【アニメHelck】第七話『人間の王』――緑のトリは、彼らを救う道標となるのか否か
第6話ではアズドラ様ああああ! というところで終わりましたねぇ。
今まではアズドラと呼んでいた人もアズドラ『様』へと変化された方は多いのではないでしょうか。
1,000人の勇者がアズドラ様たった一人で無力化されたわけですが、これで人間たちと仲良く……なれるとは思えませんねぇ。
今のところ人間に良いイメージはもてないなぁ……ヘルクだけが良いやつって感じだぜ。
今回は人間たちのことがさらに判明する話となっていますので、わくわくと期待しながらいきましょう!
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前回のあらすじ
ヘルク……。
島の村長についてくるよう言われたヴァミリオたち。
突然の来訪者である自分たちに怒っていると思われたが、村を挙げての大歓迎を受ける。
大陸の方角は誰も知らなかったが、山に住むという魔女が知っているとのことだった。
魔女が降りてくるまでゆっくり過ごしていたヴァミリオとヘルクだったものの、ヘルクが孤独に苦しんでいたことを知った。
その頃魔界では、ウルム城に新たな翼の兵士たちが襲撃してきていた。
城再建のために残って魔物退治していたヒュラたちがピンチになっていたが、そこにホンとイスタ、ロココ……アズドラが助けにやってきた。
四天王アズドラはその力を発揮し、勇者の数1000人をものともせずに倒すのだった。
前話より
アズドラ様ぁっ!
今回のポイント
今回から内容は第3巻に突入!
- 覚醒した勇者たちと人間の王
- コーヒーブレイク
- 緑のトリの活躍(?)
アズドラ様の優秀さが際立つ。
覚醒した勇者たちと人間の王
しかし覚醒したばかりの人間たちって弱いんだな。
数はいても問題じゃ手ないってアンが言ってたのがよく分かるぜ。
今回のアズドラ様の活躍を見ていると四天王クラスが赴けば少数で人間の国とか落とせそうですもんねぇ。
帝国の樹を自在に操ることができる能力。
葉が落ち、木が倒れていても根さえあれば可能。
アズドラ様自身曰く四天王最弱とのことですが、樹が育っている場所では四天王最強ではないかとホンは言っていますね。
そういえばアンも条件が揃えば四天王最強と言ってたな。こういうことか。
特に原作でも言及はされていませんが、おそらく第一種特殊能力と思われます。
帝国の樹があるところという条件はついているものの、帝国の樹を操ることに関しての条件はなさそうですからね。
ただおそらく、深緑の契約書が発動している間は使えない(もしくは操れる範囲に制限)はありそうです。
第1巻で一般兵レベルに戦闘力が落ちているとアン様が語っておられますしね。
※アニメではカットされてましたが。
深緑の契約書のデメリットやアン様と包帯ドラ様のやりとり、イスタの苦労人っぷりが見れる2ページを見たい方はヴァミリオ様が目印な1巻の第6話を御覧ください!
アズドラ様の強さに驚くヒュラたちに対して、ホンが自慢げに能力について語っていますね。
最初はホンに対して石田さんは勿体ないとか、ホンというキャラ名の前に石田さんの名前が頭に浮かんでいましたが、もうすっかり違和感なく「あ、ホン(の声)だ」と思うようになってきました。
アズドラ様は「できるならば殺したくない」と言います。友を殺されても、なお戦うことをできれば避けたい、と。
懐が深い。こんな人のもとで働きたいものですね。
ん?
兜を被った女性の兵士に視点が寄ってるな。
『残虐で非道な連中と聞いていた』という発言をした彼女のことですね。
ここはアニメのオリジナル描写が加わっていましたね。意味ありげに腰の剣がズームアップされています。
意味ありげに映されているので話しますが、アズドラ様が剣を見たあとで目を伏せていることも含めてかなり大切な伏線なので覚えておきましょう!
※アニメHelckは2クールを予定されていて、その伏線のところまで行くかは分かりませんが、現在の進み具合がそのまま継続されるならばおそらく見れるかと思います。
原作の第5巻……そして8巻。
どうしても気になる方は8巻まで買われると……その続きがアニメで見たくて仕方なくなっているでしょうねぇ。
このまま決着かと思いきや、離れた場所に隠されていた翼の兵士たちが弓を放ち、木の根に囚われた翼の兵士(仲間)を殺していきます。
エディルの時と同じじゃねぇか!
捕虜にされることを恐れ、念のためにと用意していたようです。
そして最後に残った金髪の男性がこう言いながら、自身の首に刃を当てます。
「俺達に終わりはない。
勇者は何度でも蘇る!!」
事切れた翼の兵士たちの体が輝き、光の粒となってどこかへと消えていきます。本当に復活しそうですね。
王都にて
場面は人間の国の王都へ。
うわっ!なんだこいつ!
不気味な仮面? つけてる変なやつが。
こいつが『人間の王』ですね。
どこかで聞いたことのあるセリフを口にしてますね。
声優さんが杉田さんで、そのことにツッコミいれている視聴者さんたちのコメントが多かったですねぇ。
そしてそんな王の前でゾクゾクと復活してくる翼の兵士たち。それを隠れたところから見ているアスタ。
うおっ、凄いところまで侵入してるな!
それだけ人間が弱いから、ということなのでしょうね。
コーヒーブレイク
場面は再びウルム城へ。
四天王アズドラ様の前で膝をついている面々。彼らによくやったと声をかけるアズドラ様ですが、「頭が低い」と彼らに楽にするように言います。
簡易結界が張られ、毒から身を守れるようになったので、コーヒーを飲みながら皆落ち着いて会議を始めます。
ドルーシがどばっと砂糖入れてるし、クッキーの皿独り占めしてやがる!
ここ地味にアニメオリジナルシーンですね。
東エリアが抱えている問題と帝国における脅威ランク
重要な表や図が2つ出てきます。
世界や帝国の状況がよく分かるものですね。
※( )内は私の付け加えです
- アン様行方不明(戦力&アズドラ様のメンタル)
- 人間の脅威(復活してくる・全員勇者)
- 東エリア・魔物討伐!(常に抱えている問題)
- 魔王様不在(そのための大会開催だった)
- 勇者ヘルク(戦闘レベル99。戦うと犠牲が必須)
ちなみにこれ、ロココちゃんが絵を描いていて可愛い絵なのでぜひ本編でご覧ください。
あと、この世界の文字も表示されていてよく見ると読めそうな感じですので、注目してみると面白いかもです。
それと帝国における脅威ランクですが、帝国を大雑把に4つのエリアに分割しています。北・東・南・西、ですね。それぞれの範囲を四天王がまとめている感じのようで、南はアン様で、東がアズドラ様です。
脅威ランク
ランクが高いほど脅威にされされている
- 北:SSS
- 西:C
- 南:C
- 東:E(人間。勇者がいない場合)
新世界生物:B~S
一般的生物:C~A
人間のランク低すぎるなぁ。
すべての人間が覚醒したとして『C』。復活すると考えると『A』。
復活するでも低いのか。
一般の翼の兵士で30前後のレベル、リーダーで35くらいだとそこまでらしいですね。
そもそも帝国は普段から無限に湧き出る魔物と戦っているので、「復活? ふーん」みたいな感じみたいですねぇ。
ただ、歴代の勇者並みに人間の翼の兵士が成長すれば、北の勢力以上の脅威になる、と。
帝国の防衛は北に当てていて、これ以上は耐えきれない、ということみたいですね。
『新しい世界が誕生する』か……。
あのケンロスが覚悟決めるとか言ってるぞ。
それだけ深刻な話ということです。
人間の国への対策はあるのか?
永遠に復活して攻めてくる人間……しかも倒せば倒すほど成長していく。
聞けば聞くほど不安になる話だぜ。
が、結論から言うと対策はあります。
蘇る力は元から持っていたものではなく、術者がいるのです。
つまり術者を倒せば蘇る力はなくなる。
その昔、アズドラ様が人間と戦っていて可笑しいなぁと思って調べたら、『王の術』だったようです。
今回も翼の兵士たちは『王』のことを口に出していますよね。つまりそういうことなのでしょう。
この世界には覚醒というものがあり、戦闘に特化したのが勇者で、術者としての覚醒者が今回で言うところの人間の王、ということのようです。
- 効果対象は覚醒した勇者のみ
- 絶命後、王のもとで復活
- 王への絶対服従
という感じではないだろうか、とアズドラ様は言ってますね
効果対象が覚醒した勇者のみとはいえ、かなり強力ですねぇ。
ヘルクも今の人間は『王』の命令に従う、って言ってたな。
とはいえ、全員が覚醒したいとか強くなりたいとか、そんなことを願って自ら契約するとは思えません。
なにか裏がありそうですね。
この王を倒せるかどうかが、決め手になるわけですが、今のところ目処はなく「ガンバって倒す」しかないのが不安ですね。
ただまぁ、そのためにも防衛をしなければなりません。攻め込むにしろ守るにせよ、拠点が必要ですからね。
今いるウルム城を再建して防衛し、さらにはトール魔王城も奪還しないといけません。なのに戦力の増強は出来ない。なにせ、今は北の勢力が一番の脅威なのでそちらに戦力を割く必要があるからです。
それに今でこそ行方不明扱いですが、南のエリアのアン様も手伝いに来てくれていたわけですから、これ以上の協力要請は難しいでしょう。
防衛と城の奪還をして地盤を固めてから、精鋭部隊による王の討伐作戦を行う。
これが方針となります。
緑のトリの活躍(?)
場面は城の再建場面へ。
ここで再建しているモブ達のやりとりが和むので、ぜひ注目していただきたい。ここはアニメでも省略されず、いい感じのBGM(?)になっていました。
そんな和むやり取りの中、珍しくケンロスの低くて格好いい声が聞けますよ。
お、おい!
ケンロスとドルーシが……真面目に話しているぜ!?
やはり大切な人や仲間が死ぬ、となると魔王決定戦のようなおかしな競技では決められませんからね。
でもこの二人も後々活躍の場があるのでお見逃しなく! とくにドルーシの活躍は見逃しやすそうなのでお気をつけて!
なんの注意事項だよ!
イスタとヒュラも話し合っていました。それは人間の国に潜入しているアスタのこと。むちゃしないようにと言ったのですが、逆に刺激してしまったようで……ええ、これは無茶しますね。
ヒュラがアスタ鍛えたのか……じゃあ戦闘レベル40以上はありそうだなぁ。
人間たちのリーダー格が35くらいで、簡単に潜入できるくらいですしまだ余裕はありそうですね。
でも人間たちが成長してきたら不安だぜぇ。
ちなみに今回の話が載っている原作漫画第3巻にはイスタ・アスタ・ヒュラの幼少期のことが描かれた4コマ漫画が掲載されています。
アニメでここの描写があるか分かりませんが、幼い3人がとっても可愛いのと、原作にも多少関わるネタもあったりするので詳しく知りたい方はぜひ漫画もご覧ください。
今回めっちゃ漫画ススメてくるな!
アニメはアニメの良さがありますが、漫画には漫画のよさがありますから!
なにより原作が好きすぎて……ぜひ読んで欲しいんですよぉ、私と語りましょう!
そんな風に彼らが決意を固める中、アズドラ様がウルム城の地下に来ていました。結界石があった場所、ゲートが開いたところですね。
空間移動術で開かれた通り道はすぐには消えない。つまり、今ゲートを開けばアン様と同じ場所に開く、と。
とはいえ、人が通れるほどのゲートを作り出すのはさすがのアズドラ様にも無理。ただアイテムを通すくらいはできる。
それで『深緑の道標(帝国への方角を示す)・手紙(アイテムの効能や励まし)・みかん(アン様の好物)』を送り込むことに。
みかん……そういや、大会の時に飲んでいたジュースの話で言ってたなぁ。
漫画ではちょいちょいみかんとか果物とか、そういう描写あるので覚えておくとにやにや出来ますね。
そして息も絶え絶えになりながら、なんとかアイテムを送り込むアズドラ様。本当に空間移動術は体に負担があるらしく、この時の声がマジで凄いです。中の人も一緒にゲート開いているんじゃないかと思うくらいなので、ぜひ聞いて欲しい。
拾ってくれると良いなぁとホンと二人で話しつつ、次の作業へ向かうアズドラ様ですがふらふらしていて、ホンじゃないですが「休んでください」と言いたくなりますね。
アニメオリジナルのヘルクとアン様の会話と……すべて持っていくトリ
そして場面はアン様たちの島へ。――相変わらず景色が綺麗! 好き!
緑のトリが木の枝を抱えて歩いていると、アズドラ様が送ったアイテムを発見します。
鼻歌っぽいものが聞こえるんですが、これがまた可愛かったです!
って、今みかん食ったぞ、このトリ!
美味しかったそうです。良かったですね、アズドラ様。
無駄になる可能性もあったので、とにかく誰かに食べてもらえて何よりです。
そしてアン様の場面。何やら料理をされているようですが、ヘルクの味に遠く及ばない、と悔しそうです。
と、ヘルクが後ろを通りかかり、「良い香りだ」とアン様に声をかけます。
おおっ仲が深まっている感じだな!
実はここ、地味にアニメオリジナルです。
漫画ではヘルク登場しないので、「おお」っとなりました。
ぱっと見いちゃついているようにしか見えないので、そういう感想がたくさんありましたね。
でも親方が言う通り、仲が深まっている感じがしていいオリジナル追加でした!
ここでトリがアン様の元にやってきます。どうやらこの料理を作るための薪を取りに行っていたようです。この料理に関しては術は使わないと決めていたそうなんですが、火が消えそうになっていました。
火が消えそう……術使わない……ハッ! ま、まさか……おい、やめ……やめろぉおおおおおおおっ!
このままではスープができない、と言われたトリは慌てて手にしていたものを焚き火に加えました……先ほど拾った特殊な枝や紙も一緒に。
アズドラ様が身を削っと送り出したアイテムたちが、炎の中へと消えていきました。
あ、アズドラあああああああああ!
まとめ
緑のトリがすべてを持っていった!
今回に関してはこれに尽きると思いますが、一応わかった事実や流れをまとめておきます。
- 覚醒した人間は死んでも王のもとで復活できる
- 死ぬたびに強くなる
- 王を倒せば復活を止めることができる
- 防衛を固めて少数精鋭で王の討伐を行う
- アン様とヘルクが仲良くなってる
- トリィ
途中までアズドラかっけぇ、になっていたのに最後……最後よぉ。
あのトリめぇ
まあまあ。あのトリにもきっとなにか特別な役割が……ある……と、いいですね!
あったとしても、今回のことはアズドラには内緒にしておこうぜ。
知ったらショック受けそうだし。
そうですね。アズドラ様、メンタル弱いとご自身でも言ってらっしゃいますからね……みなさまも、内緒にお願いします。
ではここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
格好いいアズドラ様と情けないアズドラ様とどんまいなアズドラ様が直接見たい、という方はDMM TVがおすすめです! DMMなら漫画の取り扱いもありますよ!