏しいのでしょう。

 それもそうですね。邦時が亡くなったのが9歳と言われてますからね。そんな年若い彼の身に襲いかかった怒涛の出来事。それらをすぐに理解し、受け止めるのは……大人にも難しい。

 夢中で逃げていたら敵の首が目の前にあった、と。

 と、思い出した若君は顔を上げます。――若干頬を染めたその顔の、可愛らしいこと。

銀づち
銀づち

これは……見えた!

間違いなく美しいタイプのタラシになる!

ワン親方
ワン親方

どんな未来を見てるんだ! というか、頼重に対抗すんな!

 礼を言います、の言い方や描写の仕方も素敵です。すぐに言い終えるのではなく、雫たちの姿も間に入れて、はにかみつつなのが良い。その御礼を受け入れる雫たちの様子も良い。

 そして頼重は鬼ごっこで戦に勝つ条件について語りました。

鬼ごっこの勝利条件
  1. 若君(時行)が戦場で最優先に狙われる貴重な将であること
  2. 刀となるべき信頼できる郎党を持つこと
  3. 北条の遺児たる誇りを忘れず、人が惹かれる正しい人間であること
ワン親方
ワン親方

ふむふむ。
3は1と2を達成するための条件ってやつか?

銀づち
銀づち

若君が敵味方双方にとって魅力的でなくては、鬼ごっこは成立しませんからね。

 そうすればどんな鬼でも倒せるだろうというところで、高氏の姿が描かれるのがニクイ。

 眩く、しかし優しく輝く月を見上げていた若君は、何かをこらえるように「わかった」とつげ刀を掲げます。それは生まれ育った故郷、鎌倉に対する責任と決意

 足利を倒すのだと、刀を投げた若君。

 戦いをいつも避けていた彼のその決意表明に頼重は立派だとうなづいてから、未来が見えたと言います。

 そこから刀を投げると大変なことに……、と彼が言い終わる前に、うるると唸る狼の声と、狼の尻に刺さっている若君の刀。

ワン親方
ワン親方

あちゃあ、これは。

銀づち
銀づち

どぴゅんっと一目散に逃げる若君と、その逃げ足に唖然とする郎党達……彼らの関係性が見えるシーンですね。

 ここで絵巻風の絵柄になって、ナレーションが入ります。

 道中の描写はほぼなく、もう諏訪についたみたいですね。そこで力を蓄えていく……はずですが。

諏訪大社と神と狩り

 若君は落とし穴の中にいました。

 そんな若君を見下ろして挨拶する頼重。おげーんきの言い方が絶妙ですごく好きです。

 若君は相変わらず後光が指している頼重に文句をいいます。どうも朝から巫女に囲まれいろいろ迫られ、そこから逃げてきたようです。さす若。

銀づち
銀づち

ちなみに漫画だともう少しこの巫女たちの応対について詳しく描かれてましたが、アニメだとぼかされてます。

 頼重の計らいで、傷心の若君を「朝餉」と「人肌で」温めるように命じていたらしいです。それで察してください。いろんな都合でしょう。

 落とし穴は頼重が未来を見て設置したそうですが、若君は頼重のその話を信じてはいません。諏訪大社は神気に満ちているから調子もいいんだとか。

 ここで諏訪大社が描かれて文字も表示されるのですが、美しい

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 華美な美しさではないのですが、なんとも言えない、日本人なら何かしら感じる自然と社の描かれ方と目立ちすぎない音楽……最高か。

 と、いうところで頼重は若君に武芸と勉学をと言うわけです。

 しかしまだ心の整理もできていない、と若君は逃げるわけですが……その逃げた先にも落とし穴が。もちろん未来を見ていたから。

ワン親方
ワン親方

未来では天丼という、とか……本当になんでもありだなコイツ。

銀づち
銀づち

でも、暗くなりがちな物語にギャグをもたらしてくれる良いキャラでもありますね。あと、現代人にも入りやすくしてくれます。

 怒る若君に謝りながらはしごをさしだしてくれるのは雫。一応、父である頼重をかばっているようですが、その内容は全然かばってません。

 参道に落とし穴を掘るのはどうかと思う、と父親を叱る雫。謝る頼重。この親子も良い味がします。

 そんな二人を見ながら若君は命の恩人であることには感謝しつつも、疑っていました。それは自分を裏切るとかではなく、そんな力を頼重たちが持っているのかということです。

 鎌倉にあった鶴岡八幡宮よりも遥かに小さい社の主に、そんな大した力※はないだろう、と。
※鎌倉を取り戻し、足利高氏を倒す力。

ワン親方
ワン親方

まぁ、これは時行の立場からしたらそう思っちゃうよなぁ。

相変わらず逃げ続ける若君

 それから数日が経過する中、頼重は暇そうにしています。というのも、若君が勉学や鍛錬から逃げ続けているせいです。

銀づち
銀づち

ちなみに落とし穴は亜矢子や弧次郎たちが掘っていたらしく、もう疲れたと言ってますのでそうとう掘ったのでしょうね。

ワン親方
ワン親方

ちなみにここ、アニメだと頼重がごろごろしてたり顔芸しているだけなんだが、飽きないのはなんでだろうな?

銀づち
銀づち

あれだけの表情変化ができるので、きっと常日頃表情筋鍛えてるんでしょうね。さすが諏訪頼重。

ワン親方
ワン親方

どこに感心してんだ!そこじゃねえよ!

 弧次郎は逃げ続ける若君に呆れ、甘やかされて育ったから逃げ癖ついてるんじゃ、と言いますが頼重がすぐにそれを否定します。

 小屋の外で話をしていた弧次郎たちに説明していく頼重。若君はもともとお飾りの主君になることが決まっていた。だからこそ、人生に大きな目標が持てず、鍛錬にも力が入らなかった。

ワン親方
ワン親方

まぁ、それは分かるぜ……ただやれと言われても、なぁ。

銀づち
銀づち

自らやりたい、と思えないと何事も身につきませんからね。

 夕方の雰囲気と、聞こえる虫の鳴き声。差し込む光……雰囲気がいい。

 足りないとすれば自分だ、と頼重は言いました。まだ若君に示していない、と。頼重に若君を助ける力があるのかどうかを。

現人神

 大雨の中を逃げる若君。まさかこんな天気の中でも逃げるとは思わないだろう、と。

 今日は兵法を学ぶ予定だったそうですが、無意味だと若君は思います。自分が覚えたところで……と、自己評価が低いのですね。

 そんな時、雷がなります。

銀づち
銀づち

が、ここ。雷のところあえて音がしません……くぅっ、好きだ、この表現!

 眩しさに手をかざした若君と、頼重の姿が無音の中に浮かび上がる……イイ。とてもいい。

 もう落とし穴を作って追い回すのは止めるようにと若君は言います。学問を学ばずとも要望には添えると。自分はただ逃げていればいいのだろう、と。

ワン親方
ワン親方

まぁ、基本やはり逃げは良い意味では使われないしな……逃げが上手と言われても、微妙か。

銀づち
銀づち

特に彼は武士の家系に生まれてますし、この時代ですからねぇ。

 軍が負けている中でも逃げていれば良いのだろうと、やけくそ気味なその言葉の間には、彼にとって忘れたくても忘れられない炎の景色が映ります。

 応じる頼重の声は冷静で、負けることなど考えていないと言い切ります。自分は『神』であるから、と。

 そして「雨を晴らす」と声に出し、鈴を鳴らします。

ワン親方
ワン親方

うおおおおっなんだこれ、かっけー!

銀づち
銀づち

この雨を晴らす描写。アニメならではという感じでよかったですね! とっても神秘

 BGMもいい効果を発揮し、雨粒が空中で止まるような、そんな不思議な光景が若君の前に広がります。

 そうして雨は本当に晴れるのです。

 先程まではすごい雷雨だったというのに、暗く厚い雲からは美しい光が差し込み、佇む頼重を輝かせてみせます。普段のギラギラした後光ではなく、本当に美しい光がそこにはあります。

 そして頼重の声と掲げた手の合図にしたがって、多くの人々が歓声を上げるのです。

 この時の頼重、マジイケメン。

ワン親方
ワン親方

ずっとこの姿だったら、たぶん時行もこんな迷わずに信じたと思うが。

銀づち
銀づち

まあまあ。頼重がずっと格好良かったら、そんなのただのイケメンじゃないですか。

ワン親方
ワン親方

ただのイケメンでもいいだろ!

 集まった人々とその歓声を、若君は興奮した様子で見下ろします。それは普段おちゃらけた頼重が持つ力を、若君にハッキリと示した瞬間でした。

銀づち
銀づち

さらに説明されていく中で若君の姿が太陽に照らされた絵が出てくるのですが、その太陽に付け加えられた表情はどう見てもギラびやかな笑顔の頼重です。

 ここ、なんとも良い雰囲気の絵柄に似合わないのでぜひ見て欲しい。

 そうして自らの力と若君が合わされば強いのだということを示した頼重に、若君は照れたように少しうつむき言葉に詰まりながらも、ちゃんと学ぶことを宣言しました

 すりすりしてくる頼重をなんとか突き放そうとしながら、若君は頼重を信じようと思うのです。自分を英雄に育ててくれるはずだ、と。

 思うのですが。

 カカンッ。

 と、ここで時代錯誤な音が。カチンコです。あの、映画とかでスタートのときとかにカンッて鳴らすやつ。

 言質は取ったと言った頼重は、背後で麗しい一枚絵のようにして腕を上げていた民達? を振り返り「もう帰って良い」と言いました。途端に崩れる一枚絵。真っ白になって目が点になる「わかぎみ」。

ワン親方
ワン親方

いつも熱狂的じゃない……それは、そうなんだろうが……詐欺だろ、これ。

銀づち
銀づち

でも若君も「やる」と言っちゃったので……。

 騙されたと暴れる若君ですが、しっかりと頼重に捕まってしまいました。そして流れるナレーション。

 シリアスなナレーションが流れる中、落とし穴に落ちる頼重と若君。キレイに落ちたところで、今回は終わり……あ、まだ半分でした!

郎党と狩りという名の鬼退治

 諏訪での生活に若君が少し慣れてきた頃、頼重が次は味方を増やそうと言いました。郎党を持とう、と。

郎党とは?

 有力武将と主従関係を結び、命がけで戦う配下のこと。

ワン親方
ワン親方

時行の目的を考えると絶対に必要だよなぁ。

銀づち
銀づち

少なくとも、前回に出てきたような裏切り男みたいなのではなく、ちゃんとした仲間は必要でしょうね。

 ちなみにここらへんはアニメでもわかり易く説明がはいるのでご安心を。むしろアニメだと図形を用いた面白いアニメーションとともに頼重の説明がはいるので楽しいかもですね。

 と、ここで改めて登場人物たちの紹介がされます。弧次郎、亜矢子、雫。それぞれ得意分野が異なるので、活躍の場がありそうです。狐次郎なんかは特に武将、というわかりやすい地位につきそうですしね。

銀づち
銀づち

みんな好きですが、特に弧次郎くんのキャラデザは個人的に好み。

ワン親方
ワン親方

いや、それよりも王道展開のところで……いわゆる光り輝く元気な玉を掲げている野菜人みたいなのが出てるが、いいのか?

銀づち
銀づち

まぁ、放送されているということは大丈夫なのではないかと……同じジャンプですし?

 それはさておき、早速初めての郎党会議。何をするか、という話し合いで嬉しそうにしつつも悩む若君が可愛いです。頬ずりしたい。

 鬼ごっこと言ったら嫌だと拒否されてしまいましたが。

ワン親方
ワン親方

そりゃ嫌だわ。逃げに関しては地平線まで逃げていくような時行相手じゃなぁ。

 好き勝手言いまくる面々に、郎党ってなんだと悩む若君。どんなやり取りだったかは実際に見ていただきたいですが、個性が出ていて中々……ただ、ちょっと雫ちゃんのはストレス貯まっていないか心配になりますが。

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 と、亜矢子が狩りをしようと提案します。鍛錬にもなる、と。

 普通神社で殺生はご法度となりますが、諏訪明神は狩りの神でもあるため、肉を食うんだとか。

 変わった神だなぁと若君が思う頃、頼重は肉を焼いて食っていました。美味しそう。

 若君たちが狩りに行った、という報告が入りますがその光景はすでに頼重も『見て』いました。そしてどうやら、その狩りで若君たちは試練に出会うそうですが……。

山には鬼が出る

 可愛らしいうさぎ。そしてそんなウサギに「ばぁっ」と両手を広げる雫たん……かわゆす。

 雫が追い立てたウサギに向かって若君が弓を放ちますが、当たりません。弧次郎が「若にしては惜しい」と褒め(?)ます。

 見通しが悪いから、と弧次郎邪魔な枝を切って矢を撃ちやすくしてくれますが、そこに亜矢子が石を投げて台無しにします。と言うか、岩が粉々です。

 今回はウサギが避けましたが、狐次郎が言うには今までもそのやり方でウサギを赤い霧にしてきたんだとか。やばい怪力ですね。

ワン親方
ワン親方

でもなんか、狐次郎は武家の子っぽくてなんだかんだと時行を立てている感じがあるな。

銀づち
銀づち

若干粗野な言動ではありますが、一番ちゃんと郎党っぽいですよね。

 逃げるウサギを追いかけていく一行でしたがそんなウサギを仕留めたのは、第三者。巨大な……イノシシ?

 いや、巨大すぎてイノシシとも呼べない気がします。イノシシに似た何か。

 雫が言うには、隣国で噂があるそうです。人を食べる牛鬼(うしおに)が出ると。

 かなり凶悪そうなその獣と退治することになった若君達……と、交互に映される頼重ですがめちゃくちゃうまそうなお肉料理を食べているのでなんとも緊張感が……私にもその丼ください。

 仕留めてみなさい、と『南北朝鬼ごっこ 牛鬼牡丹』という表記が出るのですが、その直前で美味しそうにご飯食べているので色々と台無しです。

 なんとか一度突進を避けて狐次郎が矢を放ちますが、全然効いてません。皮膚の部分で食い止められ、肉には届いてなさそうです。子どもの膂力じゃきつそうですね。逃げる若君たちですが、雫が「倒せる」と言います。

 なにげに一人だけ安全圏にいますが、頼重ほどじゃなくてもカンが良いみたいですね。

 そして雫が作戦を提示します。若君には獣を引き連れて松が生えた崖際まで行くように。狐次郎と亜矢子にはあの松の下に何があるのか知ってるでしょとそれだけを言います。

ワン親方
ワン親方

崖から落とすのか?

銀づち
銀づち

ちょっとやちょっとの崖で倒せる相手には見えませんけどね……化け物です。

 一人残される若君。避けながら連れていけとか無理難題だ、と文句をいいつつ神回避しているところがさすが若君です。さす若です。

 なんだかんだと目的地まで連れてきた若君ですが、このアクションがこれまた格好いいので是非堪能してほしいです。竹を使って飛び上がるのも良い。

 そんな時、準備ができたという亜矢子に狐次郎が答えて弓を放ち、注意を若君から自分へと惹きつけました。

ワン親方
ワン親方

おい、大丈夫なのか!

銀づち
銀づち

この狐次郎君の挑発が……格好いい! 成長した姿が見たい!

 そして突進した牛鬼の体を狐次郎たちは避け、宙を舞った牛鬼の体はそのまま……先ほど亜矢子が加工した石に突き刺さるのでした。

 ここ、アニメでは特に説明がなく、ただ雫の「神様の刃」という言葉があるだけですが、黒曜石のことですね。

銀づち
銀づち

黒曜石の鋭利さは有名ですよね。現代でも用いられるほどですから。

 そして一狩り終えた面々はその近くにある温泉で体を清めます。残念(?)なことに衣服は着用してます。

 ですが亜矢子や雫たんの髪型がお風呂仕様になっているのでご注目。若君もとろけきった顔してるのもいい。

 風呂に浸かりながら若君は郎党たちの実力に驚いてました。

 あんな化け物をあっという間に仕留めてしまった、と。弓矢が効かないと分かったら三者三様で未知の怪物に対処したのですからね。子どもと侮れません……まぁ、若君も同じ年な子供なのですが。

 雫が謝るように化け物を撫でています。彼女が言うには、おそらく太古の獣の生き残りで、子孫を残せる相手もいない孤独な存在だと。

 そっとその大きな目を閉じさせているのが、なんとも切なくていいですね。

 魔道に落ちた存在が、浄化される様子がアニメでは描かれていました。

ワン親方
ワン親方

こういうところに強くファンタジー要素持ってくるんだな

銀づち
銀づち

歴史要素と相まってなお物語を盛り上げてくれますね!

 温泉に浸かりながら、今後の作戦会議は温泉でしようと言い合う面々。そしてまずは名前決めです。若君である時行の存在は外にバレてはいけません。だから彼の名前を使った郎党の名前には出来ません。

 なんだかとんでもない名前の党が出てくるのに若君がツッコミを入れていきます。ですが、そんな空間を若君は心地よいと感じていました。すべて失った若君を励ますかのように接しつつも、ちゃんとトップとして立ててくれている、と。

 そして最終的に亜矢子が提案した『』げ上手な『』様の『』ということで、逃若党(ちょうじゃとう)。

 若君はそんな名前に笑って頷き、ここに彼だけの郎党『逃若党』が結成されたのでした。

落ちをつける神様と落ちる鳥

 風呂で汗を流した面々は、先程狩った獲物を食べようと意気揚々としていましたが、戻った先ではすでに頼重がすべて平らげた後でした。

ワン親方
ワン親方

いやすべてって、あの大きさをどうやって一人で!?

銀づち
銀づち

なんか自分の腹で魔道に落ちた存在を清めた、とか言ってますがどう考えても食い意地はってるだけですね。

 亜矢子や狐次郎たちに締め上げられている神様に、若君はどんな胃袋だ、と呆れるのでした。

 そんなオチを告げるような鳥が、どこからか飛んできた矢で撃ち落とされます。

 ぎょろぎょろとした気色の悪い目が、諏訪頼重がよからぬことを企んでいる、と語っています。

 声は格好いい

 どうやら……次の試練が、若君へと迫っているようです。

まとめ

 という感じで、今回は若君の決意表明やら諏訪頼重や郎党の説明、そして彼らの能力を示す回、でしたね。

ワン親方
ワン親方

時行以外のことはよく分からない、感じはあったからな。

 頼重がただ怪しいだけじゃないこともわかりましたし、それぞれの特性がなお際立った感じがします。もうこの時点でお気に入りの子が出来た視聴者の方もいるんじゃないでしょうか。

 逃若党の箱推しもいいですねぇ。

 とにかく、今回は苦しいことはあっても楽しそうにしてる若君が見れたのでよかったです。

 ただ……ずっと平穏とはいかないのは最後のシーンでわかりますね。一体どんな試練が待っているのか。

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


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銀づち
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マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。 【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
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