【不徳のギルド】第95話『苦悩する者達』――「がっ!!」の続きの言葉を拒否して待ち望む【ネタバレ感想】

前回は中々に個性あふれる神様たちの話があり、果実に怒った界樹と他の神様たちや各国とのやり取りや神罰の事実が判明しました。
あの瞬間まではカボクも被害者だった……なのにその後のムーブがあまりにもクズすぎて神様たちも同情しないという。あの場にいなかった町内会のものにも同じ罰を与えたそうで……。

平等の女神ティスティアに好かれたワンダが哀れで……。

まずいですよ、親方! そんなこと言ってたら平等の女神様に何されるか……。(ひそひそ)
平等の女神様は、同僚にも厳しいお方ですからね……むしろワンダ以外には今のところ厳しいので。
前回はそんな神様たちの中の一柱に天罰がくだったわけですが……今回もその続き……ということではなく……。
がっ!!
人間側の話になり、初めて登場する人たちがたくさんいます。
がっ!!
どことなくキッくんと似た雰囲気の(つまり苦労人)子鬼族とかが出てきます。
がっ!!
やっぱりいちばんの被害者はキッくんというお話です。
どういう被害を受けたのか。早速やっていきましょう!
前回のあらすじ
あなたはロリコンです。
界樹に登っていく影――ゼニスは女体の姿で同僚たちと今回の騒動について話していく。
それは20年前の果実の話。果実は各国で作られており、ゼニスたちはそれを人のいないところに放棄するように言った。
カボクは……審判の通過に巻き込まれた完全な被害者だった……当時は。
そしてこの出来事がツチガミの復讐へと繋がっていく。まったく無関係ではなかったため、ゼニスたちは今回のツチガミの一件に関わった。
また、神髄に到達したワンダのことを神の域に到達したと親近感(?)を抱いた女神の声もあり、ワンダの処置も検討されていた。
話し合うさなかにゼニスが女性たちの苦しみの罰を受けていたが、誰からも同乗されなかった。
とにかく、界樹はまだ理由があれば人間を殺そうとしているので、道徳心を忘れないようにしてくれと、神様たちは人間に思うのだった。
一方、ロリコン疑惑をかけられたキクルはサンのおかげで警察官の誤解が解けていた。
そしてあらためてサンから思いを告げられ、初めての気持ちを味わう。
しかしそこにトキシッコサービスとメイデナサービスがやってきた。外に居られたらまた誤解されると思ったキクルは家に上げるが、そこを戻ってきた警察官に見られて「ロリコン野郎」と叫ばれるのだった。
前話より
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今回のポイント
とりあえずエースにスキャンダルはつきもの。トリューやサンにもあるのかな……。
- 苦労人はキクルだけじゃない
- ゼロのキクル
- がっ!!
- 永遠に持たされる不発弾
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世代交代で押し付けられた若者
ハンカの街、グリン県県庁所在地。の、ギルドの建物内で話し合っている人たちがいます。
グリン県のギルド長兼『グリン県総合組合』局長だというコティナ・カレッジ。女性。子鬼族。彼女が目にしているのはツチガミと戦ったメンバーの写真たち。
情報を集めて精査したうえで冷静に考えてもこの人数でよくどうにかできたものだなと感心しているようです。

これは実際そうだよな。しかも最初の方は3人で防いでいたみたいだし、メイデナは戦いには参加してないようなもので……。

三人のうち一人は当然キッくんです。
他の職員たちの名前はありませんが、ちゃんと個性が見た目からしてありますし、やり取りにもすごく個性あふれていたりしますのでいつか本名でてきそう……もしくは単行本でおまけが出てくるかもですね。
そしてトチガミのスキルがやばすぎることを考えて、本来ならもっと被害が大きかっただろう事がわかります。その分、トチガミが慈悲深い神だったことも。
精神的に追い詰められ続けても、最低限の被害に抑えようとしたわけですからね。

亡くなっているツチガミの写真が出ているんですが……穏やかな姿で読者としてはこれに救われます。

ちゃんと人の姿のまま死ねてるってことはツチガミを信じてくれている人がいるからだもんな。
可愛らしい女の子がメブキのエースであるキクルがこんな顔なの初めて知ったと言います。そしてメディア受けする顔立ちと言ってます! つまりこの世界観においてもイケメンに入るということ。
なのに……メディアに出ない。
それに対してコティナがなんとも意味深な顔で「彼は」と言うんですよね。

キクルも中々謎が多いもんな……記憶を失って見つかったとか、マナの器官がずたずたになった状態だったとか、人の役に立たない解けないと思い込んでるとか……。

なんでメディアに出ないのかと思ったんですが、規制されていた可能性が出てきましたね。
獣人族の娘がゼロのキクルとして有名だと言いました……掲示板で。

そっか。ゼロのキクルで有名……いや待て! 掲示板はまずい!
実績ゼロ、浮いた話ゼロ、存在感ゼロ、人気ゼロのゼロのキクルらしいです

やめてやってくれよおおお!
その後、ワンダの話が出ます。一応、ワンダには同情の声も出ているそうですが……サランに続いてのエースの不祥事にコティナの胃は大変なストレスを感じているようです。

サランはマスラオウ編でハナバタにクソ対応しやがったエースもどきですね。キクルに負けたあともクソな性格のままなあいつと、純粋なワンダを一緒にしてほしくはないところです。平等の女神による裁きを!

平等の女神ティスティアを呼ぶな! 絶対にやばいことになりそうだから!
やばいタイミングで席を譲られたそうで、コティナはお腹を抑えながら引退した人たちに恨み言述べてますが、キクルとよく似てますね。街のガードのベテランが減って新人ばかり増える上にその教育を任されるという。
一番つらいやつ。
そしてここで「ココ・カイン」の話になります。これはサンがキクルの家に来た日に見ていたニュースですが、なんとか著名人の不祥事を出して少し緩和しようとしたみたいですね。
でもワンダの方が著名であまり効果はなかったみたいですが。他にも動物愛護団体みたいな感覚で「魔物愛護団体」というものもあると判明したり、本当にファンタジーと現代の感覚がいい感じで混じった世界ですよね。
権力が密かに助けてくれた日
不幸中の幸いなのは被害が最小限に抑えられたということ。これ以上の不祥事は勘弁してくれとコティナがつぶやきます。

あっ(察し)

特にエース関連なんて丁寧にぼやいてるしな……。
と、そこに駆け込んでくるサングラスかけてるまた違う種族? っぽい男性。この人が「がっ!」と新情報を入れてきます。
キクルがサンを監禁して襲ったと……。キリキリ痛む胃。です「がっ!!」それはすぐに違うと判明。
です「がっ!!」今度はフェニザスク教会の天使(メイデナのこと)にいかがわしい格好をさせて家に招いたという話が報告させられます。
コティナは続報の「がっ!!」を求めますが続報はまだ無いようです。

ここでうまいのが直前でコティナが「そのがっ!!止めて欲しい」と言ってるんですよね。

あー……その後に続かない「がっ!!」か……って、コメディ部分の解説やめてやってくれよ!
そして獣人の女の子。掲示板でキクルのあだ名を知っていた子がなにかしそうになるのを察知したコティナがそれを止めさせます。

これ以上の炎上は止めてやってくれよお! マジでぇ!
コティナが握り潰せと言ってくれたので良かったですね、キッくん。
強いらないと出てこない
なんとか警察官に説明できたキクル。説明に1時間かかったそうですが。
キクルが二人が悪いのか、すぐ誤解する警察官が悪いのか、誤解されてしまう自分が悪いのかとつぶやき、ほぼノータイムでキクルが悪い方向へ持っていくトキシッコはさすがでした。

いや! 警察官は悪くないだろ!

職務に忠実なだけですね。いきなり大声出すのはたしかに問題ですが、危機的な状況と捉えられかねないと考えると……やむなし。
メイデナは素直に謝った上に、純粋にキクルのためになにかしたいと考えているようです。なんだか妙に懐かれているなとキクルは疑問に思い、トキシッコも何かしたのかと彼に問います。
キクルは本当になぜかよく分からないようで首を傾げ「強いてあげれば」と悩みながら、メイデナをかばって串刺しになったことかなと疑問形で言うわけですが、トキシッコが絶対それだとツッコミいれます。
キクルにとっては戦いの場所に連れて行ったのは自分なので当然という考えになるようですが……前から思ってましたが、本当にキクルは自己評価……といいますか、自分という存在に対して厳しいと言うか過小評価しすぎですね。
そしてメイデナのデレデレが来ます! でっれでれです! ここのシーンだけをあの警察官が見たら完全に「アウト」ですね。

でもあのツンツンメイデナが見れないのも寂しいので、これも長続きしないのではと見ていますが……どうでしょうね。

そしてトキシッコは警察の事情聴取でサンの名前がでたことを追求してるな……さすが鋭いぜ。
洗い物もしっかりチェックしてサンが泊まったうえで何かあったことも把握済み。
……一番バレちゃまずい存在に弱みを握られてしまったね、きっくん。
ついに卒業したのかとまで疑われ、誤解を解くためとは言え在学中と答えるキクルの言葉選びが秀逸。
卒業したキクルにケモ耳くらいじゃだめだと、「全裸に首輪で夜の公園を散歩」なんてプランを言ってくるトキシッコはさすがでした。
待っていた「がっ!!」
警察官はベンチに座って頭を抱えていました。また勘違いで迷惑かけてしまったと。

いやお前さんは悪くないぜ……むしろまともだ。まともな警察官過ぎて不憫すぎるくらいにな。
そんな警察官に優しく声をかけるひたむき。体調が悪いと思ったようです。

相変わらず素直で良い子ですが、普段着の体操服がなんとも……。
そしてそんな優しい少女がキクルの家に行く(しかも体操着)というのを知った警察官は何かあれば叫んで欲しいとひたむきに言うのでした。
ひたむきは初登場時から顔立ちが幼いと言われていたので、伏線回収? ですね。18には見えないと……今の画風より大人びているときから言われてましたので。

画風の変化のことは言ってやるなよ!
ほんと、むっちむちになりましたね。ひたむき。
そしてコティナのもとには続報が入ります。天使(メイデナ)の件は誤報でした……がっ!! 幼く見える少女が体操着姿でキクルの家に向かったと……ただ事件があったわけではないし発育も良かったからもっと年齢は言っているかもとのことですが、コティナが安心できるわけもなく……エースに大人しくしててくれと叫ぶのでした。

ということは……次回、またエースがなにかするんでしょうか?

止めてやってくれよおお!
まとめ
ということで、大きくに場面に別れているにも関わらず、すべてにキクルが関わっているという珍しいお話でした。そしてついにキクルが有名になり始めてますね。

その有名って絶対違う方面の有名だろ!

やったね、キクル! これで君も有名なエースの一員!
まぁそれはそれとして、そろそろネームド3名……いえ、4名のその後の話を知りたいんですが……どうなったんでしょう?
プンプクがミシェリーに懐いていたことを考えると、タネの村にいる可能性もありますね。元々タネの村には土地神がいて……今はいなくなったことを考えるとプンプクは神性を帯びていたはずですし後任として……あと、一応タネの村に滞在もしてましたしね。
次回あたり、そこら辺の話がそろそろ来ると思うんですが……どうでしょう?

次回も気になるが、ここはまとめなんだし、今回のキクルのフォローをもう少しだな……

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

まったなー!
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