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【夏目友人帳1期】第十話『アサギの琴』――両者の願いは同じようで異なり【アニメ-ネタバレ感想】

アニメ『夏目友人帳』第1期第10話ネタバレ感想(画像参照:アニメ『夏目友人帳』公式サイトより)
銀づち
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 ついに出てきた妖が見える人。しかも見えるだけでなく妖を従えて妖を祓う職業を裏でしている名取。表向きには俳優やってみるたいです。

 ようやく会えた分かり会える人に貴志は戸惑います。嬉しいのかなんなのか。よくわからないままに名取から祓い屋の助手を頼まれるものの、妖に対する名取の態度に納得できない貴志。

 貴志は妖に悩まされつつも妖に対して友好的ですからね。襲ってきた妖にすら優しいくらいですし。

 名取は名取なりの考えがあるんですけどね。結構ひねくれていますが。

 妖が見えるからといって同じ考えではなくて、相手の気持がすべてわかるわけもなく、そして分からなくて良いんだ、という話が前回でした。

 今回もまた美しい話です。色んな意味で美しい話で……EDととてもマッチする感じでそのまま聞き惚れてしまいました。

 そんなお話が気になった方はぜひとも↓本編↓で!

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前回のあらすじ

 分かり合うことは難しい……けれどきっとそれでいい。

 散歩をしていた時、夏目は名取という俳優の男に出会う。

 その夜。紙の化け物に襲われる夏目。なんとか逃げ出すが、そこに現れたのが名取だった。
 彼は妖を引き連れており、自分もまた妖怪が見える、と夏目に告げた。

 次の日学校にやってきた名取。夏目は彼と話をするが、彼は俳優業の傍らで祓い屋業を営んでいるという。夏目にその助手をやってほしいと言った。

 しかし彼の妖に対する態度に賛同しかねる夏目。

 名取と別れて歩いていると首に縄が着けられた妖と出会う。その妖は人間に捕まって家と蔵を守らなければ首の縄が締まり、首が落ちてしまう。名取が祓うことを頼まれた妖だったが、この妖は昔名取と出会ったことがあり、包帯を巻いてくれたお礼に彼の功績として祓われることを望んでいた。

 夏目はだめだと名取の術の中に飛び込み、斑も助けてくれたこともあり、妖は生き延びて首の縄も焼き切れ自由になれた。

 町を立つ名取を見送る夏目は、同じ妖が見える者同士でも完全には分かりあえないしそれでもいいのだと、スッキリした顔をしていた。
※妖は「柊」という名をもらい、名取に使役されることを自ら望んでついていった。

前話より

↓アニメ・エンタメを心置きなく楽しみたい方は↓

今回のポイント

 心が奏でる。

  • 突然始まるBでエルなお話?
  • ずっといたい場所
  • あなたに送る演奏

 思う存分に原作漫画を読みたい方は↓コチラ↓もオススメです!

夏目……女の子になる……?

 ある日、貴志が友人たちと過ごしている時。空を鳶が飛んでいる中、傘も飛んでいるのを見る貴志。ですがその傘は友人たちに見えておらず……。

ワン親方
ワン親方

うわっ! 包帯だらけの男の妖だ!

銀づち
銀づち

何となく、人形の妖は女性が多かったのでちょっと意外……と思いましたが一応今までもいたはいましたね。神様と呼ばれていた人たちとか狐の子も男の子ですし。

 なんとか誤魔化して友人と別れた後、その傘の持ち主である男の妖が顔を出します。包帯をぐるぐるまきにしたような姿してます。夜に見かけたら絶対怖い感じ。

 昔の傘に隠れた片目の男。目がギョロッとしているのも怖い。

 しかも体を貸せと貴志に襲いかかってきます。なんですが貴志が落としてしまったいちご牛乳? を踏んでびっくりしたところに貴志の拳が突き刺さります。

 そこへのんびりやってくるニャンコ先生。慌ててないことからあまり邪悪な妖でもないっぽい?

 貴志に殴られたのも何のその……また再び体を云々といってくる傘男ですが、女性の優しそうな声が彼の腰元につけられたひょうたんから聞こえます。どうやら女性の妖怪がその中にいるようで、男を止めてくれていました。

ワン親方
ワン親方

察するに女性の妖が弱っていてだから元気な貴志の体を女性に差し出せってことか。

銀づち
銀づち

この女性がアサギというそうです。

 そしてアサギという名前はニャンコ先生も知っていました。

 妖たちの世界でも高貴な存在がいるそうなんですが、そんな人ならざるもの達が集まる郷磯月の森にアサギという美しい蒼琴弾きがいると聞いたことがあるんだとか。

 まさしくタイトル通りの話ですが、合っていたようですね。

 ただ病にかかって琴を弾くことができなくなって郷に帰るところなんだとか。それで弱っている感じなんですねぇ。

 男はよほどアサギのことが大切なのか。アサギのためにしばらくその体をよこせと言ってきます。しばらく、という辺りずっと奪うつもりはないみたいですが貴志の意思を無視しすぎです。

 また襲ってくるのにニャンコ先生が阻止してくれますが、男に「たぬき」呼ばわりされるニャンコ先生。

銀づち
銀づち

アニメやマンガはデフォルメされていますが、猫と思われないときも多いのでリアルにするとどんな感じなのか気になりますね。

ワン親方
ワン親方

視聴者からすると太った猫にしか見えないがな。

色気あふれる夏目

 妖に対してお人好しを発揮する貴志ではありますが、基本的に関わるとろくなことにならないというのは分かっています。だから今回の二人組みも可哀想とは思いつつ関わる気は……少なくとも貴志には最初なかったんですが。

 朝起きると、なんと貴志の髪色が青紫色に。目も青いです。

 すぐに元の色に戻るんですが……何か違和感を覚えながら登校します。道を歩いていると北本が声をかけてきます。

 その瞬間……貴志の周囲に何かキラキラしたものが飛び回ります。北本の目からは女性のように見えてしまったっぽいです。

ワン親方
ワン親方

おいおい……これって……。

 さらに学校で田沼に出会った時に田沼には本当にハッキリと女性に見えてしまったらしく、田沼がひどく動揺してしまいました。

 妖を感じ取れる田沼まで違和感を覚えたということは、と貴志は考えます。

 波紋が広がるような音がして、貴志の目の前に傘の男がいました。どうやら寝ている間にアサギを貴志の中にいれたそうです。アサギは止めようとしたものの気づいたときには、という感じみたいですね。

 しんどくて寝ている時間も多い彼女にはどうしようもなかったのでしょう。

 中にいるので謝るアサギの声が聞こえる貴志。ニャンコ先生が言うには満足させることで自然と剥がれるそうなのですが。

ワン親方
ワン親方

アサギの希望を叶えてやる、か。やっぱり演奏だよな?

銀づち
銀づち

そうですね。病気で演奏できなくなったみたいですし……ってか、妖も病気になるんですねぇ

 文句を言っていても仕方ないから行くぞ、などと偉そうに言ってくる男。いやいや、君だけはそれを言っちゃいけないだろうに。

 アカガネという名前みたいですが、貴志を無理やり協力させておいて「人間ごときに名乗る名前はない」となんともいけ好かないこと言ってきます。アサギとは偉い違いですね。

 個人的には可愛いところもなくもないですが、貴志からするとムカつくことこの上ないでしょうね。

 ということで蛇の目傘のジャノメさんと貴志が名付けます。

銀づち
銀づち

ここでちょっとアサギとジャノメがいちゃつくんですが、見た目は貴志とジャノメなので……うん。

アサギの琴作り

 とにかく協力しないことには開放されないので従うのですが……琴を作るところかららしいです。なんでも特殊な琴なんだとか。

 鯉にそっくりの妖がいるからまずはそれを捕まえるといいます。そいつのヒゲが弦になるようですね。

 呆れつつも付き合ってあげる貴志は本当に優しいですね。

 夕方、へとへとになるころにようやくジャノメさんが見つけるんですが、へとへとになった貴志にアサギが謝ってくれて……そして二人の関係について話してくれます。アサギが言うには恋人ではないとのことで、幻の磯月の森で彼女が演奏していた頃に傘持で護衛をしていたのがジャノメなんだとか。

 壬生様、という神様? みたいな人のもとにそういう才能ある人達が集まって演奏したりしていたみたいですね。とてもきれいな場所でずっとそこで生きていくとアサギは思ってましたが病気で琴が弾けなくなって……。

ワン親方
ワン親方

弾けないから……追い出されたのか?

銀づち
銀づち

アサギの方が何もできないのにいさせてもらうことに罪悪感を覚えたみたいですねぇ。

 そうしてくたくたになった貴志を背負って家に連れ帰っくれるジャノメ。すごく必死なので本当にアサギが大切なんでしょうね。

 邪推ですが、あさぎのこと好きなんじゃと思っちゃいますね。この作品にそういう邪推はいらない気もしますが。

銀づち
銀づち

微妙に気になるのは、この背負われている貴志は妖が見えない人達からするとどういう風に見えてるんでしょう? 浮いてるのかな?

ワン親方
ワン親方

何考えてんだよ、といいたいが……確かにちょっと気になるな。

いたい居場所

 家に帰るとずぶ濡れの貴志を塔子さんが心配してくれます。そしてお風呂に入るように優しく言ってくれて……タオルで頭を拭いてくれた時に照れてる貴志可愛い

 アサギが磯月の森にいつまでもいたかった、という話をふと思い出す貴志。ここにいつまでいられるんだろうかと思う貴志。

 今回は事あるごとに波紋の演出があります。アサギに関係する場面でですね。

 貴志は夢を見ました。アサギの夢。体から砂が流れ落ちていく夢。指が崩れ落ちていく夢。

 目覚めた貴志の側にジャノメがいました。そして言います。アサギの指ではもう琴が弾けないと。夢でしたが、現実のようです。体が乾いた土のように崩れていく病気だそうです。

ワン親方
ワン親方

おっそろしい病気だなぁ。

銀づち
銀づち

他の器に移っている間は進行が遅くなるんだとか……ただ……もう戻れはしないみたいですが。

 しかもよりにもよって憧れの壬生様の前で指も肌も崩れ落ちて弾けなくなったんだとか……ショック大きかったでしょうね。

 明日は満月で森への道が開くそうです。だから最後のチャンスとしてもう一度壬生様の前で演奏させてやりたいというのがジャノメの願い

 もう少し協力して欲しいと、貴志のことを「夏目殿」と敬称呼びで呼んでくれます。本来はこういう礼儀正しい人なんでしょうね。ただアサギのことで頭がいっぱいいっぱいになりすぎて……。

 なんでそこまでするのかという貴志にジャノメはただ目をつむり「ただの傘持だ」と言いますが……回想で思い出しているアサギの美しい笑顔を見るに……ね?

◯◯をもらうぞ

 翌日。森の中で切り株を探します。たけのこが突き刺した切り株。

 と、不思議な妖が貴志にたずねます。何を探しているのかと。丸いお面のなんとも不気味な雰囲気のする妖です。

 探すのに必死な貴志はついつい何を探しているのかこたえてしまいます。その妖は教えてくれるんですが……。

ワン親方
ワン親方

教えた代わりにはらわたもらうってこえー!

銀づち
銀づち

ひとまずこの時は大丈夫でしたが……絶対後で何かありますね。

 そして見つかった切り株を起用にジャノメが琴を作ってくれますが、貴志は体がだるくなってました。アサギと融合しているからでしょう。

 横たわりながら貴志はアサギに心の中で問いかけます。本当にアサギは演奏するのが望みなのかと。こんなに弱りきっているのに演奏したら……アサギの命が削れてしまうんじゃないかと心配している貴志はやっぱりお人好しですねぇ。

 アサギは言います。その機会があるのであれば――。

 ですが体は貴志のもの。指が固くてうまく弾けないかもと言う貴志にアサギは笑って……その貴志の体に覆いかぶさるように……。

 貴志はアサギに言います。アカガネはずっと――。

ワン親方
ワン親方

ここ……あえて言葉がぼかされてるのいいなぁ。

 夜に琴がなんとか完成し、まだ間に合うと磯月の森へ急ぎます。今はアサギが主体なのでしょうか。アカガネにどこに行くのか聞いてます。

 アサギは磯月の森へ行くとはアカガネに聞いてなかったんですね。

 と、ここで昼間のあの妖が襲ってきました。ここでいつもならニャンコ先生ですが……ジャノメことアカガネが守ってくれます。が、琴が弾き飛ばされてしまい……貴志はとっさに飛び出して琴を受け止めますが崖から落ちてしまいます。

あなたのための演奏

 貴志は無事でした。ジャノメさんが助けに来てくれたみたいですね。あの妖も追い払ってくれて琴も無事。良かった。

 まだ間に合うから立てるかというアカガネに貴志は目を閉じて……アサギが出てきます。

 今まで彼女はずっと壬生様のために弾いてきました。ですがもう一度弾く機会があるならば、ずっと側にいてくれる優しい友人のために弾きたいと……アサギは笑って琴を奏でるのです。
※この時のアサギの右頬の皮膚は剥がれていて、貴志が見た夢と合致してます。

ワン親方
ワン親方

そうか。アサギの願いも琴を弾くだが、誰のために弾くのかは違ったか……。

銀づち
銀づち

ここでいいのが……あえて琴の音を描写していないところです。

 自然の景色と、静かな貴志の説明。ただそれだけという、あえていろんなものを省いた描写されてるんですよねぇ。こういうところって漫画ではなかった音がつくことがわりと多いと思うんですが……あえてついてない。

 更に言うと演奏している映像はなく……弾いている絵だけが流れて……そしてあのどこか美しく感じる波紋が画面を揺らす。

 音を付けても良かったとは思うんです。けれど、無い描写のこれが私はとても好きです。
 どんな感じにアサギの演奏が描写されているのか気になった方は↓本編↓へ

 そして満足したアサギは貴志の中から剥がれていきました。

 アカガネとアサギはまた旅に出ます。アサギを連れて郷に帰るとのことですが……どこなんでしょうね。アサギには居場所がないみたいな話を彼女はしていたので、アカガネの郷なんでしょうか?

 貴志はひょうたんを優しく撫でます。アサギはまた深く深く眠ったそうです。それが本当にただ眠っただけなのか、もう二度と起きない眠りなのかはわかりませんが。

銀づち
銀づち

アカガネの様子から、まだ眠っただけだとは思うんですけどね。

 旅たつアカガネを見送って帰る貴志。途中でにゃんこ先生がいました。今回は護衛として側にいませんでしたが「気が済んだか、お人好し」と言ってはいるので見守ってはいたのかもですね。

ワン親方
ワン親方

って、琴は貴志が持ってるのか。

 アサギにはもう弾けませんからね……弾けないものを持っているのも悲しいでしょうし。

 貴志とにゃんこ先生が共に歩いていきます。貴志はニャンコ先生に聞きます。ずっといたいと思う場所はあったか、と。

 そんなもの必要ないというニャンコ先生に、貴志は同意します。自分もそう思っていた……と言いながらニャンコ先生を抱きしめる貴志。

 そう思っていた、と言う時の貴志の声が柔らかいんですよね。

 そして家に飾られる琴。一応貴志も弾いてみたそうですが、あの美しい音は出なかった。彼女の心が奏でていたのだろうと……そんなことを彼が思った時に塔子さんがご飯で彼を呼んで……。

 ここでEDに入るわけですよ。あの優しいED曲がここで流れると……なんかね。ぐっと来ます。

まとめ

 今回も今回もきれいな話でした。悲しい話ではありますが、ホタルのときほどの「他の道が……ぐぐぐっ」という葛藤のような苦しさはなく……清涼感あるお話って感じでしたね。

ワン親方
ワン親方

あと、取り憑かれた時に結構外からその変化が伝わるってのも分かったなぁ。

銀づち
銀づち

外見は貴志なはずなのに中身がアサギになるだけで気まずい雰囲気になるくらいですしね。

 これからのアカガネとアサギの未来はそう長くないかも知れませんし、その先に待つものは……決してハッピーエンドじゃないかもしれませんが……心休まる時間を過ごせると良いですね。

 で、次回なんですが……予告がなんだか騒がしい……まさかのニャンコ先生とのケンカ?

 ということで気になる次回の話までまた!

銀づち
銀づち

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

ワン親方
ワン親方

まったなー!


 琴のように美しい二人の絆の物語と美しい貴志の姿を見たくなった方は↓コチラ↓から!

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銀づち
銀づち
マンガを熱く語ラー
名前の由来は、サイト名が工房なので道具(金槌)をもとに、金より銀が好きだなで銀づちとなりました。 好きなアニメ漫画にはかなり偏りあり。 好きな漫画にはめちゃくちゃ好きなキャラクターが登場する傾向がある。 【note】https://note.com/ginn_duchi/n/n3ca1c0754af8
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